胸部プロテクターはバイク乗りの命綱、選び方と装着のコツ

胸部プロテクターはバイク乗りの命綱、選び方と装着のコツ

胸部プロテクターをバイクで正しく選ぶ完全ガイド

ヘルメットより先に胸部プロテクターを買うべきライダーが9割います。


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🛡️ この記事の3つのポイント
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死因の約半数が「胸部損傷」

バイク死亡事故の致命傷部位は頭部が1位、胸部が2位。しかし胸部プロテクターの着用率はたった9.2%しかない。

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CE規格「レベル1」と「レベル2」は別物

同じ「CE規格」でもレベルによって衝撃吸収性能は大きく異なる。選ぶときは必ずレベルの数字まで確認が必要。

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3,000円台から命が守れる

胸部プロテクターはセパレートタイプなら3,000〜8,000円台から揃う。命を守るコスパ最強の装備といえる。

胸部プロテクターがバイク乗りに必要な理由と死亡統計


バイク事故で死亡したライダーの損傷部位は、過去10年間一貫して「1位:頭部、2位:胸部」という順位が続いています。 2023年の東京都内での調査では、死亡した12人全員が胸部プロテクターを着用していなかったという衝撃的なデータが明らかになっています。 ヘルメットは法律で義務化されているため着用率が高いのに対し、胸部は無防備なまま走っているライダーがほとんどというのが現状です。motor-fan+1
バイクは車と違い体が外部にむき出しで、衝突時に直接ダメージを受けます。 胸部プロテクターを着用することで致命傷を7割以上避けられる可能性があるというデータもあります。 つまり「あってもなくても変わらない装備」ではなく、生死を分ける可能性がある装備ということです。motoinfo.jama+1
着用率はわずか9.2%です。 3,000人以上を対象とした警視庁の調査(2016〜2023年)で、着用率は7.2%から9.2%に微増しましたが、いまだ1割にも満たない水準です。 「蒸れる」「動きにくい」といった理由で敬遠されがちですが、近年は素材と設計が大幅に進化しており、そのイメージは古くなっています。


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胸部プロテクターのバイク向けCE規格レベル1とレベル2の違い

CE規格とは、欧州の安全基準「EN1621-3」に基づく性能評価で、胸部プロテクターでは「レベル1」と「レベル2」の2段階があります。 レベル2のほうが衝撃吸収性能が高く、同じ「CE規格取得済み」という表示でも保護力に大きな差があります。これは重要な違いです。


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規格 衝撃吸収性能 主な用途 価格帯の目安
CE レベル1 基本的な衝撃を吸収 ツーリング・街乗り 3,000〜5,000円
CE レベル2 より高い衝撃を吸収 スポーツ走行高速道路 5,000〜1万円以上

コミネ(KOMINE)のSK-838はCEレベル2でありながら税込み約3,200円台という価格で、コストパフォーマンスが非常に高い製品として知られています。 RSタイチ(アールエスタイチ)のTRV079なども、セパレート型としてフィット感と性能を両立した製品です。 CE規格はレベルの数字まで確認するのが原則です。


なお、「pr」がついた「EN1621-3 pr」表記の製品も存在します。 これは2020年に正式発効する前の暫定スペックで、数値的な差はほぼありませんが、購入時には正式規格品かどうかを確認しておくと安心です。


胸部プロテクターのバイク向けタイプ別(セパレート・インナー・ジャケット内蔵)比較

胸部プロテクターには大きく3つのタイプがあり、ライディングスタイルに合わせて選ぶのが基本です。 それぞれ着脱のしやすさ、保護面積、価格帯が異なります。


参考)https://eurogear.jp/blogs/blog/chestprotector


  • セパレートタイプ(分離型):胸部だけを単体で守るパーツ。3,000〜8,000円台で導入しやすく、持っているジャケットの内側に装着できる

    参考)バイクの「胸部プロテクター」おすすめ11選! 万一の事故から…


  • インナー型(ベスト型):胸部・背中・脇をまとめて保護できるベスト状のもの。コミネSK-820が代表例で保護範囲が広い
  • ジャケット内蔵型:ライディングジャケット自体にプロテクターポケットがあるタイプ。着脱が一体化しているので忘れる心配が少ない

初めて導入するなら、セパレートタイプが最もハードルが低くおすすめです。


今持っているジャケットをそのまま活かしたい場合は、セパレートタイプを選べばコストを最小化できます。一方、保護範囲を広げたいなら、インナーベスト型にすることで胸・背中・脇を一度にカバーできます。 用途と予算に合わせて選ぶのが現実的です。


バイク事故は「転倒してから対応」では間に合いません。


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胸部プロテクターをバイク用ジャケットに後付けする方法と注意点

すでに愛用しているライディングジャケットがある場合、後付けで胸部プロテクターを装着できるケースは多くあります。ジャケット内側に「チェストガードポケット」があれば、そのままセパレート型を差し込むだけです。


ポケットがない場合でも、インナーとして着込む「ベスト型プロテクター」を下に着用する方法があります。 ただし、ジャケットのサイズに対してプロテクターが大きすぎると、ライディング中にズレたり動きが制限されたりすることがあります。フィット感の確認が条件です。


後付けするときに確認すべきポイントは以下の通りです。


  • ジャケット内側のポケット形状とプロテクターの縦横サイズが合っているか
  • 固定用のベルクロやボタンが機能するか
  • 体を前傾にしても位置がズレないか(実際に試着してから確認)

参考として、デイトナのSAS-TEC胸部プロテクター(品番26377)は多くのジャケットに対応しており、後付けに使いやすい製品として知られています。


胸部プロテクターをバイク通勤で毎日着用するコツと継続するための考え方

「プロテクターをつけると蒸れる」「毎回着脱が面倒」という声はよく聞かれます。実はこれが着用率9.2%の背景にある最大の理由です。 ただし、慣れてしまえば着用が当たり前になります。最初は「とりあえず1週間だけ毎日つけてみる」というスモールスタートが効果的です。


通勤・街乗りに特化するなら、インナー型のベストプロテクターを最初から下着のように着込む運用が最も継続しやすいです。 脱ぎ着の手間がなく、ジャケットを変えても対応できるため、ライフスタイルを変えずに安全性を高めることができます。これは使えそうです。


蒸れ対策については、素材選びが重要です。


  • ソフトタイプ(発泡素材):薄くて軽く、夏場も蒸れにくい。ハードタイプに比べて衝撃吸収は劣る面もある
  • ハードタイプ:CE規格レベル2製品に多い。多少の厚みはあるが、保護性能は最高クラス
  • ゲルタイプ(粘弾性素材):SAS-TECなどが代表例。ソフトな着け心地でハード並みの性能を持つ

バイク通勤なら、ゲルタイプのセパレート型を試すのが最初のステップとしておすすめです。薄くて装着感が少なく、継続のハードルが下がります。


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