イタリアプレスティージモトクロス選手権とは国内最高峰レースの魅力と特徴

イタリアプレスティージモトクロス選手権とは国内最高峰レースの魅力と特徴

イタリアプレスティージモトクロス選手権の全貌

海外のライダーはエリートクラスに強制分類されます。


この記事の3つのポイント
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イタリア国内最高峰のモトクロスシリーズ

イタリアモーターサイクル連盟(FMI)公認で、毎年春から秋にかけて全6ラウンドを開催する権威ある選手権

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エリートとファストの2段階クラス分け

同じレースでも実力別に独自のポイントシステムを採用し、海外ライダーは自動的にエリートに分類される特殊ルール

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ドゥカティがモトクロス界に本格参戦

Desmo450 MXという革新的なマシンで、トラクションコントロールなどの電子制御を搭載した未来型モトクロッサーが活躍

イタリアプレスティージモトクロス選手権の概要と歴史

イタリアプレスティージモトクロス選手権は、イタリアモーターサイクル連盟(FMI)が公認する国内最高峰のモトクロスシリーズです。1950年から続くイタリア国内モトクロス選手権の伝統を受け継ぎ、2009年シーズンから「プレスティージ」という名称が採用されました。


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毎年3月から9月にかけて全6ラウンドが開催され、各ラウンドは2日間のフォーマットで実施されます。土曜日に予選が行われ、上位20名がグループA、残りのライダーがグループBに振り分けられる独特のシステムを採用しています。日曜日には各グループで2レースずつ開催され、合計ポイントでチャンピオンが決定する仕組みです。


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2018年シーズンからは「エリート」と「ファスト」という2つのカテゴリー分類が導入されました。


つまり現代的な競技形式です。



アレッサンドロ・ルピノ選手は、2024年までにプレスティージタイトルを6回獲得した最多優勝記録保持者として知られています。


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イタリアプレスティージモトクロス選手権のクラス構成とレギュレーション

選手権にはMX1エリートとMX2エリートという2つの主要クラスが存在し、それぞれに「エリート」と「ファスト」のカテゴリーが設定されています。MX1は450ccクラス、MX2は250ccクラスに相当します。


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エリートとファストは同じレースを走行しますが、獲得したポイントはそれぞれのカテゴリー内でのみ集計される独特なルールです。これにより、実力差のあるライダーでも自分のレベルに応じたチャンピオン争いができる仕組みとなっています。


基本ルールはこれです。



海外からの参戦ライダーは、国籍に関係なく自動的にエリートカテゴリーに分類されます。イタリア人ライダーのみが実力に応じてファストカテゴリーに登録できる権利を持ちます。この措置は国内ライダーの育成を目的としたものですが、海外ライダーにとっては最初から強豪との対戦を強いられることを意味します。


予選システムでは、土曜日に2つのグループに分けられた予選が実施され、各グループ上位20名がグループAレースに進出します。残りのライダーはグループBレースに回されますが、グループBでも正式なポイントが付与されるため、チャンピオン争いに参加できます。


イタリアプレスティージモトクロス選手権の詳細な歴史とレギュレーションについては、こちらの英語版Wikipediaページで確認できます

イタリアプレスティージモトクロス選手権で活躍する注目ライダーとマシン

2024年シーズンは、ドゥカティがモトクロス界に本格参戦した記念すべき年となりました。ドゥカティ初のモトクロッサー「Desmo450 MX」を駆るアレッサンドロ・ルピノ選手が、MX1クラスでチャンピオンを獲得しています。


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Desmo450 MXは、モトクロス史上初めてデスモドロミックバルブ機構を採用した449.6cc単気筒エンジンを搭載したマシンです。最高出力63.5馬力(9,400rpm時)、最大トルク53.5Nmを発揮し、4,200rpmという比較的低回転域で最大トルクの70%を引き出せる特性を持ちます。


これは驚異的です。



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さらに注目すべきは、MotoGPやスーパーバイクで培った技術を投入したトラクションコントロールシステムの搭載です。4段階の介入レベルを選択でき、ローンチコントロールやエンジンブレーキコントロール、クイックシフターも装備されています。従来のモトクロスマシンでは考えられなかった電子制御の充実ぶりは、このカテゴリーに革新をもたらしました。


2025年シーズンには、ルピノ選手がMX2クラスに移籍し、ドゥカティ初の250ccモトクロッサー「Desmo250 MX」のデビューライダーを務めています。一方、MX1エリートクラスではスウェーデン人ライダーのイサック・ギフティング選手が2025年のチャンピオンに輝きました。


ドゥカティ以外にも、ホンダヤマハカワサキ、KTM、ハスクバーナ、ガスガス、トライアンフなど多様なメーカーが参戦しており、メーカー間の技術競争も見どころの一つです。


ドゥカティDesmo450 MXでのルピノ選手のチャンピオン獲得については、こちらの記事で詳しく紹介されています

イタリアプレスティージモトクロス選手権への参戦方法とコスト

イタリアのモトクロス選手権への参戦は、基本的にイタリアモーターサイクル連盟(FMI)への登録が必要です。日本からの参戦を考える場合、全日本モトクロス選手権との比較が参考になります。


全日本モトクロス選手権の年間エントリー料は、IA1クラスで237,600円(9大会)、IA2クラスで217,800円となっています。さらにピットクルー登録料やトランスポンダーレンタル料が別途必要です。


エントリー料だけで覚えておけばOKです。



参考)D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2026 | MFJ…


イタリアプレスティージへの参戦には、これに加えて渡航費、マシンの輸送費、現地での宿泊費、整備費用などが発生します。実際に2025年には日本人ライダーがイタリアのスーパーモト選手権に挑戦した事例があり、モトクロスでも同様のコストが想定されます。現地のチームとの契約やメカニックの確保も必要となるため、個人での参戦には相当な資金力と準備が求められます。


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📋 参戦に必要な主な準備項目

  • FMI(イタリアモーターサイクル連盟)への登録とライセンス取得
  • エントリー料の支払い(クラスにより異なる)
  • マシンの準備または現地チームとの契約
  • マシンと機材の輸送手配(海上輸送または航空輸送)
  • 全6ラウンド分の渡航費と宿泊費
  • ピットクルーやメカニックの確保
  • 保険加入(傷害保険、賠償責任保険など)
  • 言語対応(イタリア語または英語でのコミュニケーション)

日本人ライダーが海外選手権に挑戦する場合、現地の文化やレースフォーマットの違いにも適応する必要があります。イタリアのレースは日本よりもレース時間が長く設定されていることが多く、体力面での準備も重要です。


それでも得られる経験は大きいですね。



イタリアプレスティージモトクロス選手権を観戦する方法と魅力

イタリアプレスティージモトクロス選手権は、毎年3月から9月にかけてイタリア各地で開催されます。2025年シーズンの開催地には、モンテヴァルキ、チンゴリ、カスティリオーネ・デル・ラーゴ、ピエトラムラータなどが含まれていました。


各ラウンドは2日間の日程で実施され、土曜日が予選、日曜日が決勝レースという構成です。1日で予選から決勝まで観戦できる国内選手権と異なり、2日間かけてじっくりとレースを楽しめる点が特徴です。


週末を丸ごと使えますね。



現地観戦では、ヨーロッパのモトクロス文化を肌で感じることができます。イタリアはモトクロスの伝統が深く、観客も非常に熱心です。パドックエリアでは各チームのピット作業を間近で見られることも多く、トップライダーとの距離が近いのも魅力の一つです。


日本からの観戦を計画する場合、ヨーロッパ旅行の一環として組み込むのが現実的です。イタリア国内の移動手段としてはレンタカーが便利で、サーキット周辺には宿泊施設も充実しています。言語面ではイタリア語が基本ですが、観光地では英語も通じることが多いため、基本的な英会話力があれば対応可能です。


🎥 観戦の楽しみ方

  • パドックウォーク:ピットエリアを歩いてチームの雰囲気を感じる
  • 予選観戦:土曜日の予選でライダーのスピードと技術を比較
  • 複数ヒート観戦:グループAとグループBの両方を見て実力差を実感
  • 表彰式:イタリア独特の盛り上がりとセレモニーを体験
  • 地元グルメ:サーキット周辺の食事やイタリア料理を堪能

YouTubeなどの動画プラットフォームでもレースの様子が配信されることがあり、現地に行けない場合でもオンラインで観戦できます。ドゥカティの公式SNSやチームの公式サイトでも、レース結果や映像が公開されているため、最新情報をチェックするには最適です。


イタリアのモトクロス文化に触れることで、日本のモトクロスとは異なる視点や技術を学ぶことができます。特にドゥカティのような革新的なマシンが実戦でどのようなパフォーマンスを発揮するかを見られるのは、この選手権ならではの醍醐味です。


イタリアプレスティージモトクロス選手権2025年第3ラウンドの様子は、こちらのYouTube動画で視聴できます