グラベルキング ss 35c 舗装路と未舗装路 走破性とタイヤ交換

グラベルキング ss 35c 舗装路と未舗装路 走破性とタイヤ交換

グラベルキング ss 35c 特徴と性能

実は、35cでもタイヤ幅は37mm近くになる。


この記事のポイント
🚴
舗装路とオフロードの両立

セミスリックトレッドで軽さと走破性を実現、通勤から週末ライドまで対応

⚙️
空気圧管理が重要

体重や路面に応じた適正空気圧で性能を最大化、10PSI違うと乗り心地が激変

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チューブレス化で快適性向上

TLCモデルはシーラント使用でパンクリスク低減、ビード上げにはコツが必要

グラベルキング ss 35c 基本スペックと設計思想


パナレーサーのグラベルキングSS 35cは、舗装路とグラベルロードの両方を快適に走るために開発されたセミスリックタイヤです。700×35Cサイズの重量は約380gから420gで、チューブレスレディ(TLC)モデルとチューブド仕様が用意されています。


参考)https://panaracer.com/products/gravel/gravelking/gravelking-ss


推奨空気圧はTLCモデルでMAX 400kPa、チューブありでMAX 525kPaとなっています。実際の運用では体重や路面に応じて調整することが重要で、35cサイズなら2.8bar(約280kPa)程度で乗り心地転がり抵抗のバランスが良好になるケースが多いです。


表記サイズは35cですが、リム内幅21mmのホイールに装着すると実測で37mm程度になります。タイヤ幅が想定より太くなることで、フレームとのクリアランスがギリギリの場合は事前確認が必要です。


これが基本です。



参考)https://www.cyclowired.jp/news/node/330904


トレッドパターンは中央部にスクエアノブ、サイド部にSSバージョンのサイドリッジを配置し、ダンシング時のグリップと舗装路での安定性を両立させています。この設計により、自走で未舗装路に向かうスタイルのライダーに最適な性能を発揮します。


参考)https://www.worldcycle.co.jp/view/item/000000064401


グラベルキング ss 35c 舗装路での走行性能

舗装路では漕ぎ出しがやや重く感じるものの、巡航速度に乗れば快適に走行できます。32cのスリックタイヤから交換した場合、初速の重さは感じますが、速度が上がると太いタイヤのエアボリュームが転がりをサポートしてくれる感覚があります。


参考)パナレーサーグラベルキングSSにタイヤ交換してファーストイン…


振動吸収性が高く、以前は「ガタガタ」と伝わっていた路面からの衝撃が「トントン」程度のマイルドな振動になります。手やお尻への負担が軽減されるため、長距離ライドでも疲労が蓄積しにくくなります。


つまり快適性が向上するということですね。



空気圧を3.8bar(約380kPa)程度まで上げると、ヒルクライムや平坦路で明確に速さを実感できます。ただしクリンチャー状態では3.5bar以上で硬さが気になるため、チューブレス化することで高圧でも快適性を維持できます。


参考)グラベルキング650B×38Cの最低空気圧は3.2barでし…


通勤や街乗りでの耐久性も良好で、約4000km使用しても後輪の筋状パターンがほぼ消える程度です。前輪はまだ模様が判別できるレベルなので、完全摩耗までさらに走行できる余地があります。1年・6000km走行してもまだ使用可能という報告もあり、コストパフォーマンスに優れています。


参考)チューブレスのタイヤ交換、Panaracerのグラベルキング…


グラベルキング ss 35c 未舗装路でのグリップと走破性

河川敷の砂利道や林道といった未舗装路では、しっかりとしたグリップ感を発揮します。トラクションをかけ始めてもすぐにスリップせず、安心して走行できる安定性があります。スリックタイヤと比較して、砂利道でのコントロール性が明確に向上するため、ハンドル操作がしやすくなります。


意外にも上り坂でグリップしてくれるという評価があり、セミスリックでありながら登坂時の安定性も確保されています。サイドリッジがグラベルでの走破性をサポートし、舗装路との境界でも安定した走りを維持できる設計になっています。


参考)【レビュー】グラベルキングSS(パナレーサー)


未舗装路でも振動が少なく感じられ、砂利道特有の激しい振動が軽減されます。これはタイヤの太さとエアボリュームによる効果で、32cから35cへのサイズアップで体感できる変化です。


安心して走れますね。



冬季の雪道では空気圧を調整することでグリップ力を高めることができ、多様な路面状況に対応可能です。ただし本格的なマッドコンディションや急斜面の泥道では、よりブロックパターンが深いグラベルキングSKのほうが適しています。


グラベルキング ss 35c 適正空気圧と体重別セッティング

タイヤ性能を最大限引き出すには、体重や路面に応じた適正空気圧の設定が不可欠です。同じグラベルロードでも体重が20kg違うと、適正空気圧は10PSI(約70kPa)近く変わります。他人の空気圧設定をそのまま真似ると、乗り心地が極端に硬くなったり転がりが悪くなったりするリスクがあります。


参考)乗り心地アップ!グラベルロードは適正空気圧で乗ろう


体重70kgのライダーがクリンチャータイヤで舗装路メインで走る場合、44.1PSI(約304kPa)が目安になります。一方、体重50kgの人が同じ空気圧にすると10PSI以上高くなってしまい、乗り心地が損なわれます。


体重差は必ず考慮してください。



グラベル走行をメインにする場合は、舗装路メインより4PSI(約28kPa)ほど低く設定するのが基本です。チューブレスタイヤはクリンチャーより1PSI程度低くできるため、同じ体重でも若干柔らかめの設定が可能になります。


最低空気圧にも注意が必要で、グラベルキング38cの例では最大空気圧4.0barの80%=3.2bar(約320kPa)が最低ラインとされています。最低空気圧を下回ると転がり抵抗が増え、本来の性能を発揮できません。実際に3.8bar程度まで上げることで、ヒルクライムでも平坦でも明確に速さが向上したという報告があります。


適正空気圧の計算ツールを使うか、メーカー推奨範囲内で少しずつ調整しながら自分に合った設定を見つけることが大切です。週に一度は空気圧をチェックして、適正値を維持するようにしましょう。


グラベルキング ss 35c チューブレス化の手順と注意点

グラベルキングSSのTLC(チューブレスコンバーチブル)モデルは、チューブレス運用時に必ずシーラント剤の使用が必要です。チューブレス化することで、パンクリスクの低減と高圧時の乗り心地改善というメリットが得られます。


ビード上げはフロアポンプだけでは難しいケースが多く、エアタンクやインフレーターの使用が推奨されます。グラベルキング38cの例では、エアタンクで空気を送り込むとあっさりビードが上がりますが、32cなどサイズによってはさらに工夫が必要です。


参考)【レビュー】パナレーサー グラベルキングSS 700×38C…


フロアポンプでビードが上がらない場合の対処法として、一度チューブを入れて片側ビードを上げてから、そのビードを落としてチューブを抜くという方法があります。この手順で少なくとも片側のビードは上がった状態を維持でき、その後インフレーターで反対側を上げやすくなります。


手間はかかりますが確実です。



参考)【茶サイド】グラベルキングのチューブレス化|インフレーターは…


シュワルベのインフレーターを使う場合、バルブコアを外してアダプタをしっかり締め、フロアポンプで空気を送り込みます。アダプタが緩いと空気が漏れるため、接続部の確認が重要です。ビードが上がったら、リムサイドからシーラントが染み出してくるので、ホイールを様々な角度に傾けてシェイクし、リムとの隙間を埋めます。


参考)半年ぶりのシーラント補充&グラベルキング32cをチューブレス…


ニップルホールレスリムを使用している場合、リムテープがズレる心配がなく、安定したチューブレス運用ができます。シーラントは半年ごとに補充するのが目安で、長期間放置すると効果が薄れるため定期的なメンテナンスが必要です。


茶サイド グラベルキングのチューブレス化|インフレーターは神
チューブレス化の具体的な手順とインフレーター使用方法の詳細が写真付きで解説されています。


グラベルキング ss 35c プラスモデルとの違いと選び方

グラベルキングSSにはスタンダードモデルのほかに、耐パンク性能を強化した「プラス」モデルが存在します。プラスモデルは「ProTite Shield Plus」耐パンクベルトと「ZSGコンパウンド」を採用し、耐摩耗性・耐久性を大幅に向上させています。


参考)パナレーサー・グラベルキングSS+(プラス)でタフに、軽快に…


35cサイズで比較すると、スタンダードが約420g、プラスが約450gと30g程度の重量差があります。重量は増えますが、その分パンクリスクが減る安心感が得られるため、長距離ツーリングや荒れた路面を頻繁に走る場合はプラスモデルが有利です。


参考)Panaracer Corporation パナレーサー株式…


グラベルキングRという軽量モデルもあり、35cで約340gと最軽量ですが、耐パンク性能を犠牲にして転がり抵抗と乗り心地を改善したタイプです。レース志向やヒルクライム重視ならR、日常的な実用性重視ならスタンダード、耐久性最優先ならプラスという選び方ができます。


参考)グラベルキング R 35C TLR レビュー


プラスモデルの重量はグラベルキングSK(ブロックタイヤ)に近くなるため、どちらを選ぶか悩ましいところです。未舗装路の割合が多い場合はSK、舗装路メインで時々グラベルを走る場合はSS プラスという基準で判断すると良いでしょう。


参考)Panaracer(パナレーサー)のグラベル向けタイヤ「Gr…


耐パンク性能と重量のバランスを考え、自分の走行スタイルに合ったモデルを選択することが重要です。通勤や街乗りメインならスタンダードで十分な性能があり、コストパフォーマンスも優れています。


グラベルキング ss 35c タイヤ交換時の実測サイズとクリアランス確認

タイヤ交換を検討する際、表記サイズと実測サイズの違いに注意が必要です。グラベルキングSS 35cをリム内幅21mmのホイールに装着すると、実測タイヤ幅は約37mmになります。リム幅によって膨らみ方が変わるため、自分のホイールスペックを確認しておく必要があります。


フレームとのクリアランスがギリギリの場合、グラベルキングSKから SSに変更するとサイドノブの高さが低くなり、若干スペースに余裕が生まれます。32cから35cへのサイズアップを考えている場合は、実際には3mm以上太くなる可能性があるため、事前にフレームのクリアランスを測定しておくと安心です。


GIANT ANYROAD3やKhodaaBloom RAIL ACTIVEといったクロスバイクでは、35cが余裕で入り、38cも入りそうな感じという報告があります。ただし車種によってクリアランスが異なるため、メーカースペックや実車での確認が重要です。


確認は必須ですね。


タイヤの膨らみに個体差がある場合もあり、特に折り目部分に不均等な膨らみが出ることがあります。極端な場合はタイヤ不良の可能性もあるため、装着後は一周回して均等に膨らんでいるか目視確認しましょう。


参考)Reddit - The heart of the inte…


サイズアップによる乗り心地改善と体への振動刺激軽減を目的とする場合、ワンサイズアップ(32c→35c)から試すのが安全です。いきなり大幅なサイズアップをすると、フレームに干渉するリスクがあります。


パナレーサー GravelKing SS 定番グラベルタイヤのセミスリックVer インプレッション
実測タイヤ幅やサイドノブの高さについて、実走テストに基づいた詳細な情報が掲載されています。




パナレーサー(Panaracer) グラベルキング X1 R 700×35C チューブレスレディ GRAVELKING X1 R アンバー F735-GKX1-R-SX2