

スコットのゴーグルは「オフロードバイク専用」と思い込んでいると、ツーリングで最適な1本を見逃して1万円以上を無駄にします。
SCOTTは1958年にアメリカで創業したアウトドア・モータースポーツブランドです。もともとはスキーゴーグルのメーカーとしてスタートしましたが、1980年代からモトクロス向けゴーグルの開発に本格参入し、現在では世界トップクラスのオフロードゴーグルブランドとして認知されています。
バイク乗りに支持される理由は大きく3つあります。
つまり性能と実績が両立しているということですね。
日本国内でも多くのオフロードコースやエンデューロイベントで着用者を見かけるほど普及しており、初心者からベテランまで幅広い層に選ばれています。価格帯は入門モデルで5,000円前後、ハイエンドモデルでは25,000円を超えるものもあり、用途や予算に合わせて選べるラインナップが揃っています。
SCOTTゴーグルの中でバイク乗りに特に人気の高いモデルは以下の3つです。
| モデル名 | 価格帯(税込) | レンズタイプ | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| Prospect | 約15,000〜20,000円 | スフェリカル | モトクロス・エンデューロ全般 |
| 80X | 約8,000〜12,000円 | シリンドリカル | エントリー〜中級オフロード |
| Prosto | 約5,000〜8,000円 | シリンドリカル | 林道ツーリング・入門者 |
ProspectはSCOTTのフラッグシップモデルです。スフェリカル(球面)レンズを採用しているため、シリンドリカルレンズと比べて歪みが少なく、より自然な視界が得られます。縦方向の視野角も広く、ジャンプ着地時の路面確認がしやすい点が評価されています。
これは使えそうです。
80Xは中間グレードに位置し、コストパフォーマンスが高いモデルとして知られています。フレームの柔軟性が高く、さまざまな顔の形にフィットしやすい設計です。レンズ交換機構も備わっており、クリアレンズとスモークレンズを用途に応じて使い分けられます。
Prostoはエントリーモデルですが、トリプルレイヤーフォームなど上位モデルと共通の快適機能を備えています。初めてオフロードに挑戦するライダーや、林道ツーリングがメインの方に向いています。
モデル選びに迷ったらまずProspectを試してみる、というのがSCOTTゴーグルを知り尽くしたユーザーの定番アドバイスです。
レンズの選択はゴーグル本体の選択と同じくらい重要です。適切なレンズを使わないと、視界不良による転倒リスクが高まります。
SCOTTゴーグルのレンズは大きく以下のカテゴリに分かれます。
レンズ交換の頻度は意外と多いです。1日のライドの中で天候が変わった際に交換するケースもあり、特にエンデューロレースやロングツーリングでは予備レンズの携帯が基本です。
交換作業自体は慣れると30秒ほどで完了します。Prospectシリーズはワンタッチ式のレンズロック機構を採用しており、工具不要で着脱可能です。初めての方はメーカー公式の交換動画を参考にすると失敗がありません。
レンズの曇り対策には、内側レンズのコーティングを傷つけないよう、クリーニングには専用のマイクロファイバークロスのみを使うのが原則です。ティッシュや衣類での拭き取りはコーティングを剥がす原因になるため注意が必要です。
ゴーグルとヘルメットの相性は、見た目だけでなく安全性にも直結します。ゴーグルがヘルメットのバイザーに干渉したり、ノーズガードとの隙間から風や砂が入ると、集中力の低下や怪我につながります。
SCOTTゴーグルはSCOTT製ヘルメットとの組み合わせで設計されているモデルが多いですが、他社ヘルメットとも基本的に互換性があります。ただし以下の点に注意が必要です。
フィッティングの基本は、ゴーグルを装着した状態でヘルメットをかぶり、ゴーグルがずり下がらないことを確認することです。
購入前に実店舗で試着するのが理想ですが、通販で購入する場合は返品・交換が可能なショップを選ぶとリスクを抑えられます。国内では2りんかんやライコランドなどの大型バイク用品店でSCOTTゴーグルの試着ができる場合があります。
ゴーグルのメンテナンスは多くのライダーが後回しにしがちなポイントです。しかし適切なケアを怠ると、本来2〜3年使えるゴーグルが1年以内に視界不良になることがあります。
主なメンテナンスポイントは以下の通りです。
レンズの寿命は使用頻度にもよりますが、週1〜2回のライドで1〜2年が目安です。
SCOTTの補修パーツはオフロード用品専門店やAmazon・楽天市場で単品購入ができます。純正レンズ交換品は3,000〜6,000円程度で入手できるため、フレームが問題なければレンズだけ交換するコストパフォーマンスの高い維持方法もあります。
定期的なメンテナンスが長持ちの条件です。ゴーグルは消耗品という意識を持ちつつも、適切なケアをすることでコストを抑えながら良好な視界を長く維持できます。