ゴールドウイン バイク ジャケットの選び方と機能の全知識

ゴールドウイン バイク ジャケットの選び方と機能の全知識

ゴールドウイン バイク ジャケットの機能と正しい選び方

胸部プロテクターなしのジャケットで走ると、死亡リスクが頭部損傷より高くなります。


🧥 この記事でわかること
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ゴールドウインの3大シリーズの違い

Rシリーズ・Mシリーズ・Euroシリーズ、それぞれの特徴と選ぶべきライダー像を解説します。

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ゴアテックスの実力とメンテナンス

ゴールドウインが採用するゴアテックス素材の防水・透湿性能と、撥水機能を長持ちさせるお手入れ方法を紹介します。

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CE規格プロテクターと安全性の真実

バイク死亡事故の死因の約53%が胸腹部損傷。胸部プロテクター内蔵ジャケットを選ぶことで命を守る確率が大きく変わります。


ゴールドウイン バイクジャケットの3大シリーズを理解する


ゴールドウインのバイクジャケットは、大きく「Rシリーズ」「Mシリーズ」「Euroシリーズ」の3つのラインナップに分かれています。この3つの違いを理解せずにジャケットを選ぶと、用途に合わない一着を買ってしまい、数万円が無駄になりかねません。シリーズの特性が条件です。


Rシリーズ(スポーツライダー向け)はスポーツバイクに乗るライダーを主なターゲットにしたラインです。立体裁断による可動性の高さが最大の特徴で、前傾姿勢でも肩や背中にストレスがかかりにくいように設計されています。シャープなシルエットとGOLDWIN独自開発のエアベントシステムを搭載しており、走行中の換気も自在にコントロールできます。スポーツバイク・ネイキッドで週末ツーリングを楽しむライダーにとって、最もなじみやすいシリーズです。


Mシリーズ(マルチユーズ向け)は、バイクを降りたあとの街歩きでも違和感なく着用できることを重視したシリーズです。ゴアテックスを採用したモデルも多く、防水性と普段着としての見た目を両立させています。通勤・街乗りからライトなツーリングまで幅広く使えるため、1着でさまざまなシーンをカバーしたいライダーに向いています。


Euroシリーズ(最上級・フラッグシップ)は、1986年に「ドイツのアウトバーンを安全・快適に走れる、世界最高水準のウェアを作ろう」というコンセプトで開発がスタートした、ゴールドウインの頂点に立つシリーズです。研究開発に10年という歳月をかけ、1996年に日本での販売が開始されました。コーデュラ・ゴアテックス・CE規格ハードプロテクターをすべて同時に採用しており、「使い方によっては10年程度着続けられる」とゴールドウインの開発担当者が明言するほどの耐久性を誇ります。Euroロードマスタージャケットは価格が税込20万円を超える高額モデルですが、10年使えるとすれば1年あたりのコストは2万円以下になります。これは得ということですね。


| シリーズ | 主な対象 | 価格帯の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Rシリーズ | スポーツ・ネイキッド | 3〜6万円台 | 立体裁断・エアベント |
| Mシリーズ | 街乗り・ツーリング | 3〜6万円台 | タウンユース対応 |
| Euroシリーズ | ロングツーリング・こだわり派 | 10〜20万円超 | 最高素材・10年耐久 |


ゴールドウインのオフィシャルサイトでは各シリーズのラインナップを確認できます。


ゴールドウイン モーターサイクル オフィシャルサイト|GOLDWIN MOTORCYCLE


ゴールドウイン バイクジャケットとゴアテックスの組み合わせが最強な理由

「防水ジャケットがあれば雨は大丈夫」と思っているライダーは少なくありません。ただ、一般的な防水素材と、ゴールドウインが採用するゴアテックスの間には、雨天ツーリング中の快適性に大きな差があります。これは重要なポイントです。


ゴアテックスの最大の特徴は「防水性」と「透湿性」を同時に実現していることです。防水素材の多くは外からの水を防げても、内側からの湿気(汗の蒸気)を逃がせず、長時間走ると内側がベタついてきます。ゴアテックスは1平方センチあたり14億個もの微細な孔(あな)が空いた膜を持っており、水分子(雨粒)は通さないが、水蒸気分子は通す構造になっています。水蒸気分子の大きさは雨粒の約2万分の1というイメージで、この差を利用した精密設計です。


ゴールドウインのモーターサイクル向けゴアテックス採用ジャケットは、ゴアテックス社が定める厳しい「モトスペック」基準をクリアした製品のみを市場に出しています。バイク用は登山用と異なり、高速走行中の強い風圧・雨圧を受けることを想定しているため、通常のアウトドア用ゴアテックスより高い防水圧基準が設けられているのです。


ゴアテックス素材を使ったモデルのうち、特に人気が高いのが「GWMゴアテックスマルチフーデッドジャケット(GSM22900系)」です。オールシーズン対応で、ドローコードで衿先や裾を絞ることで防水・防風性がさらに高まる設計が施されています。価格はセール時で3万5,000円前後から流通しており、Mシリーズの中でも実用性が高く評価されています。


ただし、ゴアテックス製品は洗い方を間違えると撥水機能が低下します。柔軟剤は絶対NGです。柔軟剤の成分が表面の撥水基(はっすいき)を寝かせてしまい、本来水をはじくはずの表生地が水を吸収してしまう「ウェットアウト」という状態になります。洗濯後に低温の乾燥機で10〜20分ほど熱を加えると、寝てしまった撥水基が起き上がり、撥水性能が復活することが多いです。


ゴアテックスウェアの正しいお手入れ方法はこちらから確認できます。


GORE-TEX ブランド|アウターウェアお手入れ方法(公式)


ゴールドウイン バイクジャケットのCE規格プロテクターと安全性の実態

胸部プロテクターを「なんとなく邪魔そう」「ジャケット自体が保護になるでしょ」と思って省いているライダーは多いです。これは命に関わる判断ミスになります。


警視庁の調査によれば、バイク死亡事故において胸部・腹部の損傷が致命傷となるケースは合計53.5%にのぼり、頭部(35.7%)を大幅に上回ります。ところが、胸部プロテクターの着用率は約9.2%と10人に1人にも満たない水準です。2022年の東京都内の死亡事故統計では、亡くなった12名全員が胸部プロテクターを着用していなかったという衝撃的なデータも公表されています。


ゴールドウインのバイクジャケットの多くは、CE規格(欧州安全規格)に適合したプロテクターを標準装備または追加装着に対応しています。CE規格には「レベル1」と「レベル2」があり、レベル2はレベル1と比較して約50%以上高い衝撃吸収性能を持ちます。ゴールドウインの上位モデル(Euroシリーズや一部のGWMシリーズ)では、肩・肘・背中・胸の4か所すべてにレベル2相当のハードプロテクターを標準装備しており、安全性は業界最高水準です。


とくに「背面プロテクター」は見落とされがちな部位です。転倒した際に路面や縁石に背中を強打するリスクが高く、脊髄損傷は最悪の場合、半身不随につながります。ゴールドウインのEuroシリーズに使われるバックプロテクターは、コーデュラ生地との組み合わせで転倒時の滑りにくさも考慮されています。安全性が条件です。


胸部プロテクターが内蔵されていない安価なジャケットを使っている場合でも、後付けタイプのプロテクターを追加できる製品がゴールドウインから販売されています。まずジャケットのプロテクター対応状況を確認して、未装着の部位があればすぐに補完することが現実的な対策になります。


バイク死亡事故と胸部プロテクターの関連性についての詳しい解説はこちら。


ゴールドウイン バイクジャケットをシーズン別に使い分けるポイント

「高いジャケットを1着買えばオールシーズン使えると思っていた」というライダーは多いです。3シーズンジャケットは便利な反面、真夏・真冬の極端な気温には対応しきれない場面があります。この認識が重要です。


バイク用ジャケットはシーズンに応じて大きく3タイプに分類できます。


- 春夏・メッシュジャケット:全面通気設計で走行中の涼しさを最優先。ゴールドウインの「エアライダーメッシュジャケット(GSM22006系)」は、肩・肘・背中・胸の4か所にプロテクターを標準装備しており、価格は3万1,900円(税込)前後。夏でもプロテクションを妥協しない設計です。


- 秋冬ジャケット:防寒性と防風性を重視。ゴアテックスのライナーと中綿の組み合わせで、気温5℃以下でも走れる保温性を確保したモデルが多い。


- 3シーズン・オールシーズンジャケット:ジップイン接続のインナーを脱着することで春〜秋まで対応。代表モデルの「GWMロードブックジャケット(GSM22153E系)」は、伸縮性素材と防水透湿加工の組み合わせで、走行ポジションを問わない動きやすさを実現しています。


ゴールドウイン独自のジップインジップ構造は、アウターとインナーをジッパーで接続することで、1着のジャケットが複数シーズンに対応できる仕組みです。これはコストパフォーマンス面でも優秀な機能で、シーズンごとにジャケットを買い替えるコストを大幅に節約できます。


真夏に向けてメッシュジャケットを選ぶ際、「メッシュなのに長袖は暑そう」と感じるライダーもいます。ただ、バイク乗車中は日光が直接皮膚に当たるかどうかで体感温度が大きく変わるため、30℃を超える気温でも長袖・長ズボンが基本です。メッシュジャケットは走行中の風を積極的に取り込むため、半袖より涼しく感じられることも多いです。


ゴールドウインのサイズ選びは「ライディングポジションで試着する」が基本です。直立で試着すると前傾ポジション時に背中が引っ張られ、疲れの原因になります。ゴールドウインのオフィシャルサイトでは身体寸法によるサイズ選びのガイドが公開されています。


GOLDWIN MOTORCYCLE|おすすめサイズ選びガイド(公式)


ゴールドウイン バイクジャケットのコーデュラ素材と転倒耐性の意外な事実

「バイクウェアはカッコよければ何でも同じ」と思っているライダーが見落としがちなのが、ジャケットの表地素材による耐摩耗性の差です。普通のナイロンとコーデュラでは、転倒時の耐久性に数十倍の差があります。


コーデュラとは、もともと防弾チョッキにも使用される高強度ナイロン素材です。通常のナイロンと比較して、耐摩耗性は最大10倍以上、引裂強度も大幅に高い数値を誇ります。ゴールドウインはこのコーデュラを肩・肘・膝など、転倒時に路面と接触しやすい部位に選択的に配置しています。Euroシリーズでは表地に「コーデュラ330D」を採用しており、数値で見るとデニム生地の標準的な強度(80D前後)と比べて約4倍の厚みと強度があるイメージです。


実際にバイク転倒事故が起きた際、速度60km/hで路面に投げ出されると、人体と路面の摩擦は激しいものになります。一般的なナイロンジャケットは50cm程度の滑走で表地が破れ始めますが、コーデュラ採用ジャケットは数メートルの滑走にも耐えることが確認されています。表地が破れるということは、内側のプロテクターやパッドも位置がずれるリスクが上がるため、表地の強度はそのままプロテクターの有効性にも直結します。


これはコストパフォーマンスの観点でも重要な視点です。コーデュラ採用ジャケットは同サイズの通常ナイロン品より価格が1〜2万円高い傾向がありますが、転倒時に皮膚への損傷を防ぐことで得られる医療費・後遺症リスクの軽減効果を考えると、安すぎるくらいと言えます。


ゴールドウインのビジネスの柱でもあるスポーツウェア部門では、登山・アウトドア向けに蓄積した素材選定のノウハウがそのままバイクウェアに活かされています。富山のテクニカルセンターでは、モーターサイクルウェア担当チームとアウトドアウェア担当チームが横断的に情報交換をしており、他ブランドに先駆けた新素材の採用を可能にしています。これはゴールドウインが総合スポーツウェアメーカーとして持つ唯一無二の強みです。


ゴールドウイン バイクジャケットを長く使うためのメンテナンス習慣

高価なゴールドウインのジャケットを購入して、正しいメンテナンスをしないと、3〜5年で防水機能が著しく低下することがあります。せっかくの投資を守るためのケアを知っておくことが大切です。


ゴアテックスを採用したゴールドウインのジャケットに特に注意が必要なのは、「洗剤の種類」と「乾燥方法」の2点です。粉末洗剤・漂白剤・柔軟剤は使用禁止が原則です。これらの成分は撥水加工の膜を化学的に破壊するため、一度使ってしまうと撥水性の回復が困難になります。中性液体洗剤を少量使い、40℃以下のぬるま湯で洗濯機の手洗いコースを使うのが推奨の方法です。


洗濯後の乾燥は「低温設定の乾燥機で15〜20分」が最も効果的とされています。熱を加えることで、洗濯によって寝てしまった表生地の撥水基(撥水加工の突起構造)が起き上がり、機能が回復します。乾燥機がない場合は、当て布をしてスチームなしの低温アイロンを当てることでも同様の効果が得られます。


保管面では、プロテクターを取り外してから保管するのが正解です。特にソフトフォームタイプのプロテクターは、長期間圧縮状態で保管すると本来の衝撃吸収性能が低下することがあります。また、直射日光の当たる場所での保管も表地の劣化・退色を早めるため避けることをおすすめします。


ジャケットをシーズンオフに保管する前には、必ず一度洗濯して汚れ・塩分(汗)・砂を落としておきましょう。汗に含まれる塩分は素材の繊維を少しずつ傷め、ジッパーの腐食も引き起こします。特にツーリングで長時間使用したシーズン終わりは、念入りなケアが長期使用のカギになります。


💡 シーズン終わりに1回・シーズン中は数回のケアが基本です。ゴールドウイン公式のメンテナンスガイドには素材別の詳細な手順が掲載されており、自分のジャケットの素材タグを確認しながら参照するのがおすすめです。


ゴールドウインWEBストア|防水ウエアのメンテナンス解説(公式)




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