

オンロードもオフロードも両方走れると思って60/40タイヤを選んだあなた、実は舗装路を毎日走ると寿命が3000kmで終わることもあります。
60/40タイヤとは、オンロード性能60%とオフロード性能40%のバランスを持つデュアルパーパスタイヤのことです。舗装路での安定性を保ちながら、林道や砂利道などの未舗装路でもグリップ力を発揮できる設計になっています。
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このタイプのタイヤは「自走オフローダー」と呼ばれる、トランポを使わず公道を走って林道やオフロードコースに行くライダーに適しています。ブロックパターンはオフロードタイヤほど深くありませんが、オンロードタイヤよりも立体的な構造を持つため、両方の路面に対応できます。
つまり両立型タイヤです。
通勤や街乗りで舗装路を多く走りつつ、週末に林道ツーリングを楽しむようなライダーには理想的な選択肢となります。ただし、どちらの路面でも専用タイヤには性能で劣るため、使用目的を明確にしてから選ぶことが重要です。
60/40タイヤの性能配分は、オンロードでの快適性を重視しながらオフロードでも最低限のグリップを確保するバランスです。実際の使用感としては、オンロード8割・オフロード2割程度の走行比率を想定したライダーに最適とされています。
オフロード性能については、空気圧を下げることで意外とグリップ力が向上します。林道ツーリングやオフロードイベントに参加する際は、現地の路面状況に合わせて空気圧を細かく調整するライダーも多くいます。空気圧を下げるとタイヤが柔らかくなり、岩や木の根、急な段差といった障害物を乗り越えるときの衝撃吸収性が大幅にアップします。
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ライダーへの負担が軽減されますね。
一方、オンロード性能では、完全なオフロードタイヤと比較して安定性が高く、舗装路での不安感が少ないのが特徴です。滑っても急にツルッと行かず、ズズッとゆっくり滑っていくのでコントロール可能な範囲に収まります。
ただし、専用のオンロードタイヤと比べると静粛性や転がり抵抗の面で劣ります。高速道路での巡航や長距離ツーリングを頻繁に行う場合は、タイヤの偏摩耗や摩耗の早さに注意が必要です。
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60/40タイヤの寿命は使用環境によって大きく変わりますが、一般的には6000km程度が交換目安とされています。舗装路を毎日多く走る場合、デュアルパーパスタイヤは減りが早くなってしまう可能性があります。
柔らかめのゴムを使用しているため、グリップ力は優れていますが摩耗がやや早い傾向にあります。実際の使用例では、6000km走行後もブロックの残りを見る限りまだまだ走れそうという報告もあり、走り方次第で寿命が延びることもあります。
走り方が鍵ですね。
一方、ガチなオフロードタイヤは3000kmでセンターのブロックがなくなることもあるため、60/40タイヤは耐久性の面で優れています。オンロード向きタイヤと比較すると寿命は短めですが、オフロード走行も楽しみたいライダーにとっては妥当なトレードオフと言えます。
タイヤ交換の判断基準としては、残り溝が少なくなっている場合や、ひび割れ・偏摩耗が見られる場合は年数に関係なく交換を検討しましょう。使用開始から3〜5年を目安に点検を受けることも推奨されています。
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定期点検が安全の基本です。
タイヤを長持ちさせるには、定期的な空気圧調整とローテーションを行い、コンディションに気を配ることが重要です。保管環境にも注意を払い、シーズンオフのタイヤはしっかり休ませることで劣化を最低限に抑えられます。
参考)タイヤの交換時期は走行距離・使用年数・状態から判断できる!費…
オンロードとオフロードでは求められるタイヤ性能が大きく異なるため、空気圧の設定にも明確な違いが生まれます。オンロード走行では舗装路を快適かつ安定して走ることが最優先となり、適正な空気圧を保つことでタイヤは性能を発揮します。
参考)タイヤの空気圧|タイヤの知識|日本グッドイヤー 公式サイト
空気圧が適正でないと、路面との接地面積やタイヤの変形量が大きく変わってしまい、思い通りにコントロールできなくなります。空気圧不足で走行すると、両ショルダー部の偏摩耗を発生しやすくタイヤが長持ちしない、発熱による損傷が起こりやすい、ハイドロプレーニングが起こりやすくなる、燃費が悪化するなどのトラブルが発生します。
燃費への影響も無視できません。
一方、オフロード走行では空気圧を下げることで接地面積が増え、グリップ力が大幅に向上します。林道や河川敷のコースでは、空気圧を0.5気圧程度まで下げるライダーも多くいます。空気圧を下げることでタイヤ自体が柔らかくなり、岩や木の根、急な段差といった障害物を乗り越えるときの衝撃吸収性が大きくアップします。
身体的な負担も大幅に軽減されます。
ただし、空気圧を下げたままオンロードを走ると、タイヤの発熱や偏摩耗の原因となるため注意が必要です。オフロード走行後は必ず空気圧を適正値に戻してから公道を走行しましょう。携帯式の空気入れやエアゲージを持参し、現地で調整できる準備をしておくと安心です。
60/40タイヤの人気銘柄としては、ダンロップのD605やD606、シンコータイヤのSR244、E700などが挙げられます。ダンロップD605はオフロード性能がしっかりしながらもオンロードでも走れるバランスの良さが特徴で、全然減らないという耐久性の高さも評価されています。
まだまだ走れそうです。
シンコータイヤのSR244はオールラウンダーとして、E700はオンロードもかなり走れるタイヤとして知られています。どちらもコストパフォーマンスが高く、初めてデュアルパーパスタイヤを試すライダーにも手が出しやすい価格帯です。
TKC 80やD606は60/40よりもオフロード寄りの性能を持ち、最初の数百マイルは舗装路で少しスクワリーな動きをしますが、慣らし後は優れたオンオフ性能を発揮します。90/90-21フロントと130/90-18リアというサイズアップも選択肢として検討できます。
参考)Reddit - The heart of the inte…
サイズアップも検討価値ありですね。
タイヤ選びでは、自分の走行比率を明確にすることが重要です。舗装路を毎日多く走る場合はデュアルパーパスタイヤだと減りが早くなるため、オンロード寄りの銘柄を選ぶか、完全にオンロードタイヤに切り替えることも検討しましょう。逆に、オフロード走行の頻度が高い場合は、もう少しオフロード寄りのタイヤが適しています。
走行スタイルに合わせた選択が基本です。
購入前には、装着予定のバイクに対応するサイズかどうかを必ず確認し、チューブタイヤかチューブレスかもチェックしておきましょう。バイクパーツ専門店やオンラインショップでは適合検索機能があるため、それを活用すると安心です。

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