システムヘルメットのバイクおすすめ選び方と人気モデル比較

システムヘルメットのバイクおすすめ選び方と人気モデル比較

システムヘルメットのバイクおすすめ:選び方と人気モデルを徹底比較

チンガードを閉じたまま走行しても、実は多くのメーカーが走行中の開放使用を非推奨または禁止事項に指定しています。


🏍️ この記事でわかること
🔍
システムヘルメットとは何か?

フルフェイスとジェットの「いいとこどり」構造を持つヘルメット。チンガードが開閉できることで、停車中の飲食・会話が楽になる。

⚖️
失敗しない選び方のポイント

重量・安全規格・インナーバイザー・インカム対応など、用途別に選ぶべき機能を解説。

🏆
人気モデル比較(価格・重量・特徴)

SHOEI NEOTEC3・OGK RYUKI・HJC i90 など、予算帯別におすすめモデルをわかりやすく紹介。


システムヘルメットとは何か?バイク初心者にも分かる基本構造



システムヘルメットとは、顎(あご)部分を覆う「チンガード」が上下に開閉できる構造を持つバイク用ヘルメットのことです。閉じた状態ではフルフェイスヘルメットと同様の保護範囲を確保しながら、開けた状態ではジェットヘルメットのような開放感を得ることができます。


「フリップアップ型」と「システムジェット型(着脱型)」の2種類が主流です。フリップアップ型はワンタッチでチンガードを跳ね上げることができ、信号待ちでの水分補給や会話がすぐできる点が人気の理由です。一方、システムジェット型はチンガードそのものを取り外せるため、洗浄がしやすく清潔に保てるメリットがあります。


構造上、開閉機構のためにパーツ数が増えるのが特徴です。その分、同サイズのフルフェイスと比べてシステムヘルメットは約200〜500g重くなる傾向があります。ビールの350ml缶1本〜大きめのスマートフォン1台分ほどの差と考えるとイメージしやすいでしょう。重さが気になる方には、軽量化を重視したモデル選びが重要になってきます。


システムヘルメットが最も支持されているのは、ロングツーリングを楽しむライダー層です。休憩のたびにヘルメットを脱がなくていい便利さは、一度体験すると手放せなくなる方が多いほどです。メガネユーザーにとっても、チンガードを上げたままかけ直しができるため、フルフェイスより着脱が断然ラクという評価があります。




システムヘルメットのバイク向け選び方:重量・安全規格・機能の3つで比較

システムヘルメットを選ぶ際に最初に見るべきポイントは、重量・安全規格・搭載機能の3点です。この3つが購入後の満足度を大きく左右します。


重量について、まず数字を確認しましょう。一般的なシステムヘルメットの重量は1,500g〜1,900g程度です。SHOEI NEOTEC3のLサイズは約1,699g(ソリッドカラー)、OGK RYUKI は軽量設計で同クラス比でも軽めに仕上がっています。500mlのペットボトル約3〜4本分の重さが常に首に乗っているイメージです。首や肩への負担を減らしたいなら、できるだけ軽量なモデルを選ぶのが原則です。


安全規格については、日本国内で販売されるヘルメットには必ず「PSCマーク」が貼付されていなければなりません。PSCマークのないヘルメットは、国産・輸入品にかかわらず国内での乗車用ヘルメットとしての販売が法律で禁止されています。それに加えて「SGマーク」はヘルメットの欠陥による人身事故に対して最高1億円の賠償措置が講じられる制度であり、「JISマーク」はSGよりさらに厳しい安全基準です。予算が許すならJIS規格取得モデルを選ぶのが理想です。


なお、SGマークには「購入後3年間」という有効期限が定められています。つまり、3年以上使い続けたヘルメットは規格上の保証範囲外になるということです。これは意外と知られていない事実で、「まだまだ使えそうだから」と5年・6年と同じヘルメットをかぶり続けるのは安全面から見ると好ましくありません。


搭載機能では、特に以下の点をチェックしてください。


- インナーサンバイザー(ダブルバイザー):ヘルメット内側にスモークシールドを内蔵しており、日差しが強い時間帯にサングラスなしで視界を保護できます
- インカム対応スピーカーホール:複数人でのツーリングや音楽を聴きながら走行したい方に必須です
- メガネ用スリット:内装に眼鏡のつるが通る溝があり、長距離走行での側頭部への圧迫痛を防ぎます
- ベンチレーション(通気口):吸気孔と排気孔の数・位置が多いほど夏場の蒸れを抑えられます


これらが条件です。全部を兼ね備えた一台は価格が上がりますが、自分のライディングスタイルに必要な機能を1〜2つに絞って選ぶと失敗が少なくなります。




参考:JAFによるヘルメット選び・規格の解説(PSCマーク・SGマークの違いについて)
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-bike/subcategory-supplies/faq349


システムヘルメット おすすめ人気モデル比較:価格帯別に厳選5選

数多くのモデルが並ぶ中、実際に選ばれているシステムヘルメットを価格帯別に紹介します。自分の用途・予算に合わせて参考にしてください。




🏆 人気モデル比較表


| モデル名 | メーカー | 価格(税込・目安) | 重量(Lサイズ) | 規格 |
|---|---|---|---|---|
| NEOTEC 3 | SHOEI | 約81,400円〜 | 約1,699g | SG・JIS |
| RYUKI | OGK Kabuto | 約38,000円〜 | 軽量設計(1,600g台) | SG |
| YJ-21 ZENITH | ヤマハ(ワイズギア) | 約30,800円〜 | 軽量 | SG・JIS |
| i90 | HJC | 約27,280円〜 | 約1,820g(Lサイズ) | SG・JIS |
| SPORTMODULAR | AGV | 約126,500円〜 | 超軽量(カーボン) | SG・JIS |




① SHOEI NEOTEC 3(シュウエイ ネオテック3):2023年12月に登場したSHOEIの最新システムヘルメット。センターロック式の新型シールド(CNS-3C)と、従来より広範囲をカバーするQSV-2サンバイザーを採用し、静粛性・気密性ともに国内トップクラスの評価を得ています。2025年1月時点でソリッドカラーは81,400円(税込)。価格は高いですが、長距離ツーリングを週単位でこなすライダーには、その静粛性と快適性で十分元が取れる投資です。


② OGK Kabuto RYUKI(オージーケーカブト リュウキ):「重くなりがちなシステムヘルメット」というイメージを覆す軽量設計が最大の特徴です。パーツレイアウトの見直しと装飾処理の最適化によって、クラス最軽量水準を実現しています。IRカットシールド採用で赤外線・紫外線を同時にカット。価格は約38,000円で、初めてシステムヘルメットを選ぶ方にも手が届きやすい価格帯です。これは使えそうです。


③ ヤマハ YJ-21 ZENITH(ゼニス):システムヘルメット特有のシールドベース周りの出っ張りを排したシームレスなデザインで、見た目がフルフェイスに近くスッキリしています。大型ベンチレーションと内蔵サンバイザー・インカム用スピーカーホールを備えながら約30,800円という価格帯は、コストパフォーマンスが非常に高いモデルです。JIS規格も取得しているため安全性の面でも安心感があります。


④ HJC i90(エイチジェーシー):韓国メーカーHJCの人気システムヘルメット。日本向けのオリジナル内装を採用しており、外国製でありながら日本人の頭型に合わせた被り心地を実現しています。3Dピンロックシールド・サンバイザー・スピーカーホールを搭載しながら、約27,280円〜という価格は全モデル中でも特にコスパが光ります。SG・JIS規格取得済みなのも評価が高い理由です。


⑤ AGV SPORTMODULAR(エージーブイ スポーツモジュラー):カーボンファイバーシェル採用により、システムヘルメットの常識を超えた超軽量を実現した最上位モデルです。MotoGPで使用されるPista GP Rと同等のプロテクション性能を持ちながら、水平190度の視野角を確保しています。価格は126,500円〜と高価ですが、軽さ・安全性・デザイン性のすべてに妥協しないライダーへの選択肢として唯一無二の存在感があります。




参考:SHOEIオフィシャルサイト・NEOTEC3スペック詳細
https://www.shoei.com/products/helmet/system/neotec_3/spec.html


システムヘルメットのバイク走行で知らないと損するデメリットと注意点

便利で魅力的なシステムヘルメットですが、知っておくべきデメリットと注意点があります。ここを押さえておくと、購入後の後悔を防げます。


まず、多くのライダーが見落としているのが「走行中のチンガード開放禁止」という事実です。「チンガードを開けたまま走れるから便利」と思って購入する人がいますが、ほとんどのメーカーはチンガード開放状態での走行を非推奨または禁止事項として明記しています。開放状態では重心バランスが大きく変わり、特に高速走行時に風を受けてヘルメットが揺れたり、首への負担が急増したりするためです。チンガードを上げた状態はあくまで停車中・低速走行中のみを想定した設計です。これが基本です。


次に重量の問題です。フルフェイスヘルメットと比較すると、システムヘルメットは概ね200〜500g程度重くなります。たとえば卵3〜4個分の重さが常に首に乗っている計算です。長距離ツーリングになるほど首や肩の疲労として蓄積されるため、試着なしのネット購入は特に注意が必要です。可能な限り、ショップで実際に被って確認するのが条件です。


安全規格の「SGマーク有効期限3年」も見落とせません。大手メーカーの多くが購入後3年での買い替えを推奨しているのは、SGマーク制度が「購入後3年」を有効期限として定めているからです。3年を超えたヘルメットは、事故の際に十分な保護性能を発揮しない恐れがあります。ヘルメットの外観がきれいでも内部のEPS(発泡スチロール状の衝撃吸収材)は確実に劣化しているため、見た目で判断するのは危険です。


また、チンガード開閉機構は可動部品が多い分、長年使用すると隙間からの風切り音が増えたり、シールドの密閉性が低下するケースがあります。気になり始めたら、部品交換またはヘルメット自体の買い替えを検討するタイミングです。重量の問題も合わせて考えると、3〜4年単位での見直しが現実的な目安といえます。




参考:バイクヘルメットの寿命・有効期限・交換時期について(Webike Moto Guide)
https://moto.webike.net/moto_guide/knowledge/7226/


システムヘルメット選びで差がつく「インナーバイザー」と「インカム対応」の独自視点

検索上位の記事ではあまり深掘りされていませんが、長距離ツーリングで本当に「買ってよかった」と感じるかどうかを分けるのが、インナーバイザーの品質とインカムとの相性です。


インナーバイザー(サンバイザー)は、走行中にワンタッチで内蔵のスモークシールドを下ろせる機能です。サングラスを別途かけなくても、朝夕の眩しい時間帯や夏の強い日差しに対応できます。ただし、製品によってバイザーの遮光範囲・視野角・スモーク濃度に大きな差があります。下安価なモデルでは視野の中心部しかカバーできないものもあり、上部・側面から入り込む光で疲れが増すこともあります。長時間の使用を想定するなら、視野の広さとUVカット性能を必ず確認するのが条件です。


インカム(バイク用インターコム)との相性については、「インカム対応スピーカーホール」があるモデルと、専用インカムシステムを組み込み済みのモデルに分かれます。たとえばSHOEI NEOTEC3は、SENA製のSRL/SRL3などの専用インカムを想定した内装設計になっており、外からほとんど目立たないすっきりとした装着が可能です。一方、汎用インカムをスピーカーホールに後付けするだけの設計のモデルでは、走行中の音声品質や位置固定の安定性に差が出ることがあります。


タンデムや複数人でのツーリングを想定するなら、購入前にどのインカムブランドとの互換性が高いかをあわせて確認する1ステップを踏むと、出費の重複を防げます。たとえばSENAやCARDOの製品は対応ヘルメットを公式サイトで公開しているため、購入前に照合するのが確実です。意外ですね。


また、完全に見落とされがちなポイントとして「帽体(ボディ)素材」があります。ABS樹脂製とFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製では同じ安全規格でも衝撃吸収の特性が異なり、一般的にFRPのほうが軽量かつ高強度です。カーボンはその上位に位置しますが、価格が大きく跳ね上がります。予算内で可能な限り上位素材を選ぶという考え方が、長期的なコストパフォーマンスを高める判断基準になります。




参考:ライダーの紫外線・目の疲労対策とシールド選び(ナップス公式マガジン)




OGK KABUTO(オージーケーカブト) バイクヘルメット システム RYUKI フラットブラック (サイズ:L)