

純正パーツの交換なら10万円台で済むと思ってませんか?
ストリートトリプル675と兄弟車のデイトナ675には、「電気系三大トラブル」と呼ばれる頻発する故障があります。これはジェネレータ(ステータコイル)、クランク角センサー(ピックアップコイル)、レギュレータ(レギュレータレクチファイヤ)の3つです。これらは「3点セット」と揶揄されるほどメジャーなトラブルで、多くのオーナーが経験しています。
参考)https://ameblo.jp/bikekozo37575/entry-12704010603.html
電気系の故障が発生すると、キーオン後にセルでクランキングしても一切燃焼せず、エンジンが始動不可能になります。プラグから火花が飛ばない状態になり、バッテリーを充電しても症状は改善しません。
結論は電気系統の弱さが原因です。
厄介なのは、クランク角センサーがオルタネータとASSY(一体型)になっているため、センサー単体での交換ができない点です。つまりオルタネータASSYごとの交換が必要になり、修理費用が高額になります。実際の修理では、純正部品代だけで約11万8千円、工賃2時間で約1万8千円、合計約15万円の費用がかかった事例があります。
参考)トライアンフ デイトナ675 のエンジンが掛からなくなった件…
トライアンフから公式リコールも出されており、ボルテージレギュレータの対策品への交換が実施されました。このように、電気系の不具合はメーカーも認識している問題です。
レギュレータが故障すると、始動後のアイドリング時に電圧が12V台と低く、アクセルを煽っても14Vに達しません。運転中にメーターの液晶が薄くなったり、燃料が十分入っているのに燃料警告灯が点灯したりします。最終的には電圧降下でエンジンが停止し、始動不可となるのが特徴です。
原因はコイルが焼けて断線し、充電電圧が得られずバッテリー電圧が降下することです。バッテリーに給電されないため、セルモーターが動かなくなります。
バッテリーあがりが主な症状ですね。
参考)デイトナ675のレギュレーターパンクの症状・原因・修理・対策…
社外品の中華製コイルを使用すると、ジェネレータコイルとレギュレータ間を接続するタンク下の3つ口カプラーが異常発熱し、溶けてしまうケースが報告されています。カプラが発熱して溶け、断線状態になることで、ツーリング先で不動になった事例もあります。
純正部品の使用が基本です。
約18,000km走行後にクランク角センサーが故障した事例もあり、走行距離に応じた定期的な点検が必要です。予備のレギュレータに取り替える応急処置も可能ですが、根本的には純正部品での交換をおすすめします。
ストリートトリプル675は、3,000km走行を超えたあたりからエンジン不調が始まり、走行中にスロットルをオフにするとエンジンが停止する症状が報告されています。ディーラーでカーボン除去をすると一時的に改善しますが、約3,500kmごとにエンジン不調とカーボン除去を繰り返すループに陥ります。
つまり根本的な解決が難しいということですね。
参考)https://www.northwing-jc.com/2016/08/v10_aichi_mi_streettriple_01/
カーボンが付着する原因は、排ガス規制により未燃焼ガス(ブローバイガス)やオイルミストを吸気側に戻して再燃焼させる構造にあります。どうしても燃え残りが出てしまい、それが堆積してバルブやスロットルボディーに汚れとなって不調の原因になります。
カーボンが原則です。
参考)🚿バルブに付着したカーボンを取ろう&#x1f…
バルブや燃焼室、インジェクターにカーボンが堆積付着すると、アイドリングが不安定になり、スロットルの開け始めからバラついた感じで回転が上がります。無負荷でもエンジンが重い回り方をする状態です。カムシャフトのホルダー部分の磨耗が顕著になり、オイルの品質にも問題が生じます。
カーボンを放置すると、バルブの噛み込みによるエンジン不調、パワーダウン、最悪の場合はエンジン始動不可能になります。対策としては、暖機運転をしっかり行い、高速道路走行で中回転から高回転を使ってあげることが効果的です。添加剤などのケミカル製品も日常メンテナンスで活用できますが、もっとも効果的なのはバルブの直接清掃です。
RBR-MC
トリプル系のエンジン不調とカーボン堆積の詳細な診断とメンテナンス事例が紹介されています。
純正部品での修理は高額で、レギュレータレクチファイヤとステーターコイルの交換だけで、部品代約11万8千円と工賃約1万8千円の合計約15万円かかります。作業実施者も「純正部品の価格を見て白目をむいた」とコメントしているほどです。
参考)ストリートトリプル発電トラブル修理(MOSH PITの作業実…
社外品の中華製コイルは安価で入手性が良いものの、当たり外れがあります。実際に社外品を使用した結果、カプラが異常発熱して溶け、ツーリング先で不動になった事例があります。
予備パーツのストックが条件です。
参考)https://ameblo.jp/bikekozo37575/entry-12711620613.html
海外のオーナーも、50,000km走行時にステータコネクターが溶けて立ち往生し、その後レギュレータレクチファイヤが故障して再び立ち往生したと報告しています。ステータを点検したところ、半分のコイルが焼けていました。このような経験から、「これまでバイクでこんなに多くの問題を抱えたことはないが、バイクの性能が素晴らしいのでトレードオフと考えている」とのことです。
参考)Reddit - The heart of the inte…
コスト削減のためには、自分でパーツを持ち込んで修理依頼する方法もあります。予備パーツとして純正および社外のジェネレータコイルASSY、予備レギュレータ、ジェネレータカバーガスケット、カプラや配線類をストックしておくと安心です。12,000マイル(約19,000km)の定期点検では800~1,000ドル(約12~15万円)の費用がかかるため、日本円換算でも高額な維持費を覚悟する必要があります。
日常的な予防メンテナンスとして、まず洗車が基本中の基本です。洗車中にボルトの緩みや外れ、配線類の不具合を発見できることが多いからです。
洗車は必須です。
タイヤの空気圧管理も重要で、空気圧によって乗り心地やハンドリング、恐怖感が大きく変わってきます。メーカー指定空気圧を基本としつつ、色々試してみるのがおすすめです。
オイル管理では、マメな交換が長寿命化のカギです。27,524km走行で13回オイル交換した事例では、平均2,117kmごとの交換となっています。高価なオイルを長期間使うより、手頃な全合成油を頻繁に交換する「安価なオイルをマメに交換」という方針の方がお財布に優しいとのことです。
吸気経路と燃焼室のメンテナンスも定期的に行いましょう。エアクリーナフィルターの洗浄や交換、ボックスの清掃、スロットルバルブの清掃、スパークプラグのチェック、燃料添加ケミカル注入による燃焼室洗浄をたまに実施します。これらを日々少しずつメンテナンスする方が、一気にやるより性に合っているというオーナーもいます。
ワイヤー類への注油や調整、フルードのエア抜き、冷却水チェック、チェーンメンテナンスなど、12ヶ月または24ヶ月点検の内容を日常的にちょこちょこやるのが効果的です。カーボン堆積を防ぐには、暖機運転をしっかり行い、高速道路走行で中回転から高回転域を使ってあげることが最も効果的です。
デイトナ675の8万km計画
27,524km走行での詳細なメンテナンス記録と予防保全の実践例が参考になります。

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