

デスモドロミックは3万km以内に交換しないと重大故障の原因になります。
ムルティストラーダ1200Sは、ドゥカティが「4 bikes in 1」というコンセプトで開発したアドベンチャーツアラーです。このコンセプトは、スポーツ・ツーリング・エンデューロ・アーバンの4つの走行スタイルを1台で実現することを意味しています。
参考)ドゥカティ(DUCATI) ムルティストラーダ1200S
エンジンは水冷L型2気筒のテスタストレッタDVTで、排気量は1198.4ccです。最高出力は152hp(112kW)を9,500rpmで発揮し、最大トルクは13.1kgf-m(128Nm)を7,500rpmで出力します。
つまりハイパワーです。
参考)ムルティストラーダ1200S ドゥカティ 2015年式モデル…
車両重量は235kg、シート高は800mmから820mmまで可変式となっています。燃料タンク容量は20リットルで、そのうち4リットルがリザーブタンクです。ホイールベースは1,529mm、最低地上高は175mmと、長距離ツーリングに適した設計です。
DVT(デスモドロミック・バリアブル・タイミング)エンジンは、ドゥカティの伝統的なデスモドロミック機構に可変バルブタイミングを組み合わせた革新的なシステムです。デスモドロミックは、バルブスプリングに頼らず強制的にバルブを開閉する機構で、高回転時のバルブタイミングを正確に管理できます。
参考)ムルティストラーダ1200S ドゥカティ 2016年式モデル…
このDVTシステムは、エンジンの回転数と負荷に応じてカムシャフトの回転を自動調整します。低回転域では力強いトルクを、高回転域では鋭いパワーを発揮するのが特徴です。
エンジンの滑らかさが基本です。
通常の4ストロークエンジンではバルブスプリングの反発力でバルブを閉じますが、高回転時にはバルブジャンプという現象が起こる可能性があります。デスモドロミック機構は、開閉両方を強制的に制御するため、この問題を回避できます。
結論は高信頼性です。
参考)https://www.ducati.com/jp/ja/column/desmodoromic
ただし、デスモドロミック機構には定期的なタイミングベルト交換が必要で、一般的には3万km以内での交換が推奨されています。この交換を怠ると、重大な故障につながる可能性があるため注意が必要です。
参考)ドゥカティ ムルチストラーダ1200Sの車検整備とタイヤ交換…
ムルティストラーダ1200Sには、ドゥカティ・スカイフック・サスペンション(DSS)EVOというセミアクティブサスペンションシステムが搭載されています。このシステムは、路面状況や走行状態に応じてサスペンションの減衰力を自動調整します。
フロントフォークに装着されたセンサーが、路面の凹凸やスピードバンプを自動的に検知します。そのデータをリアルタイムで処理し、最適なサスペンション設定に瞬時に切り替えるのです。
これが基本です。
参考)https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/multistrada/multistrada-v4/vehicle
前後のホイールトラベルは170mmで、大きなギャップを通過する際でもフロントフォークが硬くなる感覚がありません。実際には170mmのストロークを有効に使って衝撃を吸収するため、200mm以上のストロークがあるように感じられると評価されています。
4つのライディングモード(スポーツ・ツーリング・エンデューロ・アーバン)を選択すると、アクセルレスポンス、サスペンション設定、ABSと安全デバイスの介入度が自動で変化します。この機能により、乗り手はバイクのキャラクターが実際に変わることを体感できるのです。
DSS EVOが条件です。
ムルティストラーダ1200Sには、最先端の電子制御システムが多数搭載されています。ABSはもちろん、トラクションコントロール(DTC)、ウィリーコントロール(DWC)、スリッパークラッチなどが標準装備です。
トラクションコントロールとウィリーコントロールは、それぞれ8段階の介入レベルを設定できます。ライディングモードに応じて最適なレベルが自動選択されますが、手動での調整も可能です。どういうことでしょうか?
つまり、滑りやすい路面では介入レベルを高くして安全性を優先し、サーキットでは介入を最小限に抑えてスポーツ性を引き出すといった使い分けができるということです。メーターはカラーLCDディスプレイで、ギアポジション、燃料計、エンジン回転計、時計などの情報が一目で確認できます。
ヘッドライトはハイ・ロー共にLEDを採用し、コーナリングランプも装備されています。車体が傾いた際に進行方向を柔らかく照らすため、夜間走行時の視認性が向上しています。
いいことですね。
なお、1200Sにはハザードランプも標準装備されており、緊急時の安全性にも配慮されています。
ムルティストラーダ1200Sの維持費で最も気になるのは、定期メンテナンスとタイミングベルト交換のコストです。12ヶ月点検の基本料金は、ディーラーによって異なりますが、約2万3千円から3万円程度です。
参考)::: 工賃料金表
タイミングベルト交換は約3万9千円から4万円で、スパークプラグ交換は2本で約1万円です。車検時にこれらをまとめて実施すると、整備費用だけで10万円を超えることも珍しくありません。
厳しいところですね。
実際の車検費用の例では、総額18万円超となったケースがあります。内訳は、法定費用(自賠責保険9,270円、重量税3,800円、印紙代1,700円)、24ヶ月基本整備21,000円、タイミングベルト交換39,800円、タイヤ交換12,600円とその工賃11,000円、プラグ交換10,300円などです。
故障に関しては、ラジエター、クラッチ、テールライト、ABS、トラコン、サイドスタンドなどのトラブル報告があります。特にABSやトラコンが故障すると、これらを修理しないと次回車検が通らないため注意が必要です。
参考)ドゥカティ(DUCATI) ムルティストラーダ1200
また、エンジンの失火(ミスファイア)を検出するエラーコードが表示されることもあります。高温環境下(45度程度)でのスピードメーター作動テスト時にエラーが発生した事例も報告されています。
これらの点には注意が原則です。
参考)GT & Circuitさんの投稿したツーリング情報 - 先…
ムルティストラーダ1200には、スタンダードモデルと1200Sの2種類があります。最も大きな違いは、セミアクティブサスペンションDSS EVOの有無です。
1200Sにはマットグレーのアウターチューブを持つDSS EVOが搭載されていますが、スタンダードモデルはシルバーのフルアジャスタブルフォークとなっています。サスペンションの調整は、1200Sでは走行モードに応じて自動で行われますが、スタンダードでは手動設定が必要です。
ヘッドライトも異なり、1200SはハイとローともにLEDを採用していますが、スタンダードモデルはハロゲンライトです。メーターパネルも、1200SはカラーLCDディスプレイですが、スタンダードは異なる仕様となっています。
意外ですね。
価格差は約30万円で、1200Sが249万9千円、スタンダードが219万9千円です。エンジンの滑らかさを重視する人ならスタンダードでも満足度は高いでしょう。
しかし、「4 Bikes in 1」というコンセプトを最大限に体感したい、ドゥカティの最新技術を堪能したいという方には、断然1200Sが推奨されています。Bluetoothでスマートフォンと連携できる機能も1200Sならではです。
1200Sなら問題ありません。
ムルティストラーダ1200Sに試乗したライダーからは、その完成度の高さに驚きの声が多く上がっています。特に、1000kmという長距離ツーリングが実感を持って捉えられるようになり、日本地図の縮尺が小さくなったように感じるという評価があります。
参考)現代のアドベンチャーに地球がちょっと小さくなった気がした[ム…
低速走行時の不安定感を指摘する声もありますが、これは車両重量235kgという特性から来るものと考えられます。一方で、走り出せば車体の大きさを感じさせない軽快さがあるとの評価もあります。
DVTエンジンの滑らかさは特筆すべき点で、全回転域でスムーズな加速が得られます。2速でアクセルをひねった時の感覚が忘れられないという感想もあります。
これは使えそうです。
参考)Reddit - The heart of the inte…
路面追従性に関しては、水たまりができそうな穴が連続する路面でも、キックバックをグリップに伝える程度で通過できると高評価です。大きなギャップ通過時でもフロントフォークが硬くなる感覚がなく、170mmのストロークを有効に使って衝撃を吸収しています。
ドゥカティ公式の試乗インプレッションでは、「4 Bikes in 1」のコンセプトが実際に体感できることが強調されています。ライディングモードを切り替えることで、同じバイクとは思えないほどキャラクターが変化するのです。
ドゥカティ公式サイトのムルティストラーダ1200S詳細スペック
2016年式モデルの詳細なスペックや装備情報が掲載されています。
バイクブロスのムルティストラーダ1200Sカタログページ
2017年モデルの諸元表や装備の詳細情報が確認できます。
ムルティストラーダ1200Sを中古で購入する際には、いくつかの重要なチェックポイントがあります。まず確認すべきは、タイミングベルトの交換履歴です。
参考)Ducatiムルティストラーダ1200S(2015)を中古で…
タイミングベルトは3万km以内での交換が推奨されており、交換記録がない車両は避けるべきでしょう。交換費用は約4万円ですが、交換を怠って切れた場合、エンジンの重大な損傷につながる可能性があります。
タイミングベルトは必須です。
電子制御システムの動作確認も重要で、特にABS、トラクションコントロール、DSS EVOが正常に機能するかを試乗時に確認する必要があります。これらのシステムに不具合があると、修理費用が高額になる上、車検に通らない可能性もあります。
スパークプラグの交換時期もチェックポイントで、2本セットで約1万円の交換費用がかかります。走行距離が多い車両では、タイヤの摩耗状態も確認しましょう。前後タイヤ交換で約3万円から4万円程度の費用がかかります。
ディーラー以外の中古車店で購入する場合は、整備記録簿が完備されているか、定期点検が適切に実施されてきたかを必ず確認してください。走行距離が4万km前後でも、適切なメンテナンスが行われていれば問題なく走行できます。
エンジンランプの点灯履歴がないかも重要なチェック項目です。失火エラーなどの履歴がある車両は、原因が解決されているかを販売店に確認しましょう。
整備履歴が明確な車両を選ぶのが原則です。
参考)https://ameblo.jp/herb-harvest/entry-12951441442.html
購入後のメンテナンス体制も考慮すべき点で、近くにドゥカティの正規ディーラーがあるか、または信頼できる外車専門店があるかを事前に調べておくことをおすすめします。
参考):::ドゥカティ東名横浜・ドゥカティ東京大田・ドゥカティ埼玉…

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