ロングツーリングのバイク準備と持ち物・計画の全手順

ロングツーリングのバイク準備と持ち物・計画の全手順

ロングツーリングのバイク準備と持ち物・計画の全手順

高速道路でリュックを背負ったまま走ると、300km先では肩痛で操作ミスが起きやすくなります。


🏍️ ロングツーリング準備まとめ
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出発前のバイク点検が最優先

タイヤ空気圧・チェーン・エンジンオイル・ブレーキを確認。走行中のトラブルを事前につぶしておくことが、安全なロングツーリングの土台になります。

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荷物はバイクに積む・背負わない

リュックを背負うと長距離走行で肩・腰への負担が蓄積し、疲労と操作ミスのリスクが増します。シートバッグ・サイドバッグへの積載が基本です。

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ルート・給油・天気の事前計画が命

高速道路でのガス欠は違反点数2点・反則金7,000円。給油ポイントと天気予報の確認をセットで行い、トラブルゼロのツーリングを目指しましょう。


ロングツーリング前に必ず行うバイクの出発前点検チェックリスト


ロングツーリングの成否は、走り出す前にほぼ決まります。日常の近距離走行では気づかないほどの小さなトラブルも、500km・1000kmと距離が伸びるにつれて重大なアクシデントに発展しやすくなるからです。


まず確認したいのがタイヤです。空気圧は「冷間時(走行後2時間以上経過後)」に測るのが原則で、一般的な指定空気圧は150〜300kPa(キロパスカル)の範囲に設定されています。乗車した状態では若干上がるため、走った直後に測ると正確な値が出ないので注意が必要です。溝の残量・片減り・ひび割れ・釘刺さりも目視で確認してください。


次に優先度が高いのがチェーンです。バイクのチェーンは500km走行ごとにメンテナンスするのが目安とされており、雨天走行後は必ず洗浄・注油をするべきとされています。注油後はルブがコマ内部へ浸透するまで3〜4時間放置してから走行すると効果が出ます。チェーンのたるみや錆がひどい場合は、出発前にバイクショップで点検を受けておくと安心です。


点検すべき主な項目をまとめると以下のとおりです。


  • 🔵 タイヤ:空気圧・溝の残量・ひび割れ・釘刺さり
  • 🔵 チェーン:たるみ・錆・注油の状態
  • 🔵 エンジンオイル:量と汚れ具合(交換から3,000〜5,000kmが目安)
  • 🔵 ブレーキ:パッド残量・フルード量・握り感の確認
  • 🔵 バッテリー:電圧チェック(特に長期保管後)
  • 🔵 灯火類ヘッドライト・テール・ウインカーの点灯確認
  • 🔵 クーラント:水冷エンジンの場合は液量と濃度


これが基本です。自分でできない項目があれば、2りんかんなど全国に60店舗以上展開するバイク用品店やバイクショップで一括点検を依頼するという選択肢もあります。


点検と一緒に確認しておきたいのが「予備パーツ」です。転倒時に折れやすいブレーキレバークラッチレバー、そしてプラグの予備を1セット持っておくと、現地でのトラブルにも対処しやすくなります。


2りんかん:長距離ツーリングで必要な持ち物とバイク点検ポイントの詳細解説


ロングツーリングの持ち物リスト:バイクへの積載が疲労を左右する

「荷物はリュックに入れて背負えばいい」と思っているライダーは少なくありません。しかし実際には、重いリュックを長時間背負いながら走ることは健康面でも安全面でも大きなリスクがあります。


リュックを背負って走行すると、荷物の重さが肩に集中するだけでなく、風の抵抗も受け続けることになります。その結果、肩こり・腰痛・疲労蓄積が起こりやすく、特に200〜300kmを超えたあたりから操作感に影響が出てきます。荷物は背負わずバイクに積む、これが原則です。


シートバッグは20〜40L程度の容量があるものが使いやすく、着替えなどの濡らしたくないものはジップロックや防水スタッフサック(13L程度)に入れてからバッグに収納するのがロングツーリングの定石です。


持ち物は「安全系」「生活系」「電源・ナビ系」の3カテゴリで整理すると抜けが少なくなります。




















カテゴリ 主な持ち物
⚠️ 安全系 車載工具・パンク修理キット・三角停止表示板・救急セット・予備パーツ(レバー・プラグ)
👕 生活系 レインウェア上下・防水ソックス・着替え・防寒着(コンパクトなダウン)・洗面用具・タオル・ウェットティッシュ
📱 電源・ナビ系 スマホホルダー・バイク用USB電源・モバイルバッテリー(10,000mAh以上PD対応)・シールドクリーナー


防水対策に関しては「防水バッグだから大丈夫」と油断しがちですが、実際には縫い目や開口部から水が入るケースが多いです。内側からジップロックで二重にガードしておくと、雨天走行後も荷物が安全です。これは使えそうです。


特に見落としやすいのが「防水ソックス」です。防水シューズでも、上部からの浸水は完全には防げません。透湿防水素材の防水ソックスをシューズの中に履いておけば、足の中が濡れるリスクを大幅に下げることができます。


BikeJIN:1000km走行を想定したロングツーリングの持ち物と積載術の実践ガイド


ロングツーリングのルート計画と給油・天気の準備方法

走る前に計画を立てておくことが、ロングツーリングの「快適さ」と「安全」を同時に守る最大の武器になります。


まずルート設定の基本として、1日の走行距離は200km程度・休憩を含めて約9時間を目安にするのが推奨されています。初心者の場合はさらに余裕を持ち、通常の移動時間の約2倍を想定した計画が安全です。欲張ったスケジュールで時間通りに走ろうとすると、判断力が落ちた状態での強行走行につながります。


天気予報については、出発3日前に降水確率を確認するのがポイントです。目的地の降水確率が40%以上であれば、ルートの変更や出発の延期を検討する判断材料になります。出発地が晴れていても、山間部や海沿いでは天候が急変しやすいため、目的地・経由地の天気を個別に確認しておくことが重要です。


給油計画については、特に注意が必要です。高速道路でガス欠を起こして停車すると、「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」にあたり、バイクの場合は違反点数2点・反則金7,000円が科されます。これは「故障」ではなく「整備不良・不注意」と判断されるため、ガス欠は言い訳にならないのです。


  • 🔴 出発前にタンクを満タンにする
  • 🔴 ルート上のガソリンスタンドの場所・営業時間を事前に調べておく
  • 🔴 自分のバイクの燃費と航続距離を把握しておく
  • 🔴 残量が半分になったら給油するクセをつける


給油ポイントの下調べには「ガソリンスタンドマップ」アプリが役立ちます。山間部・過疎地ではスタンドが閉まっていることも珍しくないので、事前に1か所確認するだけでも安心感が変わります。


ルート設計では、行きと帰りを同じ道にしないことも楽しさを高めるコツです。往路は高速で距離を稼ぎ、復路は一般道でゆっくり景色を楽しむというパターンが、疲労管理の観点からも理にかなっています。


高速道路のガス欠が交通違反になる理由と違反点数・反則金の解説


ロングツーリング中の疲労対策と休憩の正しい取り方

「まだ走れる」という感覚がいちばん危ない状態です。バイクは車と違い、振動・風圧・緊張感を全身で受け続けるため、同じ距離でも車より疲労が蓄積しやすいという特性があります。


休憩の目安は1〜2時間ごと、または50〜100kmに1回が推奨されています。たった5分のコンビニ停車でも、ヘルメットを外して肩を回すだけで、筋肉の緊張がリセットされます。休憩中に行うべきストレッチは「アキレス腱伸ばし」「首の左右回し」「肩甲骨を寄せる動作」の3つだけ覚えておけばOKです。


食事のタイミングも意外と重要です。ツーリング先の昼食後は血糖値が急上昇し、その後急降下することで強い眠気が来やすくなります。一度にどかっと食べるよりも、パンやおにぎりを小まめに補給するほうが眠気を防ぎやすいです。コーヒーや強いミント系ガムも眠気対策に有効ですが、一時しのぎに過ぎないため、本格的な眠気を感じたら即座にサービスエリア道の駅に停車してください。


姿勢についても触れておきます。長距離走行では「前傾になりすぎる」「腕に体重がかかる」という姿勢の崩れが起こりやすくなります。背筋を軽く伸ばし、肘に余裕を持たせ、ハンドルを軽く握る意識を持つだけで疲れ方がかなり変わります。


シートクッションはお尻の痛みを軽減するだけでなく、集中力の持続にも効果があります。特にシングル・ツインエンジンのバイクや、シート幅が狭いオフロード系では振動が直接伝わりやすいため、ゲルタイプのシートクッションを1枚積んでおくことが有効です。


疲労が蓄積すると判断力が鈍り、ブレーキタイミングの遅れや車線変更時の確認不足が生じます。疲れる前に休む、これが基本です。


ベテランライダーが解説するバイクツーリングの疲労原因と効果的な対策方法


ロングツーリングで知らないと損する「三角停止表示板」とパンク対応の準備

多くのライダーが見落としがちな、でも知っておくと確実に役立つ準備が2つあります。ひとつは「三角停止表示板」、もうひとつは「パンク修理キット」です。


まず三角停止表示板について。「バイクには積載義務がない」という認識は正しいのですが、「使わなくていい」というわけではありません。高速道路や自動車専用道路上でやむなく停車した際に、後続車に向けて三角停止表示板(または停止表示灯)を設置しなければならないという「表示義務」があります。設置しないと「故障車両表示義務違反」に該当し、二輪車は違反点数1点・反則金6,000円が科されます。


厳しいところですね。持ち歩かなくても走ること自体は違反にならないものの、いざ停車が必要な場面で何もないと即座に違反です。最近はコンパクトに折りたたまれるバイク用三角表示板も市販されており、シートバッグの隙間に1つ収納しておくことをおすすめします。


次にパンク修理キットについてです。チューブレスタイヤの場合、パンクしても一気に空気が抜けることは少なく、比較的ゆっくりと空気圧が下がります。そのため「スパイラルプラグ式の修理キット+携帯エアポンプ」を1セット持っておくと、人里離れた場所でのパンクでも自力で応急対応できます。


  • 🛞 チューブレスタイヤ向け:スパイラルプラグ式修理キット(1,000〜3,000円程度)+携帯ポンプ
  • 🛞 チューブタイヤ向け:スプレー式パンク修理剤(応急用・数百円〜)


パンク修理キットはバイクの小物入れに収まるコンパクトなサイズのものが市販されています。ロングツーリングでは「いつかのための保険」として1セット忍ばせておく価値は十分あります。


また、ロードサービスの活用も視野に入れておきましょう。任意保険JAFに加入していればロードサービスで給油や搬送に対応してもらえる場合があります。出発前に自分の加入保険のサービス内容を1度確認するだけで、万が一の時の行動が変わります。




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