

日本でレースを見るなら土曜深夜に起きないと損します。
amaスーパークロス選手権は、アメリカモーターサイクル協会(AMA)が主催する世界最高峰のスタジアム型モトクロスレースです。1月上旬から5月上旬まで全17戦が開催され、アメリカ国内の主要都市を転戦します。
このレースの最大の特徴は、野球場やアメフトスタジアムに大量の土砂を搬入し、人工的に作られた1周約1分のコースで争われることです。通常のモトクロスでは見られない大規模な3連ジャンプやリズムセクションなど、ショーアップ要素を含んだコース設計が魅力となっています。
観客動員力も圧倒的で、毎戦数万人もの観客がスタジアムを埋め尽くします。スーパークロスは本場がAMAであり、2008年から2021年まではFIM世界選手権も兼ねていました。世界中からトップライダーが集結する真の世界最高峰レースです。
参考)AMAスーパークロス
モンスターエナジーがタイトルスポンサーを務めており、正式名称は「モンスターエナジーAMAスーパークロス選手権」です。レース後のポイントリーダーには赤い背景のゼッケンが与えられる特別ルールもあります。
2026年シーズンは全17戦が予定されており、1月から5月までアメリカ国内を転戦します。開催都市にはアナハイム、サンディエゴ、シアトル、デトロイト、ラスベガスなどの主要都市が含まれます。
参考)https://gametime.co/ama-supercross-tickets/performers/automonsterenergyama
各レースは土曜日に開催されることが多く、日本との時差を考えると日本時間では日曜午前から昼過ぎになります。例えば予選は日本時間の早朝4時頃から始まり、メインイベントは午前9時前後にスタートします。つまり日本でリアルタイム観戦するなら早起きが必須です。
会場となるスタジアムは収容人数3万人から7万人規模の大型施設ばかりです。チケット価格は座席位置により異なりますが、最安値で39ドルから、良い席では80ドル以上になります。人気の高いレースでは早期に完売することもあります。
参考)https://seatgeek.com/monster-energy-ama-supercross-tickets
レーススケジュールは公式サイト(supercrosslive.com)で確認できます。各会場でのタイムテーブルや参加ライダー情報も随時更新されるため、観戦計画を立てる際には必ずチェックしましょう。
日本からスーパークロスを観戦する方法は主に2つあります。まず現地観戦の場合、公式サイトや各種チケット販売サイトでチケットを購入できます。座席位置によって価格は変動しますが、2026年シーズンは最低39ドルから購入可能です。
オンライン視聴なら公式ストリーミングサービス「SUPERCROSS VIDEO PASS」が便利です。年間129.99ドル(約15,000円)で全レースのライブ配信に加え、2010年以降の過去レースも視聴できます。1レースのみの視聴なら19.99ドル(約2,300円)で購入可能です。
参考)「ライブ&再視聴」|2017 AMAスーパークロスを観る方法…
PCブラウザだけでなく、スマートフォンやタブレットのアプリからも視聴できるのが便利なポイントです。ライブ配信を見逃しても再視聴機能があるため、時差の問題を気にせず楽しめます。配信は英語実況ですが、映像だけでも十分に迫力が伝わります。
現地観戦の醍醐味はスタジアムを埋め尽くす観客の熱気と、目の前で繰り広げられる迫力のジャンプです。一方オンライン視聴なら複数のカメラアングルやリプレイ映像で細部まで確認できます。
予算と目的に応じて選びましょう。
AMAスーパークロス公式ライブ配信サイト
ライブ配信の視聴申込や過去レースのアーカイブ視聴が可能な公式サイトです。
スーパークロスは排気量によって2つのクラスに分かれています。450SXは4ストローク450cc以下(または2ストローク250cc以下)のマシンで争われる最高峰クラスです。一方の250SXは4ストローク250cc以下(または2ストローク125cc以下)のマシンによる若手の登竜門クラスです。
レース時間も異なり、450SXは20分+1周、250SXは15分+1周で行われます。
つまり450SXの方が5分長いということですね。
この5分の差は体力的にも大きな負担となります。
マシンの特性差も顕著です。450SXのバイクはパワーが豊富で、右手のスロットル操作だけで十分な加速が得られます。対照的に250SXでは常にクラッチを使いながらパワーを引き出す必要があり、テクニカルな操作が求められます。450SXはエンジンの重心が高く、トルクが大きいため転倒時のリカバリーも難しくなります。
参戦システムも違います。450SXは全17戦にフルエントリーですが、250SXは「イースト」と「ウエスト」の2つの地域シリーズに分かれており、それぞれで独立したチャンピオンを決定します。250SXから450SXへのステップアップは、多くのライダーにとって大きなチャレンジとなります。
日本人ライダーの中で最も輝かしい成果を残しているのが下田丈選手です。2021年に日本人初となるAMAスーパークロス250SXでの優勝を達成し、モトクロス界に衝撃を与えました。これは16年ぶりに日本人最高位記録を塗り替える快挙でした。
下田選手の快進撃はその後も続き、2025年にはAMAスーパーモトクロス250クラスで日本人初の全米チャンピオンに輝きました。スーパーモトクロスはスーパークロスとモトクロスの両シーズンを締めくくるプレーオフ戦で、最終戦ラスベガスでライバルのヘイデン・ディーガンとの激しい攻防を制しました。
三重県鈴鹿市出身の下田選手は、幼少期から名門チーム「BOSSRACING」で英才教育を受け、2014年に活動拠点をアメリカに移しました。2016年には全米最大のアマチュア選手権で日本人初のタイトルを獲得し、プロへの階段を駆け上がりました。
現在はHonda HRCに所属し、YZ250Fを駆って世界のトップライダーと競い合っています。日本人がモトクロスの本場アメリカで頂点に立ったことは、日本のモータースポーツ史に刻まれる偉業です。下田選手の活躍は後進の日本人ライダーに大きな希望を与えています。
ポイントシステムは1位が25点、2位が22点、3位が20点と続き、20位まで1点が付与されます。各レースは予選タイム計測で上位40人に絞られた後、2組のヒートレースが行われます。各ヒートの1位から9位までの18人がメインイベントに進出します。
メインイベントに入れなかったライダーはラストチャンスクオリファイヤーに回り、上位4人を加えた計22人が決勝に出場できます。このシステムにより実力者でも予選で失敗すると苦しい展開になります。
予選でのミスが命取りになるわけですね。
参考)2024 AMAスーパークロス第3戦 – モトク…
ヤマハは歴代12回のチャンピオンを輩出しており、名門メーカーとして君臨しています。1977年からボブ・ハンナが3連覇、1998年から2000年にジェレミー・マクグラスが3連覇を達成しました。近年では2022年にイーライ・トマックがタイトルを獲得しています。
シーズン中のポイントリーダーには赤い背景のゼッケンが与えられ、一目でトップ争いの状況が分かります。最終戦までポイント争いが続くことも多く、逆転劇がドラマを生み出します。2023年からはスーパークロスとモトクロスの上位者による「AMAスーパーモトクロス選手権」も開催され、真の最強を決める戦いが繰り広げられています。

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