

4気筒エンジンの新型CBR250RRを待っているあなたへ、知らないと20万円以上の損をする価格タイミングがある。
CBR250RRの4気筒モデルといえば、まず外せないのが1990年に登場した「MC22型」の存在です。249ccの水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力45ps/15,000rpmという当時の250cc自主規制いっぱいのスペックを誇りました。レッドゾーン入り口は19,000rpmというから驚きです。
MC22は単なる「高回転エンジン搭載車」ではありませんでした。カムギアトレーン方式を採用したエンジンは、独特の機械音がスポーツ感を演出。車体には「LCG(Low Center of Gravity=低重心)フレーム」を採用し、切り返しの軽さとコーナリングの素直さを両立させました。車体重量は157kg(装備重量)と軽量で、当時の市販車4ストローク250ccレースでも頭一つ抜けた速さを発揮しました。
意外なことに、MC22は「カリカリのサーキット専用マシン」だと思われがちですが、実際のコンセプトは「日常使いへのフィッティング」でした。400RRがサーキット走行を重視したのに対し、250RRは街乗りでも素直に扱えるキャラクターに仕上げてあったのです。つまりMC22が基本です。
1994年モデルからは自主規制の変更により40psへ出力を抑え、バルブタイミングやマフラーの変更で中低速よりの特性に変更。その後、2000年頃に生産終了となりました。MC22の生産終了から約10年以上の空白を経て、2017年に現行の2気筒モデル「MC51型CBR250RR」が登場。4気筒の復活は、長年のホンダファンにとっての"夢"として語り継がれることになったのです。
| モデル | 型式 | 発売年 | エンジン | 最高出力 | 最高rpm |
|---|---|---|---|---|---|
| CBR250FOUR | MC14 | 1986年 | 4気筒 | 45ps | 15,000rpm |
| CBR250RR | MC22 | 1990年 | 4気筒 | 45ps | 15,000rpm |
| CBR250RR | MC51 | 2017年〜 | 2気筒 | 38〜42ps | 13,500rpm |
| CBR250RR新型(予想) | 未定 | 2026〜2027年(予想) | 直4(予想) | 40〜48ps(予想) | 17,000〜19,000rpm(予想) |
ホンダCBR250RR(MC22)の公式諸元については以下のホンダ公式ニュースリリースが参考になります。
Honda公式:1990年CBR250RR(MC22)発売ニュースリリース
現在(2026年2月時点)、ホンダからCBR250RR新型4気筒の公式発表は出ていません。それでも、様々な状況証拠から発売時期は2026年後半〜2027年前半が最も現実的な予想として業界内で語られています。
なぜそのような予測が立つのでしょうか? まず、新設計の直4エンジンは開発リードタイムが長い点が挙げられます。ヘッド・バルブトレーン・吸排気・冷却・騒音対策の最適化から、量産決裁・出荷まで約2〜3年かかるのが一般的です。開発負荷が大きいということですね。
次に、型式認定と排ガス規制の問題があります。国内導入には保安基準・騒音(パス・バイ)・排出ガス(Euro5相当)・OBD・蒸発ガスのクリアが必須。試験スロット確保から再試験リスクを含めると、適合〜認定確定で3〜6ヶ月を見込む必要があります。さらに認定確定後、価格確定→見積配布→先行受注→ラインシフト→船積/陸送でプラス1〜3ヶ月かかります。
ホンダの新モデル発表パターンとして、秋のビッグイベント(東京やEICMAなど)でティーザーを公開し、翌年に正式発表・同年末〜翌年前半にデリバリーという流れが定番です。仮に2026年秋のモーターショーでティーザーが公開されれば、2027年前半の国内デリバリーが視野に入ります。
現在、ライバルのカワサキ「Ninja ZX-25R SE」の2026年モデルが2025年10月1日に発売済みで、価格は101万4,200円(SE)〜105万2,700円(RR)です。4気筒クラスに確実なニーズがあることを示しており、ホンダが動かないはずがないという見方が強まっています。これは使えそうです。
FOR-R:2026年モデルNinja ZX-25R SEの詳細スペックと価格(ライバル動向の参考情報)
新型CBR250RR 4気筒(仮称:CBR250RR-Rとも呼ばれる)の期待スペックを、ライバル機種の実績と現行CBRの設計哲学から読み解きます。なお、以下はすべて予想値であり確定情報ではありません。
最も注目されるエンジン出力は40〜48ps、レブリミット17,000〜19,000rpmが有力予想です。MC22の45ps/15,000rpmを基準に、現代の電子制御と吸排気技術を加味すれば、ZX-25Rの46psと並ぶかそれを上回るポテンシャルを持つ可能性があります。超高回転型ということですね。街乗り対策としては、低中回転の薄さを吸気長とスロットルマップで補い、扱いやすさとサーキット性能を両立させるアプローチが想定されます。
車体重量は175〜182kgレンジが予想されます。現行2気筒MC51(168kg)より重くなりますが、これは直4エンジンの部品点数増加・触媒容量・電子装備の搭載が主な要因です。パワーウェイトレシオは48ps/178kg≒0.27ps/kgという数値が狙い目で、ZX-25R(46ps/184kg≒0.25ps/kg)をわずかに上回る設計が理想です。
電子制御装備については次の内容が期待されます。
ブレーキはフロントにφ310mmシングルディスク+ラジアルマウント4ポッド、リアにφ220mmシングルが予想されます。サスペンションはφ37〜41mmの倒立フォーク+プロリンク式リアを踏襲しつつ、上位グレードで減衰調整幅が拡充される可能性があります。電子制御が条件です。
autoby:ZX-25R SEとCBR250RRのスペック比較(ライバルとのポジション把握に有用)
価格予想の結論は、税込99万〜119万円です。現行2気筒CBR250RR(2025年モデル:90万2,000円〜94万500円)より確実に上の価格帯になります。直4化による部品点数・加工精度・冷却/吸排気のコスト増加は避けられないからです。
グレード設計は「STD/SE/SP」の3段構えが想定されます。STDは99万円前後の"見せ球"として、QSやTFTをオプション扱いにすることでコストを抑える構成。SEはQS・TFT・ETC2.0を標準装備して105〜110万円程度。SPはサスペンション・ブレーキを強化した走り重視の最上位グレードで115〜119万円前後という棲み分けです。
乗り出し価格の試算(参考)を下記にまとめます。
| グレード想定 | 本体価格(予想) | 諸費用目安 | 乗り出し目安 |
|---|---|---|---|
| STD相当 | 99万円 | 約12万円 | 約111万円 |
| SE相当 | 109万円 | 約12万円 | 約121万円 |
| SP相当 | 119万円 | 約13万円 | 約132万円 |
初期ロットはどうでしょうか? 人気カラーの確保・話題性・リセール優位という長所がある一方、値引きは渋め、納期は数ヶ月待ちになる可能性があります。一方、発売後6〜12ヶ月経った「落ち着き相場」では、実勢値引きや登録済未使用車で実質的な総額圧縮の余地が生まれます。痛いところですね。
購入前にやっておきたい行動が1つあります。今乗っているバイクの買取査定を早めに取っておくことです。新型発表後は「乗り換え需要」で現行車の買取価格が下落するケースがあります。KATIX(カチエックス)のようなオークション形式の買取サービスを活用すると、複数業者が価格競争をするため、通常査定より高値がつくことがあります。
新型CBR250RR 4気筒の最大のライバルは、カワサキ「Ninja ZX-25R」です。現行のZX-25R(2026年モデル)は249cc並列4気筒エンジンを搭載し、最高出力46ps/15,500rpm、車重184kg、価格はSEで101万4,200円です。クラス唯一の4気筒として市場をリードしてきたモデルですが、ホンダが参入すれば状況は変わります。
現行の2気筒CBR250RRとZX-25Rを実際に比べると、スペック差は明確です。ZX-25Rが48ps(当初カタログ値)・184kgに対して、CBR250RRは42ps・168kgとなっており、CBRは軽さで勝負している形になっています。結論は「パワーvsハンドリング」です。
新型4気筒CBR250RRが登場した際の予想比較は次のとおりです。
| 比較項目 | CBR250RR新型 4気筒(予想) | Ninja ZX-25R SE(2026モデル) |
|---|---|---|
| エンジン | 直4(予想) | 並列4気筒 |
| 最高出力 | 40〜48ps(予想) | 46ps |
| 車重 | 175〜182kg(予想) | 184kg |
| 価格 | 99万〜119万円(予想) | 101万4,200円〜 |
| 主な電子制御 | TCS/QS/TFT/IMU(上位)予想 | TCS/QS/TFT/IMU搭載 |
| ブランド | ホンダ(Honda) | カワサキ(Kawasaki) |
ホンダが有利に立てるポイントは「軽量化」と「ブランドの安心感」です。直4化しても175〜182kg以内に抑えられれば、ZX-25Rより軽くなり、サーキットでのコーナリング性能やストリートでの取り回しで差別化できます。いいことですね。
一方でZX-25Rは既に熟成の進んだモデルで、初期品質の安定性と実績があるという強みがあります。新型CBR250RR 4気筒の初期ロットは未知数な部分もあるため、発売直後の評判をチェックしてから判断する「様子見戦略」も有効です。どちらを選ぶかが条件です。
zetalog:CBR250RR(2025) vs ZX-25R SE(2025)の詳細スペック比較表(現行モデルのポジション確認に有用)
「新型を待つか、今の2気筒CBR250RRを買うか」は、多くのライダーが悩む問題です。しかし、見落とされがちな「待ちコスト」という概念があります。新型が出るまでの期間、乗れないことによる機会損失を金銭で考えてみましょう。
仮に現在から新型デリバリーまで1年半(18ヶ月)かかるとします。この間に「乗りたかったのに乗れなかった」という時間的損失が発生します。バイクの楽しさは乗った時間の積み重ねにあります。機会損失が原則です。
一方、今すぐ現行2気筒CBR250RR(2025年モデル:94万500円〜)を購入した場合、18ヶ月後に売却すると、走行距離と状態次第で中古相場での価値はどの程度になるでしょうか。現行MC51型は中古市場でも一定の人気を維持しており、走行距離5,000km以下・良好な状態であれば70〜80万円前後での売却も見込めます。差額で計算すると実質的な「18ヶ月のレンタル費用」は15〜25万円程度になる計算です。
新型CBR250RR 4気筒が出た際に20〜30万円の価格上昇があるとすれば、今乗っておいて売却してから乗り換えるコストとほぼ同等か、場合によっては今すぐ2気筒を買って楽しんだほうがお得になるケースもあります。これは意外ですね。
ただし、4気筒エンジンの高回転サウンドと官能的な回転フィールを強く求めているライダーにとっては、2気筒では満足できない可能性もあります。結局のところ、判断基準は「4気筒でしか得られない体験にどれだけの価値を置くか」に尽きます。なら問題ありません。
待つ場合の推奨アクション:ホンダの公式サイトやニュースサイトを定期的にチェックし、ティーザー公開・特設サイト立ち上げ・型式情報の公示といった「発売前兆サイン」を見逃さないようにしましょう。そのタイミングでディーラーに予約の相談をすると、好みのカラー・グレードを確保しやすくなります。
現行2気筒CBR250RRの現時点での公式スペックと価格は、ホンダ公式サイトで確認できます。
Honda公式:CBR250RR(現行MC51型)スペック・価格・カラー一覧(比較・検討の基準として参照)

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