BATTLAX HYPERSPORT S23 バイク性能とライフを両立する次世代スポーツタイヤ

BATTLAX HYPERSPORT S23 バイク性能とライフを両立する次世代スポーツタイヤ

BATTLAX HYPERSPORT S23 バイク

公道で使うと違反って聞いたことありませんか?

この記事のポイント
🏍️
S22を超えた全方位性能

ドライ・ウェット両方でパフォーマンス向上、トレッドエッジ部の新開発コンパウンドが強力なグリップを発揮

雨でも走りを妥協しない

ウェットパッチでも深いバンク角で安定走行、リヤタイヤの新パターン「パルスグルーブ」が排水性を向上

📊
耐摩耗性能8%向上

8,000~10,000km走行可能、高性能とロングライフの両立を実現

BATTLAX HYPERSPORT S23の基本スペックと価格


BATTLAX HYPERSPORT S23は、ブリヂストンが2024年2月に発売した次世代スポーツタイヤです。前作S22からスポーツ走行に必要な性能を全域で向上させました。


参考)https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/news/2023/20241battlax-hypersport-s23.html


フロントタイヤ120/70ZR17の参考最安価格は約22,800円、リヤタイヤ180/55ZR17は約33,900円です。 サイズはフロント120/70ZR17、リヤは160/60ZR17から200/55ZR17まで5サイズを展開しています。
参考)https://kakaku.com/item/S0000995353/


価格は標準的なツーリングタイヤよりやや高めですが、性能とライフのバランスを考えると納得できる設定です。世界耐久選手権(EWC)で得たノウハウが生かされています。


従来のスポーツタイヤは約4,000~6,000km程度で交換時期を迎えますが、S23は8,000~10,000km走行できるデータが取れています。つまり耐摩耗性能が大幅に向上しているということですね。


BATTLAX HYPERSPORT S23のコーナリング性能

S23の最大の特徴は、トレッドエッジ部に搭載された新開発コンパウンドです。


これが強力なエッジグリップを発揮します。



前作S22でわずかに重さを感じたフロントタイヤのブレーキング時のつぶれが、S23では見事に解消されました。 センター部のパターン剛性が高まり、ブレーキング時のつぶれ量が抑えられているからです。
参考)あのS22を超えるとは……! 『BATTLAX HYPERS…


リヤタイヤはグリップ力と滑り出しの分かりやすさの両方を高めています。直線走行時はツーリングタイヤのように路面をコロコロ転がる軽やかさがありますが、バンクするとハイグリップタイヤのようにコンパウンドが路面に密着してしっかりグリップする感覚です。


コーナリングの自由度が高いのが魅力ですね。



深いバンク角でも安心感があり、どこまでも寝かしても不安がありません。タイトワインディングショルダー部まで使う人は命をかけているレベルですが、S23なら峠道でも適度にグリップ力を発揮してくれます。


BATTLAX HYPERSPORT S23の雨天性能とウェット走行

S23はウェット性能でもS22を全項目で上回っています。リヤタイヤに新採用された「パルスグルーブ」というパターンデザインが、路面の水をキチンと切っています。


参考)雨でもライディングを楽しめる全天候型スポーツラジアル!『BA…


サーキット試乗では前日の雨の影響でコース上にウェットパッチが残っていましたが、深いバンク角でもスロットルを開けなければ滑ることなくクリアできました。 雨でもタイヤの温まりが良く、路面温度6~7℃で走行後に手で触るとちょっと暖かいほどです。
参考)https://2rinkan.blog.jp/minamioosawa-2rinkan/2295006


ツーリング中に雨が降ってきても、ハイグリップタイヤのように「怖いから走りたくない」というネガティブな気持ちにならないのがS23の特徴です。雨が降っても「やっぱりスポーツバイクって楽しいな」という気持ちを維持してくれます。


これは紛れもなく高性能です。



トレッドの造りからS22よりも排水性を上げており、公道でも充分に楽しめる設計になっています。雨天時の公道ワインディングでも高いグリップ力と豊かな接地感をもたらしてくれます。


ウェット性能の高さが明白ですね。



参考)https://ameblo.jp/akibamc/entry-12826673794.html


BATTLAX HYPERSPORT S23のライフと耐久性

S23はS22と比較して耐摩耗性能が8%向上しています。ブリヂストンのテスト走行では8,000~10,000km走行できるデータが取れました。


既に1,500kmほど走行し、高速道路走行も多いペースでテストしましたが、リヤのセンター部に段差ができ始める様子やフロントの偏摩耗もほとんど見られませんでした。 ハイグリップタイヤなら明らかに症状が現れる距離です。
峠道をかなり念入りに走り込んでも、トレッド面の傷み(異種コンパウンドの接合部での段付き摩耗やアブレーション)も少ないのが特徴です。タイヤ交換サイクルが長くなれば、年間のタイヤコストを抑えられます。


参考)状況を選ばずハイグリップ!!「BATTLAX HYPERSP…


標高やタイヤ温度に合わせて空気圧を調整しなくても問題なく走れるのもS23の利点です。標高700~800mの高地でスポーティな走行をしても、編集部で車両指定空気圧に合わせたままの状態で全く問題がありませんでした。


空気圧調整の手間が省けるということですね。



BATTLAX HYPERSPORT S23の公道での真価

S23を検討する人の多くは一般公道メインで使用します。ブリヂストンのスタッフも「S23はぜひ公道で試して欲しい」とリクエストしていました。


プレス向け発表試乗会は筑波サーキットで行われましたが、そこで繰り返し言われていたのが「S23は公道でこそイイんですよ」ということでした。 サーキットを実験室として、そこで得た知識と経験を公道にフィードバックしているのがS23です。
公道のペースではややオーバースピードでブレーキを残しながら不安定にコーナーに入らざるを得なくなった時でも、S23なら踏ん張りが効きオーバーランせずにカーブに入る操作ができます。フロントの改善は公道ワインディングでの「安全性」にも一役買っています。


MotoGPで培われた試験技術「アルティメットアイ」が公道でも役立っているのです。荷重がかかりにくい公道でも高いグリップ力を発揮し、豊かな接地感をもたらしてくれます。


魔法のようなワイドレンジさですね。



BATTLAX HYPERSPORT S23の構造技術とパターンデザイン

S23はフロントに「3LC」構造、リヤに「5LC」構造を採用しています。LCとはLayer Constructionの略で、タイヤの層構造を意味します。


S22ではセンター付近の剛性が高く真ん中付近は縦に繋がっていましたが、S23ではだいぶ端の方まで剛性の高い部分があり、センターは途切れ途切れになっています。 この構造変更がコーナリング時の安定性を高めているのです。
リヤタイヤの新パターン「パルスグルーブ」は排水性を向上させました。グルーブの角度が適正にチューニングされ、グリップ力と滑り出しの分かりやすさの両方を高めています。


フロントタイヤは節度が軽くならないよう工夫されており、熱による内圧上昇でわずかにフロントの節度が軽くなりかけても、滑り始めは穏やかでタイヤが跳ねたりチャタリングしたりしません。空気圧が上がってからもかなりの時間、峠道を走り続けられます。細かいチューニングが効いているということです。


ブリヂストン公式サイト - BATTLAX HYPERSPORT S23の技術詳細と製品仕様が確認できます
ブリヂストン特設ページ - S23の開発背景や試乗会レポートを詳しく紹介しています




ブリヂストン SCS02016 BT601SS YCX 100/90-12 TL