POWER 2CT バイク性能と評価を解説

POWER 2CT バイク性能と評価を解説

POWER 2CT バイク性能評価

フロントタイヤの偏摩耗が進むと極端に切れ込みがひどくなります。


この記事のポイント
🏍️
2CTテクノロジーの特徴

センター部に硬めのコンパウンド、ショルダー部に柔らかいコンパウンドを配置し、耐久性とグリップ力を両立

走行性能

ドライ・ウェット両方の路面で高いグリップ性能を発揮し、高速走行時の安定性も確保

📊
耐久性と寿命

スポーツタイヤとしては優れた耐摩耗性で、約6,000〜9,000kmの走行が可能

POWER 2CT バイクタイヤの基本構造

ミシュランPILOT POWER 2CTは2006年4月に発売されたスポーツタイヤで、デュアル・コンパウンド・テクノロジー(2CT)を採用しています。この技術はタイヤのトレッド面を2つの異なる硬さのゴムで構成するもので、センター部分には耐久性のある硬めのラバー・コンパウンドを配置しています。


参考)MICHELIN POWER 2CT (パイロット パワー …


トレッドのショルダー部分にはセンターよりも柔らかいラバー・コンパウンドを採用し、フルバンク時に高いグリップ力を発揮する設計です。ただし柔らかいコンパウンドが使われるのは両サイドの指1本分ほどの範囲に限られます。


参考)ミシュラン《2CT》解説!インプレ!|マルクおさまるケス


つまり2CTが基本構造です。


この構造により70%ストリート・30%サーキットという使用想定で、公道重視のスポーツタイヤとして位置づけられています。耐摩耗性能を維持しながら深いリーンアングルを追求できる点が最大の特徴です。


参考)https://biccamera.rakuten.co.jp/item/4985009538555


POWER 2CT グリップ性能の実力

深いバンク角でのグリップ力向上を図るため、PILOT POWERに2CT構造を採用しました。デュアル・コンパウンド・テクノロジーと最適化されたコンパウンド配置により、優れたドライグリップとウェットグリップの両立を実現しています。


参考)https://www.shop-mach.com/index.php?pid=12771414


グルーブを1本1本独立させる設計で直進安定性が向上し、太いグルーブによってウェット路面での優れた排水性能を発揮します。実際の使用感として「サラッとした感覚の割にバンク中の安心感が高い」という評価があり、BT-002STのような強烈なグリップ感とは異なる特性を持ちます。


参考)MICHELIN ハイグリップタイヤ Pilot Power…


安心感が高いのが特徴です。


ただし使用状況によっては「グリップ感に欠ける」と感じるライダーもおり、タイヤが温まっていない時も温まってからも同様の感覚という報告があります。この点は乗り方や空気圧の調整で改善できる可能性がありますが、推奨空気圧を守ることが安全性の観点から重要です。


参考)https://ameblo.jp/footloose-rider/entry-10390744073.html


POWER 2CT 耐久性と交換時期

スポーツタイヤの中でも一番と言えるほどの耐久性を持つロングセラー商品として知られています。実際の使用例では約5,500kmから6,000km程度で交換の目安となり、秋口に交換して寒い時期メインに乗った場合はアクセルも控えめになるため若干寿命が延びます。


参考)https://ameblo.jp/shin-pine/entry-12571575609.html


別のユースケースでは51,700kmで交換後、約9,300km使用した事例もあり、グリップをしっかり稼げてフロントタイヤがサイドから減ったという報告があります。これはスポーツ走行でバンク角を深く取った証拠です。


参考)PILOT POWER 2CTインプレ&S22にタイヤ交換 …


9,000km超えは珍しくありません。


タイヤは製造から5年を過ぎると点検が推奨され、10年経過している場合は交換が必要です。またスリップサインが出る前であっても、残り溝が4mm以下になった時点での交換が安全性の観点から推奨されています。特にフロントタイヤが摩耗してくるとハンドルの切れ込みが激しくなって乗りづらくなる傾向があり、この摩耗によるハンドリング性の低下は他のタイヤよりも顕著という指摘があります。


POWER 2CT 走行安定性の特徴

内部構造を最適化することでフロントタイヤではシミーによる振動を抑え、リアタイヤでは高速走行時のスタビリティーとコーナーリング時の接地感の向上を追求しています。タイヤ内部の構造見直しにより路面からの外乱を軽減し、ライディングに集中できるようサポートする設計です。


参考)https://www.monotaro.com/p/3816/6387/


独自のプロファイル採用で接地面積が増え、接地感が明確になるとともにハンドリングが向上します。フロントタイヤでは内部構造を最適化したことで耐シミー性能が改善され、リアタイヤの内部構造では高速走行時の安定感とコーナーリング時の接地感が向上しました。


参考)https://search.kakaku.com/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%B3%202ct%20%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4/


接地感が明確になります。


ただし低速時の倒れ込み(オーバーステア的な挙動)が顕著に感じられるという意見もあり、使いづらさを指摘するライダーもいます。また偏摩耗が進行すると非常に乗りにくいハンドリングになるため、特に市街地メインで使用するバイクでは偏摩耗に注意が必要です。


参考)https://bbs.kakaku.com/bbs/S0000956535/SortID=25917956/


POWER 2CT 適合バイクとサイズ展開

PILOT POWER 2CTは回転方向が指定されており、各サイズともチューブレスタイプ(TL)で提供されています。フロントタイヤの代表的なサイズは110/70ZR17(54W)や120/70ZR17 M/C(58W)があり、リアタイヤには180/55ZR17 M/C(73W)などがラインナップされています。


参考)【楽天市場】パイロットパワー2ct セットの通販


タイヤ諸元はETRTO規格値で示されており、実寸法と異なる場合があります。例えば120/70ZR17サイズの場合、断面幅は122mm、外径は600mm、標準リム幅は3.50インチ、許容リム幅は3.50-3.75インチとなっています。


規格値と実寸は異なります。


ミシュラン公式サイトでは各サイズの詳細な諸元表が確認でき、自分のバイクに適合するサイズを正確に選択できます。フロント・リアのセット販売も多く、前後同時交換することでバランスの取れたハンドリング特性を得られます。

POWER 2CT 価格と入手方法

PILOT POWER 2CTの価格は販売店やサイズによって異なりますが、フロント120/70ZR17サイズで約21,000円から、リア180/55ZR17サイズで約30,000円程度が目安となります。前後セットでの販売も行われており、2025年製の国内正規品が数量限定で特価販売されることもあります。


オンライン通販サイトではAmazon、楽天市場、モノタロウなどで取り扱いがあり、配送料無料のサービスを提供しているショップも多数あります。ただし過去には製造不具合により一時的に入手できなくなった時期もあったため、在庫状況を確認してから購入することをおすすめします。


在庫確認が重要です。


Webikeなどのバイクパーツ専門通販サイトでは、実際のユーザーインプレッション(平均評価4.4/5)も参照でき、購入前に他のライダーの評価を確認できます。最寄りのミシュラン取扱店での購入も可能で、取り付け作業も同時に依頼できるメリットがあります。
参考)https://www.webike.net/brand/434/series/22237/


POWER 2CT 他タイヤとの比較

PILOT POWER 2CTは2006年発売の古いモデルですが、2010年2月に発売されたPower Pureと未だに併売されており、その人気の高さが伺えます。後継モデルとしてPower 6やS23などの新しいスポーツタイヤも登場していますが、2CTは価格と性能のバランスで根強い支持を得ています。


BT-002STと比較すると強烈なグリップ感は劣るものの、サラッとした感覚の割にバンク中の安心感が高いという特徴があります。ツーリング用タイヤのT32と比べると、トレッドが柔らかく乗り心地も粘りも良好で、雨天時のグリップも優れています。


バランス型が特徴です。


グリップ性能を高めたタイヤは一般的に耐久性が落ちる傾向がありますが、PILOT POWER 2CTはスポーツタイヤとしては例外的に高い耐久性を持ちます。各メーカーごとでタイヤのエッジ(接地特性)が異なるため、自分の乗り方に合う合わないを見極めることが重要です。市街地メインの使用では偏摩耗しやすいため、走行スタイルに応じた選択が求められます。