グルーブ(溝)バイクのタイヤ寿命と測り方安全基準を解説

グルーブ(溝)バイクのタイヤ寿命と測り方安全基準を解説

グルーブ(溝)バイクのタイヤの役割と基準

溝があっても交換が必要なケースがあります。


この記事のポイント
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法定基準は0.8mm

バイクのタイヤ溝は0.8mm以上が法律で義務付けられており、違反すると反則金と違反点数が科されます

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安全基準は1.5mm以上

法的には0.8mmでも、安全走行のためには1.5mm以上の溝深さを確保する必要があります

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製造から3~5年が交換目安

溝が残っていても、製造年月から3~5年経過したタイヤはゴムが硬化し性能が低下するため交換が推奨されます

バイクのタイヤグルーブの基本的役割


タイヤのトレッドに刻まれたグルーブ(溝)は、排水と放熱という2つの重要な役割を担っています。雨天走行時には、路面とタイヤの間に水膜が発生しますが、グルーブが水を排出することでハイドロプレーニング現象を防ぎます。


参考)グルーブ | 【DUNLOP】ダンロップタイヤ 公式


溝深さが1.6mmしかないと、排水能力が大幅に低下します。


参考)301 Moved Permanently


対照的に3mm以上の溝があれば、タイヤは十分な排水能力を維持できます。これはバイクが2輪だけで走行するため、4輪車以上に排水性能が安全性に直結するからです。


参考)溝があっても交換!? バイク初心者が意外と知らない「タイヤの…


高速走行時や急制動時には、タイヤと路面の摩擦で熱が発生しますが、グルーブはこの熱を放散する機能も持っています。溝が浅いとグリップ力が低下し、転倒やスリップ事故のリスクが高まります。


バイクのタイヤ溝の法的基準と違反時の罰則

道路運送車両の保安基準では、バイクのタイヤ溝の深さは0.8mm以上と定められています。これは四輪車の1.6mmと比較すると低い基準ですが、摩耗が進むとグリップ力が大きく低下します。


スリップサインが露出した状態での走行は違法です。


道路交通法違反となり、違反点数2点と反則金が科されます。整備不良車両とみなされるため、車検にも通りません。タイヤのサイドウォールにある三角マークの延長線上にスリップサインがあり、この突起が路面と同じ高さになったら0.8mmに達したサインです。


法定基準0.8mmはあくまで使用限度であり、安全走行のためには1.5mm以上の溝を確保することが推奨されます。特に雨天走行が多いライダーは、早めの交換が吉です。


参考)バイクのビンテージタイヤの選び方!失敗しないチェック項目


バイクのタイヤ溝深さの正しい測定方法

タイヤ溝の測定には、デプスゲージ(溝深さ測定器)を使用します。測定箇所は左側・中央・右側の3箇所で、それぞれ縦溝に対してゲージの棒を垂直に押し当てます。


参考)タイヤ溝の測り方(残量確認の見方)


一番低い数値を基準にするのがベストです。


3箇所の測定値を合計して3で割り、平均値を算出する方法もあります。例えば、左3.3mm、中央2.9mm、右2.8mmなら、平均は3.0mmです。計算が面倒な場合は、タイヤのど真ん中を測定すればOKです。


フロントタイヤは、フェンダーにぎりぎり当たるくらいの位置で測定します。横一列ではなく、3箇所それぞれの位置を少しずらして別々に測定することが大切です。これにより、偏摩耗の有無も同時にチェックできます。


参考)https://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/friction/


バイクのタイヤグルーブのパターン種類と特徴

トレッドパターンは、リブ型・ラグ型・リブラグ型・ブロック型の4種類に分類されます。リブ型パターンは、直線またはジグザグの縦溝が特徴で、操縦性や直進安定性が高く、転がり抵抗が少なく排水性が良いという利点があります。


クラシカルパターン代表が縦溝です。


ラグ型パターンは、タイヤの周方向に対してほぼ直角に横溝を刻んだもので、駆動力や制動力に優れています。リブラグ型は、リブ型とラグ型の溝が混在し、両方の優れた性能を持つため、トラックやバスに多く採用されます。


バイク用タイヤでは、走行用途に応じて適切なパターンを選択することが重要です。カフェレーサー旧車には縦溝が特徴のリブ型が似合いますが、雨天走行が多い人は排水重視のパターンを選ぶべきです。


参考)バイクのタイヤの選び方!パターンから比較する【カスタム】


バイクのタイヤ交換時期を見極める3つの指標

バイクのタイヤ交換目安は、走行距離10,000km~20,000kmと言われていますが、これはあくまで目安です。スポーツバイクのような高性能タイヤは、より早く摩耗する傾向があります。


製造から3~5年が交換の基本です。


タイヤのサイドウォールに刻印されている製造週を確認できます。例えば「2223」とあれば、2023年の22週目に製造されたことを示します。保管状態が良い場合でも、5年を過ぎたら交換を検討すべきです。


溝の深さが1.5mm以上あることも重要な基準です。ひび割れや硬化が見られる場合、走行距離や年数に関わらず即座に交換が必要です。走行中のアクシデントによるパンクなどの破損も、交換の判断材料になります。


バイクのタイヤ中央部の摩耗が早い理由と対策

街乗り中心のライダーは、タイヤの中央部分が早く摩耗します。直進走行時は荷重がタイヤの中央部分に集中するため、中央部分がより多くの摩擦を受けるからです。


これは安全運転をしている証です。


あまりにも中央部分に摩耗が偏っている場合は、空気圧が高すぎる可能性も考えられます。適正値より高い空気圧で走行すると、タイヤの中央部分が膨らみ、さらに中央部分の摩耗が進みやすくなります。


適正空気圧はタイヤの接地面積を最適化し、均一な摩耗を促進します。空気圧が低すぎると両端が過度に摩耗し、高すぎると中央部分が早く減ります。定期的な空気圧チェックで、偏摩耗を防ぐことができます。


タイヤの溝深さと法規制値について、ミシュランの公式ガイドで詳細な基準が確認できます
タイヤのスリップサインと安全走行について、2りんかんのライダーアカデミーで実例付きの解説があります
タイヤの交換時期と日常点検について、ブリヂストンの二輪車用タイヤ基礎知識で網羅的に学べます




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