

中古でV7を手にした直後にレギュレーターが壊れて3万円の出費はダメ。
モトグッチV7の中古車相場は世代とモデルで大きく変わります。初代から第3世代までの744ccモデルは60万円から90万円が中心価格帯です。走行距離5000km未満の状態の良い個体なら80万円台後半まで上がります。
第4世代(2021年~)の853ccモデルは120万円前後が相場です。排気量アップと電子制御の進化により価格は高めですが、リセールバリューも安定しています。
つまり新しいほど高いです。
初代(2008年~)、第2世代V7Ⅱ(2015年~)、第3世代V7Ⅲ(2017年~)の3つは同じ744ccエンジンを搭載。年式が新しくなるほど電装系の信頼性が向上しており、V7Ⅲ以降は持病が出にくくなっています。
参考)https://ameblo.jp/koppe-pan111/entry-12849113310.html
モデル別では「V7スペシャル」がクラシックな外観とスポークホイールで人気です。「V7ストーン」はキャストホイール採用でカスタムベースにも向いており、価格は若干安めに設定されています。走行距離2万キロ以下で整備記録がしっかりした個体を選ぶのが基本です。
V7には「3大持病」と呼ばれる故障リスクがあります。1つ目はレギュレーター不良による電圧異常です。電圧が異常に上昇または低下してバッテリー上がりを引き起こします。
レギュレーター故障が基本です。
参考)【tanuさん】さんの【V7 CLASSIC】愛車紹介「mo…
中古購入時は電圧をテスターで確認してください。アイドリング時14V前後、回転数を上げても15V以下なら正常範囲です。レギュレーター交換済みの個体なら安心感が高まります。社外の信頼性が高い製品への交換例も多く見られます。
参考)https://ameblo.jp/koppe-pan111/entry-12795540749.html
2つ目はクラッチスラストベアリングの摩耗です。クラッチが重くなり、ニュートラルが入りにくくなります。放置するとクラッチワイヤーが断裂する危険もあります。
ベアリング交換が条件です。
3つ目はファイナルギアケースのオイル漏れです。リアホイールハブ周辺からオイルがにじみ出る症状で、ガスケットやOリング交換で対処できます。試乗時にリアホイール周辺を目視確認するだけでリスクを避けられます。
初代~第2世代(V7Ⅱまで)はABSやトラクションコントロール非搭載のため、電子制御系トラブルが発生しにくいメリットもあります。
意外ですね。
購入前に整備記録をチェックすることで、購入後の突然の出費を防げます。まず確認すべきはECUアップデートの実施有無です。ハンチング(アイドリング不安定)の症状改善に有効で、正規ディーラーで実施されていれば安心材料になります。
タペットクリアランス調整の履歴も重要です。V7は空冷Vツインエンジンで、5000~10000km走行ごとにクリアランス調整が推奨されています。調整が適切になされている個体はエンジン音が静かで振動も少なくなります。
調整済みなら問題ありません。
ブレーキパッドやタイヤの交換履歴もチェックしましょう。純正部品以外にカスタムパーツが使われている場合は、その品質と相性を確認してください。ブレーキパッドをカーボンロレーヌに交換している例や、タイヤをBT46に交換している例が報告されています。
オイル漏れ修理の記録があれば、どの箇所をどう対処したかを詳しく聞くべきです。ガスケット交換だけなら再発リスクは低いですが、ケース本体に傷がある場合は要注意です。
厳しいところですね。
コストパフォーマンスと信頼性のバランスが良いのは2013~2014年式のV7スペシャルです。この世代はABSやトラコン非搭載のシンプル設計で、電子制御系トラブルが発生しにくい特徴があります。中古価格は70万円台後半から80万円台が中心です。
走行距離5000km前後の個体なら整備頻度が少なく、前オーナーが丁寧に扱っていた可能性が高まります。大手中古車店の「赤男爵上がり」の個体は整備が行き届いているケースが多いと評価されています。
これは使えそうです。
V7Ⅲ(2017年~)もおすすめです。初代や第2世代に比べてレギュレーターやクラッチ周りの改良が進んでおり、持病の発生率が下がっています。価格は90万円台から100万円台前半ですが、購入後の修理リスクを考えれば妥当な投資といえます。
参考)愛すべきポンコツ野郎 モトグッチV7III STONE - …
一方で初代(2008年~2012年)は価格が安い反面、持病のリスクが高めです。整備スキルがある方や、信頼できるショップのサポートを受けられる方向けです。購入後すぐにレギュレーター交換とスラストベアリング交換を行う前提で予算を組むと安心です。
購入時には信頼できるショップで車両状態を確認し、整備履歴や前オーナーの使い方をしっかり聞いてください。オイル漏れ、電装系の不具合、ボルトの緩みなどを目視と試乗でチェックすれば、後悔しない一台に出会えます。
参考)モトグッチを購入して後悔?知られざる欠点とは【イタリア バイ…
V7の維持費で気になるのは燃料代と消耗品コストです。燃費は街乗りで18~20km/L、ツーリングで24~25km/Lが目安です。ハイオク指定のため、レギュラーより1リットルあたり約10円高くなります。月間走行距離500kmなら燃料代は月6000円前後です。
タイヤ交換費用は前後セットで4~5万円程度です。走行距離1万km前後で交換時期を迎えるため、年間1000km程度の使用なら10年に1回、年間5000km走るなら2年に1回のペースです。ブレーキパッド交換は1万5000~2万kmが目安で、工賃込みで2~3万円かかります。
オイル交換は3000~5000kmごとに必要で、1回あたり5000~8000円です。ファイナルギアオイルやエンジンオイルを適切に管理すれば、エンジンの寿命を延ばせます。
オイル管理が原則です。
部品供給の遅さも維持費に影響します。純正部品の取り寄せに数週間かかるケースがあり、修理期間が長引くと代車費用がかさみます。信頼できるショップと付き合いを持ち、事前に消耗品を確保しておくと安心です。
車検費用は一般的な中型バイクと同程度で、7~10万円が相場です。ただし持病の修理が重なると追加で5~10万円かかる場合もあるため、購入時に整備状態をしっかり確認することが重要です。
V7は「機嫌を伺うバイク」として愛されています。エンジン始動時の独特な横揺れや、燃料警告灯の表示ロジックなど、個性的な挙動が所有する楽しさにつながります。数値スペックは控えめですが、どんなシチュエーションでも楽しめる魅力があります。
いいことですね。
カスタムベースとしても優秀です。エンジンスライダーやヘルメットホルダー、サイドバッグなどの純正アクセサリーが充実しており、自分好みに仕上げる楽しみがあります。社外品ではベビーフェイス製のパーツが人気です。
サブコン(Rapid Bike Easy)やECUアップデートで燃調を改善すれば、街乗りでもストレスなく走れます。触媒なしの本国エキパイに交換することで、排気音と出力特性を好みに合わせられます。
V7は故障が少ないという声も多く聞かれます。適切な予防整備とパーツ交換を行えば、「思ったほど壊れない」と評価されています。イタリア製だからといって過度に心配する必要はありません。
長く付き合うには「機械としての個性を楽しむ姿勢」が大切です。毎回の始動時にエンジン音を確認し、走行中の振動や挙動の変化に気を配ることで、トラブルの予兆を早期に察知できます。コミュニケーションを取るような感覚でメンテナンスを続ければ、V7は長く応えてくれるバイクです。
ウェビックコミュニティのV7持病情報
購入前に確認したい3大持病の詳細な解説とオーナーの対処法が掲載されています。
グーバイクのV7買取相場
走行距離別の査定額推移が確認でき、購入時の価格交渉や将来の売却計画に役立ちます。