

Vストローム1050DEのシート高は調整できないのに、スタンダードより走りやすいと感じるライダーが続出しています。
参考)新型『Vストローム1050DE』に大誤算!? 足つきを含めて…
Vストローム1050DEの心臓部は、1037cc水冷4ストローク90°VツインDOHC4バルブエンジンです。 ボア×ストロークは100.0mm×66.0mm、圧縮比11.5:1というスペックで、最高出力106PS(78kW)/8500rpm、最大トルク100Nm/6000rpmを発揮します。 Vツイン特有の鼓動感を持ちながら、ユーロ5排ガス規制にも適合しています。globalsuzuki+2
1気筒あたり2本のスパークプラグを採用する「ツインスパークシステム」は、燃焼効率を高めるための設計です。 これにより、実用燃費はWMTCモード値で約19.3km/Lが公称値ですが、実際のツーリング走行では21〜25km/L程度を記録するケースも多く報告されています。 20Lの大容量タンクとの組み合わせで、ワンタンク航続距離は400kmを超えることも可能です。mc-web+1
つまり、長距離ツーリングでの給油回数を大幅に減らせるのが原則です。
6速トランスミッションは1〜5速を加速寄りに最適化し、6速は高速クルージング専用のギア比に設定されています。 全域でのシフトフィールも滑らかで、アップ・ダウン双方に対応したクイックシフター(スズキイージーライドシステム)を標準装備します。autoby+1
Vストローム1050DEの車体寸法は、全長2390mm、全幅960mm、全高1505mm、ホイールベース1595mmです。 車両重量は252kg(燃料満タン時)と、大型アドベンチャーバイクとして堂々たる車格を誇ります。mcnews+1
シート高は880mm固定で、スタンダードモデルの855〜875mm(調整可能)よりも高い設定です。 身長175cmのライダーでは、両足をなんとか接地できる程度で、片足接地時はかかとまでべったりつく感覚です。 身長168cmのテストライダーでは、両足がギリギリの爪先立ちになると報告されています。motor-fan+1
厳しいですね。
ただし、スリムなシートデザインにより、体感的なシート高は850〜860mm程度に感じるライダーも多いです。 身長180cmあれば安心して乗れるレベルで、購入前には必ず試乗しての足つき確認が重要です。 足つきが不安な場合は、リアサスのプリロード調整(工具不要)を活用することでシート高を若干下げることも可能です。off1+2
Vストローム1050DEが旧XTモデルと最も異なる点は、フロントホイールのサイズです。 旧XTの19インチから21インチへと大型化され、それに合わせてスイングアームも延長、最低地上高はスタンダードの165mmから190mmへと大幅に向上しています。goobike+1
フロントサスペンションはKYB製43mm倒立フォークで、ストロークは170mmとスタンダードの160mmより10mm長くなっています。 リアはKYBモノショックで169mmのストロークを確保。 フロントタイヤはダンロップ TRAILMAX MIXTOURの90/90-21(チューブタイプ)を採用し、悪路での食いつきを重視した選択です。
参考)2023 Suzuki V-Strom 1050DE Rev…
これは使えそうです。
トラクションコントロールには、未舗装路専用の「Gモード(グラベルモード)」が追加されています。 リアブレーキのABSを任意にキャンセルできる機能も搭載しており、ダート走行中に意図したリアブレーキング操作が可能です。 スタンダードモデルにはないこれらの装備が、1050DEをアドベンチャーライダーにとって魅力的な存在にしています。l-bike+1
スズキが「S.I.R.S.(スズキ インテリジェント ライド システム)」と呼ぶ電子制御パッケージは、1050DEの大きな特徴の一つです。 エンジン特性を変えるSDMS-α(A・B・Cの3モード)、トラクションコントロール(1・2・3・OFF・G)、ABS(リアキャンセル機能付き)を統合的に管理します。autoby+1
5インチカラーTFT液晶メーターは、スピードメーター・タコメーター・ギアポジション・水温・外気温・瞬間燃費・平均燃費・ボルトメーター・クルーズコントロール設定など20以上の情報を表示します。 画面は視認性が高く、グローブをしたまま操作できます。
クルーズコントロールは、高速道路での長距離ツーリングで特に効果を発揮します。 クイックシフターはアップ・ダウン両対応で、クラッチ操作なしでシフトチェンジが可能です。 ヒルホールドコントロールも搭載されており、坂道での停車・発進時の不意の後退を防いでくれます。off1+2
S.I.R.S.が条件です。このシステムを使いこなすことで、林道から高速道路まで、ライダーの技量に合わせた走りが実現できます。
スズキの公式ページでは各電子制御の詳細な説明が確認できます。
スズキ公式 Vストローム1050DE製品ページ|各装備・諸元の詳細
「DEを買えばオフも楽しめてお得」と考えるライダーは多いですが、実は重量が10kg増えます。 スタンダードが242kgなのに対し、DEは252kgと、これはスズキGSX-S750(196kg)の約1.3倍に相当する重さです。 オフロードで転倒した際の引き起こしは、経験豊富なライダーでも相当な体力を要します。suzukibike+1
以下に両モデルの主なスペック差をまとめました。
| 項目 | Vストローム1050(スタンダード) | Vストローム1050DE |
|---|---|---|
| フロントホイール | 19インチ(キャスト) | 21インチ(スポーク) |
| フロントタイヤ | 110/80R19(チューブレス) | 90/90-21(チューブタイプ) |
| 最低地上高 | 165mm | 190mm |
| シート高 | 855〜875mm(調整可) | 880mm(固定) |
| 車両重量 | 242kg | 252kg |
| ホイールベース | 1555mm | 1595mm |
| トラクションコントロール | 1・2・3・OFF | 1・2・3・OFF・G(グラベル) |
| リアABSキャンセル | 非対応 | 対応 |
| シート重量 | (標準) | スタンダード比37%軽量化 |
| メーカー希望小売価格(日本) | 1,705,000円 | 1,793,000円 |
価格差は88,000円です。 この差額で得られる装備(21インチホイール、Gモード、リアABSキャンセル、190mm地上高)は、本格的なダート走行を目指すライダーには十分な投資と言えます。
参考)製品概要
スタンダードよりフロントホイールが大径のため、DEはオンロードでのハンドリングが若干重くなる側面もあります。 日常的にオンロードメインで使う場合は、スタンダードの軽快なハンドリングの方が扱いやすいというインプレッションも多く見られます。
参考)【スズキ Vストローム1050DE 試乗記】ワイルドな乗り味…
Vストローム1050DEのスペック詳細や各年式の諸元比較は、バイクブロスのカタログページが参考になります。
バイクブロス Vストローム1050DEカタログ|年式・モデル別スペック一覧
オフロードでのVストローム1050DEの走行インプレッションはこちら。
スズキのバイク! 林道での走行インプレ|足つき・ダート走行の実際

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