オフロードヘルメットバイクにおすすめの選び方完全ガイド

オフロードヘルメットバイクにおすすめの選び方完全ガイド

オフロードヘルメットのバイクへのおすすめと選び方

競技専用のオフロードヘルメットをPSCマークなしと知らずに公道で使うと、違反点数1点が免許に刻まれます。


📋 この記事の3つのポイント
🛡️
安全規格を必ず確認しよう

公道走行にはPSCマーク必須。競技専用品をそのまま使うと違反点数1点が付く可能性があります。

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ゴーグルタイプ vs シールドタイプ

本格オフにはゴーグルタイプ、林道ツーリングにはシールド(アドベンチャー)タイプが向いています。

ヘルメットの寿命は購入後3年が目安

SGマークの有効期間は購入後3年。外観に異常がなくても衝撃吸収材は劣化するため、定期的な買い替えが必要です。


オフロードヘルメットの種類とバイク用途別の選び方


オフロードヘルメットは、大きく「ゴーグルタイプ」と「シールドタイプ(アドベンチャー/デュアルパーパス)」の2種類に分かれます。どちらが優れているかではなく、乗り方によって向き・不向きがはっきり異なるのが特徴です。


ゴーグルタイプは、前面にシールドを持たず、別途ゴーグルを装着して使います。運動量の多いモトクロスや林道走行での「呼吸のしやすさ」を最優先に設計されており、口元が大きく前方に張り出した独特のチンガード形状がその理由です。本格的なオフロードコースをガチで走る人の多くがこのタイプを選びます。


一方のシールドタイプは、フルフェイスに近い密閉感があり、走行風や雨への耐性が高いのが特徴です。林道ツーリングの移動中に高速道路も使う、オンとオフを一台でこなしたいという人に向いています。SHOEI「HORNET ADV」やArai「TOUR-CROSS V」がその代表例で、バイザーを外せば純粋なオンロードスタイルにもなります。


用途の見極めが肝心です。


どちらかで迷ったときの基準を示しておきましょう。「コースや山に着いてから走る→ゴーグルタイプ」「林道への移動もバイクでこなす→シールドタイプ」と整理すると選びやすくなります。なお、最近人気の林道ツーリング系ライダーには、シールドとゴーグルを付け替えられる「3ウェイ対応モデル」も選択肢になります。ウインズジャパンの「X-ROAD2」のように、シチュエーションに合わせて3つのスタイルに変更できるモデルが実用的です。



オフロードヘルメットのバイク向けおすすめメーカーと特徴


国内でオフロードヘルメットを選ぶなら、まずSHOEI・Arai・OGK Kabutoの国産3ブランドが第一候補に挙がります。日本人の頭形(前後に長い楕円型)に合わせて設計されているため、海外メーカー品に比べてフィット感が出やすいのが利点です。


SHOEI(ショウエイ) は、ハイエンドオフロードモデル「VFX-WR」(定価59,400円・税込)と、林道ツーリング向けアドベンチャーモデル「HORNET ADV」(同59,400円)の2本立てです。VFX-WRはMFJ公認を取得しており、多くのトップライダーが実際に使用しています。SHOEI独自の衝撃吸収構造「M.E.D.S.」を搭載し、快適性と安全性を両立しています。


Arai(アライ) は、モトクロス向け「V-Cross4」(定価52,800円・税込)と、オン・オフ両対応の「TOUR-CROSS V」(69,300円)をラインナップ。Araiの特徴は帽体表面を滑らかにすることで衝撃を「受け止めるのではなくかわす」設計思想で、SNELL規格も取得しています。


OGK Kabuto(オージーケーカブト) は「GEOSYS」(52,800円)が代表モデルです。グラスファイバーシェルと吸湿速乾素材「クールマックス」の内装で、価格と性能のバランスが良く、コストを抑えたい方に向いています。


これは使えそうです。


海外ブランドでは Fox Racing「V1」(46,200円)が MIPS®(多方向衝撃保護システム)を搭載し、7か所の吸気ポートと4か所の排気ポートで優れた換気性能を持ちます。また国産ブランドの ZEALOT「MadJumper2 CARBON HYBRID STD」(38,280円)は、カーボンとFRPのハイブリッド素材で重量約1,100g(500mlペットボトル約2本分)と超軽量ながら3万円台で購入できるコスパ重視派に刺さるモデルです。


| メーカー | 代表モデル | 定価(税込)| 安全規格 |
|------|--------|---------|------|
| SHOEI | VFX-WR | ¥59,400 | JIS・MFJ |
| Arai | V-Cross4 | ¥52,800 | SNELL・JIS |
| OGK Kabuto | GEOSYS | ¥52,800 | JIS |
| Fox Racing | V1 | ¥46,200 | SG・MFJ |
| ZEALOT | MadJumper2 CARBON | ¥38,280 | SG・MFJ |
| HJC | i50 | ¥26,400 | SG・JIS・MFJ |



参考:各ブランドの価格・仕様の最新情報(NAPs公式マガジン掲載・国内12選)


オフロードヘルメットの安全規格と公道走行の注意点

オフロードヘルメットには「競技専用」と「公道使用可」の2種類が存在します。これが最も見落とされやすいポイントです。


公道を走るためには、PSCマークが付いているヘルメットでなければなりません。PSCマークは「消費生活用製品安全法」に基づく国内安全規格で、このマークのないヘルメットは乗車用として販売すること自体が法律上禁止されています。もしPSCマークのないヘルメットを着用して公道を走行した場合、「乗車用ヘルメット着用義務違反」として違反点数1点が科せられます。反則金はありませんが、免許の記録にしっかり残ります。


さらに安心感を高めるなら SGマーク の確認もおすすめです。SGマークは一般財団法人「製品安全協会」が定めた安全規格で、万が一ヘルメットの製品欠陥による人身事故が起きた際に賠償が認められる根拠になります。SGマークの有効期間は「購入後3年」と定められており、ヘルメットの買い替え目安でもあります。


加えて、 MFJ規格・SNELL規格 という上位規格もあります。これらは競技参加を想定した非常に厳しい基準で、一般の林道ツーリングや公道走行には必須ではありませんが、SHOEI VFX-WRやArai V-Cross4のような高性能モデルが取得しており、安全性への信頼が高まります。


規格の確認が大前提です。


特にネット通販でのコピー品には注意が必要です。外見は本物そっくりでも内装の衝撃吸収ライナーが適切でない場合があり、事故の際に頭部を守れないリスクがあります。PSCマーク・SGマークのどちらも確認できない商品は、どんなに安くても購入しないことを強くおすすめします。


参考:PSCマーク・SGマークについての公的な説明(JAF公式Q&A)
バイクのヘルメット選び方・規格について – JAF公式Q&A



オフロードヘルメットのサイズ・フィット感の正しい選び方


「ゆるすぎず、きつすぎず」がヘルメット選びの鉄則ですが、これが意外と難しい。頭が痛くなるのはサイズが小さすぎるせい、という思い込みがある方も多いですが、実は大きすぎても走行中に揺れて重く感じたり、風でずれて視界を遮るという問題が起きます。


正しいサイズの測り方は、眉の上・側頭部・後頭部の最も高い部分を通るようにメジャーで一周させて計測します。同じ「Lサイズ」でも、SHOEIとAraiでは内部形状が異なるため、必ずメーカーの公式サイズ表で確認する必要があります。


試着で確認すべきポイントをまとめると。


- 正面から見て眉毛が隠れていないか
- おでこが出ていないか
- 耳・頬など痛い箇所がないか
- 頭を左右に振ったときにヘルメットが動かないか
- 呼吸がしやすいか


特に日本人の頭は前後に長い「長丸型」が多く、海外メーカーのヘルメットは横幅に合わせると前後がきつくなりやすいです。国内メーカー(SHOEI・Arai・OGK Kabuto)のほうが、日本人の頭形に合うモデルが多い傾向があります。


フィット感が条件です。


長時間のライディングでも頭が痛くなる場合、サイズより「内装の形状」が合っていない可能性があります。OGK KabutoやSHOEIは「プロフィッティングサービス」を一部店舗で提供しており、頭の形状を計測して最適なサイズと内装の組み合わせを提案してもらえます。購入前に一度試すと、数万円のヘルメット選びの失敗を防げます。


参考:ヘルメットのフィッティングに関する詳細(SHOEIヘルメット公式)
ヘルメットの正しいかぶり方と使用上の注意 – SHOEI公式



オフロードヘルメットの寿命と買い替えサイン【知らないと損する】


「見た目がキレイだからまだ使える」は危険な判断です。これは大事なポイントです。


日本ヘルメット工業会とSGマークの規定によれば、バイク用ヘルメットの使用目安は購入後3年とされています(FRP等の熱硬化性樹脂製は5年)。主要メーカーの推奨年数を確認すると、SHOEI・OGK Kabuto・BELLはいずれも3年、SIMPSONは5年、AGVは5〜7年となっています。


なぜ3年なのかというと、ヘルメット内部の衝撃吸収ライナー(発泡スチロール状の素材)が日本の高温多湿な環境下で徐々に劣化するからです。外から見た帽体がキズひとつなくても、内側のライナーはすでに衝撃吸収力が低下している場合があります。一度大きな衝撃を受けたヘルメットは、外観に異常がなくても即廃棄が原則です。


具体的な買い替えサインは次のとおりです。


- 🔴 購入後3年が経過している(SG規格の有効期限)
- 🔴 一度でも転倒・衝撃を受けたことがある
- 🔴 内装がへたってフィット感がゆるくなっている
- 🟡 帽体に細かいヒビが入っている
- 🟡 ストラップやバックルが劣化している


3年以内でも転倒歴があるものは使用停止が鉄則です。


ヘルメットを長く使い続けることは節約にはなりません。頭部の怪我は後遺症が残るリスクが高く、保険や医療費、最悪の場合は仕事や収入への影響など、経済的なコストも跳ね上がります。適切なタイミングでの買い替えが、結果として一番コスパの良い選択です。


参考:ヘルメット寿命・耐用年数に関する各メーカー比較(Webike公式ニュース)
ヘルメットは3年間で買い替え?実際は5〜7年持つってホント? – Webike NEWS



オフロードヘルメットのベンチレーション・軽量性という独自視点の快適論


オフロードヘルメットの快適性を語るとき、ベンチレーションと重量の2点は見た目の選定基準より実は重要な要素です。特に夏場や運動量の多い林道走行において、この2点の差が「またすぐ乗りたい」か「疲れてもう乗りたくない」に直結します。


ベンチレーション(通気孔)については、低価格帯のヘルメットでは省略されているモデルが少なくありません。ベンチレーションがないとヘルメット内部は蒸し風呂状態になり、夏場の30分走行でも集中力に影響が出ます。Fox Racing「V1」は吸気7ポート・排気4ポートという業界トップレベルの換気設計で、本格的なオフロード走行でも頭内の熱がこもりにくい構造になっています。


重量については、1kg前後のモデルと1.5kg以上のモデルでは、30分の走行でも首への負担差が明確に体感できます。例えば、ZEALOT「MadJumper2 CARBON HYBRID STD」は約1,100g、アライ「V-Cross4」は約2,200gと2倍近い差があります。1kgの差は、1時間走れば首に余分に1kgの物体を乗せ続けるのと同じことです。


軽さが快適さを作ります。


シールドタイプ(アドベンチャー系)はゴーグルタイプより必然的に部品点数が増えるため重量が増しがちです。ただし、ウインズジャパン「X-ROAD2」のように「バイザーの脱着」でツーリング時の空気抵抗を減らす工夫がされたモデルもあります。長距離ツーリングが主で林道も走りたい人は、重量とベンチレーション性能を並行してチェックすることを強くおすすめします。


また、MIPS®(多方向衝撃保護システム)を搭載したモデルも近年増えています。これはヘルメットのシェルと内装の間に保護レイヤーを挟み、斜め方向の衝撃が加わった際にレイヤーがわずかにスライドして回転エネルギーを脳に伝えにくくする仕組みです。転倒時の脳損傷リスクを下げる効果が実証されており、同価格帯なら積極的にMIPS搭載モデルを選ぶ価値があります。


参考:MIPSシステムの仕組みと安全性の解説(ユーロギア公式ブログ)
MIPSヘルメットとは何か?通常ヘルメットとの違いと本当の安全性 – EuroGear




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