MOTO1オールスターズとは?バイク初心者が知るべき舗装と未舗装の混合レース

MOTO1オールスターズとは?バイク初心者が知るべき舗装と未舗装の混合レース

MOTO1オールスターズとは

あなたのオフロードブーツ、舗装路で滑りやすくなっています。


MOTO1オールスターズ 3つのポイント
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舗装と未舗装の混合レース

ターマック(アスファルト)とダート区間を組み合わせたサーキットで開催されるMFJ公認のスーパーモタードレース

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排気量別のクラス分け

MOTO1 Pro(最高峰)、MOTO1 Open(無制限)、MOTO2(250cc)の3つの主要クラスで構成され、技術レベルに応じた参戦が可能

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レース全景を観られるコース設計

観客がレース全体を見渡せる特徴的なコースレイアウトで、迫力あるバトルを間近に体験できる

MOTO1オールスターズの基本概要とレース形式

MOTO1オールスターズは、舗装路と未舗装路を組み合わせたコースで速さを競うスーパーモタードレースです。MFJ(財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)公認の全国規模のレースシリーズで、全国各地のサーキットで年間複数戦が開催されています。


参考)Vol.02 ”モタード”と&#82…


レース形式は2ヒート制が採用されています。


最高峰のMOTO1 Proクラスでは、決勝が2ヒート制となり、両ヒートの成績で総合順位が決定されます。この形式はモトクロス選手権と同様の方式で、ライダーの安定した実力が試されるシステムです。


レース観戦の魅力として「レース全景を観られるコース造り」が挙げられます。観客席からコース全体が見渡せる設計になっているため、バトルの展開を逃さず楽しめます。ただし琵琶湖スポーツランドのように、ターマック区間とダート区間が完全に分かれているサーキットもあり、その場合は全景を見渡せないこともあります。


MOTO1オールスターズのクラス分けと排気量規定

MOTO1オールスターズには、技術レベルと車両排気量に応じた複数のクラスが設定されています。最高峰のMOTO1 Pro(プロクラス)は赤ゼッケンを付けた選手たちが参戦するクラスで、前年のMOTO1ランキング10位以内の選手が自動昇格します。450cc程度の大排気量車両が主流で、参加者限定の言わばプロフェッショナルクラスです。


参考)MOTO1 - Wikipedia


MOTO2クラスは排気量250ccのクラスです。


市販車ベースでは2ストローク126cc~400cc、4ストローク251cc~400cc、レーサーベースでは2ストローク86cc~125cc、4ストローク151cc~250ccという規定になっています。ハスクバーナなど海外製モタードタイプの一般市販車をベースにした車両も参戦しており、レギュレーションに合わせて排気量を変更することも可能です。


参考)https://archive.mfj.or.jp/user/contents/race_result2009/motard/phot_report/jsm_09r6.html


MOTO1 Openクラスは排気量無制限のクラスです。市販車ベースで401cc以上、レーサーベースでは2ストローク126cc以上、4ストローク251cc~700ccという幅広い排気量の車両が参戦できます。このクラスは大排気量車両の迫力ある走りを楽しめるのが特徴で、2011年のMOTO1 PROへのステップアップクラスとしても位置づけられています。


参考)https://archive.mfj.or.jp/PDF_files/2010SM_change091225-1.pdf


MOTO1オールスターズの参戦ライダーの特徴

MOTO1オールスターズに参戦するライダーは、多様なバックグラウンドを持っています。モタードレースは日本ではまだ歴史が浅いため、元ロードレース出身のライダーや、モトクロス出身のライダーが多く参戦しています。


完全MOTO1出身のライダーも活躍しています。


開幕戦で両ヒートを制した金児隆太選手(#3 RYUTA選手)は、ロードレースでもモトクロスでもない、完全MOTO1出身のライダーとして知られています。美浜サーキットの1コーナーをドリフトさせながらギャラリーに指差しパフォーマンスをする彼のスタイルは、観客を魅了する要素の一つです。


モトクロス出身ライダーも強さを見せています。昨年度チャンピオンの佐合潔選手(#1)は、琵琶湖スポーツランド第2戦でピンピン(2レースとも1位でフィニッシュ)で優勝し、特にダート区間での走りが高く評価されました。テーブルトップを左右どちらにもひねりながら飛んでいく技術は、モトクロス出身ならではの強みです。


通勤でモタードに乗っている一般ライダーも参戦できます。エリア戦も開催されているため、普段使いのモタードバイクで気軽にレースに挑戦することが可能です。


MOTO1オールスターズのコースと観戦の魅力

MOTO1オールスターズのコースは、ターマック区間とダート区間の組み合わせが最大の特徴です。美浜サーキットでは開幕戦が開催され、比較的観戦しやすいレイアウトになっています。一方、琵琶湖スポーツランドではターマック区間とダート区間が完全に分かれており、ダート区間は「そんなタイヤで絶対走りたくない」と思わせるようなハードなコース設定です。


観戦の魅力は間近で見られる迫力にあります。


サーキットではモトクロスコースと違い、目の前でマシンが通過する場所が多く設定されています。1コーナーを回ってヘアーピンに入るところなど、少し高い位置から観戦すればコース全体を見渡すことができ、激しいバトルの全貌を把握できます。


参考)https://ameblo.jp/kannobu/entry-10616156726.html


ライダーとの距離が近いのも魅力です。全日本モトクロスと比べると参加台数が少なくパドックも狭いため、アットホームな雰囲気の中で気軽にライダーと話すことができます。トップライダーでも気さくに対応してくれることが多く、ファンとの交流が盛んです。


パフォーマンスも見どころの一つです。ゴール後にウイリーやドリフトなどのパフォーマンスを披露するライダーもおり、レース以外の楽しみ方も用意されています。


MOTO1オールスターズへの参戦方法と必要な準備

MOTO1オールスターズへの参戦には、適切な車両とライセンスが必要です。車両は市販車ベースでもレーサーベースでも参戦可能で、クラスごとの排気量規定を満たしていれば問題ありません。通勤で使っているモタードバイクでも、エリア戦への参戦は現実的な選択肢です。


参加料金は大会によって異なります。


一般的なエントリー料金は7,000円~7,500円程度で、ダブルエントリー(複数クラスへの参戦)の場合は追加で4,500円程度かかります。女性ライダー割引や地方割引が適用される大会もあり、条件を満たせば6,500円程度に抑えられることもあります。


参考)https://www.moto-star.net/wp-content/uploads/2018/03/12a09ff2e037e979501255fd26d61ee4.pdf


必要な装備として、ヘルメット、ウェア、グローブ、ブーツが必須です。特にオフロードメット(ヘリメット)にはバイザーが付いていることが一般的ですが、レース中にバイザーが飛んでしまうこともあります。しかし規定を満たしていれば走行自体は可能です。


参戦の心構えとして、ドリフト(スライド)技術の習得が推奨されます。通っているサーキットでタイムが縮まってきて、ドリフトでかっこよく走りたいという気持ちがあれば、オールスターズ参戦も現実的な目標になります。


バイクブロスのMOTO1解説記事
MOTO1とモタードの違いやレースの詳細について、初心者向けに分かりやすく解説されています。