

体重移動だけでバイクは曲がりません。
カウンターリーンは、バイクの傾斜角度よりも上半身を外側(アウト側)に保つ乗車姿勢のことです。別名「リーンアウト」とも呼ばれ、バイクが右に傾いているときにライダーの上半身は左側(外側)に残る形になります。
参考)バイクの基本姿勢について解説!乗車姿勢を使い分けて楽しく楽に…
この姿勢の物理的な仕組みは、ライダーの重心位置を意図的にバイクの傾斜角より外側に配置することで、車体のバンク角を深くせずに旋回を可能にする点にあります。つまり車体の傾きが浅くても曲がれるということですね。
参考)https://www.goobike.com/magazine/ride/technique/4/
バイクの旋回は基本的に「リーン(車体を傾けること)」によって行われます。重心にはたらく重力と慣性力の合力と、接地点にはたらく垂直反力と横力の合力が釣り合うまで車体が傾くのです。カウンターリーンはこの物理法則の中で、ライダーの重心位置を調整することで旋回特性を変化させる技術です。
ブラインドコーナーなどで視界を確保したいときに有効な姿勢です。
ただし、ハンドルを取られやすいという欠点もあります。
カウンターリーンは主に低速域での旋回やUターン時に効果を発揮します。街中の曲がり角や駐車場での取り回しなど、時速20km以下の状況では車体が起きているほど回避動作を取りやすくなるためです。
参考)ターンとリーンとリスクホメオスタシス – K2 …
具体的な使用場面としては、見通しの悪い交差点での右左折、商店街のような歩行者や自転車が多いエリア、細い路地での方向転換などが挙げられます。これらの場面では急停止してもバランスを崩しにくく、立ちゴケの心配も少なくなります。
低速域でカウンターリーンを使うメリットは、想定外の飛び出しや落下物に遭遇したときの対処能力にあります。速度が低く車体が起きているほど、急停止や進路変更といった回避動作を素早く取れるのです。
路面の安全性確認が前提条件になります。
実は全ライダーの7〜8割が、無意識にリーンアウト(カウンターリーン)のフォームになっていると指摘されています。簡単で恐怖心が少ないフォームなので、本人の認識とは別に自然とこの姿勢を取ってしまうライダーが多いのです。
最大の危険性は、タイヤの路面グリップが得られにくくなる点にあります。リーンアウトではタイヤ接地点への荷重が不十分なため、濡れた路面や砂、落ち葉などの滑りやすい状況で簡単にタイヤのグリップを失い転倒するリスクが高まります。
ハーレーのようにバンク角が深くないバイクでは、リーンアウトを使うと速度のわりにステップや車体の一部が接地しやすくなります。接地すればそれ以上傾けられないため、曲がり切れずにコースアウトする危険性も出てきます。
タイヤの性能に依存したフォームということですね。
路面状態の確認が必須条件となります。
「体重移動でバイクを曲げる」という考え方は、実は大きな誤解です。物理的には、体重移動だけでバイクを傾けることはできません。必ずハンドル操作(カウンターステアリング)が伴っているのです。
参考)https://ameblo.jp/mdrjy849/entry-12703895347.html
バイクが曲がるメカニズムは、キャンバースラストという現象が支配的です。傾けられたタイヤが発生する横力で、キャンバー角が20°以下ではほとんどキャンバースラストによって曲がります。体重を横に移動させても、実際にはバイクを曲げる力にはなっていないのです。
レースシーンでライダーが大きく体を動かしているように見えますが、あれは横ではなく「下へ」重心を移動させているのです。バイクの重心は足下のエンジン付近にあり、ここが斜め下へ小さな弧を描いて移動することで旋回が始まります。
参考)体重移動は順序がある(一気に動かない)【教えてネモケン096…
体重移動だけで曲がると信じていると、曲がり切れずに危険な状況を招きます。
参考)https://ameblo.jp/motorcycle-pro/entry-12825395718.html
正確な操舵が旋回の本質です。
カウンターステアリングは、ハンドルを左に切るとバイクは右に傾くという、一見直感に反した物理現象です。時速20マイル(約32km)以上の速度域になると、この現象が顕著に現れます。
具体的には、右に曲がりたいときに右のハンドルを軽く押し出すように操作します。すると車体が右に傾き始め、タイヤのキャンバースラストによって右方向への旋回が発生するのです。この初期の「押し出し」動作が、バイクを傾けるトリガーとなります。
参考)Reddit - The heart of the inte…
カウンターリーンの姿勢では、このカウンターステアリングをより意識的に行う必要があります。上半身が外側にあるため、ハンドルへの入力がやや不安定になりがちだからです。肘に余裕を持たせ、腕を突っ張らない姿勢を保つことが重要です。
参考)コーナリングを安全に楽しくするライディングフォームとコーナリ…
低速域ではカウンターステアリングを無理に使わない方が安全な場合もあります。極低速では車体が不安定になり、ふらつくだけになってしまうためです。
速度域に応じた使い分けが必要ということですね。
バイクの基本姿勢は大きく3種類あり、状況に応じた使い分けが安全走行の鍵となります。
リーンウィズは、バイクと同じ角度に上半身を傾ける基本中の基本の姿勢です。自然なフォームで疲れにくく、基本的にはいつもリーンウィズで走っていて問題ない万能の姿勢とされています。通常のツーリングや高速道路の緩やかなカーブで使用します。
リーンインは、バイクの傾きより上半身をカーブの内側に傾ける姿勢です。ライダーの重心が内側にずれるため、あまりバンクしなくてもバイクを曲げられます。ワインディングロードの緩いカーブや、バンクをさせたくない場面で活用できます。
リーンアウト(カウンターリーン)は前述の通り、低速時やブラインドコーナーで視界を確保したい場面に適しています。
使い分けのポイントは速度域です。高速域ではリーンウィズかリーンイン、低速域ではリーンアウトが基本となります。ただし路面状況が悪いときは、どの姿勢でも車体をあまり寝かせず、速度を十分に落とすのが鉄則です。
正しい姿勢は安全走行の土台になります。
参考)正しいライディングフォームと失敗しない取り回し&快適発進
参考:正しいライディングフォームの詳細は、一般財団法人日本二輪車普及安全協会の公式サイトで確認できます。
カウンターリーンを安全に習得するには、段階的な練習が必要です。まずは駐車場などの安全な場所で、時速10km以下の極低速での練習から始めましょう。
最初のステップは正しい基本姿勢の確認です。仙骨(尾てい骨が付いた骨)を起こし、へそを前につきだして軽く胸を張る姿勢を作ります。エビぞりでもなく、背中を伸ばすのでもない、凛とした姿勢が基本です。グリップには軽く触れる程度の強さを維持し、両腕が円形になるようにします。
次に、低速で8の字走行を行いながら、上半身を意識的に外側に保つ練習をします。このとき重要なのは、上半身を横に動かすのではなく「下方向」に体重をあずける意識です。イン側の下半身や脇腹から力を抜きながら、身体が下がっていくイメージで動作します。
ブレーキペダルには常に足を乗せておき、交差点など危険箇所ではブレーキレバーにも指を掛けたまま通過する用心深さが必要です。
瞬時対応力がフォーム形成のポイントです。
路面状況の確認を怠らず、濡れた路面や砂、落ち葉のある場所では練習を避けましょう。タイヤのグリップが得られにくい状況では、カウンターリーンのリスクが高まるためです。慣れてきたら徐々に速度を上げ、実際の交通環境で使用してみてください。
参考:バイクの運動力学に関する詳しい解説は、元ヤマハエンジニアによる専門記事が参考になります。
https://ridersclub-web.jp/column-767022/

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