保安部品バイク違反で罰金50万円の基準

保安部品バイク違反で罰金50万円の基準

保安部品とバイク

ABS付きバイクでも警告灯点灯なら違反です

この記事のポイント
⚠️
保安部品違反の罰則

整備命令に従わないと50万円以下の罰金が科される可能性があります

🔧
必須の保安部品

ミラー、ウインカー、反射板、ナンバープレートなど公道走行に必要な装備の基準

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保安基準の詳細

サイズ、色、取り付け位置など細かく定められた規格を解説

バイクの保安部品とは、公道を安全に走行するために法律で装着が義務付けられている部品のことです。ミラーウインカーヘッドライト、テールランプ、反射板(リフレクター)、ナンバープレート、ホーン(警音器)などが該当します。これらの部品は道路運送車両の保安基準によって、サイズ、色、取り付け位置などが細かく規定されています。


保安基準を満たしていない状態でバイクを走行させると、整備不良車両として取り締まりの対象になります。違反加点2点で反則金は原付が6,000円、その他のバイクは7,000円です。さらに、整備命令標章のステッカーが貼られた後、15日以内に整備を行わず検査を受けないと、50万円以下の罰金が科されます。不正改造を実施した業者にも、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金という重い処分が下されます。


参考)10月1日からABSが義務化! 罰則は? 愛車は大丈夫? -…


保安部品バイクのミラー基準


バイクのミラーには製造年月日によって異なる基準が設けられています。2006年12月31日以前に製造された原付バイク以外、公道を走行するすべてのバイクは左右両側にミラーが取り付けられていなければなりません。右側だけにミラーが付いているバイクは、この日以降に生産された車両の場合すべて違反となります。


鏡面の面積は69㎠以上が必要です。円形ミラーの場合は直径94mm以上150mm以下、それ以外の形状では120×200mm未満で直径78mmの円が収まるサイズである必要があります。ただし、型式認定が2004年12月31日以前のバイクと、2006年12月31日以前に製造されたバイクには鏡面の大きさは規定されていません。


つまり古いバイクは例外です。



取り付け位置はハンドルの中心から280mm以上外側とされ、左右外側線上50mの交通状況が把握できる必要があります。バーエンドミラーに変更する場合、ミラーの取り付け部などが全幅±4cm以内に収まっていなければなりません。歩行者と接触した際に危害を加えない形状で、衝撃を緩和する構造であることも求められており、右側のミラーが逆ネジになっているのはこの規定に合わせた仕様です。


保安部品バイクのウインカー規格

ウインカーの灯光は橙(オレンジ)色で、毎分60〜120回の一定周期で点滅するのが基本です。


白色や赤など橙色以外の色は違法となります。


点滅回数がこの範囲よりも多かったり少なすぎたりしても違法で、取り締まりの対象です。


違反になります。



参考)https://bikeman.jp/blogs/bikeparts/motobike-115


光源のワット数は10W以上60W以下で、照明部の面積は7㎠以上が必要です。ただし、Eマーク(国連欧州経済委員会規格)が付いていれば、上記の規格を満たしていない超小型のLEDウインカーなども認可されます。


この場合は問題ありません。


ウインカーの発光面中心から内側20°、外側方向が80°の範囲から視認できる必要があります。取り付け位置は地上から2.3m以下で、フロントの最内縁が240mm、リアの発光面の中心が150mm以上離れていなければなりません。ウインカーを強打して破損するリスクを考慮し、金属製のウインカーステーよりも樹脂製の取り付け方法が推奨される場合もあります。


破損リスクが少ないですね。



保安部品バイクの反射板位置

バイクには反射板(リフレクター)の装着が義務付けられています。元々はリアのリフレクターのみが義務付けられていましたが、2023年9月以降に国の認証を受けたモデルからはサイドリフレクター(側方反射器)も義務化されました。


新型車は両方必要です。



リアのリフレクターは地上から0.25m以上1.5m以下の位置に取り付けられる必要があり、サイズは10㎠以上で色は赤のみです。文字や三角形以外の形状でなければなりません。フェンダーレスキットを組み込むと純正フェンダーと一緒に外されてしまうことが多いため、ナンバープレート共締めタイプのものなどを追加する必要があります。


サイドリフレクターは車体の前後どちらかに取り付ける必要があり、全長の前または後ろから1/3以下で、下縁が地上から0.3m以上、上縁が地上から0.9m以下に取り付けられていなければなりません。形状は三角形以外で、色は橙または赤、大きさは10㎠以上です。はがきの横幅(10cm)くらいの面積ですね。


保安部品バイクのライト要件

ヘッドライトの保安基準は1998年4月1日以降に生産されたバイクに常時点灯式が義務付けられています。


スイッチでライトを切るカスタムは違反です。


色に関しては2005年12月31日以前に製造されたバイクは白色(6000K前後)または淡黄色(3000K前後)、それ以降に製造されたバイクは白色と規定されています。


必要な光量は15,000cd(カンデラ)以上とされ、取り付け位置は車検証記載の全高よりも低い位置となります。2灯式ヘッドライトの場合はライトの中心を左右対称にする必要があり、ハイビームロービーム共に2個以下の合計4個以下にする必要があります。LEDヘッドライトへの交換といったカスタムを行なう場合は、こうした基準をクリアした物を使用する必要があります。


テールランプとブレーキランプは基本的に一体になっており、両方の基準を満たしている必要があります。テールランプは5W以上30W以下で色は赤、発光面積は15㎠以上、夜間300mの距離から点灯が確認できる物です。ブレーキランプは15W以上60W以下で色は赤、発光面積は20㎠以上、昼間に100mの距離から点灯が確認できる物で、テールランプの5倍以上の光度が必要です。


点滅は禁止されています。


取り付け位置は地上から0.35m以上2.1m以下です。


保安部品バイクのABS義務化

2018年10月1日以降生産の新型車、2021年10月1日以降生産の継続生産車と並行輸入車には、ABS(アンチロック・ブレーキシステム)の装着が義務化されました。対象は51cc以上で、51〜125cc(原付2種)は前後連動ブレーキでもOKです。適用時期以前の車両なら後付けする必要はありません。


参考)【第2回】初心者必読!基本的なバイク各部の名称を解説


ただし、適用時期を問わずABS付きのバイクでABS警告灯が点灯している状態はNGです。


これが原則です。


ABSキャンセルは不正改造にあたり、道路運送車両の保安基準に適合しないため車検に通りません。街頭検査で違反が発覚した場合、「整備命令」が下され15日以内に必要な整備を行う必要があります。従わない場合、50万円以下の罰金が課されるなど重い罰が科されます。


一定条件を満たした競技向けのオフロード車、トライアル車はABS義務化から除外されます。ABSがあると後輪をロックさせて行うリアスライドができなくなったり、不整地ではABSがあるとかえって制動距離が伸びてしまうためです。


これは例外ですね。



保安部品バイクのナンバープレート規制

ナンバープレートまわりのカスタムで気をつけたいのは角度や取り付け位置、取り付け向きです。2021年10月1日以降に登録されたバイク(初回登録・検査・使用届出)の場合、ナンバーの取り付け角度は「手前(上向き)40°〜、奥(下向き)15°、左右向き0°」とかなり細かく指定されています。


角度は厳格です。



それより以前に登録されたバイクはこの基準は適応されませんが、取り付け向き(縦に装着するなど)、ナンバーの折り曲げ、プレートカバーの装着などは違反となります。取り付けボルトやボルトカバーの大きさも厚さ9mm以下、直径28mm以下で番号を隠さないものと規定されています。自賠責シール以外のステッカーの貼り付けも禁止です。


フェンダーの裏側にナンバーを取り付けるいわゆる"裏ペタ"は違反に問われる可能性が高いです。


視認性が確保できませんね。


サイドナンバーは縦向きでの取り付けが「回転」にあたるため禁止ですが、横向きでのサイドナンバーは角度等の基準を守っていれば問題ないと考えられています。例外的に認められているケースも少なくないので、事前に確認するようにしましょう。


保安部品バイクの盗難対策グッズ

保安部品とは別に、バイクの盗難対策グッズも重要です。チェーンロックやU字ロックは防犯アイテムの基本で、一個だけよりも2個装着しておくと防犯意識の高さをアピールできます。南京錠と角型チェーンを組み合わせたロックは、強化焼入れ処理を施しており盗難防止効果が極めて高いです。


装着自由度が高いですね。



参考)https://www.monotaro.com/k/store/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF%20%E9%98%B2%E7%8A%AF%20%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA/


ディスクロックは振動を感知すると大音量アラームが鳴り響き、この鍵だけでも切断は困難です。バイクのディスクブレーキ部分や自転車のスポークに取付けて使用します。アクセルロックやハンドルロックは、アクセルとフロントブレーキを固定し鍵がないとエンジンをかけてもアクセルを回すことができません。


参考)バイク・自動車の盗難対策|防犯対策ネット


最近では「GPSトラッカーやエアタグなどで車両の位置情報を知ることができるようにする」というのも定番になりつつあります。


万が一盗難されても追跡できますね。


これらの防犯アイテムは保安部品ではありませんが、愛車を守るために有効な対策です。複数の防犯手段を組み合わせることで、盗難リスクを大幅に減らすことができます。


参考)盗難対策はバイクの基本。2024年防犯用品まとめ〈若林浩志の…


保安部品バイクのカスタム時の注意点

バイクのカスタムを楽しむ際は保安基準を必ず確認する必要があります。外装については車検証に記載されているものより、長さ±3cm、幅±2cm、高さ±4cm以内であれば保安基準を満たしています。この範囲を超える場合には、構造変更や諸元記載変更といった手続きが必要です。


参考)バイクの定番カスタムパーツ車検適合確認 - Touring …


国土交通省が定めた指定部品であれば上記範囲を超えていても構造変更の申請は不要です。車体寸法に影響がありそうな主な指定部品は、カウル、スクリーン、レバー、ミラー、マフラー、サイドバッグ、キャリア、フェンダー、エンジンガード類、灯火類等があります。つまり大抵のカスタムは申請不要ということになります。


マフラー交換の場合、JMCA(全国二輪車用品連合会)認証のものを選ぶべきです。音量が規定内であることはもちろん、触媒が装着された車両のマフラーを交換した場合「排出ガス試験結果証明書(ガスレポ)」が車検時に必要となります。JMCA認証のマフラーは必ずガスレポが付属しており、車検時もこの書類が必要です。中古車で社外マフラー付きの車両を購入した場合、このガスレポが付いていないとJMCA認証マフラーでも車検は通らず、メーカーに再発行してもらう必要があるので注意が必要です。


バイクの保安部品は安全な公道走行のために不可欠であり、違反すると重い罰則が科される可能性があります。カスタムを楽しむ際も保安基準を守り、定期的なメンテナンスで保安部品が正常に機能しているか確認することが大切です。




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