

zx1000gは実はツーリングより峠の方が楽しい
zx1000gのエンジンは並列4気筒1,043ccで、最高出力142馬力を10,000rpmで発生します。最大トルクは111Nmを7,300rpmで発揮する設計です。
この数値だけ見ると「ハイパワーすぎて扱いにくいのでは?」と思うかもしれません。どういうことでしょうか?
実は低回転域から太いトルクを発生する特性があり、3,000rpm付近から十分な加速力を感じられます。街乗りでも6,000rpm以下で済むことがほとんどです。高速道路の追い越しも5速で4,000rpmから一気に加速できます。
つまり普段使いでも扱いやすいということですね。
燃料噴射システムはデュアルスロットルバルブを採用し、スロットル操作に対するレスポンスが良好です。アクセルを開けた瞬間の反応が自然で、ギクシャクしません。
トランスミッションは6速で、高速巡航時は100km/hで約4,000rpmに抑えられます。東京から大阪まで約500kmの距離なら、燃費は17km/L前後(はがき約30枚分の面積のタンク容量19Lで320km程度走行可能)です。
ただしハイオク仕様が必須です。レギュラーガソリンを入れるとノッキングが発生し、エンジンを痛める原因になります。
これは必ず守る必要があります。
全長2,090mm、全幅790mm、全高1,190mmというサイズは、リッタースポーツとしては標準的です。シート高は815mmで、身長170cm程度なら両足のつま先が地面に届きます。
車両重量は231kg(装備重量)で、取り回しには少し力が必要です。押し歩きや駐車場での方向転換は、慣れるまで注意が必要ですね。
ホイールベースは1,440mmで、直進安定性と旋回性のバランスが取れています。高速道路での車線変更はスムーズで、ワインディングでも切り返しが軽快です。
燃料タンク容量は19Lで、満タン時の航続距離は約300km(レギュラー車より燃費が悪くなる傾向)です。ツーリングでは200km走行時点で給油を検討するのが安全策です。
足つき性を改善したい場合は、ローダウンシートやローダウンキットの導入を検討できます。シート高を20-30mm下げられるので、身長165cm以下のライダーには効果的な対策です。
カワサキ公式 - Ninja1000SXスペック詳細(zx1000gの後継機種の参考情報)
2011-2013年モデルの中古相場は50万円~65万円が中心価格帯です。走行距離1万km以下の個体は70万円前後、3万km超えは45万円前後まで下がります。
2014-2016年モデルになると、相場は65万円~85万円に上がります。この年式からLEDヘッドライトやトラクションコントロールが標準装備になったためです。走行距離5,000km未満の極上車は90万円を超えることもあります。
購入時の注意点は電装系トラブルの有無です。具体的にはメーター周りの液晶不良、ウインカーリレーの故障、バッテリー上がりの履歴を確認してください。修理費用は部品代だけで3万円~5万円かかるケースがあります。
冷却水漏れも多発ポイントです。ラジエーターホースの劣化やウォーターポンプのシール不良が原因で、エンジン下部に水漏れの跡がないか要チェックです。修理費用は5万円~10万円程度を見込む必要があります。
フロントフォークからのオイル漏れも確認項目です。インナーチューブに縦筋や錆が出ていると、シール交換だけでは済まない場合があります。フォークオーバーホールは工賃込みで8万円前後かかることを覚えておけばOKです。
zx1000gはスポーツツアラーというカテゴリーに属し、長距離ツーリングでの快適性を重視した設計です。アップライトなライディングポジションで、上半身への負担が少なく設定されています。
サイドカウルが風を効果的に受け流すため、高速道路での風圧が体に直接当たりません。100km/h巡航でも疲労感が少なく、3時間連続走行も苦になりません。
シートは厚めのクッションで、お尻への負担を軽減しています。ただし2時間を超えると硬さを感じる人もいるので、ゲルザブやシートカバーの追加を検討する価値があります。
費用は1万円~2万円程度です。
グリップヒーターやUSB電源を後付けできる余裕があり、冬場のツーリングやスマホナビ利用に対応できます。
配線の取り回しスペースも十分です。
荷物の積載性については、純正キャリアとサイドケースのセット(約7万円)を装着すれば、1泊2日のツーリング荷物を余裕で収納できます。容量は左右合計で50L程度(東京ドーム約0.00004個分)です。
マフラー交換は人気のカスタムで、ヨシムラやアクラポビッチの製品が定番です。価格は10万円~20万円で、重量が5kg程度軽量化でき、サウンドも迫力が増します。
ただし音量規制に注意が必要です。車検対応品でも音量計測で規制値ギリギリのケースがあります。購入前に実測データを販売店に確認してください。
スクリーンの交換も効果的なカスタムです。純正より高さ5cm増のツーリングスクリーンに変えると、風圧がさらに軽減されます。価格は2万円~3万円程度で、取り付けは自分でも可能です。
ブレーキパッドをスポーツ走行向けに変更すると、制動力が向上します。デイトナのゴールデンパッドやベスラのシンタードパッドが人気で、価格は前後セットで1.5万円程度です。
効きが強くなる分、ダストが増えますね。
リアサスペンションをオーリンズなどのハイグレード品に交換すると、ワインディングでの安定性が格段に上がります。価格は10万円前後ですが、乗り心地と操縦性の両方が改善されるので、峠を攻めるライダーには投資価値があります。
電子制御系では、パワーコマンダーを導入してエンジン特性を変更できます。燃調マップを書き換えて低中速トルクを太くしたり、高回転の伸びを強化したりできます。価格は5万円~7万円で、専門ショップでのセッティングが必要です。

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