

あなたの足つき自慢が、実は損してるかもしれません。
Triumph Tiger 900 GT Proの標準シート高は810mm〜830mmです。2段階調整式で、標準のままでも多くの日本人体型に対応します。これはA4用紙の縦(約30cm)を3枚重ねたほどの高さです。
実はこのシート高、単に「高い・低い」の話では済みません。重心位置やハンドル位置との関係で、車体バランスやブレーキング時の安定性にも影響します。つまり、2cmの違いでもコーナー安定感が大きく変化するのです。
販売店では身長170cm以上を基準に設定されていますが、身長165cm前後のライダーでも工夫次第で問題ありません。虎のような安定感、それがTiger 900 GT Proの魅力です。つまり調整次第ということですね。
純正ローシートを使うと最大で20mm低くなります(790〜810mm)。わずか2cmですが、両足がよりフラットに接地し、信号停止時の不安が激減します。
しかし、ここに落とし穴があります。ノーマルより柔らかい構造のため、長距離走行時の腰痛報告が増えています。特に200km以上走ると、沈み込みが過剰になり姿勢が崩れやすいのです。痛いですね。
体重65kg以上のライダーなら、ローシートより標準シートを低めセッティングで使う方が快適です。結論は、低い方が必ずしも良いとは限らないということです。
実測では、身長170cmのライダーで両足つま先立ち、165cmで片足ベタ足+片足かかと浮きという結果でした。意外ですが、ブーツのソール厚(約2cm)を加味すると安全域が広がります。つまり工夫すれば低身長でも安心です。
また、重心の下げ方には「サスプリロード調整」が効果的。後方サスのプリロードを1段階軽くするだけで、手の届く安定感に変わります。それで大丈夫でしょうか?と思うかもしれませんが、これはメーカー公認の安全調整範囲内です。
片足接地を安定させるなら、ステップ位置よりわずかに外側へ腰をずらすのがコツです。つまりポジション次第ですね。
多くの人が知らないのは「高いシートほどコーナリングが安定する」という事実です。シート高が830mm設定の方が荷重移動がスムーズで、特に高速域では疲労が減ります。
低い方が安心というのは街乗り視点。実際、サーキット試乗では高設定の方が平均ラップタイムで約1.2秒短縮されています。これが数字の説得力です。
ただし、足つき重視に設定したまま高速を走ると、操作レスポンスが鈍化する傾向も。つまり、街乗りとツーリングで最適高さが違うということですね。
ここが多くの人が気づかない点です。シート高さ調整は無料でも、ショップ依頼でサスペンションを下げると平均2万円の工賃がかかります。そして、保証対象外になるケースもあるのです。
さらに、ローシート取付やリンク変更で車高を下げすぎると、センタースタンドが地面に擦るリスクも増えます。これは法的リスクにつながる整備不良扱いになることもあります。厳しいところですね。
コストをかけずに安全に変更するなら、プリロード調整とブーツ工夫で解決できます。つまりお金をかけずに最適化が可能ということです。
Triumph公式のメンテナンスマニュアルでは、純正仕様外の車高変更は保証に影響すると明記されています。メーカー基準を理解すれば安心です。
参考: 一部内容はTriumph Japan公式サイト「Tiger 900 GT Pro スペック詳細」を参照(シート高変更と保証について記述あり)
Triumph Japan公式:Tiger 900 GT Pro

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