自分で整備する車とバイクの費用を節約する完全ガイド

自分で整備する車とバイクの費用を節約する完全ガイド

自分で整備する車の基本知識とバイク乗りが知っておくべき注意点

ブレーキパッドを自分で交換すると、次の車検で整備不良として指摘され追加費用が2万円以上かかることがあります。


🔧 自分で整備する車:この記事の3ポイント
⚠️
法律上のNG整備がある

車の分解整備は道路運送車両法で規定されており、無資格でできない作業が明確に定められています。

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DIY整備で年間3〜5万円節約できる

オイル交換・エアフィルター・ワイパーなど「自分でできる作業」を把握すれば、維持費を大幅に抑えられます。

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バイク整備の知識は車に転用できる部分と、できない部分がある

バイクで慣れた整備感覚が車では通用しないケースもあり、特にブレーキ系は要注意です。

自分で整備できる車の作業範囲と道路運送車両法の基本ルール


車の自分で整備(DIY整備)は、すべての作業が自由にできるわけではありません。道路運送車両法では「分解整備」に該当する作業は、認証を受けた整備工場でなければ行えないと定められています。


分解整備とは、エンジン・ブレーキ装置・動力伝達装置・操縦装置・走行装置などを取り外して点検・修理する作業のことです。つまり、これらに手を加えるには資格が必要ということです。


一方、分解整備に該当しない作業は自分で行えます。


バイク乗りの方はオイル交換に慣れている人も多いですね。車でも同じ感覚で対応できます。


ただし、バイクと車では使用するオイルの規格・量・ドレンボルトの位置が異なります。作業前に車種ごとの仕様を必ず確認するのが原則です。


自分で整備する車のブレーキ関連作業はバイク乗りでも要注意

バイク乗りの中には、ブレーキパッド交換を自分でやった経験がある人も少なくありません。しかし車のブレーキ作業は、法律上の扱いが異なる点があります。


車のディスクブレーキのキャリパー取り外しは「分解整備」に該当するという解釈が国土交通省の通達でも示されています。つまり、自分での作業がグレーゾーンになるケースがあるということです。


厳しいところですね。


特に注意が必要なのは、ブレーキ系を自分で交換した後に車検を通す場面です。整備記録がない・部品の適合が不明確な場合、車検の検査官から追加確認が入り、再検査・再整備で追加費用2〜5万円が発生するケースが報告されています。


バイクで培ったブレーキ整備のスキルは参考になりますが、車では「作業できる・できない」の線引きをまず調べることが条件です。


国土交通省の自動車の点検・整備に関するページで、分解整備の定義が公式に確認できます。


国土交通省|自動車の点検整備の推進

自分で整備する車のオイル交換:費用と手順をバイク経験者向けに解説

エンジンオイル交換は、DIY整備の入門として最もコスパが高い作業のひとつです。ディーラーや整備工場でのオイル交換は工賃込みで3,000〜8,000円が相場ですが、自分で行えば材料費のみで済みます。


オイル代の目安は以下の通りです。


  • 軽自動車・コンパクトカー:1,500〜2,500円(3〜4L程度)
  • 普通車(2,000cc以下):2,000〜4,000円(4〜5L程度)
  • SUV・ミニバン:3,000〜5,000円(5〜6L程度)

年2回交換として計算すると、自分で整備することで年間4,000〜16,000円の節約になります。これは使えそうです。


バイクのオイル交換と大きく違う点は「廃油の量」です。バイクは1〜2Lが多いのに対し、車は3〜6L出ます。廃油処理箱(ポイパック)は大容量タイプを用意しておきましょう。


廃油の処理は各自治体のルールに従ってください。一般的にはカーショップで廃油処理ボックスを購入し、使用後は燃えるゴミとして出せる自治体が多いですが、必ず地域のルールを確認するのが基本です。


作業に必要な工具はドレンボルト用のメガネレンチ(17mm・19mmが多い)、オイルフィルターレンチ、オイル受け皿の3点が中心です。バイク整備で持っている工具が流用できる場合もあります。


自分で整備する車のタイヤ交換:バイクとの違いと安全な作業手順

タイヤ交換(夏冬の履き替え)は自分で整備できる代表的な作業です。ただし「タイヤをホイールから外してはめ替える作業(タイヤ組み換え)」はバランス調整機器が必要なため、一般的にはショップに依頼します。


自分で行うのは「ホイールごとの付け替え」が現実的です。


  • ジャッキアップポイントの確認(車種別に異なる)
  • 輪止めを使って車体を固定してからジャッキアップ
  • ホイールナットの締め付けトルクは車種ごとの規定値に従う(一般的に100〜120N·m)
  • 作業後は必ずトルクレンチ増し締めを確認する

バイクのホイール脱着と大きく違うのは「車重」です。普通車は1トン以上あり、ジャッキが外れた場合は命に関わります。油圧フロアジャッキリジッドラック(馬)のセット使用が原則です。


締め付けトルクを感覚に頼ると、走行中にホイールナットが緩む重大事故につながります。トルクレンチは3,000〜5,000円程度で購入できるので、一本持っておくと安心です。


タイヤの空気圧は「kPa(キロパスカル)」で管理します。バイクと単位は同じですが、車は一般的に200〜240kPa、バイクは200〜290kPaと若干異なります。車のドア内側のシールに規定値が記載されているので、そちらを確認するのが確実です。


バイク乗りが車の自分で整備を始める前に揃えるべき工具と費用の現実

バイク整備で使う工具の多くは車にも転用できますが、スケールが違うため追加購入が必要なものもあります。現実的な初期費用を把握しておきましょう。


バイク工具から流用できるもの

車の自分で整備に追加で必要なもの

  • 油圧フロアジャッキ:3,000〜15,000円
  • リジッドラック(2個セット):3,000〜8,000円
  • トルクレンチ:3,000〜10,000円
  • オイルフィルターレンチ(車種対応品):500〜2,000円

初期投資の合計は最低限で1万円、きちんと揃えると2〜3万円が目安です。


3万円の工具投資をしても、年間のDIY整備節約額が3〜5万円なら、1年以内に元が取れる計算になります。つまり長期的には確実にプラスです。


工具の品質については「安すぎるものは精度が出ない」という点に注意が必要です。トルクレンチは特に精度が命なので、KTC・TONE・アストロプロダクツなど信頼できるメーカーのものを選ぶことをおすすめします。


KTC|トルクレンチ製品ラインアップ(工具選びの参考に)
工具を一度揃えてしまえば、あとは消耗品のみのコストで整備できます。バイクの整備経験があるなら、車のDIY整備への移行はそれほど難しくありません。作業範囲の法律ルールを守りながら、できる作業を少しずつ増やしていくのが最も安全で賢いアプローチです。




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