

ハンドルに直接GoProをガッチリ固定するほど、撮影映像がよく仕上がると思っていませんか?実は逆で、剛体固定は振動でカメラの内部センサーを破壊するリスクがあります。
GoProをバイクに取り付けるためのマウントには、大きく分けて「ライダーに装着するタイプ」と「車体に固定するタイプ」の2種類があります。それぞれ撮れる映像の雰囲気がまるで異なるため、まずは自分がどんな動画を残したいかをイメージすることが先決です。
ライダー装着系の代表格は、チンマウント(顎マウント)・ヘルメットマウント・チェストマウント・ネックマウントです。これらはライダーの動きと連動して画角が動くため、視点が自然で臨場感のある映像になります。モトブロガーの多くがチンマウントを選ぶのは、ヘルメットの顎部分に固定することで、前方の道路・バイクのタンク・計器類がバランスよく映り込み、いわゆる「バイクに乗っている感」が最も出やすいからです。
一方、車体固定系はハンドルマウント・ミラーマウント・サクションカップマウント(吸盤式)が代表例です。
以下に主要マウントの特徴をまとめます。
| マウント種類 | 取付場所 | 映像の特徴 | 注意点 |
|------------|---------|-----------|--------|
| 🎯 チンマウント | ヘルメット顎部 | ライダー視点・臨場感◎ | ヘルメット形状による制約あり |
| 🪖 ヘルメットマウント | メット上部・側面 | 広い視野・頭の動きを反映 | 風切り音が大きい |
| 🤳 チェストマウント | 胸部ハーネス | ハンドルとメーターが一緒に映る | 前傾姿勢だと視界が制限される |
| 📎 ネックマウント | 首にかける | 体幹で安定・着脱が簡単 | 長時間で首・肩に負担 |
| 🔧 ハンドルマウント | ハンドルバー | エンジン音が入りやすい | 振動が強く内部破損リスクあり |
| 🪞 ミラーマウント | ミラーの根元 | 安定した前方映像 | 角度調整に制限あり |
| 🔴 サクションカップ | タンク・カウル | 自由な位置に設置できる | 走行中に落下するリスクあり |
つまり、「どこに付けるか」で映像の方向性がほぼ決まります。
GoProをバイクのハンドルに固定するのは最も手軽な方法ですが、実はこれがGoProにとって最も過酷な環境のひとつです。
バイクのエンジンが生み出す振動は、単純な揺れではありません。回転数によって周波数が変化し、特定の域では非常に細かく激しい高周波振動が発生します。ハンドルはエンジンの振動が直接伝わりやすい部位であるため、GoProをここに金属ネジで剛体固定してしまうと、その振動がそのままカメラ本体に伝わり続けることになります。
実際、ハンドルバーにGoProを固定して走行した実例では、約350km走行後にマウントのネジ部分に金属疲労が発生し、破損が確認されています。これはマウント部品の問題だけでなく、GoProの内部基板や精密部品にも同様のダメージが蓄積されるリスクがあることを示しています。
痛いですね。
本体が壊れれば、GoProの修理費は部品代だけで数千円〜場合によっては1〜2万円以上になることもあります。安価な社外品マウントが壊れてGoPro本体まで道路に落ちてしまった例もSNSで複数報告されており、転倒や事故のリスクにもつながりかねません。
こうした振動によるリスクを減らしたい場合、防振ダンパーの導入が有効です。レックマウントプラスの「R-Damper2」やカエディアのバイブアブソーバー(税込1,500円程度〜)など、バイクの高周波振動を吸収する設計のアクセサリーが市販されています。防振ダンパーはマウントとGoProの間に挟むだけで使えるものが多く、取り付けは簡単です。
GoProをハンドルに付けるなら、防振ダンパーは必須です。
バイクの振動がカメラの精密部品を傷める仕組みについては、以下のページが詳しく解説しています。
モトブログ(バイクの走行動画をYouTubeなどに公開するスタイル)の世界では、チンマウントが圧倒的な支持を集めています。その理由は、映像品質・安定感・見た目のバランスが高いレベルでまとまっているからです。
チンマウントはヘルメットの顎(アゴ)部分にGoProを固定するマウントで、取り付け方法には「両面テープ式」「ベルト式(ストラップ式)」「アーム式」の3タイプがあります。これは重要な違いです。
両面テープ式は固定力が高い一方で、夏の高温時に接着が弱まったり、取り外す際にヘルメットの塗装やコーティングに跡が残ったりするリスクがあります。実際に「ヘルメットに1万円以上かけて塗装してもらったのに、テープ跡でボロボロになった」という声もライダー間では珍しくありません。
ベルト式はストラップをヘルメットの顎部分に通して固定するタイプで、両面テープを使わないため取り外しや位置の微調整が簡単です。初心者のモトブロガーにはベルト式がおすすめ、というのがよく知られた定説で、ヘルメットを汚さずに使い回せる点が最大の利点です。
チンマウントが使えるのは、基本的にフルフェイスヘルメットとシステムヘルメットです。ジェットヘルメットやハーフキャップでは顎部分がないため使用できません。ジェットヘルメットを愛用しているライダーは、この点に注意が必要です。
それが条件です。
使用ヘルメットの形状を確認してから選ぶのが、失敗しないチンマウント選びの基本です。
両面テープ不要のヘルメットチンマウントのレビューと比較(Monkey Heaven)
サクションカップマウント(吸盤式マウント)は、タンク・カウル・スクリーンなど平滑な面であれば車体のほぼどこでも取り付けられる自由度が特徴です。取り外しも簡単で、撮影シーンに合わせて位置を変えながら使えるという柔軟性があります。
ただし、バイクでサクションカップを使う場合は落下リスクへの対策が必須です。GoProを走行中に落とした経験のあるライダーは少なくなく、あるベテランライダーの体験談として「サクションカップで固定して走行中にGoProが落下し、後続のトラックに轢かれそうになった」という話が記録されています。高速道路での落下は、後続車への二次被害にもつながりかねない問題です。
これは使えそうです。
対策としては、GoProの落下防止用テザー(安全ロープ)を必ず併用することが大前提です。GoProの公式アクセサリーや互換品を含め、カメラ本体とマウントをつなぐコードが市販されています。数百円〜千円程度で入手できるので、費用面での負担はほぼありません。
また、サクションカップを取り付ける面の状態にも注意が必要です。タンク表面に水分・油分・ほこりが残っていると、吸着力が大幅に低下します。装着前にタンクをウェットティッシュで拭き、完全に乾かしてから取り付けるのが基本です。さらに、走行前にマウントを手で引っ張ってしっかり固定されているかを確認する習慣をつけることで、落下のリスクを大幅に下げることができます。
サクションカップは設置の自由度が高く、タンク前方に置けばチェストマウントに近いアングル、タンク後方に置けば走行感のある独特の映像が撮れます。タンクバッグを使っている場合はそこに固定するのも有効で、スクリーンの内側のラインに沿って置くと風切り音が減少するという知恵もライダーコミュニティで共有されています。
GoProバイク撮影のマウント情報を調べると、「チンマウント」「ハンドルマウント」「サクションカップ」の三択で語られることが多いです。しかしライダーの中には、もっとカメラアングルの自由度にこだわった使い方を求める人もいます。そこで注目したいのが、ロールバーマウント(ハンドルクランプ)にトライポッドマウントとアダプターを組み合わせるという方法です。
ロールバーマウント単体では、GoProを左右に向けることができないという構造上の制約があります。これはハンドルへの固定方式の問題で、通常は正面方向にしか映像が向けられません。しかしここにトライポッドマウントとネジアダプターを追加で装着すると、カメラを前後左右に自在に向けられるようになります。
これを使えば、ハンドル左前方の景色を広角で映すアングル・後方のライダーを含めた引きの映像・バイクの操作系とともに前方を映す計器絡みのアングルなど、1台のGoProで複数の視点を切り替えながら撮影できます。実際にこの組み合わせを活用しているライダーはほとんどおらず、YouTubeでの使用事例もほとんど確認できないというレアな撮影スタイルです。
意外ですね。
必要なパーツの費用は、ロールバーマウント本体が約4,000円、トライポッドマウントが約1,000〜2,000円、アダプターが1,000円前後で、合計5,000〜7,000円ほどで構築できます。これはGoProの純正アクセサリーセットと比べても手頃な金額です。
すでに複数のツーリング動画をSNSに投稿しているライダーが、映像のマンネリ化を感じているなら、このカスタム組み合わせで新しいアングルを開拓してみるのもひとつの手です。
バイクでGoPro撮影!おすすめマウント紹介(大分ツーリングブログ)
マウントの種類を理解したうえで、実際に購入・使用する前に確認しておきたいポイントをまとめます。
まず確認すべきは、自分のヘルメットとバイクの形状との相性です。チンマウントを使いたい場合はフルフェイスが前提となります。ジェットヘルメット愛用者は、チェストマウントやネックマウント、ハンドルマウントのような車体固定系が現実的な選択肢です。
次にチェックするのが、純正品か社外品(サードパーティ製)かの選択です。GoProの純正マウントはプラスチック製でも強度設計が信頼できる一方、価格帯は高めです。一方、TELESINやRECマウントなどのサードパーティ製マウントは安価で種類が豊富ですが、品質に大きなばらつきがあります。SNS上では、安価な社外品マウントが走行中に突然崩壊しGoProが道路に落下したケースも報告されています。安さだけを優先した選択は、数万円するGoPro本体を失うリスクと隣り合わせだということを覚えておきましょう。
これは注意が必要ですね。
落下防止ワイヤーの装着については、特にサクションカップマウントやハンドルマウントを使う場合に必須と考えてください。GoProには専用のテザーコードが対応しており、仮にマウントが外れてもカメラが車外に飛び出すのを防いでくれます。公式のセーフティーテザーは数百円で購入でき、これ1本で安心感がまるで変わります。
最後に忘れがちなのがネジの定期的な増し締めです。バイク走行中は絶え間ない振動にさらされるため、固定ネジが少しずつ緩んでいきます。ツーリングの出発前に1〜2分かけてすべてのネジを指でチェックする習慣が、長期的なトラブル防止につながります。
以下に選び方の最終確認リストをまとめます。
- ✅ ヘルメットの形状確認:フルフェイスならチンマウントOK、ジェットなら車体系マウント検討
- ✅ 品質の確認:純正または信頼性の高いブランド品(TELESIN・RECマウント等)を選ぶ
- ✅ 落下防止ワイヤーの装着:車体固定系マウントは必須、費用は数百円〜
- ✅ 防振ダンパーの検討:ハンドルマウントを使うなら防振ダンパーを必ず追加
- ✅ 出発前のネジ増し締め:振動でネジは緩む、1〜2分のチェックが習慣化のコツ
マウント選びに迷ったときの基本はシンプルです。「モトブログ・視点映像を重視したい→チンマウント」「車体の迫力を撮りたい→サクションカップまたはタンクマウント」「手軽に始めたい→ハンドルマウント+防振ダンパー」という3パターンを起点に考えると、選択肢が絞りやすくなります。
結論は、目的から逆算して選ぶことが大切です。

顎マウント GoPro用 アクセサリー オートバイヘルメット用下顎ストラップマウント アゴマウント バイクヘルメット顎マウント ヘルメットチンホルダー GoPro hero 9/8/7/6/5/4 、SJCAM Gopro session などに対応 Vlog撮影必要