マイケル・ファン・デル・マーク経歴と鈴鹿8耐4連覇の実力

マイケル・ファン・デル・マーク経歴と鈴鹿8耐4連覇の実力

マイケル・ファン・デル・マークとは

鈴鹿8耐優勝4回でもMotoGPでは1度も入賞できていません。


この記事のポイント
🏆
2014年世界チャンピオン

スーパースポーツ世界選手権でタイトル獲得し、鈴鹿8耐4回優勝の実績

🏍️
複数メーカーでの活躍

ホンダ、ヤマハ、BMWと渡り歩き各メーカーで実力を発揮

🇳🇱
オランダ人初の快挙

WSBK初優勝やスーパースポーツ世界王者など数々のオランダ初記録

マイケル・ファン・デル・マークのプロフィールと経歴

マイケル・ファン・デル・マーク(Michael van der Mark)は、1992年10月26日にオランダのハウダで生まれたオートバイレーサーです。父親のヘンクも元プロライダーというバイク一家で育ちました。


参考)マイケル・ファン・デル・マーク - Wikipedia


彼は2012年にヨーロッパスーパーストック600選手権でチャンピオンを獲得し、その後2013年からスーパースポーツ世界選手権に参戦。初年度から3度の表彰台を獲得する実力を見せつけました。


参考)https://www.honda.co.jp/SBK/race2016/formation/michael_van_der_mark/


2014年にはスーパースポーツ世界選手権でタイトルを獲得し、オランダ人初の世界王者という快挙を達成。


つまりオランダの二輪レース史に名を刻む存在です。



参考)https://www.alpinestars.com/pages/michael-van-der-mark


2015年からはスーパーバイク世界選手権(WSBK)に昇格し、ホンダ、ヤマハ、そして現在のBMWと複数のメーカーで活躍。2018年には母国オランダのアッセンを含む複数戦で優勝し、シーズン3位という自己ベストの成績を収めました。


参考)Michael van der Mark - Wikiped…


マイケル・ファン・デル・マークの鈴鹿8耐での戦績

ファン・デル・マークは鈴鹿8耐で計4回の優勝を記録しています。この実績は現役ライダーの中でもトップクラスです。


参考)Michael van der Mark - Wikiped…


2013年と2014年はホンダのMuSASHi RTハルクプロから参戦し、レオン・ハスラムと高橋巧とともに2連覇を達成。特に2013年の優勝時は20歳という若さで勝利し、鈴鹿8耐史上最年少優勝記録を樹立しました。


参考)Michael van der Mark – Wikiped…


2017年と2018年はヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの一員として、アレックス・ローズ、中須賀克行とチームを組み、再び2連覇を果たしました。2018年の優勝ではヤマハ初の4連覇に貢献。


これは使えそうです。



参考)ヤマハ初となる鈴鹿8耐4連覇、通算8回目となる優勝を獲得


ただし、2018年の決勝では中須賀選手が怪我で走行を取りやめたため、ローズとファン・デル・マークの2人体制で戦い抜くという厳しい状況でした。この逆境を乗り越えての優勝は、彼の精神力とスタミナの高さを物語っています。


参考)[衝撃!!] ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム、5連…


マイケル・ファン・デル・マークのMotoGPデビューの背景

ファン・デル・マークは2017年にMotoGPクラスにスポット参戦しました。これはモンスター・ヤマハ・テック3のヨナス・フォルガーが病気で欠場したための代役起用でした。


参考)MotoGP™ ライダー


マレーシアGPとバレンシアGPの2戦に出場しましたが、マレーシアでは16位、バレンシアでは17位とポイント獲得には至りませんでした。結果だけ見ると厳しいものでしたが、WSBKライダーが突然MotoGPマシンに乗って戦うことの難しさを示す結果となりました。


ファン・デル・マークは子供の頃からバレンティーノ・ロッシのファンであり、実はかつてロッシのMotoGPマシンにまたがった写真も残っているそうです。その憧れのクラスへの参戦は、彼にとって夢の実現でもありました。


参考)[お詫びと訂正?]マイケル・ファン・デル・マーク、実はすでに…


しかし、WSBKでの実績とMotoGPでの結果のギャップは、両カテゴリーのマシン特性や競争レベルの違いを明確に示しています。どういうことかというと、WSBKは市販車ベースですがMotoGPは完全なレース専用プロトタイプマシンだからです。


マイケル・ファン・デル・マークのWSBKでの実績

ファン・デル・マークは2015年からWSBKに参戦しており、その戦績は一流レベルです。2016年にはタイでWSBK初のポールポジションを獲得。これはオランダ人ライダーとして初の快挙でした。


2018年のイギリス・ドニントンパークでは彼にとって初優勝を含む2連勝を達成。第1レースの勝利でオランダ人初のWSBK勝利という歴史的な記録を打ち立てました。その勢いのまま同日の第2レースも制し、計8回の表彰台を獲得してシーズン3位でフィニッシュ。


2021年からはBMWモトラッドワールドSBKチームに移籍し、BMWでの初タイトル獲得を目指して戦っています。BMWにとって悲願のWSBKタイトル獲得が彼のミッションです。


参考)[BMW] マイケル・ファン・デル・マーク、来シーズンはBM…


ただし2026年シーズンについては、BMWファクトリーチームから離脱することが発表されました。彼はBMWとの関係は継続するものの、WSBKではなく別のカテゴリーでの参戦を検討していると明かしています。


参考)WSBK:BMWがファン・デル・マークとの契約を解除し、20…


マイケル・ファン・デル・マークの独自の強みと今後

ファン・デル・マークの最大の強みは耐久レースでの圧倒的な安定性です。鈴鹿8耐での4回優勝という実績が何よりの証明でしょう。


耐久レースでは単純なスピードだけでなく、長時間の集中力維持、タイヤマネジメント、燃料消費の計算、チームメイトとの連携など、総合的な能力が求められます。ファン・デル・マークはこれらすべてにおいて高いレベルを持っているということですね。


また、彼は複数のメーカーで結果を残してきた適応力の高さも特筆すべき点です。ホンダ時代には鈴鹿8耐2勝とWSS世界タイトル、ヤマハ時代にはWSBK初優勝と鈴鹿8耐2勝、そしてBMWでも着実に成長を続けています。


2019年にはミサノでのWSBK参戦中にハイサイドクラッシュで右手首と肋骨を骨折する重傷を負いましたが、そこから回復して競技に復帰する精神力も見せました。


厳しいところですね。



今後については、2026年にBMWファクトリーチームを離れることが決まっているものの、BMWとの関係は継続する予定です。一部報道では、MotoAmericaへの参戦も検討されているとされています。


参考)https://www.eazi-grip.com/michael-van-der-mark-to-go-to-motoamerica-with-bmw-for-2026-season/


彼のキャリアはまだ終わりではなく、新たなチャレンジが待っています。33歳という年齢はレーサーとしてまだまだ現役で活躍できる年齢であり、今後どのステージで彼が輝きを見せるのか注目です。


鈴鹿8耐のような耐久レースで彼の実力を見たいファンにとっては、引き続きBMWとの関係が続くことは朗報でしょう。2025年の鈴鹿8耐では5位という結果でしたが、今後も日本のファンに再び優勝の喜びを届けてくれる可能性は十分にあります。


参考リンク:鈴鹿8耐の詳細な戦績とファン・デル・マークのインタビューが掲載
ヤマハ初となる鈴鹿8耐4連覇、通算8回目となる優勝を獲得 | 2018 鈴鹿8耐スペシャルサイト | ヤマハ発動機株式会社
参考リンク:FIM耐久世界選手権での彼の考え方やレースへの姿勢がわかるインタビュー
EWCインタビュー:マイケル・ファン・デル・マーク選手