ヨハン・ザルコ引退へのカウントダウンと輝かしいキャリア

ヨハン・ザルコ引退へのカウントダウンと輝かしいキャリア

ヨハン・ザルコ引退へのカウントダウンと輝かしいキャリア

あなたは知っていましたか?ザルコはホンダ移籍前に「もう引退しよう」と本気で考えていました。


ヨハン・ザルコ:引退前夜の真実
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Moto2二連覇から最高峰へ

2015・2016年とMoto2を連覇し、2017年にMotoGPへ昇格。最高峰クラスでも23回の表彰台を積み上げた実力派フランス人ライダー。

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71年ぶりのホームGP制覇

2025年フランスGPで雨の中を独走優勝。フランス人ライダーとしてフランスGPを制するのは1954年以来、実に71年ぶりの快挙となった。

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2027年シーズン後に引退?

2027年末まで延長された現契約が「最後の契約になると思う」とザルコ本人が明言。現在グリッド最年長の35歳、輝けるキャリアの集大成へ。


ヨハン・ザルコの引退はいつ?2027年シーズン終了後が有力



ヨハン・ザルコは2025年9月1日、LCRホンダとの契約を2027年末まで2年間延長することを発表しました。しかし本人はその直後から、「この契約が自分のMotoGPにおける最後の契約になると思っている」と率直に語っており、2027年シーズンを終えた後の引退が濃厚です。


2023年シーズン終了時点でも「2025年が自分のラストシーズンになると思っていた」と後に明かしています。ホンダから2年契約のオファーが届いたことで考えを改め、フレッシュな気持ちでもう少し続けようと決断したわけです。つまりザルコにとって、引退の瀬戸際からの「もう少しだけ続ける」を繰り返してきたキャリア後半と言えます。


2026年現在、MotoGPはグリッド最年長ライダーとしてレースに挑んでいます。2027年の規則改定ではエンジン排気量の縮小・空力規制強化・ライドハイトデバイスの廃止といった大幅変更が予定されており、ザルコ本人もこのタイミングを引退の区切りとして意識しているようです。


ただし「今のところそのつもり」とも付け加えており、2023年にホンダ移籍前の引退撤回と同様、再び考えを変える可能性はゼロではありません。


| 時期 | 状況 |
|------|------|
| 2023年末 | 引退を検討 → ホンダLCRの2年契約で撤回 |
| 2025年9月 | 2027年末まで2年延長契約を締結 |
| 2025年12月 | 「現契約が最後になると思う」と発言 |
| 2027年末(予定) | MotoGP引退の可能性が高い |


結論は「2027年末引退が最有力」です。


MotoGP公式サイトでのザルコのプロフィールページも参考になります。


ヨハン・ザルコ選手公式プロフィール(MotoGP公式)


ヨハン・ザルコの引退前に振り返る:Moto2二連覇からMotoGP挑戦まで

1990年7月16日、フランス・カンヌ生まれのヨハン・ザルコは、13歳でポケバイレースを始め、わずか17歳で2007年レッドブル・ルーキーズカップの初代チャンピオンとなった早熟の天才です。


125ccクラスを経て、2012年からMoto2クラスに参戦。最初の3シーズンは徐々に成績を上げていき、2015年・2016年と2年連続Moto2チャンピオンに輝きます。この2年連続タイトルはMoto2クラス史上初の快挙で、ザルコの名を世界に知らしめた瞬間でした。Moto2での通算88戦で15勝・30表彰台という充実した成績が、最高峰クラスへの扉を開きます。


2017年、モンスター・ヤマハ・テック3からMotoGPに昇格。ルーキーながらいきなり年間6位を記録し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得しました。2018年も継続して年間6位と安定した成績でしたが、2019年にKTMファクトリーへ移籍してから状況が一転します。


🏍️ MotoGPクラスの主な戦績まとめ。
- 2017年(ヤマハ):年間6位、表彰台3回、ルーキー・オブ・ザ・イヤー
- 2018年(ヤマハ):年間6位、表彰台3回
- 2019年(KTM):大苦戦、シーズン途中で契約解除
- 2020年(ドゥカティ):年間13位
- 2021年(ドゥカティ):年間5位、表彰台4回
- 2022年(ドゥカティ):年間8位、表彰台4回
- 2023年(ドゥカティ):年間5位、初優勝(オーストラリアGP)
- 2024年(ホンダLCR):年間17位、大苦戦
- 2025年(ホンダLCR):年間12位、フランスGP優勝・鈴鹿8耐2連覇


Moto2クラスでの活躍も参考になります。


Moto2チャンピオン当時のヨハン・ザルコの詳細紹介(autosport web)


ヨハン・ザルコの引退を考えさせた最大の転機:KTM時代の挫折

MotoGPにおいてザルコのキャリアを語るうえで絶対に外せないのが、2019年のKTM時代の大苦境です。それまでヤマハで年間2年連続6位という安定した実績を持っていたにもかかわらず、2年契約を結んだKTMファクトリーでは全くペースが上がりませんでした。


第11戦オーストリアGPまでの合計得点はわずか22ポイント(年間18位相当)。バイクへのフィーリングが掴めず、チームの雰囲気も悪化していきました。KTM側は「ザルコが過度にネガティブな姿勢を変えなかった」と指摘し、第14戦アラゴンGP以降は走行させないことを決定します。2年契約をシーズン途中で打ち切るという、ライダーとして屈辱的な経験でした。


これはただ成績が悪かっただけではなく、精神的にも相当なダメージがあったとされています。厳しいですね。


その後ドゥカティ系チームに移り、徐々に本来の実力を取り戻していきましたが、この挫折の経験が後に「2023年シーズン限りで引退しようかと思っていた」という言葉につながっていると考えられます。


ライダーとしての実力があっても、バイクとの相性一つでこれほどの差が生まれる。バイクに乗る人間なら誰でも、マシンとの「相性」の大切さをザルコの苦境から感じ取れるはずです。マシンのセッティングや特性を理解するために、データログやチューニングの知識を持つことが、アマチュアライダーにとっても大きな武器になります。


KTM離脱当時の詳細については以下が参考になります。


ヨハン・ザルコが2019年限りでKTM離脱・2年契約途中解除(autosport web)


ヨハン・ザルコの引退前最大の輝き:71年ぶりフランスGP優勝の舞台裏

2025年5月11日、フランス・ル・マン。この日のザルコの走りは、多くのMotoGPファンの記憶に永遠に刻まれるものになりました。


フランスGPは決勝中に突然の雨が降り始め、レースは大混乱となります。ほとんどのライダーがスリックタイヤのままコース上に残るなか、ザルコはピットに飛び込んでレインタイヤに交換するという大胆な判断を下しました。「雨が降ることへの確信があった」とレース後のザルコはコメントしています。


この判断が完全に的中し、ザルコは約20秒差をつけて独走優勝。これはMotoGPクラスへの参戦150戦目での勝利であり、2023年10月のオーストラリアGP以来30戦ぶりの優勝でもありました。


さらに特筆すべきは、フランス人ライダーとしてフランスGPを制したのが1954年のピエール・モヌレ以来、実に71年ぶりだったという点です。あの名手ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)ですら達成できなかった偉業を、サテライトのホンダで成し遂げたのです。これは意外ですね。


また、17年間一度もレースの現場に来たことがなかった母親が、この日初めてパドックに訪れてスタンドで観戦していたというエピソードも、この優勝の感動をさらに深いものにしています。


この勝利はホンダにとっても2年ぶりのMotoGP優勝であり、ドゥカティが続けていた22連勝をストップさせた歴史的な一勝でもありました。


MotoGP公式による優勝の詳細レポートはこちらです。


「地元の英雄ヨハン・ザルコが歴史を作る感動的な優勝」(MotoGP公式日本語)


ヨハン・ザルコの引退前に注目:2026年シーズンの現在地とホンダ復活への挑戦

2026年2月時点、ザルコはカストロール・ホンダLCRの一員として2026年シーズンを戦い始めています。2026年2月3日〜5日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた公式テストでは、15位でセッションを終えました。テスト初日はほぼすべての時間をチームとホンダのための開発作業に割き、自分自身のフィーリングを求める時間はほとんど取れなかったとのことです。


2025年後半はクラッシュが増え、感覚的な喪失感から自信を失う場面もあったとザルコ本人が認めています。今シーズン(2026年)の課題は、2025年の序盤のような好調なフォームを取り戻すことです。


ザルコの言葉が印象的です。「経験と細かいところへのこだわりが違いを生む。この領域でまだまだ自分は成長できると思っている。」35歳という年齢を感じさせない向上心が伝わります。


また、チームメイトには2026年からルーキーのディオゴ・モレイラが加わっており、チーム内競争という刺激もあります。2027年に迎える大規模なMotoGPレギュレーション変更(エンジン排気量縮小・空力規制強化など)を前にした2026年シーズンは、ホンダとザルコ双方にとって、この新レギュレーションへの適応を模索する重要な1年になりそうです。


2026年セパンテストの詳細はこちらで確認できます。


ヨハン・ザルコ、セパンテスト最終日コメント(Honda Racing公式)




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