

チェーンルブを吹いてすぐ走ると、タイヤにオイルが飛び散りスリップのリスクが高まります。
ワコーズ CHL チェーンルブはフッ素樹脂配合のセミウェットタイプです。 高粘着性ポリマーが金属表面のわずかな隙間にも強力に密着し、チェーンの騒音が驚くほど軽減されます。yoshinopapa+1
ほかのチェーンルブと比べて、スプレーから出てくる量が絶妙に少ない設計になっており、塗りすぎによる汚れの蓄積を防ぎやすい点が特徴です。 これは使いやすいですね。
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最大の強みは「水置換性」です。 チェーンの隙間に残った水分をオイルが押しのけて金属に密着するため、雨上がりの濡れたチェーンにも直接吹き付けることができます。 防錆と潤滑を同時に行える点で、他の多くの製品にはない性能です。
また、ワコーズCHLはカラーチェーン対応品です。 皮膜が薄いクリアタイプのため、せっかくのカスタムチェーンの色を台無しにしません。これは知っておきたいポイントです。
参考)https://bikeman.jp/blogs/bikeparts/motobike91
塗布前の洗浄が仕上がりを左右します。これが原則です。
まずチェーンクリーナーをチェーンに吹き付け、付属ブラシや歯ブラシでリンクの内側まで丁寧にこすります。 スプロケット側の内面も忘れずにブラッシングすることで、砂や金属粉を完全に除去できます。
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次にパーツクリーナーで洗い流します。 パーツクリーナーは揮発性が高いため、水のようにエアブローで水分を飛ばす手間が不要です。水を使った場合はエアブローか自然乾燥でしっかり水分を除去してください。 水が残ったまま注油すると、オイルがチェーン内部まで浸透しません。
| 手順 | 使う道具 | ポイント |
|---|---|---|
| ①クリーナー吹き付け | ワコーズ チェーンクリーナー | チェーンを回しながら全体に吹き付ける |
| ②ブラッシング | 付属ブラシ/古い歯ブラシ | 内側・外側・スプロケット接触面を磨く |
| ③すすぎ・脱脂 | パーツクリーナーまたは水 | パーツクリーナーなら乾燥時間が短縮できる |
| ④拭き取り | 繊維の出にくいウエス | Tシャツの切れ端でもOK |
「たくさん塗れば長持ちする」は大きな誤解です。これが条件です。
塗りすぎたオイルは走行中に飛び散り、ホイールリムやタイヤサイドウォールを汚染します。 タイヤにオイルが付着すると、スリップのリスクが高まる危険な状態になります。ウエスで余分な量を必ず拭き取ることが必須です。
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正しい塗り方は、チェーンを少しずつ回しながら、ノズルをチェーンの内側(ローラー部分)に向けて1コマずつ丁寧に吹き付ける方法です。 外側に向けて塗布しても内部まで浸透しにくいため、必ず内側から狙うことが重要です。
塗布後の拭き取りについては、ウエスをチェーンに当てながら3周ほど回すと薄い皮膜が残り、10周回すとかなり薄い皮膜になります。 適度な膜厚を保てる3〜5周拭き取りが理想的です。使いすぎを防ぐために、塗布量は全体が均一に薄く光る程度を目安にしてください。
塗ったその日に走るのはダメです。
チェーンルブを吹き付けた直後のオイルはまだチェーンに定着していません。 この状態で走行すると、遠心力で未定着のオイルが飛散し、ホイールやブレーキパッドを汚染するリスクがあります。ブレーキ性能が低下するケースもあり、これは大きなデメリットです。
推奨の乾燥時間は、夏場(気温の高い時期)で半日程度、冬場(気温の低い時期)で1日程度です。 つまり、前日の夜に作業しておき、翌朝に走るのが理想的なパターンです。
ワコーズCHLの水置換性は洗浄後の残水分には効果的ですが、塗布後の定着時間を省略できるわけではありません。 定着時間は確保が条件です。「吹いて即出発」という習慣があるなら、今すぐ見直しましょう。
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実は「透明+白」の2種混合がワコーズ公式の最強使い方です。
ワコーズはチェーンルブを2種類展開しており、透明のハーフウェットタイプと白のグリースタイプがあります。 ワコーズから直接伝授された使い方は、まず透明タイプで隙間までゆるめ、それを包むように白タイプを吹き付けて固める方法です。最後に余分を拭き取ることで、最強の保護皮膜が完成します。
メンテナンス頻度の目安は、一般的なツーリングライダーなら500〜1,000kmごと、または雨天走行後は走行距離に関係なく実施するのが理想です。バイクの通勤利用など短距離を毎日走る場合は、月1回を基準にするとチェーンの寿命が大幅に延びます。
チェーンの状態チェックも同時に行うことを推奨します。チェーンを横方向に引っ張ったとき、スプロケットから歯1枚分以上浮く場合は伸びすぎのサインです。 伸びたチェーンにいくら高品質なルブを塗っても、スプロケットの摩耗が急速に進むため、チェーン交換(目安:5,000〜10,000km)と合わせてメンテナンスを管理するのが長期的なコスト節約になります。
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チェーン交換時期の判断には、チェーンチェッカー(1,000〜2,000円程度)を使うと客観的に伸び量が測定できます。定期的な計測習慣を付ければ、スプロケット・ドリブンスプロケットのセット交換(1〜3万円)という大きな出費を防ぐことができます。
【ワールドウォーク】ワコーズ営業担当者直伝のバイク用チェーンメンテナンス手順動画(拭き取り回数と皮膜の厚みの解説あり)