

平日に行くと、走行料金2,000円でコースをほぼ貸し切り状態で走れます。
岐阜県中津川市千旦林にある「中津川ダートスポーツランド」は、バイク乗りのあいだで長年親しまれてきたオフロード専用コースです。中央自動車道の中津川ICから車で約10分という立地のよさが、遠方からのライダーにも支持されている大きな理由です。
コースは1周1kmで、アップダウンが激しいレイアウトが特徴です。標高差のある山の地形をそのまま活かした設計で、フラットなコースにはない緊張感とスリルが味わえます。1周1kmは、サッカーのピッチ約11面分の距離に相当します。毎周、斜面の上り下りと路面変化を繰り返すため、体力消費は想像以上です。
料金体系はシンプルで、大人1台2,000円、子ども1台1,000円。入場料は別途かかりません。つまり、朝から夕方まで丸一日遊んでも同じ料金です。これは全国でも安いほうのオフロードコースに位置します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コース全長 | 1周約1km(アップダウン激しい) |
| 大人料金 | 2,000円/台(入場料なし) |
| 子ども料金 | 1,000円/台 |
| 営業日 | 年中無休(平日走行可能) |
| アクセス | 中央道 中津川IC より約10分 |
| 連絡先 | 090-2619-5459(管理者:北村) |
| 住所 | 〒509-9131 岐阜県中津川市千旦林 |
特筆すべき点は「年中無休・平日走行可能」という運営スタイルです。平日は事前に電話連絡をすれば開場してもらえる仕組みで、実際に訪れたライダーの記録には「平日2人で貸し切り状態だった」という体験談が複数残っています。週末の混雑を避けてじっくり練習したいライダーには、平日訪問が非常に有効な選択肢になります。
なお、このコースには「リニア中央新幹線の工事で閉鎖になるかもしれない」という情報が古い時代から出回っています。しかし公式サイトは現在も継続して公開されており、営業を続けています。訪問前には必ず管理者へ電話確認するのが原則です。
参考:中津川ダートランド公式サイト(運営情報・コース詳細はこちら)
中津川ダートランド公式サイト - モトハーバー
中津川ダートスポーツランドには、大きく分けて2種類のコースがあります。一つは「ミニモトクロスコース(ミニモトコース)」、もう一つは「エンデューロ(林道)コース」です。この2つは走る楽しさの方向性がまったく異なります。
ミニモトクロスコースは、タイトな設計が特徴です。実際に走ったライダーからは「テクニカルで楽しい」「バンクが難しく、体重移動をしっかり意識しないといけない」という声が多く聞かれます。CRF50やCRF110、KLX110といった50ccから110cc程度の小排気量バイク向けに設計されており、小さなマシンで本格的なコーナリングやジャンプを楽しめます。これがミニモトクロスの最大の魅力です。
一方のエンデューロ(林道)コースは規模が大きく、「驚くほど広く、遭難しそうな雰囲気」と表現するライダーもいるほどです。自然の地形を活かした山道系のコースで、ヒルクライムやガレ場が続くハードなセクションも含まれます。スタック・転倒のリスクが高いため、ある程度の経験を積んでから挑戦するのがよいでしょう。
初めて中津川を訪れるなら、まずミニモトクロスコースで基本操作を確認してから、コンディションに応じてエンデューロコースへ移行するという流れがおすすめです。いきなりエンデューロコースへ飛び込むと、地形の読み方や体力消耗のペースをつかめず、1本目から大きく体力を削られます。
また、路面状況は天候によって大きく変化します。晴天続きの日はコース全体が固く締まり、速いペースで走れます。一方、雨後や午後には「大坂(大きな坂のセクション)がベチャベチャで滑る」という状態になることも珍しくありません。当日の天候と前日の降雨情報は、必ず事前にチェックする習慣をつけてください。
オフロードコースはサーキットとは異なり、地面が不整地です。転倒は「もしも」ではなく「いつか必ず」起きるものとして考える必要があります。装備への投資を惜しむと、1回の転倒で数万円の治療費や、長期間の休養につながる可能性があります。
必要な装備は大きく8種類に分類できます。
フルセットを新品で揃えようとすると3〜8万円程度の出費になります。費用を抑えたい場合はヘルメット・ブーツ・プロテクターを優先的に新品にし、ウェアやグローブは中古品から入るという優先順位が現実的です。
装備の知識が豊富なのが、国内最大規模のモトクロス用品専門店Westwood MXです。ヘルメットやブーツのサイズ感については特に現物確認が重要なので、実店舗でスタッフに相談しながら選ぶのがベストです。これは時間への投資です。
参考:初心者向けモトクロス装備の選び方・各アイテムの役割を詳しく解説
【初心者向け】モトクロスに必要な装備とおすすめアイテム|Westwood MX
装備が揃ったら、次は走る前のメンタル準備と基礎知識です。ミニモトクロスコースは「ミニ」という名前から軽いイメージを持つ方も多いですが、実際には大人が本気で走れるテクニカルなレイアウトです。
中津川のコースで特に難しいとされているのが「バンク(傾斜した壁状のコーナー)」です。バンクはコーナーの外側に盛り上がった壁の部分を使って旋回する技術で、体重移動とニーグリップが欠かせません。初心者がよくやる間違いは「上半身でハンドルを引っ張って曲がろうとする」こと。腕に力が入ると感覚が鈍り、コーナーで失速・転倒しやすくなります。
ニーグリップが基本です。タンクを膝でしっかり挟み、上半身の力を抜いた状態でバイクが自然に傾くのにまかせるのが正しいアプローチです。
路面についても注意が必要です。晴天後のコースは表面が締まっていてグリップしやすい状態です。一方、雨後や午後になると特に斜面区間でコースが泥化します。タイヤの空気圧を若干下げる(0.7〜0.8kg程度)と接地面積が増えてグリップ向上につながりますが、下げすぎるとリム打ちパンクのリスクが出るため注意してください。
また、中津川のコース利用は事前電話が推奨されています。「平日なのに無人だった」というリスクを避けるため、090-2619-5459へ出発前に一本入れておくのが確実な方法です。管理者の北村氏が対応してくれます。
中津川は中央道のICに近いため、日帰りツーリングの拠点として非常に使いやすい立地です。同じ日に別のコースをはしごしたり、翌日も連泊して別コースを回ったりする「オフロードコース巡り」が中部エリアでは可能です。
これは中部圏ならではの強みです。東海・中部地方はオフロードコースの密度が全国でも特に高いエリアとされており、近隣ライダーから「全国のオフロードライダーに羨ましがられる環境」と言われるほどです。
中津川から出発して名古屋方面へ戻る途中にスラムパーク瀬戸が位置しており、「中津川でミニモトクロス → 帰り道でスラムを覗いてパーツ補充」という動線が成立します。これはコスパの良い使い方です。
参考:中部地方のオフロードコースをまとめたガイド記事
【中部編】オフロードコースガイド | excitebike.info