

Z125PROは4速で3速と4速の間にギアが欲しくなります
モンキー125とZ125PROは同じ125ccクラスですが、エンジン特性に大きな違いがあります。
モンキー125は2021年モデルからグロムと同じ5速エンジンを搭載し、最高出力9.4PS/7250rpm、最大トルク11N・m/5500rpmを発生します。ボア50mm×ストローク63.1mmのロングストローク型で、扱いやすくシルキーな回転フィールが特徴です。振動も少なく、長時間乗っても手足がしびれにくい設計になっています。
一方、Z125PROは4速ミッションで最高出力9.7PS/8000rpm、最大トルク9.6N・m/6000rpmを発生します。ボア56.0mm×ストローク50.6mmのショートストローク型で、高回転まで回る特性を持ちます。しかし高回転域では振動が激しく、手足がしびれるという指摘もあります。これは実はZ125PROのほうが回転数が高い領域でパワーを発生させるためです。
参考)https://www.kawasaki-motors.com/ja-jp/motorcycle/z/mini-naked/z125-pro/2021-z125-pro
トルク特性では、モンキー125のほうが11N・mと優れています。Z125PROは9.6N・mと若干劣りますが、エンジンがよく回るため攻めた走りができるという評価もあります。
ただし、Z125PROは3速と4速の間のギア比の差が大きく、もう1段欲しくなる場面が多いという欠点があります。モンキー125は5速化により幅広い状況で快適な走りを実現しています。
乗車ポジションではモンキー125が圧勝という評価が多くあります。
モンキー125はフラットで幅広いシートを採用し、後ろに引くポジションが取れるため、中肉中背から高身長まで幅広い体格に対応します。シート高は776mmで、ふかふかした座り心地が特徴です。ハンドルも高く幅広いため、リラックスしたライディングポジションが取れます。
参考)新型モンキー125とグロムの比較│WEBヤングマシン|新車バ…
対してZ125PROはシート高780mmとほぼ同じですが、スポーティなデザインを優先したため窮屈な印象があります。シートは前側に座る形になり、二人乗りを考慮した絞り込まれた形状です。長時間乗るとお尻が痛くなるという指摘もあります。脚付きはZ125PROのほうが若干良いとされています。
参考)https://mototabi.net/kawasaki-z125pro-impressio/
タイヤに関しても違いがあります。モンキー125はフロント100/90-12、リア130/80-12の幅広タイヤを採用し、偏平率80%でボリューム感があります。太いタイヤのおかげで安定感があり、ふらつきが少ないのが特徴です。
Z125PROはフロント100/90-12、リア120/70-12で、偏平率70%とモンキー125より細身です。同じ速度でもZ125PROのほうがふらふらしやすいという評価があります。
車重はZ125PROが102kgと軽く、モンキー125は105kg(ABS仕様は107kg)です。取り回しの軽さではZ125PROに軍配が上がります。
外観の質感では、モンキー125が圧倒的に高級という評価が定着しています。
モンキー125は金属パーツを多用し、レトロなツインサスペンションや丁寧な仕上げで高級感とリッチさを演出しています。ライト類はすべてLED化され、キーオン時のギミックや液晶メーターなど細部まで豪華な装備となっています。
Z125PROはアルミフレーム風のカバーが特徴的ですが、実際はプラスチック製で、角度によって鉄パイプフレームが覗くのが残念なポイントです。プラスチッキーでプラモデルのような印象があります。テールライトはLEDですが、ヘッドライトはハロゲンの肌色で先進的なデザインの割にしょぼいという指摘があります。
マフラーについても違いがあります。モンキー125はアップタイプで伝統的なスタイルを継承しています。Z125PROはダウンタイプで、エキゾーストパイプにステンレスを採用しており錆びにくいという長所があります。
価格面では、モンキー125が税込45万1000円と高額です。Z125PROの価格は検索結果に明記されていませんが、質感の違いを考えると価格差があると推測されます。
ホイールベースはモンキー125が1145mm、Z125PROが1175mmで、モンキー125のほうが30mm短く小回りが利きます。
燃費性能では両車に大きな差があります。
モンキー125のWMTCモード燃費は67.1km/Lで、燃料タンク容量は5.6Lです。
航続距離は約375.76kmとなります。
実燃費は走り方によって変わりますが、グロムと同じエンジンを搭載しているため55km/L前後は期待できると推測されます。
Z125PROのWMTCモード燃費は54.2km/L(クラス1)ですが、届出燃費値は56.0km/Lとなっています。実燃費は45~50km/L程度という報告があります。燃料タンク容量は7.4Lと大容量で、航続距離は約414.4kmとモンキー125を上回ります。
つまり燃費が原則です。
燃費の差は約11km/Lもありますが、タンク容量の差(1.8L)によりZ125PROのほうが航続距離が約40km長くなります。長距離ツーリングでは給油回数が少なく済むZ125PROが有利です。
燃料はどちらもレギュラーガソリンを使用します。
使用燃料の違いはありません。
両車の特性から、それぞれに向いている人が異なります。
モンキー125を選ぶべき人は以下のような方です。
参考)https://monkeyheaven.jp/monkey125_cutom_10_picks/
ただし、モンキー125には欠点もあります。ギアチェンジがイマイチでニュートラルに入りにくい、純正では積載力が皆無、車体価格が高いなどの指摘があります。
参考)【不満あり?】素人が2年乗って感じたモンキー125の悪い点
Z125PROを選ぶべき人は以下のような方です。
Z125PROの欠点としては、高回転での振動の激しさ、プラスチッキーな質感、4速ギアの不足感などがあります。
参考)125CCのバイクは後悔する!?カワサキZ125PROの乗車…
用途別では、街乗りやツーリングを快適に楽しみたいならモンキー125、スポーティな走りや長距離の航続距離を求めるならZ125PROという選択が考えられます。
参考リンク(モンキー125とZ125PROの実車乗り比べレビュー):
新型モンキー125とZ125を乗り比べてみる
参考リンク(Z125PROの詳細スペック情報):
カワサキ公式 Z125 PRO スペック
参考リンク(モンキー125の最新情報):
ホンダ「モンキー125」2025年現行モデル解説

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