ニンジャh2 sx 違いとは性能比較から選び方まで徹底解説

ニンジャh2 sx 違いとは性能比較から選び方まで徹底解説

ニンジャh2 sx 違い

ニンジャh2とsxの主な違い
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モデル設計の方向性

H2はサーキット走行を想定したスーパースポーツ、SXは長距離ツーリングに特化したスポーツツアラーとして設計されています。

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エンジン特性の違い

同じスーパーチャージドエンジンでも、H2は高回転型で最大231PS、SXは中低速トルク重視で200PSに調整されています。

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カウル形状と快適装備

H2はハーフカウル、SXはフルカウルと高いスクリーンでツーリング快適性を確保し、クルーズコントロールを標準装備しています。

カワサキスーパーチャージャー搭載モデルであるニンジャh2とh2 sxは、同じ998ccエンジンを搭載しながらも、まったく異なるコンセプトで開発されたバイクです。h2は公道走行可能なスーパースポーツとして、サーキット走行も視野に入れた過激な性格を持ちます。一方、h2 sxはツーリングでの快適性を重視したスポーツツアラーで、長距離走行に最適化されています。
参考)Ninja H2 SXとSEの違い【徹底解説】スペック/維持…

最も大きな違いはエンジンの味付けです。h2は高回転型のチューニングで最大231PSを発揮し、8000回転以降で爆発的な加速を見せます。対してsxは中低速域のトルクを重視し、最高出力は200PSに抑えられていますが、街乗りから高速道路まで扱いやすい特性となっています。この違いにより、sxの方が日常的な使い勝手に優れ、ツーリングでの疲労も少なくなります。
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ニンジャh2 sxのカウル形状と快適装備の特徴


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h2がハーフカウルを採用するのに対し、h2 sxはフルカウルを標準装備しています。このフルカウルにはZX-14R的なルーバーデザインがあしらわれ、高いスクリーンと相まって高速走行時の風防効果を高めています。さらにsxには、高速道路での疲労を大幅に軽減するアダプティブクルーズコントロール(ACC)が標準装備されており、一定速度を自動で維持してくれます。
参考)Kawasaki Ninja H2 SX SE試乗 『どう…

快適装備はこれだけではありません。6.5インチのフルカラーTFT液晶メーターやスマートフォン連携機能のSPIN、前方衝突警告(FCW)や死角検知(BSD)を含むARAS(アドバンスト ライダー アシスタンス システム)も搭載されています。これらの先進技術により、h2 sxは長距離ツーリングでの安全性と快適性を高次元で実現しています。
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ニンジャh2 sxのポジションと取り回しの違い

ライディングポジションも両車で大きく異なります。h2は前傾姿勢が強いスーパースポーツタイプで、腕や腰への負担が大きくなります。一方、sxはアップライトに近いポジションで、長時間のライディングでも疲れにくい設計です。シート高は820mmと、大型ツアラーとしては比較的足着き性に優れており、身長168cmのテスターでも問題なく乗れたと報告されています。
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車両重量はsxが約266kg、seが267kgと決して軽くはありませんが、スーパーチャージドエンジンの低回転からの力強いトルクにより、走り出してしまえば重さを感じにくいという特性があります。取り回しは大型ツアラーとして標準的ですが、最小回転半径は3.2mと小回りが利きにくい点は注意が必要です。
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ニンジャh2 sxとseの電子制御装備の差

h2 sxシリーズには、標準のsx、上位モデルのse、そして最上位のse+という3つのグレードが存在します。この中でseとse+には、sxにはない特別な電子制御装備が搭載されています。最大の違いはKECS(カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション)と呼ばれる電子制御サスペンションです。
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KECSはショーワ製のスカイフック式EERAを採用しており、路面状況や走行状態に応じてリアルタイムに減衰力を自動調整します。スポーツ、ロード、レイン、ライダーの4モードが用意され、それぞれで出力特性、トラクションコントロール、サスペンション設定が連動して変更されます。特にレインモードは濡れた路面での安心感が高く、普段使いでも快適な乗り心地を提供します。​
さらにse+には、世界的に評価の高いBrembo製Stylemaブレーキキャリパーが装備されています。このブレーキはコントロール性に優れ、レバーを握った分だけ制動力が立ち上がり、高負荷時でも安定した性能を発揮します。標準モデルのブレーキと比較して、より繊細なコントロールが可能で、高速域からの減速も安心して行えます。​

ニンジャh2 sxの燃費性能と実用性

スーパーチャージャー搭載という特殊なエンジンを持つh2 sxですが、燃費性能は意外と優秀です。WMTCモードでの公式燃費は18.4km/Lとなっており、オーナーからは高速巡航時に20km/L以上を記録したという報告も多く見られます。市街地走行では13~16km/L、郊外ツーリングでは17~20km/Lが一般的な数値です。
参考)【H2SX SE】一年間の維持費【総額】 : 駆落下@H2S…

燃料タンク容量は19Lで、平均燃費18km/Lで計算すると航続距離は約340kmとなります。ハイオクガソリン使用が前提で、年間1万km走行した場合、ガソリン代は約10万円程度が目安です。添加剤を使用するオーナーも多く、その場合は年間1.2万円程度の追加コストがかかります。​

ニンジャh2 sxのメンテナンス費用と維持費

h2 sxの維持費で特に注意すべきは、スーパーチャージャー特有のメンテナンスです。22,000km走行時点でインペラ点検が推奨されており、この作業ではカウルやタンクを外す必要があるため工賃が高額になります。SCスクリーン(フィルタオイル)などのパーツ交換を含めて、点検費用は約29万円かかったという実例があります。
参考)https://ameblo.jp/dizzy0124/entry-12580229128.html
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日常的なメンテナンスでは、オイル交換が重要です。スーパーチャージャー搭載車はオイルへの負担が大きいため、3,000km~3,500kmごとの交換が推奨されています。オイルとフィルター交換で1回約12,000円、年間2回実施すると約24,000円です。1年点検は基本料金が約4万円で、オイル交換を含めると約5万円となります。youtube​​
タイヤは純正でブリヂストンのS21が装着されており、6,500km走行で残溝0.7~0.8mmまで減ったという報告があります。前後セットの交換費用は工賃込みで約8万円が相場です。年間の維持費は、税金・保険・燃料費・メンテナンス費用を合わせて約17万円が目安となります。​

ニンジャh2 sxのカスタムパーツとカスタマイズ性

h2 sxのカスタム市場は比較的充実しており、トリックスターやビートジャパン、K's-STYLEなどから専用パーツが多数リリースされています。特にマフラーカスタムは人気が高く、ビートジャパンのNASSERT Evolution TypeⅡスリップオンは、純正ガスケットや耐熱シリコン、遮熱シートがすべて付属する至れり尽くせりの製品として評価されています。
参考)トリックスター / Ninja H2SX/SE/+

ただし、h2 sx seモデルはもともとの装備が非常に充実しているため、カスタムする箇所が限られるという意見もあります。特にse+になると、電子制御サスやBremboブレーキなど、これ以上カスタムする必要性を感じないほど完成度が高いとの評価です。外装パーツやスクリーン、パニアケースなど、実用性を高めるアイテムが主なカスタム対象となっています。
参考)Kawasaki,●Ninjaシリーズ,Ninja H2SX…

カスタムを前提とするならば、装備がシンプルな標準sxをベースに、自分好みに仕上げていくのも一つの選択肢です。しかし、KECSやBremboブレーキなどの専用装備は後付けが困難なため、これらの機能が欲しい場合は最初からseやse+を選ぶことをおすすめします。​
<参考リンク>
ニンジャh2 sxとseの詳細な装備比較とスペック情報が掲載されています
Ninja H2 SXとSEの違い【徹底解説】スペック/維持費
電子制御サスペンション搭載se+モデルの詳細な試乗レビュー
カワサキ ニンジャH2 SX SE+ vs SE 比較試乗

 

 


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