

車検時だけ純正パーツに戻すのは違法です。
参考)車検を通すためのカスタムバイクと法的な問題 - その方法は合…
バイクの車検は排気量によって明確に区分されています。道路運送車両法により、原動機付自転車(50cc以下)と軽二輪(51〜250cc)は車検対象外、小型二輪(251cc以上)のみが車検対象です。つまり、排気量250ccのバイクは車検不要ですが、251ccになった瞬間に車検義務が発生するということですね。
この制度は安全性の確保と環境基準への適合を目的としています。排気量が大きいバイクほど高速走行や長距離移動に使われる頻度が高く、定期的な検査で保安基準を満たしているか確認する必要があるためです。250cc以下のバイクでも安全のためメーカーは年1回の定期点検を推奨していますが、法的義務ではありません。
排気量による区分を理解しておくことで、バイク購入時の維持費計算が正確にできます。車検費用と手間を避けたい場合は250cc以下を選ぶという選択肢があるわけです。
参考)【2025年版】なぜ250ccバイクは車検不要?メリットと見…
バイクの車検期間は新車と中古車で異なります。新車の場合、初回登録から3年後が最初の車検期間です。一方、初回車検を終えたバイクや中古で購入したバイクは、2年ごとに車検を受ける必要があります。
参考)バイクの車検は何ccから?車検期間や必要書類、費用について解…
車検の有効期限は車検証に記載されており、期限切れ前に継続検査を受けなければなりません。期限が切れたバイクで公道を走行すると、無車検運行として道路運送車両法違反になり、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。さらに自賠責保険も切れている場合は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、免許違反点数6点が加算されます。
車検期間を忘れないよう、スマホのカレンダーアプリに車検満了日の2〜3ヶ月前にリマインダーを設定しておくと安心です。
余裕を持って整備や予約ができます。
バイクの車検費用は受検方法によって大きく変わります。ユーザー車検の場合、法定費用のみで約14,360円です。内訳は自賠責保険8,760円、重量税3,800円、印紙代1,800円となります。整備や部品交換が必要な場合でも、合計約2万円で済みます。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/cost/95/
一方、業者に依頼する場合は法定費用に整備費用や手数料が加算されます。ディーラー車検は4〜6万円、車検代行業者は3.5〜4万円が相場です。業者依頼のメリットは、整備のプロが点検するため安全性が高く、書類作成や検査場への持ち込みの手間が省けることです。
参考)【初心者でも安心】バイク車検完全ガイド|費用・場所・手続きを…
ユーザー車検は費用を大幅に抑えられますが、自分で整備の知識を身につける必要があります。初心者や整備に自信がない方は、初回は業者に依頼して検査項目を学び、2回目以降にユーザー車検に挑戦するという方法も使えそうです。
車検に必要な書類は受検方法によって異なります。業者に依頼する場合、車検証、軽自動車税納税証明書、自賠責保険証明書(現在加入中のもの)の3点が必要です。これらを業者に渡せば、残りの手続きは代行してもらえます。
ユーザー車検の場合は上記3点に加え、継続検査申請書(専用3号用紙)、点検整備記録簿、新しい自賠責保険証明書が必要です。継続検査申請書と点検整備記録簿は国土交通省のウェブサイトからダウンロードできます。自動車検査票と重量税納付書は検査当日に陸運局で入手します。
検査当日の流れは、まず陸運局で受付と料金支払い、自賠責保険の更新を行います。次に検査ラインに移動し、外観チェック、灯火類、ブレーキ、排ガスなどの検査を受けます。すべての項目で合格すれば、新しい車検証とステッカーが交付されるということですね。
自動車検査インターネット予約システム
ユーザー車検を受ける場合、事前にこちらのサイトで検査日時を予約する必要があります。
参考)https://www.reserve.naltec.go.jp
カスタムバイクの車検では保安基準への適合が厳しくチェックされます。車検に通らない主なカスタムは、排気ガス規制に適合していないマフラー、灯火装置の不適切な改造、車体寸法の変更などです。例えばハンドル交換で車体の全高が変わったり、ロングスイングアームで全長が変わったりした場合、構造変更検査を受ければ車検に通ります。
車検時だけ純正パーツに戻すという方法は違法です。車検に通すために一時的に改造を戻すこと自体は違法ではありませんが、車検後に再び保安基準に適合しないパーツに交換して公道を走行すると、不正改造として道路運送車両法違反になります。違法改造が発覚すると、罰金や免許の点数減点といったペナルティが課せられます。
参考)大型バイクに乗られている人ってカスタムすると車検のときにどう…
カスタムを楽しみながら合法的に車検を通すには、事前に保安基準を確認することが条件です。バイク用品店で「車検対応」と表示されたパーツを選ぶか、購入前にショップに相談すれば大丈夫です。
違法なバイクカスタムに関する詳細情報
こちらのページでは道路運送車両法に基づく違法改造の具体例と罰則について詳しく解説されています。
250cc以下のバイクは車検不要ですが、定期点検の重要性は変わりません。道路運送車両法では250cc以下のバイクに法定点検義務はありませんが、メーカー各社は年1回の定期点検を強く推奨しています。ホンダやスズキは「安全の確保と公害防止の観点から、使用者自身の責任で定期的に点検整備を行うべき」としています。
参考)250cc以下のバイクは車検ないけど、定期的な検査を受けなく…
点検項目は「ネンオシャチブクトウバシメ」という合言葉で覚えられます。ネ(燃料)、オ(オイル)、シャ(車体)、チ(チェーン)、ブ(ブレーキ)、ク(空気圧)、トウ(灯火類)、バ(バッテリー)、シメ(締め付け)の9項目です。走行距離が6ヶ月で3000kmを超える場合や、短距離走行が多い場合は、6ヶ月ごとの点検が必要です。
250cc以下のバイクでも定期点検を怠ると、ブレーキ故障やタイヤのパンクなど重大なトラブルにつながります。点検を受けていれば防げた事故で他人を傷つけた場合、民事上の責任を問われる可能性があるわけです。