直6 バイク 車種 メリット デメリット 魅力

直6 バイク 車種 メリット デメリット 魅力

直6 バイク 特徴と魅力

直6エンジンは普通の4気筒より振動が少ないんです。


この記事のポイント
🏍️
世界でわずか3メーカーのみ

直列6気筒バイクはホンダ・カワサキ・ベネリの3社のみが製造した超希少マシンです

シルキーな回転フィール

バランスシャフト不要で1次・2次振動を完全に打ち消す理想的なエンジン形式です

⚠️
重量と幅広さに注意

車重は280~300kgクラスで取り回しと燃費に課題があります

直6 バイク エンジン構造の基本


直列6気筒エンジンは、シリンダーが直列に6つ並んだレシプロエンジンの配列形式です。4サイクルエンジンでは、クランクシャフトが120度回転するたびに1つのシリンダーが燃焼行程に入るため、最もタイミングよく力を取り出せる構造になっています。


参考)https://www.goo-net.com/knowledge/11309/


この形式の最大の特徴は、カウンターウェイトやバランスシャフトを用いずとも、1次振動・2次振動および偶力振動を完全に打ち消せる点です。そのため回転フィールは「シルキー(絹のような)」と形容されるほど滑らかで、V型12気筒と並んで4サイクルエンジンの理想形とされています。


参考)直列6気筒 - Wikipedia


つまり振動対策が不要な設計です。


直列6気筒は4気筒と比べてエンジン全長が長くなるため、縦置きの場合は衝突安全面で不利になり、重量増によるフロントヘビーの影響でハンドリングにも影響が出ます。また均一な冷却が難しく燃費と排ガスの面でも不利になるため、バイクでは主流になりませんでした。


参考)「V型12気筒と並ぶ、理想のエンジン形式」並列6気筒はなぜバ…


直6 バイク 車種 世界の希少モデル

世界中の旧車を見渡しても、直列6気筒エンジンを搭載しているのはホンダカワサキベネリの3車種のみです。


参考)ホンダが世界に誇る名車「CBX1000」の魅力|バイク買取の…


ホンダは1978年に空冷DOHC6気筒1047ccを搭載した「CBX1000」をリリースし、最高出力105馬力、最高速度225km/hという当時世界最速クラスのスーパースポーツを実現しました。どの角度から見ても一目で6気筒だとわかる存在感が特徴で、2024年現在も伝説的な人気を誇ります。


参考)https://www.goobike.com/maker-honda/car-cbx1000/index.html


これは使えそうです。


カワサキは1979年に水冷DOHC6気筒1286ccの「Z1300」を発売しました。CBXより4ヶ月遅れのスタートでしたが、最高出力120馬力とシャフトドライブを採用した高速長距離ツーリング向けのプレミアムツアラーとして差別化を図りました。冷却フィンを持たないノッペリとしたシリンダー表面が特徴的です。


参考)「世界初100馬力オーバー・国産初6気筒」編~時代を切り拓い…


イタリアのベネリは1972年に「Benelli Sei 750」で量産車世界初の6気筒バイクをリリースし、1979年には排気量を900ccへ拡大しました。CBXのような高回転域の爽快感やZ1300のようなシルキーさには及ばないものの、1970年代の並列4気筒と比較すれば明らかに軽やかで滑らかな特性を持っています。


参考)カワサキ6気筒水冷DOHC1300の超弩級フラッグシップ!【…


直6 バイク メリット シルキーフィール

直列6気筒の最大のメリットは、振動がほとんどない滑らかな回転フィールです。バランサーを用いることなく1次・2次振動と偶力振動を完全に打ち消すことができるため、4気筒エンジンでは味わえない上質な乗り心地が得られます。


この滑らかさが基本です。


吸排気や熱処理のレイアウトが容易なため、ターボ化などの性能向上策がとりやすいという利点もあります。また6つのシリンダーが順次爆発するため、エンジン音も独特で、メカニカルな美しさと相まって所有する喜びが大きいマシンです。


CBX1000のオーナーの中には、ぶっ飛ばさずに6気筒のシルキーフィールを味わうクルーザーとして乗る人や、美しいエンジンをガレージで眺めて楽しむ人もいます。つまり走行性能だけでなく、メカニカルアートとしての価値も高いということです。


参考)美しい空冷6気筒エンジン HONDA CBX 1000 ホン…


CBXやZ1300のようなヴィンテージモデルは、現在では希少性が高まり買取査定相場の上限は429万円に達するなど、投資対象としての側面も持っています。


参考)6気筒バイク|全17車種|買取査定額の高い順


直6 バイク デメリット 重量と取り回し

直列6気筒バイクの最大のデメリットは、車重の重さと車体の幅広さです。CBX1000は車重約247kg、Z1300は約296kgと、どちらも現代の大型スポーツバイクと比較してもかなり重い部類に入ります。


取り回しが厳しいところですね。


バイクの取り回しは駐車場での出し入れや狭い場所での方向転換時に重要ですが、軽量な大型バイクが194kg程度であることを考えると、直6バイクは50~100kg以上重く、日常的な扱いに苦労する場面が多くなります。エンジンの全長が長いため車体も幅広くなり、ワインディングロードでは取り回しの悪さがマイナス要素になります。


参考)百聞は”一試乗”にしかず? ベネリ製6気筒の意外な資質 ~2…


燃費の悪さも大きな問題です。多気筒化によって燃費が悪化し、CBXは高速長距離ツーリング向きではない需要の狭さから1982年に生産終了となりました。Z1300も燃費と排ガス規制への対応で電子制御燃料噴射を導入するなど苦労しました。


メンテナンス面では、6気筒エンジンのキャブレターオーバーホールは4気筒の19,000円に対してさらに高額になる可能性があり、部品点数の多さから整備費用も増加します。旧車であるため部品入手の困難さも加わり、年間のメンテナンス費用は最低でも5万円以上を見込む必要があります。


参考)バイクメンテナンス|流山のバイク屋「ライトスタッフ」


直6 バイク 現行モデル 購入可能性

2026年2月現在、新車で購入できる直列6気筒バイクは存在しません。CBX1000は1982年、Z1300も1980年代に生産終了しており、現在入手できるのは中古車のみです。


参考)【新春特別企画】2026年のバイク界を占う! あの新型〇〇は…


新車では買えません。


ホンダは2024年7月に「シン内燃機関車」として謎の新型モデルをチラ見せしましたが、加藤本部長は「発表ではなくチラ見せ」と述べており、すぐに発売できる機種ではないことを示唆しています。つまり6気筒CBX復活の可能性はゼロではありませんが、実現はまだ先になる見込みです。


参考)【6気筒CBX復活……アリ!?】ホンダが謎の内燃機関モデルを…


中古車市場では、CBX1000やZ1300は希少性が高く、状態の良い車両は数百万円で取引されています。2025年12月にはアメリカのオークションで1979年式CBXスーパースポーツが発見され、注目を集めました。


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購入を検討する場合は、旧車特有のメンテナンス体制の確保が必須条件です。部品の入手ルートや整備を依頼できる専門店の有無を事前に確認しておくと、購入後のトラブルを避けられます。専門店によっては旧車の整備に対応していない場合もあるため、CBXやZ1300の実績がある店舗を探すことが重要です。


CBX1000の中古車情報(グーバイク)
CBX1000の在庫状況や価格帯を確認できる参考リンクです。


直6 バイク 独自視点 音と振動の体感価値

直列6気筒バイクの真の価値は、数値では表現できない「音と振動の体感」にあります。4気筒エンジンでは120度間隔で爆発するのに対し、6気筒では60度間隔で爆発するため、エンジン音の密度が倍になり、より連続的で滑らかなサウンドが生まれます。


意外ですね。


この音の違いは、ピアノの鍵盤に例えるとわかりやすくなります。4気筒が「ド・ミ・ソ」と飛び飛びに音を鳴らすなら、6気筒は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」と細かく音階を刻むようなイメージです。つまり同じ回転数でもエンジン音の質感がまったく異なるのです。


振動の少なさも体感価値につながります。長距離ツーリングでは、4気筒バイクで感じる微細な振動が疲労の原因になることがありますが、6気筒ではその振動がほぼゼロになるため、疲労感が大幅に軽減されます。


CBXやZ1300のオーナーの多くは、この音と振動の質感に魅了されて所有を続けています。現代の高性能バイクと比較すれば性能面では劣りますが、6気筒エンジンが生み出す独特の官能性は他では得られない価値です。


結論は体感の価値です。


バイクを単なる移動手段や性能で選ぶのではなく、エンジンの鼓動や音色を楽しむ「趣味性の高い乗り物」として捉えるなら、直列6気筒バイクは最高の選択肢になります。


ただし維持費と取り回しの覚悟は必要です。




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