

教習所に行かなくても、2万円台で小型AT限定免許を取得できます。
小型AT限定免許(正式名称:AT小型限定普通自動二輪免許)の取得にかかる費用は、現在持っている免許の種類によって大きく変わります。これが多くの人が見落としているポイントです。
普通自動車免許を持っている場合、技能教習は8時限・学科教習は1時限で済みます。一方、免許を何も持っていない場合は、学科教習26時限+技能教習9時限が必要です。つまり教習のボリュームが約3〜4倍も違います。
費用の相場を以下にまとめました。
| 所持免許 | 技能教習 | 学科教習 | 費用目安(教習所) |
|---|---|---|---|
| 普通自動車免許あり | 8時限 | 1時限 | 約6〜10万円 |
| 原付免許のみ | 9時限 | 16時限 | 約10〜15万円 |
| 免許なし | 9時限 | 26時限 | 約12〜18万円 |
普通免許ありが基本です。すでに車の免許を持っているバイク乗りの方にとって、これは非常に有利な条件になります。
「学科が1時限だけでいいの?」と驚く方も多いですが、これは2段階の学科教習(交通法規など)が普通自動車免許取得時にすでに修了しているとみなされるためです。免許センターでの学科試験も免除になります。
費用に加えて、免許センターでの手続き費用(受験料・交付手数料で約3,800円程度)が別途かかります。教習所の料金と合わせて計算しておきましょう。
地域差も要注意です。東京・大阪などの都市部は教習所が多く競争があるため比較的安い傾向がありますが、地方では選択肢が少なく割高になる場合もあります。同じ「普通免許あり」の条件でも、教習所によって数万円の差が生まれることは珍しくありません。
「教習所に通わなくても免許が取れる」という話を聞いたことがあるバイク乗りは多いはずです。これが「一発試験(飛び込み試験)」と呼ばれる方法で、運転免許試験場に直接出向いて技能試験を受けるものです。費用は驚くほど安く済みます。
実際の費用の内訳は以下の通りです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受験料 | 2,600円 |
| 試験車使用料 | 1,450円 |
| 交付手数料 | 2,050円 |
| 取得時講習料 | 12,000円 |
| 応急救護講習料 | 4,200円 |
| 合計(1回合格時) | 約22,300円 |
合計2万円台で取得できるということです。普通免許を持っている場合は、さらに学科試験料(1,750円)が省けます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。一発試験の合格率は非常に低く、教習所卒業者を除く技能試験の合格者は全体の約3%程度という統計(警察庁交通局)があります。1回あたり約4,000円(受験料+試験車使用料)がかかるため、10回受験すれば4万円の追加出費になります。
「10回で4万円の追加ですね。」
実際に鮫洲試験場(東京)で一発試験に挑んだ体験記によると、1〜2回の受験で合格した例もあります。しかしそのためには、試験コースをほぼ暗記し、自分でバイクを借りて練習するなどの事前準備が欠かせません。すでに原付二種に乗り慣れているバイク乗りであれば、十分に狙える選択肢です。
参考として、警視庁の試験場での手数料・手続きについては公式サイトで確認できます。
2018年4月の道路交通法改正によって、AT小型限定の教習において1日あたりの技能教習の上限時間が引き上げられました。これにより「2日間コース」が多くの教習所で設定されるようになりました。これは意外と知られていないポイントです。
普通自動車免許を持っている人が2日間コースを選ぶと、モデルスケジュールはおおよそ次のようになります。
これは使えそうです。土日を使えば会社を休まずに取得できます。
ただし、2日間コースには通常の通学コースに比べて追加のオプション料金が発生する場合があります。教習所によって異なりますが、約5,000〜20,000円程度の上乗せになるケースが多いです。例えば平和橋自動車教習所では2日間コースオプションが5,500円(税込)と設定されています。
また、2日間コースには「普通自動車免許以上の保有者限定」という条件が設けられているのが一般的です。原付免許のみでは利用できないので注意が必要です。
費用の総額は「基本の教習料金+2日間コースオプション」で計算するのが基本です。パッケージ料金として表示している教習所も多く、約7〜12万円(税込)の範囲が多く見られます。
閑散期(一般的に10〜1月)を狙って申し込むと、同じコースでも数千〜1万円程度安くなることがあります。これは普通免許の繁忙期(3〜4月、7〜8月)を避けると自動的に教習所の予約も取りやすくなるためです。
参考になる情報は下記サイトに掲載されています。
損保ジャパン:小型二輪免許は最短6日で取得できる?費用や教習所の流れ
免許取得の費用は定価通り払う必要はありません。知っているかどうかで数万円の差が生まれることがあります。これは知ってると得する情報です。
まず代表的な方法を整理します。
レッドバロンのキャンペーンについては公式サイトで最新情報を確認してください。
レッドバロン:免許応援キャンペーン(小型〜大型バイクへのステップアップ最大9万円サポート)
「複数の割引を組み合わせる」という発想が重要です。例えば「閑散期入校(約5,000〜10,000円割引)+安心パック(補修保険込み)+バイク同時購入でレッドバロン2万円キャッシュバック」を組み合わせると、実質的な負担は大きく変わります。
これが条件です。「どの割引が使えるか」を先に調べてから教習所を選ぶ流れが、費用を最小化する正しいアプローチです。
免許取得費用だけに目を向けていると、後から「こんな出費があったの?」という状況になりがちです。小型AT限定免許を取ってから発生する主なコストを事前に把握しておきましょう。
まず、免許取得後すぐに必要になるのがバイクの任意保険です。原付二種(125cc以下)の場合、すでに自動車保険に加入していれば「ファミリーバイク特約」を追加することで、年間約5,000〜15,000円程度で補償を受けることができます。これは個別に二輪専用の任意保険に加入するよりも圧倒的に割安です。
維持費の年間目安は次の通りです。
車検は125cc以下のバイクには不要です。これは大きなコスト削減ポイントです。
次に、小型AT限定から「限定解除」する場合の追加費用について知っておきましょう。「ATだけじゃなくMTにも乗りたい」「もっと大きなバイクに乗りたい」という気持ちになるのは自然なことです。
| 限定解除の種類 | 教習時間 | 費用目安 |
|---|---|---|
| AT限定解除(MTも運転可) | 最短4時限 | 約3〜5万円 |
| 小型→普通二輪AT限定(400ccまで) | 最短5時限 | 約4〜7万円 |
| AT小型→普通二輪MT(フル解除) | 最短8時限 | 約6〜10万円 |
つまり最初から普通二輪MTを取るという選択肢もあります。実際、一部の教習所では小型AT限定と普通二輪MT(400cc以下)の教習料金がほぼ同額、あるいは数万円の差しかないというケースもあります。将来的により大きなバイクに乗りたい気持ちが少しでもあるなら、最初から普通二輪免許を取得した方が総コストを抑えられることもあるのです。
厳しいところですね。でも事前に知っておけば選択肢を正しく比較できます。
ステップアップの際の教習所選びと費用比較には、以下のサイトも参考になります。
みちあそび:AT小型からMT普通二輪への限定解除にかかる費用・時間を解説