CIVスーパーバイク イタリア国内選手権 観戦と参戦クラス完全ガイド

CIVスーパーバイク イタリア国内選手権 観戦と参戦クラス完全ガイド

CIVスーパーバイク イタリア国内選手権

プロダクションバイククラスでもノーマルエンジンで上位クラスより速く走れます。


📊 この記事の3ポイント要約
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CIVの構成

イタリア国内選手権として年間6ラウンド開催され、スーパーバイク・プロダクションバイク・スポーツバイクの3クラスが混走で競う

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レギュレーションの特徴

プロダクションバイククラスはエンジン・ギアボックスがノーマルのまま、改造範囲を限定することで参戦費用を大幅に抑制

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2025年の動向

ドゥカティ・パニガーレV4が初年度からプロダクションバイククラスを制覇、34名のライダーがエントリーし混走レースを展開

CIVスーパーバイク選手権の概要と開催サーキット

CIV(Campionato Italiano Velocità)は、イタリア国内で開催されるロードレース選手権です。2026年シーズンは4月25日のミサノ・サーキットを皮切りに、ムジェロ、イモラ、クレモナ、ヴァッレルンガの名門サーキットで全6ラウンドが開催されます。


参考)CIV


各ラウンドは週末2日間で行われ、金曜日の練習走行から始まり、土曜日に予選、日曜日に決勝レースという流れです。7月のミサノでは「レーシングナイト」として夜間開催も予定されており、照明の下で繰り広げられる白熱したバトルが見どころとなります。


イタリア国内選手権という位置づけですが、世界選手権スーパーバイクへのステップアップを目指すライダーたちの登竜門として機能しています。実際に、世界選手権で活躍する多くのライダーがCIVを経験しているんですね。


参考)https://ameblo.jp/garage-shonan/entry-12888951175.html


サーキットはいずれもFIM公認の国際規格コースで、ムジェロやミサノは世界選手権も開催される一流サーキットです。バイク好きなら一度は走ってみたいコースばかりですね。


参考リンク(CIV公式サイト・2026年カレンダー詳細):
CIV

CIVスーパーバイククラスのマシンとレギュレーション

スーパーバイククラスは、CIV選手権の最高峰カテゴリーです。エンジンやフレームに改造を施したマシンでの参戦が認められており、最も自由度の高いクラスとなっています。


エントリー可能なマシンは、アプリリアRSV4 1100RR、BMW S 1000 RR、ドゥカティ・パニガーレV4、ホンダCBR1000RR-R、カワサキZX-10R、スズキGSX-R1000、ヤマハYZF-R1などの1000ccクラスのスーパースポーツモデルです。これらのマシンはエンジンチューニングや電子制御の最適化が可能で、200馬力を超える出力を発揮します。


参考)https://www.kawasaki-motors.com/ja-jp/motorcycle/ninja/hypersport/ninja-h2-sx


2025年からは燃料流量制限が導入され、全メーカーの初期設定は47kg/hに統一されました。これは各メーカー間の性能差を縮小し、ライダーの技量がより結果に反映されるようにするための措置です。


つまり公平性が高まったということですね。



参考)スーパーバイク委員会が2025年のルール変更を発表、2026…


タイヤはダンロップのコントロールタイヤが使用され、全チームが同じタイヤで競うため、セッティングやライディングテクニックの差が明確に現れます。マシン性能だけでなく、チーム力とライダーの総合力が試される舞台なんです。


参考)CIV: classifica e risultati in…


CIVプロダクションバイククラスの特徴と参戦メリット

プロダクションバイククラスは、2025年シーズンから新設されたカテゴリーです。最大の特徴は、エンジンとギアボックスがノーマルのままでなければならない点で、改造できるのは排気系統とエアフィルターのみという制限があります。


参考)https://www.ducati.com/ww/en/news/the-ducati-panigale-v4-wins-the-civ-sbk-production-bike-championship


シャーシ面では、リアショック、フロントフォークの油圧系統、ステアリングダンパー、フロントブレーキマスターシリンダー、ブレーキディスクの交換が認められています。電子制御ハードウェアの改造は禁止されており、エンジンキャリブレーションモジュールの追加のみが許可されます。


参考)https://www.ducati.com/se/sv/news/the-ducati-panigale-v4-wins-the-civ-sbk-production-bike-championship


この厳しいレギュレーションの狙いは、参戦費用を大幅に抑えることです。エンジンチューニングには数百万円単位のコストがかかりますが、プロダクションバイククラスならその費用が不要になります。若手ライダーの育成と、上位クラスへのステップアップを促進する目的があるんですね。


2025年シーズンには34名のライダーがエントリーし、そのうち10名がドゥカティ・パニガーレV4を選択しました。パニガーレV4はシーズンを通して8勝22回の表彰台を獲得し、初年度からクラスチャンピオンを獲得しています。ノーマルエンジンでも十分に戦えることが証明されましたね。


CIVスポーツバイククラスと次世代カテゴリー

スポーツバイククラスは、従来のスーパースポーツ300クラスに代わって2025年から導入された新カテゴリーです。エントリー可能なマシンは、アプリリアRS660、CF Moto 675SR-R、Kove 450RR、トライアンフ・デイトナ660、カワサキZX-4RR、スズキGSX-8R、ヤマハYZF-R7など、約90馬力の公道用市販車ベースモデルです。


参考)https://www.gpone.com/en/2024/08/08/sbk/civ-bye-bye-supersport-300-hello-sportbike-in-2025.html


従来のスーパースポーツ300(ニンジャ400やYZF-R3など)と比較すると、マシンパワーが50%から60%以上アップしています。観客にとっては迫力が増し、ライダーにとってはより高度なライディングスキルが求められるクラスになりました。


馬力が上がった分、見応えも増しますね。



このクラスの技術レギュレーションは、世界選手権シリーズと調和させる方向で策定されています。2026年以降、世界選手権スーパーバイクへの統合も視野に入れた設計となっており、CIVで経験を積んだライダーがスムーズに世界の舞台に進出できる環境が整いつつあります。


各メーカーの主要モデルが参戦可能となったことで、多様なマシンが混走する魅力的なレースが展開されています。2気筒、3気筒、4気筒とエンジン形式も異なるマシンが同じグリッドに並ぶのは、観戦していて面白いポイントです。


CIVスーパーバイク選手権の観戦方法と楽しみ方

CIV選手権の観戦は、サーキット現地での観戦とオンライン配信の2つの方法があります。現地観戦の場合、各サーキットでチケットを購入すれば、パドックエリアやピットウォークにもアクセスできることが多く、ライダーやマシンを間近で見られる機会があります。


参考)Campionato Italiano Velocità (…


オーストラリアのスーパーバイク選手権では5万人を超えるファンがコースサイドに詰めかけるほどの人気ですが、CIVも同様にイタリア国内では高い人気を誇ります。ムジェロやミサノのようなメジャーサーキットでは、数万人規模の観客が訪れるラウンドもあります。


参考)https://ameblo.jp/garage-shonan/entry-12888660680.html


観戦の醍醐味は、スーパーバイク、プロダクションバイク、スポーツバイクの3クラスが混走することです。各クラスで個別に順位と表彰台が設けられているため、複数の戦いを同時に楽しめます。プロダクションバイクがスーパーバイクより速いタイムを出すこともあり、予測不可能な展開が魅力なんですね。


ピットウォークでは、トップライダーのサインや記念撮影の機会もあります。ただし人気ライダーは行列ができるため、早めの行動が必要です。マシン展示エリアでは、各メーカーの最新レーシングマシンを細部まで観察できるので、メカ好きには堪らない時間が過ごせます。


参考)https://ameblo.jp/o3po-zx600r/entry-12869490317.html


参考リンク(CIVニュース・結果速報サイト):
Campionato Italiano Velocità (…

CIVスーパーバイク選手権から世界へのステップアップ

CIV選手権は、世界選手権スーパーバイク(WorldSBK)へのステップアップの登竜門として機能しています。2025年のWorldSBKチャンピオン争いを繰り広げているニッコロ・ブレガやダニーロ・ペトルッチなど、多くのトップライダーがCIVでキャリアをスタートさせました。


参考)2025 年 World Superbike ポイントランキ…


プロダクションバイククラスから上位のスーパーバイククラスへ、さらには世界選手権へという明確なステップアップの道筋が用意されています。費用を抑えてレース経験を積めるプロダクションバイククラスは、若手ライダーにとって理想的なスタート地点です。


2026年現在、WorldSBKにはイタリア人ライダーが多数参戦しており、ブレガは292ポイントでランキング首位を走っています。CIVでの経験が世界の舞台で活きている証拠ですね。日本からも長島哲太選手がホンダHRCから参戦しており、国際的な競争が激化しています。


世界選手権への道は険しいですが、CIVで好成績を収めればメーカーやチームの目に留まる可能性が高まります。実際にCIVのチャンピオンや上位入賞者の多くが、翌年には世界選手権やヨーロッパ選手権にステップアップしています。目標を持って挑戦できる環境が整っているということです。


参考)https://www.automotocorse.it/search/label/CIV


参考リンク(WorldSBK 2025ランキング詳細):
2025 年 World Superbike ポイントランキ…