世界ラリーレイド選手権(W2RC) バイクで挑む究極のオフロード

世界ラリーレイド選手権(W2RC) バイクで挑む究極のオフロード

世界ラリーレイド選手権 バイクで挑む

ダカールラリーのエントリー費だけで約330万円かかります。


この記事の要点
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W2RCとは世界最高峰のラリーレイド選手権

FIAとFIMが公認する年間5戦の世界選手権で、ダカールラリーが開幕戦として位置づけられています

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バイク参戦には莫大な費用が必要

エントリー費約330万円に加え、マシン代500〜600万円、サポート体制の構築など総額数千万円規模の投資が求められます

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日本人ライダーの挑戦が注目される

2026年ダカールラリーでは藤原慎也選手が唯一の日本人ライダーとして参戦し、HRCのサポートを受けて約8,000kmの過酷なステージに挑んでいます

世界ラリーレイド選手権(W2RC)の基本概要


世界ラリーレイド選手権(W2RC)は、2022年に創設された国際自動車連盟(FIA)と国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が公認する世界最高峰のオフロードラリー競技シリーズです。略称はW2RCで、4輪と2輪の両部門を統合した新しいフォーマットとなっています。


参考)世界ラリーレイド選手権 - Wikipedia


年間5戦で構成され、ダカールラリーが開幕戦として位置づけられています。サウジアラビアを中心に、モロッコやスペインなどで開催され、各大会は数日間から2週間にわたる長距離レースとなります。


これが基本です。



参考)TOYOTA GAZOO Racing W2RCとオフロード…


バイク部門ではレッドブルKTM、モンスターエナジーホンダHRCといった世界トップチームが参戦し、総走行距離数千kmを超える過酷なステージでポイントを競い合います。


参考)World Rally-Raid Championship


公式サイト - World Rally-Raid Championship
W2RCの最新ランキング、スケジュール、参戦チーム情報が確認できる公式サイトです。


世界ラリーレイド選手権 ダカールラリーとの関係性

ダカールラリーは世界ラリーレイド選手権の開幕戦であり、最も権威のあるレースとして位置づけられています。2026年のダカールラリーは1月3日にサウジアラビアのヤンブーをスタート地点として開催され、約8,000kmの総走行距離を誇ります。


参考)2026


W2RCは年間を通じてポイントを積み重ねる選手権制度ですが、ダカールラリーの配点は他の大会よりも高く設定されています。どういうことでしょうか?
ダカールラリーでの成績がシーズン全体のチャンピオン争いに大きく影響するため、多くのトップライダーがこの開幕戦に照準を合わせてシーズンを戦います。2025年シーズンではレッドブルKTMのルシアーノ・ベナビデスやモンスターエナジーホンダHRCのトーシャ・シャレイナが表彰台を争いました。


参考)5度の王者アル-アティヤがステージウインで総合首位に。ダチア…


世界ラリーレイド選手権 バイク参戦に必要な費用

W2RCのバイク部門に参戦するには莫大な費用が必要です。ダカールラリーのエントリー費だけで約330万円、モロッコラリーで約170万円がかかります。


参考)知らない人も多いのですが、海外のラリーに参戦するには多額の費…


マシン代はさらに高額で、新車の競技用バイクは500〜600万円、レンタルでも100万円以上必要です。HRCが開発したCRF450 RX Rallyのような世界限定50台の特別なマシンは、競技用パーツが装着された最高峰の仕様となっています。つまり約1,000万円規模の初期投資が必要ということですね。


参考)https://x.com/FujiwaraShinya1/status/1919731287411089453


サポート体制の構築も欠かせません。サポート車両および人員の費用は、種類によって3,800ユーロ(約60万円)から21,000ユーロ(約330万円)を超えることがあり、各車両に少なくとも2人のチームメンバーが必要で、その登録費用はそれぞれ12,000ユーロ(約190万円)かかります。


参考)https://plapla.jp/ja/%E3%83%80%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%AB%B6%E6%8A%80%E3%81%AB%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%99%E3%82%8B%E9%A9%9A%E3%81%8F%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AF/


遠征費、パーツ代、トレーニング費用を含めると、アマチュアバイカーでも総費用が約50,000ユーロ(約800万円)に達する可能性があります。


厳しいところですね。



世界ラリーレイド選手権 日本人ライダーの挑戦

2026年ダカールラリーでは、藤原慎也選手が唯一の日本人ライダーとして参戦しました。トライアル競技出身の藤原選手にとって、初めての世界ラリーレイド選手権参戦という大きな挑戦となりました。


参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000023771.html


藤原選手はホンダのモータースポーツ専門会社HRCが開発したCRF450 RX Rallyを使用し、技術サポート、パーツ供給、整備サービスの提供を受けています。HRCは参戦に関する各種手続きの支援も行い、ラリーに参戦するライダーを支援する体制づくりに力を入れています。


参考)世界一過酷なラリーに挑戦!藤原慎也「ダカール・ラリー」参戦壮…


初参戦時には、ロードマップが記号の羅列にしか見えず、それを時速150km以上で走りながらページ送りをしなければならない困難に直面しました。最終日前夜に発生した集団食中毒にも見舞われましたが、無事完走を果たしたときの喜びは大きかったと語っています。


これは使えそうです。



日本人ライダーの挑戦は、国内のラリーレイド文化を盛り上げる大きな原動力となっており、若手ライダーにとっても目標となる存在です。


世界ラリーレイド選手権 バイクの装備と準備

ラリーレイドに参戦するには、安全基準をクリアした専用装備が必須です。ヘルメット、ゴーグル、オフロード用グローブ、スネまでガードするオフロードブーツでソールがエンデューロ用になっているもの、膝ガード(気になる人は肘のガードも)が必要になります。


参考)【ラリーレイド】という遊び オフロード遊び-バイクブロス


FIAホモロゲーション取得品のレーシンググローブ(約1.5万円〜)とレーシングシューズ(約2.5万円〜)、耐火炎レーシングスーツ(約7万円〜)も必須装備です。


ヘルメットも同様に約7万円からとなります。



参考)【初心者向け】イチからラリーに出るまで - 装備品編|Hib…


バイク本体にはガソリンタンク容量の変更やマップホルダーと距離計の設置、風防の設置が必要です。国内のイベントであればミラー、ナンバープレートなど保安部品はそのままでよいものの、タイヤはコースによって選択が必要で、レースタイヤは公道走行可能な(FIM認可)ものであることが条件です。


世界選手権レベルでは通信手段、航空費、必要な保険の予算も組む必要があり、装備だけで数十万円、総合的な準備費用は百万円単位になります。


装備品の準備が完走への第一歩です。



バイクブロス - ラリーレイドという遊び
ラリーレイドに必要な装備や準備について、初心者向けに詳しく解説されています。


世界ラリーレイド選手権 観戦と今後の展望

W2RCは2022年に創設されたばかりの新しい選手権で、今後さらなる発展が期待されています。4輪と2輪を統合した年間5戦の新フォーマットが、ラリーレイド新時代を創出しています。


参考)https://www.redbull.com/jp-ja/world-rally-raid-championship-2022-season-preview


2025年シーズンの最終戦モロッコラリーでは、4輪部門でダチアのセバスチャン・ローブが初のラリー制覇を達成し、2輪部門ではHRCのトーシャ・シャレイナが優勝を飾りました。ポイントシステムにより、シーズンを通じた戦いが展開されるため、各戦での安定した成績が重要になります。


参考)【W2RC最終戦】4輪はダチアのセバスチャン・ローブ、2輪は…


日本からの参戦も増えつつあり、国内メーカーのホンダやトヨタが技術サポート体制を強化しています。


いいことですね。



観戦は公式サイトやSNSでライブタイミング、ステージ結果、動画コンテンツが配信されており、世界中のファンがリアルタイムで熱戦を追うことができます。バイク好きにとって、W2RCは最高峰のオフロードレースを体感できる貴重な機会となっています。






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