

更新しても、ライセンス等級は「何もしなければ自動的に下がる」ことがある。
MFJライセンスの更新料金(申請料)は、競技種目と保険区分によって細かく異なります。「なんとなく1万円ちょっと」と思っている人は多いですが、年齢や種目によって実際の金額はかなり変わるため、しっかり確認しておくことが重要です。
まず料金の仕組みを理解しておきましょう。MFJのライセンス申請料は「会費+スポーツ安全保険掛金+事務手数料」の合算です。保険区分は年齢によって3つに分かれており、高校生以上64歳以下がC区分、中学生以下がA1区分、65歳以上がB区分となっています。年齢の基準は当該年4月1日時点で判断されるため、4月以降に誕生日を迎える方は注意が必要です。
2025年度の継続申請料金(C区分・主要種目)をまとめると以下のとおりです。
| 種目 | ジュニア | フレッシュマン | 国内以上 |
|---|---|---|---|
| ロードレース | 11,010円 | 13,010円 | 14,510円 |
| モトクロス | 11,010円 | ー | 14,510円 |
| トライアル | 11,010円 | ー | 14,510円 |
| スーパーモト | ー | ー | 14,510円 |
| ピットクルー | ー | ー | 10,510円 |
| エンジョイ | ー | ー | 4,510円 |
💡 B区分(65歳以上) の場合は保険掛金が安くなるため、同種目でも料金が約650円ほど下がります(例:ロードレース国内B区分継続=13,860円)。
料金が最も安いのはエンジョイ会員です。競技会出場は不可ですが、サーキット走行を楽しむ目的であれば4,510円(C区分)で取得できます。つまり「競技に出ない」という選択をするだけで、コストを約1万円も節約できるということですね。
また、2026年度からC区分(高校生以上64歳まで)のスポーツ安全保険掛金が1,850円から2,000円へ値上がりします。150円の差額ですが、毎年かかるランニングコストとして把握しておきましょう。保険掛金が上がる理由は、スポーツ安全保険制度全体の見直しによるものです。
MFJライセンスの更新手続きは、現在WEB申請が基本になっています。2024年度までは紙のライセンスカードが郵送されていましたが、2025年度からカード郵送は廃止されデジタルライセンス証に完全移行しました。これは意外と知らない人が多い変更点です。
WEB申請の流れはシンプルです。
1. 会員マイページ(mfj-members.jp)にログインする
2. マイページ内「継続申請」ボタンを選択し、ライセンス種目を確認する
3. 必要情報(顔写真データ、本人確認書類)を準備してアップロードする
4. 支払い方法を選択する(クレジットカードまたはコンビニ払い)
5. 決済完了後、マイページ上でデジタルライセンスが発行される
支払い方法の詳細も確認が必要です。クレジットカードはVISA・マスターカード・JCB・アメリカンエキスプレスが利用できますが、分割払いは不可です。コンビニはローソン・ファミリーマート・ミニストップ・デイリーヤマザキ・セブンイレブンが使えます。
競技会に参加する際のライセンス提示方法も変わりました。以前は財布に入れたプラスチックカードを見せればよかったのですが、今はスマホでマイページの「デジタルライセンス(顔写真のある画面)」を表示するか、PDFカードを自分で印刷したものを持参する必要があります。スマホの充電切れや電波不良に備えて、印刷版を事前に用意しておくのが安全策です。
「WEB申請がどうしても難しい」という方向けに、MFJは更新サポートサービスも提供しています。申込フォームで情報を送ると、MFJ側が代わりに更新手続きを行ってくれます。ただしサポート手数料が別途かかるため、料金PDFで確認の上利用してください。
MFJ公式:ライセンス更新サポートサービス(WEB申請が不安な方向け)
「数年間更新をサボってしまった」という人が心配する点が、等級の降格です。ここは特にしっかり理解しておきたいポイントです。
まず朗報として、一度でもMFJライセンスを取得した人は、何年空いても新規扱いにはなりません。継続扱いとして再申請できます。過去のライセンス番号がわかる場合は、申請時にその番号を記入するとスムーズです。これが継続扱いの基本原則です。
ただし、欠格期間(未更新期間)が長い場合は、種目ごとの自動降格ルールが適用されます。これが重要です。特にロードレースでは「10年以上更新手続きをしていない場合、資格を失い、再取得の際は別途サーキットライセンスの取得が必要になる」と国内競技規則に明記されています。
🏍️ 自動降格が痛い理由
たとえば「国内ライセンスを持っていたのに、久しぶりに復帰したら降格していてフレッシュマンからやり直し」という状況になります。フレッシュマンから国内へ昇格するには「公認サーキットでの3時間以上のスポーツ走行証明」や「追加料金3,000円」が必要になるため、手間とお金が余計にかかります。厳しいところですね。
また、年度途中で昇格手続きをする場合、ライセンス追加料金として3,000円が別途必要になります。シーズン途中で「昇格したい」と思ったとき、この追加料金を忘れると手続きが進まないので注意が必要です。
なお、一度降格した年でも再昇格基準があり、その年の年度途中でも再昇格できる仕組みが設けられています。「降格したら1年間は下のクラスで走り続けなければいけない」わけではありませんので、諦めずにMFJ事務局に相談してみてください。
MFJ公式:ライセンス昇格・降格に関する規則(PDF)(自動降格の詳細な条件が確認できる)
更新のタイミングを間違えると、大会への出場資格を失う可能性があります。期限だけは確実に把握しておくことが必要です。
MFJライセンスの有効期間は4月1日から翌年3月31日までの1年間です。2026年度ライセンスであれば「2026年4月1日〜2027年3月31日」が有効期間となります。重要なのは、3月31日までに開催される大会に出場するには、前年度(2025年度)のライセンスが必要という点です。つまり「新年度ライセンスをもう取ったから大丈夫」と思っていると、3月の大会に古いライセンスで出ようとして混乱するケースがあります。
2026年度の更新受付は2026年2月2日(月)10:00からスタートしました。MFJは「締切直前のアクセス集中を避けるため、早めの手続き」を推奨しています。例年、締切間際にはマイページへのアクセスが集中し、クレジットカード決済でエラーが出るトラブルも報告されています。
更新手続きで注意が必要なのがメール受信設定です。MFJからの受付完了メールが届かないというトラブルが多く報告されています。「license@mfj.or.jp」からのメールが受信できるよう、あらかじめ迷惑メールフィルターの設定を確認しておくのが原則です。携帯キャリアのメールを使っている人は特に注意してください。
⏰ 更新手続きの年間スケジュール(おおよその目安)
- 12月中旬〜1月:MFJから昇格・降格通知が届く
- 2月上旬:新年度ライセンス更新受付スタート
- 4月1日:新年度ライセンス有効開始
- 3月31日:前年度ライセンス有効期限終了
MFJ公式:よくあるお問い合わせ(更新手続きのQ&Aが網羅されている)
「どうせ同じ料金でしょ?」と思っている方、実は継続と新規では料金が変わります。これは知ってると確実に得する情報です。
2025年度の料金表を確認すると、同じロードレース国内ライセンスでもC区分の場合、継続申請が14,510円なのに対し、新規申請はピットクルー付帯で15,510円となっており、1,000円の差があります。毎年の話なので塵も積もれば、というやつです。なるべく「継続扱い」を維持することが費用の節約につながります。
また、2025年度からの制度変更として「競技種目16歳以上の方にはピットクルーライセンスが自動付帯」されるようになりました。追加費用なしでピットクルーとしても活動できるようになったのは、実質的なメリットです。以前はピットクルーライセンスを別途1,000円で追加申請する必要があったため、これは嬉しい変更といえます。
さらに知っておきたいのが、ライセンスの追加料金の仕組みです。一つのライセンスに別種目を追加申請する場合、ジュニアやロードレースフレッシュマンは1,500円、その他の種目は3,000円が必要です。複数種目を同時に取得するつもりなら、申請のタイミングをまとめることでスムーズに手続きできます。
費用を抑えたいなら、以下の点を意識することが大切です。
- 更新は毎年継続して行い、降格・再昇格のやり直しコストを発生させない
- 年度途中の昇格申請(追加3,000円)が不要になるよう年度始めに状況を整理しておく
- 65歳以上になる年には保険区分がB区分に変わり保険料が下がることを把握しておく
- WEB申請を自分で行い、サポート手数料を節約する
ライセンスカードの再発行料は1,000円です。紛失した場合はMFJ会員マイページから「ライセンス再発行ボタン」で手続きできます。ただしデジタルライセンス化以降、「スマホで表示すればいいだけ」なので物理カードの再発行が必要になる場面は少なくなっています。これは問題ありません。
なお、氏名変更によるライセンスの再発行は無料です。結婚や改名で名前が変わった場合、「個人情報変更・修正届出書」をMFJに送付し、修正確認後に手続きを進めてください。
MFJ公式:ライセンス申請 事前にお答え(よくあるトラブルの解決策が掲載)