ハンドガードのバイクへの取り付け方と選び方完全ガイド

ハンドガードのバイクへの取り付け方と選び方完全ガイド

ハンドガード バイク 取り付けの基本から注意点まで完全解説

ハンドルに固定するだけで大丈夫と思っていると、転倒した瞬間にブレーキフルードが漏れてバイクが走れなくなります。


この記事でわかること
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ハンドガードの種類と選び方

オープンエンド・クローズエンドの違いや、汎用品・専用品の使い分けを解説。素材・固定方式・用途別に自分に合った一本が見つかります。

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正しい取り付け手順と注意点

仮組みから本締めまでの流れ、ハンドルバー径の確認方法、干渉チェックなど、初めてでも失敗しないポイントをステップ別に紹介。

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転倒時に起こるトラブルと対策

取り付け方を間違えると転倒時にハンドガードが回転し、ブレーキホース破損や手首骨折のリスクも。正しい固定方法を具体的に解説します。


ハンドガードをバイクに取り付けるメリットと役割


ハンドガード(ナックルガード)は、ライダーの手と指の関節を守るために設計されたパーツです。名称の通りナックル(指の関節)を保護する役割が中心ですが、その効果は思いのほか幅広く、装着するとツーリングの快適性が大きく変わります。


走行中に起こる手へのダメージは、主に3つの状況で生じます。まず、転倒時のレバー破損と手の直撃リスク。次に、林道や砂利道での飛び石・小枝の直撃。そして、長時間走行での走行風による疲労と冷えです。ハンドガードはこの3つをまとめてカバーできる、コストパフォーマンスの高いカスタムパーツです。


冬のツーリングでは特に実感しやすい効果があります。気温10℃の環境で時速60km走行時の体感温度は約マイナス4℃まで下がるとされており、手への直接的な風を遮断するだけで疲労感がまるで変わります。指先が痛くなる前に数時間走れるようになった、という声も珍しくありません。これは使えそうです。


転倒時の保護効果も見逃せません。クローズエンドタイプの金属製ハンドガードを正しく装着していれば、倒れた際のクラッチブレーキレバーの破損をかなりの確率で防ぎます。レバーを1本交換するだけで2,000〜5,000円ほどかかることを考えると、数千円〜1万円台のハンドガード投資は十分に回収できる計算です。ドレスアップ効果もあり、カラーや形状が豊富なので、バイクの見た目を引き締める目的で取り付けるライダーも増えています。
























メリット 具体的な効果
🖐️ 手・指の保護 転倒・飛び石・小枝からナックルを守る
❄️ 防寒・疲労軽減 走行風を遮断し、長距離ツーリングの消耗を減らす
🔩 レバー・ホース保護 転倒時のブレーキ・クラッチレバー破損リスクを低減
🎨 ドレスアップ 豊富なカラーでスタイルを演出できる


つまり安全・快適・見た目の3拍子が揃うパーツということです。




バイクのナックルガード(ハンドガード)の種類と役割についての詳細解説:

バイクのナックルガード(ハンドガード)で障害物や風から手を保護! – goobike


ハンドガードの種類と選び方:バイクの用途に合わせた判断基準

ハンドガードはまず大きく「オープンエンドタイプ」と「クローズエンドタイプ」の2種類に分かれます。どちらが良いかは用途とバイクの種類によって変わるため、自分のライディングスタイルを基準に選ぶのが正解です。


オープンエンドタイプはハンドルバーのグリップ側が開放されているタイプで、素材はほぼプラスチック製です。軽量で取り付けが簡単、かつ安価(数百円〜3,000円台が多い)という点でエントリーしやすい選択肢です。モトクロスの純正装備として採用されることも多く、転倒よりもスピード重視・軽量重視の場面に向いています。ただし、レバーをしっかり囲うような強度はないため、飛び石や軽い接触からの保護が主な役割になります。


クローズエンドタイプはグリップ周りを囲う形状で、アルミ製の芯材を持つ製品は強度が非常に高く、転倒時のレバー破損を効果的に防ぎます。価格は7,000円〜20,000円前後が相場で、固定方法の選択肢も豊富です。林道、アドベンチャーツーリング、街乗りでの転倒リスクが気になる方にはこちらが向いています。


さらに固定方式でも分類できます。大まかに4パターンあります。



  • 🔩 ハンドル1点固定タイプ:最もシンプル。取り付けが手軽で、多くのバイクに対応できる。

  • 🔩 バーエンド1点固定タイプ:ホースやケーブルへの干渉が少ない。スクーターや配線が複雑な車種向き。

  • 🔩 ハンドル+バーエンド 2点固定タイプ:最も標準的。固定力と汎用性のバランスが良い。

  • 🔩 バーエンド+トップブリッジ 2点固定タイプ:最強の固定力。転倒時にほぼ回転しないが、取り付け難易度が高め。


汎用品か専用設計品かも重要な選択肢です。汎用品は1,000円以下のものから入手でき、DIYでの加工・カットも前提とした設計が多いです。一方、ZETAなどのメーカーが出す車種専用設計モデルは、CRF250L、テネレ700、アフリカツイン、CT125ハンターカブなど人気車種を対象に、ワイヤー取り回しやバーエンド形状まで全て考慮されているため、取り付けの手間が大幅に省けます。価格は14,000〜16,000円台が中心です。専用品が条件です。


ハンドル径の確認も忘れずに行います。標準的なオフロードバイクネイキッドは22.2mm(7/8インチ)、大径テーパーハンドル装備車は28.6mm(1-1/8インチ)が主流です。購入前に必ず確認しておくことで、「買ったのに付かなかった」という事態を防げます。




ZETAハンドガードの種類と選び方の詳細(クローズドタイプ各モデルの特徴を解説):

ZETAハンドガードの種類と選び方 クローズドタイプ編 – ダートバイクプラス


ハンドガードのバイクへの取り付け手順:仮組みから本締めまで

ハンドガードの取り付けは、正しい手順を踏めばDIYでも十分に対応できます。ただし、手順を省略したり確認を怠ると、後で大きなトラブルにつながるケースがあります。以下の流れをしっかり確認してから作業を始めましょう。


まず準備するものとして、5〜6mmの六角レンチ(アーレンキー)、グリップエンドカッター(クローズエンドタイプでバーエンドへの穴開けが必要な場合)、トルクレンチ(あると安心)が挙げられます。必要工具は少なめです。


【STEP 1】バーエンドの取り外しと内径確認


まず既存のバーエンドを外します。クローズエンドタイプではバーエンドにアンカーを差し込む必要があるため、ハンドルバーの内径を確認します。アルミ製ハンドルは内径13.5〜19mm程度が多く、鉄製ハンドルは内径が広めのため、一部のアンカーがスカスカになることがあります。ここで確認が必要です。


【STEP 2】仮組みで位置と干渉を確認する


本締めの前に、パーツを軽く合わせて位置を確認します。このとき最も重要なのは、ハンドルのエンドに対してハンドガードが垂直に入っているかどうかです。垂直が出ていないと、面圧のかかり方が不均一になり、転倒時に抜けやすくなります。


仮組みの状態でハンドルを左右フルロックさせ、スロットルケーブル・クラッチワイヤー・ブレーキホースがガードに干渉しないことを必ず確認します。この確認を飛ばしてしまうと、走行中に操作不能になるリスクがあります。


【STEP 3】バーエンドアンカーから締めていく


仮組みで問題がなければ、いよいよ本締めです。締める順番は「バーエンドアンカー(一番端)から先」が鉄則です。バーエンドを先に固定することで位置が安定し、後続のボルト締めがスムーズになります。この順番が基本です。


【STEP 4】マウント側のボルトを均等に締める


マウントクランプのボルトは一気に締めず、バランスを見ながら少しずつ均等に締めていきます。片側を締めすぎると位置がずれたり、クランプの圧力が偏って固定強度が落ちることがあります。長穴タイプのボルト穴は、できるだけ外側を使うと破損しにくくなります。


【STEP 5】最終確認で再度フルロック確認


全て締め終わったら、もう一度ハンドルを左右に切って干渉がないか最終確認をします。グリップとガードの間に少し余裕があること、スロットルの動きが渋くなっていないことを必ずチェックして完了です。問題なければ大丈夫です。




汎用ハンドガードをDIY加工してバイクに取り付ける実例(カット・穴開けなどの工程も写真付き):

ハンドガード(ナックルガード)|汎用品をDIYでバイクに取り付け – papyris-kukan


ハンドルバー固定だけはNGな理由:転倒時に起こる本当のリスク

多くのライダーが見落としやすい、取り付けに関する重大なポイントがあります。ハンドガードをハンドルバーの1点だけで固定していると、転倒時にガードが回転してブレーキホースやクラッチワイヤーを巻き込む危険があるということです。


実際にWR250Rのオーナーが納車初日の立ちごけでこのトラブルを経験しています。ハンドルバー固定のみのマウントが転倒で回転し、ブレーキホースを引っ張ってブレーキフルードが漏れる事態になりました。フルードが漏れるとブレーキが効かなくなるため、走行不能になります。これは痛いですね。


なぜこうなるのか?ハンドルという円形の管を「挟み込む」だけの固定では、横方向の強い衝撃が加わると回転方向へのズレを止められません。レースの現場でも、ハンドガードがレース終了時にブラブラになっている車両が目撃されており、この問題はオフロードライダーの間で広く知られた「よくある失敗」です。厳しいところですね。


この問題を根本的に解決するには、トップブリッジのフォークピンチボルト部にマウントを共締めする「サイドマウント/フロントマウント方式」か、ハンドルクランプ自体を専用品に交換する「バークランプ方式」を採用することが有効です。これらはZETA RACINGなどから専用オプションパーツが出ており、価格は7,524円〜11,220円(税込)程度です。



  • ⚠️ ハンドルバー1点固定:転倒時に回転リスクあり。ホース・ワイヤー破損の可能性。

  • サイドマウント/フロントマウント方式:トップブリッジと直結。回転ほぼゼロ。最強クラスの固定力。

  • バークランプ方式:ハンドルクランプに直結。KTMハスクバーナ向きで高い固定強度。


ただし、固定強度が高いマウントほどハンドルのしなりが減り、ハード路面では振動が手に伝わりやすくなる点は頭に入れておく必要があります。全速力でフラットダートを走るレーサーなら剛性が高いほうが良いですが、林道ゆっくりツーリングなら標準の2点固定でも十分機能します。用途に合わせた選択が条件です。




ハンドガードをハンドルバーに固定してはいけない理由と、正しいトップブリッジ固定の解説:

オフロードバイクのハンドガードの正しい固定方法 – イナカクジラ


ハンドガード取り付けの意外な盲点:ファットバーや干渉問題への対処法

ハンドガードを初めて取り付けるときに意外と多い失敗が、購入前に確認しておけば防げるものばかりです。ここでは上級者でも見落としやすいポイントを整理します。


最初の盲点は「ファットバー(テーパードハンドルバー)」への対応です。近年のモトクロス・エンデューロ系バイクに採用される28.6mm径のテーパーハンドルは、形状が端に向かって細くなるテーパー形状になっています。このため、22.2mm用のクランプでは取り付けできません。また、テーパー角が急なハンドルバーや、レンサル製のツインウォールバーには、アーマーハンドガードが物理的に取り付けられない場合もあります。購入前の確認が必須です。


次に多い問題が、アドベンチャーバイクへの通常モデル取り付けです。アドベンチャーバイク(テネレ700、アフリカツイン、V-STROM250SXなど)はハンドルの曲げ角が急で全長も異なるため、オフロード用の標準アーマーハンドガードではスクリーンやメーターと干渉しがちです。逆に、アドベンチャー専用設計の小さめガードをオフロードレーサーに付けようとすると、クランプ径22.2mmのため28.6mmのテーパーバーには正しく付きません。間違った組み合わせで無理やり付けてしまうと、見た目は装着できていても強度が全く足りていません。これは注意が必要です。


プロアーマーハンドガード(ZETA)など「本体のみ」の製品は、クランプが別売りになっているケースもあります。クランプなしでは当然バイクに固定できないため、セット内容の確認は必ず行う必要があります。


さらに見落とされがちなのが、マスターシリンダーやブレーキホースのバンジョーボルトとの干渉です。ヤマハYZシリーズを中心に、バンジョーボルトがガードと接触しやすいという事例があり、その対策としてロングタイプのUクランプ(通常より40mm長い)が用意されています。バーエンドを交換したり位置がわずか5mm変わるだけでも操舵感が変わることがあるため、取り付け後は必ずハンドル左右フルロックで動作確認を行うことが大切です。



  • 📏 ハンドル径の確認:22.2mm(標準)か28.6mm(テーパー)かを事前チェック。

  • 🏍️ アドベンチャーバイクは専用設計を選ぶ:汎用品ではスクリーン・メーターへの干渉リスクあり。

  • 📦 セット内容の確認:クランプ別売りモデルは一緒に注文する。

  • 🔄 取り付け後はフルロック確認:ワイヤー・ホース・スロットルの動作を必ずチェック。


アドベンチャーバイク専用や車種専用モデルを検討する際は、ZETAの公式サイト(dirtfreak.co.jp)で対応車種リストが確認できます。手間が省けるのでまず確認する一手間が効果的です。




ZETAアーマーハンドガードを確実・堅牢に装着するための詳細ノウハウ(位置合わせ・クランプ種類の解説付き):

アーマーハンドガードを確実、堅牢に装着する方法 – RIDE-HACK




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