デイトナ インカムでバイクのツーリングを快適にする全知識

デイトナ インカムでバイクのツーリングを快適にする全知識

デイトナ インカムでバイクツーリングを最大限に楽しむ方法

インカムを使いながら走行すると、実は操作タイミング次第で違反切符を切られることがあります。


🏍️ この記事でわかること
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デイトナ インカムの全モデル比較

DT-02・DT-E1・DT-KIKUDAKEの特徴・価格・スペックを一覧で整理。自分にぴったりのモデルがすぐわかります。

🛠️
取り付け方法と失敗しないヘルメット選び

フルフェイス・ジェットどちらに対応するか、マイクタイプの選び方まで徹底解説。購入後に後悔しないポイントを紹介します。

⚖️
インカム使用と法律の正しい知識

走行中に「やってしまいがち」な違反行為とは?知らずにやっていると罰則を受けるケースを具体的に説明します。


デイトナ インカムのラインナップ:DT-02・DT-E1・DT-KIKUDAKEの違いを整理


デイトナのバイク用インカムは、現在大きく3つのシリーズで展開されています。それぞれ価格帯と用途が明確に分かれているため、自分のライディングスタイルに合わせて選ぶことが重要です。


旗艦モデルの DT-02(税込37,400円)は、2025年7月に発売されたハイエンドモデルです。通信分野の最大手クアルコム社製チップ「QCC5181」を2枚搭載することで、安定した通信とクリアな音質を同時に実現しています。最大8人同時通話、通信距離は最大1,500m(1対1時)、連続使用時間は約12時間以上。防水防塵はIP67規格に対応しているため、突然の大雨でも問題なく使い続けられます。


中間モデルの DT-E1(税込29,700円)は、「初めてのインカム」として設計されたエントリーモデルです。最大4人同時通話・通信距離800m・連続使用約12時間と、基本機能はしっかり揃っています。価格がDT-02より約7,700円安く、「グループは4人以下が多い」「ソロツーリングが中心」というライダーには十分な性能です。


聴くだけ特化の DT-KIKUDAKE(税込17,050円)は、FMラジオ・音楽・ナビ音声を一人で楽しむためのソロツーリング専用モデルです。通話機能はなく、乾電池で動くため充電の手間がありません。電池式ということは見落とされがちですが、泊まりがけのツーリングで充電環境がない場面では大きなアドバンテージになります。


それが基本です。まとめると以下のとおりです。


| モデル | 価格(税込) | 最大通話人数 | 通信距離 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| DT-02 | 37,400円 | 8人 | 1,500m | グループ・ロングツーリング |
| DT-E1 | 29,700円 | 4人 | 800m | ソロ〜少人数グループ |
| DT-KIKUDAKE | 17,050円 | ー(聴くだけ) | ー | ソロ専用・乾電池式 |


「とりあえずインカムを試してみたい」という初心者にはDT-E1、本格的なマスツーリングで8人以上で走ることがある人にはDT-02が条件です。


デイトナ インカムDT-02の注目機能:Bluetoothチップ2枚搭載の実力とは

「Bluetoothチップが2枚ってどういうこと?」と思うライダーも多いはずです。


一般的なインカムは、Bluetoothチップを1枚だけ搭載しています。チップが1枚しかない場合、インカム通話・音楽再生・ナビ音声などの複数の接続をひとつのチップで管理する必要があり、通信が混雑しやすく音が途切れたりラグが発生しやすくなります。


DT-02のデュアルチップ構成は、いわば「インカム通話専用のレーン」と「音楽・ナビ専用のレーン」を分けて設けているようなイメージです。これにより、仲間と会話しながらナビ音声を同時に聞いても通話が乱れません。8人での大人数通話中でも、バックグラウンドミュージック機能(BGMを流しながら通話できる機能)が使える点は、実際のツーリングで体感すると「これは便利だ」と実感できます。


スピーカーはシルクダイヤフラムを採用し、高鮮明度アンプと組み合わせることで走行中の風切り音に負けないクリアな音質を実現しています。マイクはMEMSマイクを採用し、mSBC方式により音声通話の品質も向上。「相手の声が聞き取りにくい」「自分の声が届かない」という以前のインカムあるあるが大幅に減っています。


これは使えそうです。


さらに、専用スマートフォンアプリ「DTアプリ」(iOS・Android両対応・無料)を使えば、細かい設定も画面上からできます。イコライザー調整、音量カスタマイズ、ファームウェアアップデートなど、本体の小さいボタンで操作しなくてもスマホから完結できます。


デイトナ インカム公式サイト(DT-02スペック・アプリ情報掲載)


デイトナ インカムのヘルメット取り付け方法:マイクタイプの選び方と注意点

購入前に必ず確認しておきたいのが「どのマイクユニットを買うか」です。DT-02には2種類のパッケージが存在し、それぞれ対応するヘルメットが異なります。


- 品番:25031(ワイヤーマイクユニット) → フルフェイスヘルメット
- 品番:25032(ブームマイクユニット) → ジェットヘルメット・半ヘル用


フルフェイスヘルメットの場合、シールド内に細いワイヤーマイクを這わせる形で装着します。ジェットヘルメットの場合は、口元に向けてアームが伸びるブームマイクタイプを使います。マイクの形状が異なれば集音の方向も変わるため、ヘルメットの種類に合わないタイプを選ぶと音質が著しく落ちます。


つまり「ヘルメットの種類を先に確認してから購入」が原則です。


本体の取り付け方法は、両面テープまたはマジックテープ(面ファスナー)の2種類です。クリップマウントには非対応なので注意が必要です。「複数のヘルメットで使い回したい」「手軽に着け外ししたい」というライダーの場合、取り付けのたびに粘着部分を剥がすのは現実的ではありません。そういった場合は、ベルクロ(面ファスナー)固定を活用するか、もしくはヘルメットごとにベースプレートを取り付けておいて、本体だけを付け替える方法が現実的です。


スピーカーはヘルメット内側の耳あたりの部分に付属のシートを使って固定します。標準スピーカーが耳に当たって痛い場合は、デイトナから別売りのコンパクトスピーカーが販売されています。ヘルメット内部がタイトなライダーにとって、これは必須です。


デイトナ公式の製品一覧ページ(品番・マイクタイプの確認に)


デイトナ インカムを使うときに知らないと困る法律の話

「インカムはヘルメットに固定するから問題ない」と多くのライダーが思っています。結論として、その認識は正しい部分もありますが、落とし穴もあります。


道路交通法第71条第5号の5によれば、規制対象となるのは「手で保持しなければ送受信できない無線通話装置の使用」です。インカムはヘルメットに固定した状態で使うため、走行前にペアリングを済ませ、走行中に手を使わず通話するだけなら違法になりません。これは警察庁への取材でも確認されている公式見解です。


ただし、以下のケースでは違反になる可能性があります。


- 走行中にスマホを手に持ってインカムの通話操作をした場合 →「携帯電話使用等(保持)」違反
- 走行中にスマホホルダー上のスマホ画面を長時間注視して操作した場合 →「携帯電話使用等(注視)」違反
- インカムがヘルメットから外れて、手に持って通話した場合 → 同上


「携帯電話使用等(保持)」違反の罰則は、二輪車の場合で反則金1万5,000円・違反点数3点と重いものです。免許の点数が気になるライダーにとっては痛いですね。


安全のためにも、ペアリングなどの設定操作は必ず出発前・停車中に完了させましょう。走行中の操作はたとえ危険に見えなくても、違反と判断されることがあります。


モーサイWEB:インカム使用と道路交通法に関する警察庁への取材記事


デイトナ インカムのペアリング方法と他社接続の注意点

インカムで最初に戸惑うのが「ペアリング」の操作です。特に、友人が別メーカーのインカムを使っている場合、繋がらないトラブルは非常によくあります。


DT-02同士のペアリングは、全員が同時にボタンを押すだけで完了する「グループペアリング」方式が採用されています。最大8台まで同時にペアリングでき、操作がスピーディーなため、出発前の準備時間が短縮されました。この方式はDT-01の頃より大幅に改善されたポイントです。


他社インカムとの接続(ユニバーサル接続)については、DT-02はHFPプロファイルに対応しているため、1対1の通話は可能です。ただし、注意点があります。


- 他社インカム同士をまとめてグループ接続することはできません(1対1のみ)
- DT-02を使いながらSENA・B+COMなど別ブランドの友人と繋ぐには、デイトナ側の「他社ペアリングモード」を使う必要があります
- 操作手順が通常のペアリングとは異なるため、事前に取扱説明書を確認することが必須です


DT-E1についても、他社インカムとのペアリングは1対1のみ対応です。「グループ全員で通話したいのに繋がらない」というトラブルを防ぐためには、同じブランドのインカムで揃えることが条件です。


もし仲間うちでブランドがバラバラの場合は、代表者1台をブリッジ役にして中継させる方法もありますが、操作が複雑になりがちです。グループで新規購入するなら同ブランドで揃えたほうが確実ということですね。


デイトナ公式FAQ:他社インカムとのペアリング方法の詳細手順




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