

あなたがロッソ4で深いバンクからアクセル全開すると滑ります
DIABLO ROSSO4は、ピレリが2021年に発売した第4世代のスポーツタイヤです。ミドルクラス以上のスポーティなバイクをメインターゲットに、公道でのファンライド性能を追求して開発されました。
前モデルのロッソⅢから、プロファイルやパターンなどすべてが見直されています。特にフロントタイヤは、ミッド~サイドエリアの溝比率がロッソⅢよりも減っていて、よりスポーツ方向に進化しました。イナズマのようなグルーブをタイヤの中央付近に配したFLASH™トレッドパターンを採用しています。
参考)DIABLO ROSSO IV試乗レポート Vol.1|最新…
このタイヤは軽いハンドリング、優れたグリップ力、スポーティなエモーションを保証し、バイクの性能を最大限に発揮できるロードタイヤを求める要求水準の高いライダーを満足させるために開発されました。
つまりストリート重視の設計ということですね。
参考)新ロッソIV徹底解説 その①|最新記事|PIRELLI FA…
フルシリカコンパウンドを採用することで、低温時やウェットコンディションでも高いグリップレベルを発揮します。ピレリのスチールベルトテクノロジーとの相乗効果により、ウォームアップ性能、しなやかさ、ダンピング特性が向上しています。
タイヤ構造はフロントがデュアルコンパウンド構造で、センターには耐摩耗性コンパウンド、サイドには柔らかいコンパウンドを配置し、ライフとグリップのバランスを実現しています。190/55ZR17以上のサイズではレース由来の新しい硬化リヨセル構造を採用しています。
ピレリ公式サイトでDIABLO ROSSO IVの詳細スペックと適合車種を確認できます
実際の試乗では、「ちょっとカタさを感じるけど、とてもナチュラルで扱いやすい」という第一印象が報告されています。前作のロッソⅢもややカタい印象がありましたが、この特性は継承されているようです。
ただし路面がきれいな場所では、ゴツゴツして乗り心地が悪いというマイナスのイメージはありません。気温が30℃近いコンディションでは、走りはじめてからかなり早い段階で十分な接地感が得られます。オーバーリッタークラスのスポーツツアラーやネイキッドスポーツなど、より重量級でサスペンションがソフトな車両なら、それほど気になるカタさではないと評価されています。
参考)DIABLO ROSSO IV 試乗レポート Vol.3誰に…
コーナリング時の挙動は非常に素直です。適度なペースで流すワインディング走行では、コーナーを意識しただけでスッと車体がバンクする感覚が得られます。車両が持つニュートラルなハンドリングを殺すことがなく、この素直なフィーリングは運転に自信を与えてくれます。
サーキット走行でも十分なグリップ感があります。すぐに膝も擦れて、タイムを競うのでなければ、少なくとも初夏から初秋ならまるで問題ない感触です。前作のロッソⅢと比べてフロントの回頭性に優れている印象があります。
ハンドリングが非常に軽いのが特徴です。
参考)https://www.motomegane.com/pickup/pickup-motorcycle/pirelli-diablo-rosso-4_20230420
速度を出さなくても「今日はバイク飛ばしたぜ」という充実感が手に入りやすいタイヤです。スーパーコルサやレーステックで同じ気分になるには、ストリートではかなり危険な速度域になるため、ロッソ4の味付けはストリートスポーツタイヤとして良い妥協点を見つけたと評価されています。
参考)ピレリ ディアブロロッソ4(クアトロ)インプレッション
ロッソ4はハイグリップタイヤではないため、タイヤに頼った旋回はできません。例えば深いバンクでアクセルをガンガン開けていくような曲がり方は滑る原因になります。
これが冒頭で述べた注意点です。
参考)バイクタイヤ【ロッソ4】半年レビュー 安いのにハイグリップと…
これに対しハイグリップバージョンのDIABLO ROSSO IV CORSAは、SUPER CORSA SPに匹敵する強烈なグリップ力を発揮します。乗り心地はしっとりしていて、ロッソⅤよりソフトです。車体を寝かせていくと、ロッソⅤ以上に安心できる接地感と粘りがあります。
参考)SUPER CORSA SPに匹敵する強烈なグリップ力を発揮…
SUPER CORSAは動きの中にブレイクダンス的なクッ!グッ!パッ!とタメやキレのようなスキルを使いますが、クワトロCORSAは日舞というか、ゆったりした舞いのように指先まで気を張りつつも優雅にいなすようなイメージです。
この表現が両者の違いをよく表しています。
参考)ぶっちゃけ、新タイヤのDIABLO ROSSO™ Ⅳ COR…
SUPER CORSAは強烈なドライグリップに魅かれる一方で、ワインディングを楽しんだ帰り道で突然のゲリラ雷雨に遭って、濡れた路面のカーブでタイヤが滑ってヒヤリとした経験をお持ちの方もいるかもしれません。ROSSO IV CORSAはウエットグリップも十分な性能を持っているため、公道での安全性が向上しています。
サーキットならチャレンジの範囲にありますが、ワインディングではセーフティマージンを削ったリスクの拡大でしかありません。つまり公道ならロッソ4またはロッソ4 CORSAが適切です。
価格面では、ロッソ4はフロント17,900〜25,700円、リア24,400〜50,400円です。ロッソ4 CORSAはフロント19,900〜26,700円、リア27,500〜44,600円となっており、若干高めですが大きな差ではありません。
参考)http://speedstar.jp/products/detail.php?product_id=967
ピレリファンサイトでハイグリップバージョンのロッソ4 CORSAとSUPER CORSAの詳細比較を確認できます
ロッソ4の寿命は、使用状況や走行条件によりますが、一般的には約5,000kmから8,000km程度とされています。ただしハードな走行をすると寿命は短くなります。
参考)バイクのタイヤについて質問です。ピレリのロッソ4の寿命は、ど…
実際のユーザーレポートでは、14,000kmで顕著な摩耗が見られたという報告があります。別のユーザーは、スピリテッドなツイスティライド中心で7,000km時点でまだ半分以上残っていたと報告しています。スリップサインが出るまで使用した例では、約3,000〜3,400km程度で中央部分はほとんど減っていなかったものの、サイド部分がスリップサインギリギリになったという報告もあります。
参考)Reddit - The heart of the inte…
タンデムツーリング等をしないことが前提ですが、20,000kmもいけなくはないという評価もあります。特にリアタイヤはかなり余裕があるため、フロントタイヤと交互に交換すればコストパフォーマンスよく使えます。フロントタイヤ自体はリアタイヤと比較すれば半値です。
参考)Pirelli Diablo Rosso 4 にタイヤ交換し…
リミッターカットして実馬力200馬力手前になり、オーバーサスペンションで路面との接地時間を増やすようなチューニングをしている車両では、必然的にタイヤの減りは速くなります。それでも30,000kmを超えてもスリップサインが出なければかなり高評価という基準があります。
参考)ZH2タイヤ交換、ロッソ3からロッソ4へ。 - ぴよこ☆くら…
溝が削れていく様相もそこまで顕著ではないので、長距離ツーリングにメインの使用に向いたタイヤです。ライフが長いということはお財布に優しいのがメリットですね。
スポーツタイヤとしてはグルーブが多い分、サーキット走行ではそこに負荷がかかって偏摩耗のような状態になったり、早めにグルーブが潰れて排水性が低下したりする心配がありますが、少なくとも1時間半のサーキット走行ではそんな心配はいらないようです。
DIABLO ROSSO4はウェットでも優れた性能を発揮するロード用スポーツタイヤの最高峰です。フルシリカコンパウンドを使用することで、低温時やウェット条件下でも高いグリップレベルを発揮します。
参考)https://www.webike.net/brand/564/series/23138/
冬のワインディング走行でも、タイヤ空気圧が車両メーカー指定値で高く、さらに冬ということもあって絶大なグリップ力を感じるわけではありませんが、タイヤがどれくらい路面を掴んでいるかという接地感は十分にあります。
そのため安心してバンクさせられます。
参考)DIABLO ROSSO IV試乗レポート Vol.2ウイン…
電子制御システムが充実しているマシンとはいえ、冬の条件でスーパースポーツを走らせるのは少し気を遣います。タイヤ空気圧は、車両メーカー指定値となるフロント2.5kgf/㎠、リヤ2.9kgf/㎠が基準です。10段階+オフに調整できるトラクションコントロールシステムは、念のために介入がやや多めの「6」にセットするのがおすすめです。
路面が濡れはじめの一番滑りやすい状況を避けられれば、フロント2.2kgf/㎠、リヤ2.3kgf/㎠の空気圧でそれなり楽しめます。きれいな路面とやや荒れた区間で極端にフィーリングが変わることもありません。刻々と路面状況が変化するようなロングツーリングでも安心して履くことができます。
新デザインのフラッシュグルーブが排水性を高めています。このグルーブデザインとフルシリカコンパウンドの組み合わせが、安全なウエットグリップを生み出しているのです。
ウェット性能も確保されているのが特徴です。
ゲリラ豪雨などの突然の天候変化にも対応できる性能を持っているため、ツーリング中の安心感が高まります。これはスーパーコルサのような純粋なハイグリップタイヤとの大きな違いです。
DIABLOシリーズの驚くべき性能のひとつは空気圧依存度の少なさです。ストリートとサーキットではタイヤの発熱量と温度変化のスピードが全く異なるため、大きく空気圧が異なりますが、ハンドリングにはあまり違和感を感じません。
基本的な空気圧設定は、車両メーカー指定値を守ることが原則です。一般的にはフロント2.5kgf/㎠、リヤ2.9kgf/㎠が指定値となっています。
サーキット走行では、フロント2.2kgf/㎠、リヤ2.3kgf/㎠程度に下げることもあります。ただしこれは路面コンディションや気温、走行スタイルによって調整が必要です。冬場や低温時はタイヤの温まり方が遅いため、空気圧設定とトラクションコントロールの調整が重要になります。
タイヤの温まり方は気温に大きく影響されます。気温が30℃近いコンディションでは走りはじめてからかなり早い段階で十分な接地感が得られますが、冬場は慎重な走りが求められます。
定期的な空気圧チェックは月に1回程度が目安です。空気圧が適正でないとタイヤの偏摩耗や性能低下の原因になります。特にスポーツ走行を楽しむ場合は、走行前の空気圧チェックを習慣にすることで、タイヤの性能を最大限に引き出せます。
タイヤの摩耗状態は中央部とサイド部で異なるため、定期的に全体をチェックすることが大切です。スリップサインが出る前に交換するのが安全面からも推奨されます。

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