全日本ポケットバイク選手権とは歴史ある大会今から知っておきたい基礎知識

全日本ポケットバイク選手権とは歴史ある大会今から知っておきたい基礎知識

全日本ポケットバイク選手権の歴史と概要

公道では絶対に乗れません。


📋 この記事の3つのポイント
🏁
歴史ある日本最高峰のレース

1985年から筑波サーキットで開催され、中野真矢をはじめ多数のトップライダーを輩出した伝統の大会

👶
幼児から参加可能な敷居の低さ

4~5歳から体験でき、免許不要で自転車に乗れれば参加できる手軽さが魅力

⚠️
公道走行は完全に違法

道路運送車両法違反となり、罰金刑から前科がつく懲役刑まで科せられる可能性があります

全日本ポケットバイク選手権の始まりと発展

全日本ポケットバイク選手権は1985年に日本ポケットバイク協会(JPA)と株式会社日本ライフ社の共催により、筑波サーキット本コースで第1回大会が開催されました。当時の日本では「最も歴史と権威のあるポケバイレース」とされていたのです。


参考)全日本ポケットバイク選手権 - Wikipedia


この大会の特筆すべき点は、後に世界で活躍するトップライダーを多数輩出したことです。MotoGPライダーとして世界的に知られる青木宣篤、青木拓磨、青木治親の青木三兄弟をはじめ、宇川徹、加藤大治郎、松戸直樹などの選手が参加していました。中でも中野真矢選手は、1987年にわずか9~10歳で全日本ポケットバイク選手権優勝を果たし、5歳からポケットバイクを始めた経歴を持ちます。


参考)中野真矢 - Wikipedia


末期には中野真矢の名前を冠した「中野真矢杯」として開催されるようになりました。これは彼の功績とポケバイレースへの貢献を称えたものです。茂原ツインサーキットでも中野真矢杯の決勝が開催され、多くのファンが応援に訪れていました。


参考)全日本ポケバイ選手権


つまり登竜門だったわけです。


ポケットバイクレースの参加資格と年齢制限

ポケットバイクレースの参加資格は驚くほど門戸が広く設定されています。筑波サーキットの規定では「自転車を補助なしで運転できる方ならどなたでもご参加いただけます」とされており、走行受付時に身分証明書(運転免許証、健康保険証、学生証のいずれか)が必要です。


参考)https://www.tsukuba-circuit.jp/ride-drive/pocket-bike.html


具体的な年齢層を見ると、4~5歳ぐらいの幼児からご参加いただけます。MFJ公式サイトによると、初心者向け体験講習は約20分間1,500円で、現役ライダー・ポケバイOBによる少数レッスンが受けられます。電動ポケバイなら講習なしですぐに乗れ、5歳〜10歳を対象に700円(5分)で体験可能です。


参考)『ポケバイ』を始めよう! | MFJ Online Maga…


エンジンポケバイに乗るには、ポケバイスクールを受講し修了する必要があります。スクール修了者は5~10歳でエンジンポケバイをレンタルして本コース(400m)を走ることができるのです。服装は長袖・長ズボン、運動靴が必須で、ヘルメットやグローブ、肘・膝パッドはコースに用意されています。


免許は不要ということですね。


全日本ポケットバイク選手権のクラス分けとマシン規定

ポケットバイクのレースではさまざまなクラス分けが存在します。千葉北スカイランドでの大会では「フレッシュマンクラス」と「GP-2クラス」に分かれており、7歳から9歳の子供たちが競い合っています。優勝者には山田俊樹(7歳)や篠崎佐助(8歳)といった若いライダーの名前が並びます。


参考)http://www.chiba-skyland.co.jp/sub11.html


ポケットバイクは一般的に49ccエンジンを搭載し、タンク容量は約1.5L、最高速度は約45km、重さは21~24kgです。燃料は混合ガソリン(25:1=ガソリン:2サイクルオイル)を使用します。全長570mm、全幅1000mm、全高680mmというコンパクトなサイズが特徴です。


参考)https://item.rakuten.co.jp/trust-nine/r-pokebai-a-blue/


ポケットバイクは50cc未満のため、通常のバイクとは異なる扱いを受けます。ただし、これは免許不要で「どこでも乗れる」という意味ではなく、サーキットや専用コース内でのみ走行が許可されているという意味です。


参考)ポケバイというポケットバイクというのは免許がなくてものれるの…


コンパクトなマシンです。


全日本ポケットバイク選手権の現在の状況

全日本ポケットバイク選手権は「かつて日本で行われていた」という表現がWikipediaで使われており、現在は開催されていないことが分かります。末期には中野真矢杯として継続されていましたが、その後の明確な情報は限られています。


しかし、ポケバイレース自体は全国各地で継続されています。千葉北ポケバイコース、茂原ツインサーキット、中井インターサーキットなどで体験や走行が可能です。これらの施設では初心者向けの体験講習から本格的なレースまで、幅広いプログラムが提供されています。


参考)全国のポケバイの体験・予約 おすすめランキング - アソビュ…


筑波サーキットでは現在も全日本ロードレース選手権が開催されており、ポケバイはその登竜門としての役割を果たし続けています。J-GP3クラス、J-GP2クラスなど、若手ライダーの育成に力を入れているのです。


参考)ポケバイレースで筑波がグランプリコース並みの広さに変わる/全…


活動は続いています。


ポケットバイクを始めるための施設とサービス

ポケットバイクを始めたい方には、全国に体験可能な施設があります。中井インターサーキットでは、初めての方でも専門スタッフが親切・丁寧に案内してくれます。5歳から電動カート・電動バイク体験が可能で、長袖、長ズボン、運動靴があれば乗れます。


参考)神奈川県 中井町のキッズサーキット


千葉北ポケバイコースでは、NAKAIポケバイスクールという独自のカリキュラムに基づいた入門スクールがあります。サーキットのルールやマナー、ポケバイのライディングを安全にしかもわかりやすく指導してくれるのです。料金にはヘルメット、グローブ使用料が含まれています。


茂原ツインサーキットでもレース開催日のお昼休憩時に初心者向け体験講習を開催しています。約20分間1,500円で、本コースを使用したお子様一人ひとりのレベルに合わせた少数レッスンが受けられます。


まずは体験からですね。


ポケットバイクの公道走行が違法である理由

ポケットバイクは道路運送車両法の基準を満たしていないため、公道を走ることはできません。実際に5歳児が公道でポケバイに乗って父親が警察から口頭指導を受けた事例があります。人けのない場所を選んでいても、住民からの通報により補導される可能性があるのです。


参考)警察が5歳児を補導 何をしでかしたのか: J-CAST ニュ…


公道でポケバイを運転した場合、道路運送車両法第44条違反および道路交通法第62条・63条違反となります。具体的な罰則としては、無免許運転なら19点、その他の違反で6+2+2点が加算され、罰金刑から懲役まで科せられる可能性があります。前科がつくケースもあり、現行犯逮捕でパトカーに載せられて警察署の取調室に直行するパターンが想定されます。


参考)https://oshiete.goo.ne.jp/qa/4143469.html


ポケバイは道路交通法上の車両として登録できないため、公道上でエンジンのついた電話機やドンブリ鉢と同様に解釈されるという指摘もあります。免許があっても公道走行は違法で、捕まらないという認識は完全に間違っています。


絶対に公道は走らないでください。


ポケットバイクから世界へ羽ばたいたライダーたち

ポケットバイクは多くの世界的ライダーの出発点となりました。中野真矢選手は5歳でポケットバイクを始め、1987年に全日本ポケットバイク選手権で優勝、その後1998年に全日本選手権250ccチャンピオンとなり、世界グランプリ、MotoGPへと駆け上がりました。


参考)中野真矢さん


青木三兄弟(宣篤、拓磨、治親)も全日本ポケットバイク選手権に参加し、後にMotoGPライダーとして活躍しました。加藤大治郎選手もこの大会出身で、世界的に知られる存在となったのです。


これらのライダーに共通するのは、幼少期からポケバイレースで技術を磨き、ステップアップしていった点です。ポケバイは単なる子供の遊びではなく、プロライダーへの確かな登竜門として機能してきました。中野真矢選手は「バイクは人生そのもの」と語り、ポケバイから始まった人生がいかに大きな影響を与えたかを示しています。


多くのプロを輩出しました。


ポケットバイクのメンテナンスと安全対策

ポケットバイクのメンテナンスは定期的に行う必要があります。49ccエンジンは混合ガソリン(25:1=ガソリン:2サイクルオイル)を使用するため、燃料の混合比率を正確に守ることが重要です。タンク容量は約1.5Lと小さいため、長時間の走行では給油が必要になります。


安全装備については、各サーキットで厳格な規定が設けられています。長袖・長ズボン、足首が出ない靴下、運動靴が必須です。ヘルメット、グローブ、肘・膝パッドはコースに用意されている場合が多いですが、自分専用の装備を持つことも推奨されます。


体験走行では専門スタッフが安全確認を行い、初めての方には丁寧な指導が提供されます。子供が乗る場合は、大会当日に親権者または保護者の同伴が必要とされることもあります。レース参加時には心身共に健全で、競技規則および誓約書を遵守できる方に限られます。


参考)https://jage-h.sakura.ne.jp/22/2022-information-championship.pdf


安全第一が原則です。


ポケットバイクレースの費用と継続的な楽しみ方

ポケットバイクを始める際の費用は比較的手頃です。電動ポケバイの体験は700円(5分)から可能で、初心者向け体験講習は約20分間1,500円です。エンジンポケバイのレンタル走行も、料金にヘルメット・グローブ使用料が含まれており、手ぶらでも参加できます。


本格的にレースに参加する場合、ポケバイ本体の購入が必要になります。市販のポケバイは49ccエンジン搭載で重さ21~24kg程度です。価格は販売店により異なりますが、入門用のマシンなら比較的低価格で入手できます。


継続的に楽しむには、地元のサーキットで開催されるレースに定期的に参加することが効果的です。千葉北スカイランドや茂原ツインサーキットでは定期的に大会が開催されており、年齢やスキルに応じたクラスが用意されています。ステップアップを目指すなら、スクールで技術を磨き、徐々に上位クラスに挑戦していくのがおすすめです。


長く楽しめる趣味です。