リーンイン リーンアウト 使い分けとメリット デメリット 初心者

リーンイン リーンアウト 使い分けとメリット デメリット 初心者

リーンイン リーンアウト 使い分け

7割以上のライダーが無意識にリーンアウトで走り、転倒リスクを高めています

この記事のポイント
🏍️
リーンインは雨の日に有効

車体を立ててバンク角を抑えながら曲がる技術で、ウェット路面でのスリップ防止に効果的

🔄
リーンアウトはUターン向き

低速でバンク角をつけやすく、小回り時に舵角を大きく取れる特性がある

⚠️
7割が間違えているリスク

無意識のリーンアウトは滑りやすい路面でタイヤグリップを失い転倒する危険性が高い

リーンイン リーンアウトの基本的な違い


リーンインとリーンアウトは、バイクの傾きと身体の傾きの関係で区別されます。リーンインはバイクの傾きよりもライダーの傾きが大きく、身体をコーナーの内側に入れる乗り方です。


対照的にリーンアウトは、車体の中心線よりもコーナーの外側に身体を置いた乗り方で、上体は直立に近い状態を保ちます。


つまり車体だけが傾いている状態ですね。



この2つのフォームには、それぞれ適した使用シーンがあります。状況に応じて使い分けることで、安全性と快適性が大幅に向上します。


リーンウィズという中間的なフォームもあり、これはバイクと身体の傾きが一致する基本姿勢です。


教習所で教わるのがこの形です。



リーンインが効果的な路面状況とメリット

リーンインは雨の日など滑りやすい路面で威力を発揮します。バイクを大きく傾けずに曲がることができるため、タイヤを滑らせないよう車体を立てたまま体重を内側にかけて遠心力とのバランスを取ります。


参考)二輪教習 曲がるコツ!リーンアウト、リーンウィズ、リーンイン…


ウェット路面でのスリップ防止に効果があるということですね。


具体的には、クランク内やその場でゆっくり小回りするような低速時にも使えます。バイクのバンク角を抑えられるため、濡れた路面や砂、落ち葉などでタイヤのグリップを失うリスクを減らせます。


リーンインのもう一つの利点は、同じバンク角でも車体への負担が少ないことです。ライダーの重心移動で曲がるため、バイクそのものは比較的直立した状態を維持できます。


ただし、低速でリーンインをしすぎると遠心力が小さいため、そのまま内側に倒れる危険があります。


速度と傾きのバランスが条件です。



参考)バイクで公道デビュー 初心者がUターンするコツ3つ


リーンアウトのUターンや低速走行での活用法

リーンアウトは低速でのUターンや小回りに最適なフォームです。バイクを傾けやすく、舵角を大きく取れるため、狭い路地での方向転換がスムーズになります。


参考)https://www.goobike.com/magazine/knowledge/beginner/15/


Uターン時にはシートのカド(外側)に座り直すと、リーンアウトを実践しやすくなります。上体が地面と垂直に保たれるため、頭の位置が高くなり視界を水平に保てます。


バンク角を把握しやすいのも利点ですね。


また、外足のステップに力を入れやすいため、もしタイヤが滑った時に車体を立て直しやすいという安全面のメリットもあります。オフロード走行など意識的に滑らせる場合でも、後輪が滑り出しても車体のコントロールがしやすい乗り方です。


一度に180度旋回せず、90度ずつ2回に分けて回ることで、立ちゴケのリスクを減らせます。顔は進行方向にしっかり向けることが重要です。


7割のライダーが陥るリーンアウトの危険性

全ライダーの7〜8割が、本人の認識とは別に無意識にリーンアウトのフォームになっていると指摘されています。簡単で恐怖心が少ないフォームであるため、無意識にこの姿勢を取ってしまうライダーが多いのです。


これは非常に痛いところですね。


しかし、リーンアウトは車体の傾きが大きくなるため、バンク角が深くない車種ではステップや車体の一部が接地しやすくなります。さらに深刻なのは、タイヤ接地点への荷重が不十分になることです。


濡れた路面や砂、落ち葉などの滑りやすい状況があらわれたとき、タイヤのグリップを失い簡単に転倒してしまう危険があります。タイヤの性能に依存したフォームになってしまうため、路面状態の確認が前提条件になります。


特に右コーナリングでは、車体が傾くことへの恐怖心から本能的に上体が残ってしまい、自分ではリーンウィズのつもりがリーンアウトになっている例が多いのです。タイヤの摩耗跡を見ることで、自分のフォームをチェックできます。


前輪からスリップダウンしてしまうリスクも伴うため、理にかなった形で旋回性を引き出せていないことを認識すべきです。


リーンイン リーンアウト切り替えの判断基準

走行シーンに応じてフォームを使い分けることが、安全なライディングの鍵です。基本的には、通常の街中走行ではリーンウィズで対応できます。


Uターンが必要な状況ではリーンアウトに切り替えます。スラロームのような連続的な切り返しでもリーンアウトが有効です。


一方、山道の長いカーブが続く時や高速道路のコーナーでは、リーンイン気味にフォームを変えて乗ります。雨の日など路面が濡れて滑りやすい場合も、なるべくバイクを倒さず曲がるためリーンインを使います。


参考)雨の日の安全な走り方とは? ウエットな路面でバイクを傾けるの…


路面状況の見極めが重要です。


極低速ではリーンウィズよりもリーンアウトの方が楽に小回りができますが、滑りやすい路面では少ないバンク角で曲がれるリーンインが推奨されます。同じバンク角でも、リーンアウトはリーンウィズやリーンインよりも旋回力が落ちるため、スピードを落とすことを意識する必要があります。


参考)【画像】バンクさせるのが楽になる方法 ◆リーンアウトのススメ


フォームのセルフチェックには、コーナリング時の自分の姿勢を第三者に撮影してもらう方法が効果的です。自分が思っているフォームと実際のフォームにはズレがあることが多いため、定期的な確認が大切です。


初心者が実践すべきリーンイン リーンアウト練習法

初心者はまずリーンウィズで練習を始めることが推奨されます。リーンウィズは何も考えなくてもできるようになる基本フォームです。


その後、意識的にリーンアウトの練習に取り組みます。リーンアウトは意識しないとなかなかできないため、練習が必要です。


具体的な練習方法として、広い駐車場などでUターンを繰り返す方法があります。シートのカドに座り、顔を進行方向に向け、アクセルグリップを軸に回る感覚を掴みます。


90度ずつ2回に分けて回る練習から始めましょう。


リーンインの練習では、クランクのような狭い場所での低速走行が効果的です。速度が上がってきたら、山道の長いカーブでリーンイン気味に身体を内側に入れる感覚を養います。


コーナリング時のコツは、ハンドルを持つ腕を突っ張らず、常にゆとりを持って肘が曲がった姿勢を保つことです。目線は出口方向に送り、先の路面状況を確認します。


参考)コーナリングを安全に楽しくするライディングフォームとコーナリ…


雨の日の練習では、リーンインで車体を立てながら曲がる感覚を身につけます。


ただし、無理な練習は禁物です。


安全な環境で少しずつフォームの違いを体で覚えていくことが大切です。


参考)雨の日のツーリングで覚えておきたい、『鉄則15カ条』を記しま…


7割以上が間違えているリーンアウトの注意点と危険性について詳しく解説している参考記事
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