

ハイグリップタイヤは温度が低いと滑りやすい。
ミシュランPOWER GPは、サーキット走行と一般公道の両方で高いパフォーマンスを発揮するハイグリップスポーツタイヤです。定評のあったPOWER RSのトレッドパターンを継承しながら、コーナリング性能と直進安定性が向上しています。
参考)MICHELIN POWER GP2(パワー ジーピーツー)…
タイヤ端の部分にはハイグリップタイヤ用のカーボンコンパウンドが採用されており、コンパウンドが変わる境目が目視で確認できます。フロントタイヤは剛性がしっかりしているため、バイクを倒していくと舵角がついてくれて、しっかり感を維持したままフロントの旋回が始まる特性があります。
つまりサーキット寄りの設計です。
参考)【タイヤインプレ】岡田忠之がMICHELIN POWER 5…
シンセティック・コンポーネント・テクノロジー(SCT)を採用しているため、法定速度で1キロも走行しないうちにウォームアップが終わり、走り出しから安定したグリップ感を得られます。冬場でもタイヤウォーマーなしで1周目から膝が擦れるほどの性能を持ち、あらゆる環境に適応したタイヤとして評価されています。
参考)最新ハイグリップタイヤ、MICHIELIN POWER GP…
価格帯はフロント120/70ZR17が26,700円、リア180/55ZR17が39,400円程度です。国産ハイグリップタイヤと比較して安価な傾向があります。
ミシュラン公式のPOWER GP2製品ページで最新技術の詳細を確認できます
POWER 5は公道での使いやすさを重視した設計で、シリカコンパウンドと新設計のトレッドパターンがウェット路面でも高いグリップ性能を確保します。温まりやすさが最大の特徴で、ゆっくり走っていてもタイヤがすぐに温まるため、神経を使わなくて済みます。温まりの早さは乗り手の安心と安全をサポートする重要な要素です。
参考)【タイヤインプレ】原田哲也とWebikeスタッフがMICHE…
一方POWER GPは、荷重をかければかけるほど応えてくれるキャラクターを持ちます。ハイグリップタイヤ特有の「グリップをしているぞ」という演出がハッキリしており、ブレーキで荷重をかけて旋回するときも切れ味良く車体全体がバンクします。ターンインで自分が行きたい方向に車体を向けられ、気持ちよく走行できる設計です。
具体的な使い分けとして、ツーリングメインでサーキットは初めてという初心者にはPOWER 5が適しています。
タイヤを温める作業が不要だからです。
POWER GPはクイックなハンドリングで、思ったところに行きやすく、POWER 5だと若干遅れてしまうところでも正確にラインをトレースできます。スポーツ走行をする上でメリットが多いタイヤということですね。
乗り心地の違いも明確です。POWER 5は全体的に扱いやすく浅いバンク角でも旋回力を発揮しますが、POWER GPはハイグリップタイヤ特有のバンクさせる軽快さを強く感じる反面、交差点など街乗りシチュエーションではPOWER 5ほどストリートでの実用性を感じない傾向があります。
原田哲也氏とWebikeスタッフによるサーキット比較テストでPOWER GPとPOWER 5の詳細な違いが確認できます
実走行データによると、POWER GPの寿命は約5,600km~7,000kmの範囲が一般的です。ある使用例では1年3ヵ月経過で走行距離約7,000kmでスリップサインが出て交換時期を迎えました。国産ハイグリップタイヤの寿命は約4,000~5,000kmとされているため、POWER GPは国産ハイグリップタイヤの約1.5倍の寿命を持ちます。
参考)MICHELIN POWER GP 終了 - くうのバイクラ…
コストパフォーマンスも優れています。同クラスの国産ハイグリップタイヤ(ダンロップα14やブリヂストンRS11相当)と比較して、POWER GP自体の価格が量販店で安価な傾向があり、寿命が長いため総合的なランニングコストが抑えられます。
7,000km超えても偏摩耗は最低限で、偏摩耗したタイヤに良くある「ある程度バンクさせると急に倒れ込むような嫌な感覚」もありません。真冬の日中で最高気温が10℃程度しかない道でも接地感はちゃんと維持されます。
とはいえこれは良い例です。
ハイグリップタイヤはグリップが良い分、一般的に減りやすい傾向があることは事実です。たびたびスポーツ走行をする車ならなおさらタイヤが摩耗しやすいため、距離や年数にかかわらずタイヤの状態をこまめにチェックする必要があります。
📊 国産タイヤとの寿命比較
| タイヤ種類 | 平均寿命 | 相対コスト |
|---|---|---|
| POWER GP | 5,600~7,000km | 低め |
| 国産ハイグリップ(α14/RS11相当) | 4,000~5,000km | 高め |
| POWER 5 | 約6,700km(想定) | 中程度 |
POWER GPはサーキット走行時のメーカー指定空気圧が設定されており、フロント2.1 bar(30.5 psi)、リア1.7 barが推奨値です。この空気圧設定はサーキットでのグリップ性能を最大限に引き出すために最適化されています。
参考)ミシュラン パワーGP2 インプレ - MT-10SPと遊ぶ…
空気圧を極端に低くした場合(例:フロント1.7 bar)、タイヤを潰して接地感を高める狙いがありますが、冷えたタイヤで極端に高めの空気圧(2.1 kPa以上)にするとグリップ感が希薄になります。フロントをやりすぎなぐらい低くする設定は、とにかく潰れてくれることを期待する調整方法です。
結論は適正値を守ることです。
一般的に空気圧を上げると路面接触抵抗が小さくなり速度は上がりますが、粘っこさが消えてカーブでのグリップ限界が明らかに低くなります。リアタイヤが滑るのが早くなり、ギャップで跳ねるため危険性が増します。
空気圧調整は走行スタイルと路面状況に応じて行う必要があります。サーキット走行ではメーカー推奨値を基準に、公道ではやや高めの設定が一般的です。タイヤの温度変化によって空気圧も変動するため、走行前後での確認が重要です。
WebikeのPOWER GPサーキット走行インプレで具体的な空気圧設定と走行感覚の関係が解説されています
ハイグリップタイヤは温度が低いとトレッドコンパウンドが暖められないため、柔らかくならずにグリップ性能がガタ落ちします。外気温が10℃を下回ったら、ワインディングでコーナリングしようなどと思わないことが原則です。
気温が下がれば路面温度も下がるからです。
走り始めのタイヤ温度管理が最も重要なポイントです。ハイグリップタイヤを履いて一番デメリットと感じるのは、タイヤの温度を考えなければならない点です。走り始め、気温、路面温度が低い場合は、タイヤが冷えているのでグリップ力が低く、すぐスリップしてしまいます。
参考)メリット、デメリット
タイヤの暖め方として、徐々にバンクせず路面へ押し付けるように潰す方法が効果的です。タイヤは暖まらないと柔らかくなって路面を包み込むような粘着性が出ません。意識的に荷重をかけて摩擦熱を発生させることが必要です。
POWER GPはシンセティック・コンポーネント・テクノロジー(SCT)採用により、比較的早くウォームアップが完了する特性を持ちます。しかし冬場や早朝の冷え込んだ路面では、通常以上に慎重な走り出しを心がける必要があります。特に最初の数キロは急激なバンク角やブレーキング操作を避け、直線的な走行でタイヤ全体を温めることが安全です。
🌡️ 温度別グリップ性能の目安
参考)https://news.webike.net/bikenews/432821/
POWER GPはサーキット走行時に真価を発揮するタイヤです。フロントタイヤの接地感に差が顕著に出ており、ハイグリップタイヤ特有の「グリップをしているぞ」という演出がハッキリしています。ブレーキで荷重をかけて旋回するときも切れ味良く車体全体がバンクするため、ターンインで自分が行きたい方向に車体を向けられます。
気持ちよく走行できるということですね。
タイヤの存在を忘れてバイク自体のライディングに気持ちを集中してしまうほどの高い安心感があります。前後のバランスが良いのでフルバンクに行くのがすごく気持ちよく、タイヤからのインフォメーションが伝わってきます。フルバンク付近のフロントタイヤの安心感と接地感が向上しているのは、MotoGPで培った技術も影響しています。
参考)【Webike TV】ミシュラン「POWER GP」vs「P…
サーキット走行会にピッタリの性能を持ちます。ライディングパーティー上級レベルで走行しても、タイヤの存在を忘れて走りに集中できるほどです。タイヤウォーマーがなくて自走でサーキット走行会に行くライダーにとっても全然大丈夫な仕様です。
ラップタイムもPOWER RSを上回る性能を確保しており、ウェット性能や耐久性を同等にしつつコーナリング性能と直進安定性が向上しています。ツーリングの延長でそのままサーキットを走れるため、どちらかを諦めなくて良いタイヤです。トランポなしでもツーリングからそのままサーキットにも対応します。
Webike TVのハイグリップタイヤ履き比べ動画でサーキット走行の詳細なインプレが視聴できます

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