

アマチュアライダーでも年間13万円で参戦できます。
ADAC MXマスターズは、2005年に全ドイツ自動車クラブ(ADAC)が設立したドイツ国内最高峰のモトクロス選手権です。それ以前は1950年代初頭から「インターナショナル・ジャーマン・モトクロス選手権」が存在していましたが、国内モトクロス界の厳しい状況への対応として、ADACスポーツ会長ヘルマン・トムチクらが新シリーズを創設しました。
参考)ADAC MX Masters - Wikipedia
このシリーズは20年以上の歴史を持ち、プロフェッショナルな運営体制が特徴です。国際基準を満たすコース、YouTubeでのライブストリーム配信、Instagramでの情報発信など、現代的なコミュニケーション手段を積極的に活用しています。
参考)https://www.adac-motorsport.de/adac-mx-masters
ドイツ国内選手権でありながら国際的な注目度も高く、多くのライダーがこのシリーズからグランプリや世界選手権へとステップアップしています。
つまり登竜門的な位置づけですね。
ADAC MXマスターズは4つのクラスで構成されています。
📋 各クラスの概要
参考)https://www.adac-motorsport.de/adac-mx-masters/rider-information/
ライセンスに関しては、FIMEモトクロスライセンス、各国モーターサイクル連盟(FMN)発行の国際/国内モトクロスライセンス、またはドイツDMSBのBライセンスまたはJライセンスが必要です。つまり国際的に認められたライセンスなら参戦できるということですね。
予選は土曜日に実施され、各グループ上位20名と21番手のリザーブライダーが本戦出場権を獲得します。予選を通過できなかったライダーには、ラストチャンスレースが用意されています。
ADAC MXマスターズのエントリー費用は近年段階的に値上げされています。
参考)https://www.adac-motorsport.de/en/adac-mx-masters/rider-info/
💶 エントリー費用の変遷
参考)ADAC MX Masters increase entry…
シーズン一括登録(ブロックエントリー)を利用すれば、1戦あたり130ユーロの割引料金が適用されます。2025年シーズンは全7ラウンドなので、フル参戦でも910ユーロ(約14万5000円、1ユーロ=160円換算)程度です。
この金額には予選と決勝レースへの参加権が含まれており、MXマスターズクラスでは週末に3レース(土曜1レース、日曜2レース)が開催されます。各レースは25〜30分+2周という本格的なレース時間が設定されています。
参戦コストは比較的抑えられていますが、別途トランスポート費用、宿泊費、マシンメンテナンス費などが必要です。それでも国際レベルのシリーズとしては手の届く範囲と言えます。
ADAC MXマスターズからは数多くの世界的ライダーが巣立っています。
🌟 代表的な輩出ライダー
参考)Ken Roczen
参考)Max Nagl became five-time ADAC…
特にケン・ロクスンは、ADAC MXマスターズで2連覇した翌年にMX2世界チャンピオンとなり、その後アメリカに渡ってAMAシリーズで大成功を収めました。このキャリアパスは、ADAC MXマスターズが世界へのステップとして機能していることを証明しています。
参考)Ken Roczen
2025年シーズンでは、オランダのローアン・ファン・デ・モースダイクがマスタークラスのチャンピオンとなりました。
国際的な出場者が多いのが特徴です。
ADAC MXマスターズは週末2日間のフォーマットで開催されます。
📅 典型的な週末スケジュール
マスターズクラスの各レースは30分+2周、または25分+2周という本格的な長さです。ポイントシステムは1位25点から20位1点まで、標準的なFIM方式を採用しています。
2025年シーズンは全7ラウンドで、ドイツ国内6戦とフランス1戦(ビッチ)で構成されました。開催期間は4月から9月で、真夏のハードなコンディションでのレースも含まれます。
参考)2025 ADAC MX Masters - Wikiped…
全レースはADAC Motorsportsの公式YouTubeチャンネルでライブストリーム配信されるため、現地に行けなくても視聴可能です。
これは使えそうです。
日本からADAC MXマスターズへの参戦を検討する場合、いくつかの準備が必要です。
⚠️ 参戦前の準備事項
ヨーロッパでの長期滞在となるため、ビザ、宿泊施設、マシンのトランスポート手配も欠かせません。ドイツ語または英語でのコミュニケーション能力があると、チーム交渉や現地での情報収集がスムーズです。
近年はトライアンフの新型モトクロスマシンがADAC MXマスターズでデビューするなど、メーカーのテストの場としても機能しており、最新技術に触れられる環境が整っています。本格的なヨーロッパレース経験を積むには最適なシリーズと言えます。
参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000469.000031383.html
ADAC MX Masters公式サイト
エントリー方法、レギュレーション、スケジュールなど最新情報が英語とドイツ語で確認できます。
Rider Info(英語版)
エントリー費用、ライセンス要件、申込手順など参戦に必要な詳細情報が掲載されています。