

バイクで向かうなら、村田ICより菅生PAスマートICのほうが約4分速く着きます。
スポーツランドSUGOは、宮城県柴田郡村田町菅生6-1に位置する総合モータースポーツ施設です。1975年にヤマハ発動機のテストコースとして誕生し、現在はヤマハ発動機の関連会社「株式会社菅生」が運営しています。国際自動車連盟(FIA)グレード2公認の国際レーシングコースを有し、全日本ロードレース選手権や全日本モトクロス選手権など、バイクファンにとって見逃せないビッグレースが年間を通じて開催されています。
仙台市街地からは一般道経由で約40〜50分という好立地。東北自動車道を使えばさらに短縮できます。コースは全長3,621.154m(2輪計測)で、標高差73mにも及ぶアップダウンが特徴の右回りテクニカルサーキットです。このアップダウンの激しいレイアウトが「SUGOには魔物が棲む」と言われる所以で、プロライダーでさえも予測不能な展開に持ち込まれることがあるほどの難コースです。
観客収容人数は約5万人。グランドスタンドだけで約12,000席、第1コーナースタンド・SPスタンド・シケインスタンドを合わせると約25,500席という規模を誇ります。レース以外にも、走行会・ライダー塾・キッズカート体験・キャンプ場など多彩な施設が充実しているため、バイクに乗らない家族や友人と一緒に訪れても楽しめる場所です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 〒989-1301 宮城県柴田郡村田町菅生6-1 |
| TEL | 0224-83-3111 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(イベント時は異なる) |
| 通常入場料 | 大人(18歳以上)1,300円 / 高校生700円 / 中学生以下無料 |
| コース全長 | 2輪:3,621.154m / 4輪:3,586.570m |
| オーナー | ヤマハ発動機(株式会社菅生が運営) |
SUGOの公式サイトでイベントスケジュールや走行会の最新情報を確認できます。
スポーツランドSUGO 公式サイト(営業案内・アクセス情報)
バイクでSUGOを目指すライダーが最初に知っておきたいのが、2つのインターチェンジの使い分けです。
① 菅生PAスマートIC(最推奨)
2023年3月25日に開通した菅生PAスマートICは、SUGO最寄りのインターチェンジとして現在最も推奨されているルートです。東北自動車道の菅生PA(上下線)に接続する「休憩施設接続型」のETC専用ICで、メインゲートまでの距離は約3.4km、途中の信号はわずか1箇所のみ。所要時間は約5〜6分です。これは最短距離。
ただし、絶対に押さえておきたい注意点があります。このスマートICはETC車載器を搭載した車両専用であり、現金払い不可です。さらに、対象車種は車長12m以内の車両に限られます(トレーラー等は村田ICを利用)。また「スマートIC入口から菅生PAの利用はできない」というルールがあるため、PAで牛タンを食べてから乗り降りする、という使い方はできません。これを知らずに行くと、入口が開かずに慌てることになります。
② 村田IC(ETCなし・ナビ頼りの方向け)
こちらは従来からある通常のインターチェンジです。東京方面(首都圏)からは東北自動車道を村田ICで下り、インターから約10分でSUGOに到着します。青森・岩手方面など仙台より北側から来る場合は、仙台南ICを利用し、そこから約20分のルートが案内されています。ETCがない場合や、大型トレーラーでバイクを積んで来場する場合は村田ICが安心です。
なお、新幹線を使って現地入りする場合は、東京駅から東北新幹線で仙台駅まで約1時間30分。仙台駅からレンタカーや現地のタクシーを利用する手もありますが、タクシーだと仙台駅〜SUGO間で片道5,000〜8,000円程度かかることもあります。コスト面を考えると、バイクツーリングで直接向かうのが一番お得です。
菅生スマートIC開通レポート(Car Watch):メインゲートまで約3.4km・信号1箇所のみの詳細ルートを写真付きで確認できます。
「どこに停めればいい?」はバイクで初めてSUGOに行くライダーが最も悩むポイントのひとつです。
駐車場の料金体系は、通常日(レースなし)は無料ですが、イベント開催時は有料となります。バイクは1日あたり500円、4輪は1,000円が目安です(イベントにより変動あり)。スーパーGTや全日本ロードレースなどのビッグレース開催日は、専用の前売駐車券(4輪で5,500円程度の通し券など)が発売されることもあるため、事前にイベントページを確認しておくのが賢明です。
駐車可能台数はなんと5,000台。東京ドームのグラウンド面積(約13,000㎡)を基準にすると、SUGO全体の敷地がいかに広大かが分かります。それだけ広くても、スーパーGT開催日は満車に近い状態になります。関東方面から向かうライダーは、遅くとも午前8時には現地到着を目指しましょう。午前6時台に到着できれば、コース近くの好立地スポットに停められます。これが条件です。
一点、意外と知らない人が多いのが「駐車場から観客席まで距離がある」という点です。山間部のサーキットという立地上、駐車場とスタンドの間にはアップダウンがあり、体力に自信のない方や荷物が多い方は、大型レース開催時に運行されるサーキット内シャトルバスを活用するのが得策です。スポーツランドSUGO公式サイトのイベントページで当日のシャトルバス運行情報を確認しておきましょう。
バイクを持っていない知人や同乗者を連れていく場合や、遠征で現地でバイクを借りる場合など、公共交通機関の使い方も把握しておくと役立ちます。
スポーツランドSUGOへの公共交通機関の核心は「ビッグレース開催時のみ臨時バスが走る」という点です。平常時はSUGOまで直通するバスは実質ありません。電車の最寄り駅もなく、岩沼駅・村田町役場からSUGOへの路線バスも設定されていないのが現状です。つまり、通常訪問時は車またはバイクが必須です。
ビッグレース(スーパーGT・全日本ロードレース等)の開催日のみ、宮城交通(ミヤコーバス)が仙台駅西口8番のりばからSUGO行きの臨時路線バスを運行します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 乗り場 | 仙台駅西口バスプール 8番のりば |
| 所要時間 | 約60分 |
| 料金(大人) | 片道 約1,080〜1,160円(イベントにより異なる) |
| 予約 | 不要(当日乗車可) |
| 運行条件 | ビッグレース開催日のみ |
仙台駅から見て約60分というのは、新幹線で東京から仙台まで来た場合の「残り60分」。思ったより遠く感じる人も多いですが、バス車内でレース仲間と話せるのも観戦の醍醐味のひとつです。いいことですね。
バスのルートや時刻は毎イベントでわずかに変わります。スポーツランドSUGO公式サイトの各イベントページ内「臨時路線バス時刻表」で必ず事前に確認してください。
宮城交通(ミヤコーバス)仙台駅⇔スポーツランドSUGO 臨時路線バス情報:運賃・所要時間・のりばが確認できます。
関東以南から走ってくるライダーにとって、SUGOは日帰りがギリギリか、泊まって観戦するかの選択を迫られる距離です。東京から東北自動車道をバイクで走ると、高速区間だけで約3〜4時間。そこから村田ICや菅生PAスマートICを経由してSUGOまで向かうことになります。体力を考えると、前泊して翌朝ゆっくりサーキット入りするスタイルが理想的です。
周辺の宿泊施設で多くのライダーが利用するのは、仙台市内のビジネスホテルです。ただし、スーパーGTや全日本ロードレースの開催週末は仙台市内のホテルも早々に埋まります。2〜3か月前に予約を入れるのが基本です。
意外なほど人気なのが、SUGO周辺の農家民宿やゲストハウスです。仙台中心部から離れた分、料金が安く、ガレージ代わりにバイクを置けるスペースがある宿もあります。実際、現役ドライバーやライダーが宿泊するほど「モータースポーツに理解のある宿」が点在しているのがこのエリアの特徴です。
また、SUGOの敷地内にはキャンプ場も併設されています。キャンプツーリングを楽しみながらレース観戦するスタイルは、バイクファンの中でも密かに人気が高まっています。テントやシュラフを積んで走ってきて、夜は焚火を囲みながらレース談義、翌朝はスタンドへ—これが令和のSUGOツーリングの楽しみ方のひとつです。
キャンプ装備の積載はバイクへの負担にもなるため、積み方のコツが気になる方は「バイク キャンプツーリング 積載」で検索すると多くのノウハウ記事が見つかります。積載の基本は「重いものを低く・前方に置く」ことです。これだけ覚えておけばOKです。
スポーツランドSUGO 公式サイト:キャンプ場・施設情報も記載されています。