

胸部プロテクターを着けずに走ると、着用時の1.6倍の確率で死亡事故につながります。
モーターサイクリスト2026年3月号は、2026年1月30日に八重洲出版から発売されました。税込価格は1,000円です。
今号の巻頭特集タイトルは「いくつになっても、カッコよく走り続けるために バイクとカラダの超メンテナンス」。これは単なる技術情報にとどまらず、ライダー自身の「カラダのメンテナンス」にも踏み込んだ、これまでにない切り口の特集です。バイクの点検と体の管理を同時に見直す総点検号として、春のツーリングシーズンを前にして非常にタイムリーな内容となっています。
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楽天マガジンは月額572円で2,500誌以上の雑誌が読み放題になるサービスです。モーターサイクリストも対象誌に含まれているため、他のバイク雑誌と一緒にまとめて読みたい方には非常にお得な選択肢です。毎号1,000円を支払っているライダーは、月572円の読み放題に切り替えるだけで年間5,000円以上の節約になる計算になります。
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モーターサイクリスト公式サイト(八重洲出版)で最新号の詳細を確認できます。
今号の特集が生まれた背景には、バイク乗りの高齢化という現実があります。
日本自動車工業会(JAMA)が2024年に発表した「2023年度二輪車市場動向調査」によれば、バイク購入者の平均年齢は55.5歳に達しています。50代が32%、60代が28%を占め、40代以下はわずか26%に過ぎません。かつて「バイク=若者の乗り物」だったイメージはすでに過去のもので、現在のメインユーザーは40〜60代の中高年ライダーなのです。
これが今号のテーマです。
体の変化を無視したまま「若い頃と同じ感覚」でバイクに乗り続けることのリスクを、プロの視点から正面から取り上げています。特集の内容は大きく5つの柱に分かれています。
「そこまで気にしなくていい」と思っているライダーも多いかもしれません。しかし今号の特集が指摘するのは、「気付いていない劣化」こそが危険だという点です。自分ではうまく乗れていると感じていても、実際には体力・視力・反応速度が落ちていることは珍しくありません。
モーサイWeb(モーターサイクリスト公式サイト)で今号特集の詳細情報を確認できます。
「バイク筋」という言葉、聞いたことはありますか?
バイク筋とは、ライディングに特化して使われる体幹・太もも内側(内転筋)・腰回りの筋肉群の総称です。バイクを安定させるためのニーグリップ、長時間ライディングでも姿勢を保つ背筋・腹筋、そして急なアクシデントへの反応に必要な瞬発力――これらはすべて、意識的に鍛えなければ30代後半から少しずつ落ちていきます。
問題はここからです。
筋肉量は40代以降、年間約1〜2%のペースで自然に減少するとされています(サルコペニアと呼ばれる加齢性筋肉減少症)。10年放置すれば10〜20%の筋肉が失われる計算になります。バイクを降りている冬の間に体を動かさずにいると、春に乗り始めたとき「なんかぎこちない」と感じるのはこのためです。
つまり、冬に走らないライダーは要注意です。
今号が紹介しているトレーニングは、ジムに通う必要はなく、自宅でできるものが中心です。特に注目されているのは次のような動きです。
これらは1日10〜15分程度で実践できる内容です。週3回続けるだけで、半年後の春のツーリングで明確な差が出るとプロトレーナーは指摘しています。バイクのメンテナンスには時間をかけるのに、自分のカラダのメンテナンスを後回しにしているライダーは少なくありません。愛車と同じように、カラダも定期的なケアが必要です。
ヤマハ発動機の公式サイトでは「Rev エクササイズ」としてライダー向けのストレッチ動画を無料公開しており、今号の内容と組み合わせて活用できます。
ヤマハ発動機公式:ライダー向けのバイク筋を維持するためのエクササイズ動画(無料)が確認できます。
老眼が始まっても「裸眼で乗れてるから大丈夫」という判断は危険です。
一般的に老眼の自覚症状が出始めるのは40代前半とされています。しかしバイクのダッシュボードやナビの文字が見えにくくなってきたとき、多くのライダーが「まあ、なんとなく見えてるし」と放置してしまいます。これが実は重大なリスクを生んでいます。
視距離が問題です。
通常の運転用メガネや普段使いの遠近両用メガネは、主に「遠く(数十m先)」と「手元(40cm程度)」の2点を重視した設計になっています。ところがライダーが乗車中に必要な視距離は、ダッシュボードまでの約50〜60cm(カーナビ・スピードメーターの確認)、前方車両との距離感(5〜30m)、路面状況の把握(1〜10m)など、非常に多様です。遠近両用メガネだとレンズの「ゆがみゾーン」が視野の邪魔をする場合があり、かえって危険になることがあります。
これは意外ですね。
今号が特集しているライダー専用メガネは、ヘルメットを被ったときの頭の傾き角度(前傾姿勢)を計算した設計になっています。通常のメガネは直立状態での見え方を基準に作られますが、ライダー専用品はバイク乗車時の姿勢に最適化されています。また、走行中の強風による目への刺激を軽減するフレーム設計や、紫外線を99%以上カットするレンズコーティングなど、バイク専用ならではの機能が備わっています。
紫外線対策は健康面でも重要です。日常的に長時間屋外でバイクに乗るライダーは、紫外線への暴露量が一般の人より大幅に多く、白内障などの眼病リスクが高まるとされています。ここに対応した専門店や製品の情報が今号の特集には詳しく掲載されています。
Bikejinのコラム「バイクを楽しく乗り続けるためにライダーは目が命!」では、視力とライディング安全の関係が詳しく解説されています。
長年バイクに乗っているライダーほど、「我流」が染みついていることが多いです。
「乗れてる」という感覚は必ずしも「正しく乗れている」ことを意味しません。10年・20年のキャリアがあっても、誤ったフォームが習慣化しているケースは珍しくないのです。今号の「ライテク復習講座」は、まさにそこにフォーカスしています。
具体的に指摘されているのは次のような「あるある」です。
これらのクセは、体力があるうちは「力でカバー」できてしまいます。しかし体力が落ちた40代以降になってから急に問題が表面化するのです。「なぜか最近カーブが怖い」「昔は平気だった距離で疲れる」と感じるライダーは、体の衰えだけでなく、長年の「我流」が引き金になっているかもしれません。
今が見直す絶好のタイミングです。
今号ではプロのインストラクターが、初心者向けではなく「経験者の誤りを正す」視点でライテクを解説しているのが特徴です。正しいフォームに戻すことで疲労が大幅に軽減され、安全マージンも広がります。実際に受講したライダーからは「腕の疲れが嘘のようになくなった」という声も報告されています。
教習所で取得した免許を思い出す、くらいの気持ちで読んでみることをおすすめします。
JAFの公式サイト「リターンライダーが注意するべきポイント」では、年齢とライディング技術の関係が分かりやすくまとめられています。
「ちょっとそこまで走るだけ」という油断が、ライダーの命を危険にさらしています。
国土交通省のデータによれば、バイク乗車中に死亡した事故の致命傷となった部位は、頭部が40.8%、胸部が28.6%、腹部が21.4%を占めます。頭部と胸腹部を合わせると死亡事故の約90%に関わるとも言えます。ヘルメットは着用が義務化されているため着用率は高いですが、問題は胸部プロテクターです。
数字が現実を示しています。
交通事故総合分析センター(ITARDA)が2017〜2022年の人身事故から算出したデータでは、胸部プロテクターの着用率はわずか平均4.2%。さらに国土交通省の調査では、胸部プロテクターを着用していないライダーの致死率は着用者の1.6倍に達すると報告されています。
4.2%という数字は衝撃です。
つまり、96%近くのライダーが「着けていない」という現実があります。今号の用品特集「ライダー&バイクの守備力UP術」は、プロテクターの重要性をデータとともに改めて訴えると同時に、「着けたくない・着け忘れる」という心理的障壁を下げるための最新プロテクター製品を紹介しています。
近年はジャケットの裏地に薄いプロテクターが内蔵されているモデルも増え、見た目や着け心地のストレスが大幅に軽減されています。CE規格(欧州安全規格)レベル1・レベル2という基準が設けられており、今号ではその違いと選び方も丁寧に解説されています。プロテクターを選ぶ基準は「CE規格レベル2を選ぶ」と覚えておけばOKです。
また今号ではバイク本体の守備力UP術として、タイヤ交換のベストタイミングや、ブレーキパッドの残量確認方法なども取り上げています。整備不良による事故の多くはタイヤとブレーキが原因です。愛車の守備力を保つうえで、定期点検は必須です。
警視庁公式:二輪車利用者に対するヘルメット及び胸部プロテクターの着用状況調査データが公開されています。
今号にはバイクとカラダの特集のほかに、注目のニューモデル試乗レポートも充実しています。
今回取り上げられているのは3モデルです。それぞれ性格が大きく異なるため、どれか1台が刺さるライダーも多いはずです。
YAMAHA WR125R は、ヤマハが復活させた125ccのオフロードモデルです。公道走行可能なエンデューロスタイルで、軽量かつ扱いやすいエンジン特性が特徴。通勤にも週末のダートにも使えるオールラウンダーとして注目されています。コンパクトな車格はベテランライダーのセカンドバイクとしても選ばれやすいモデルです。
TRIUMPH モダンクラシックシリーズ は、英国が誇るトライアンフのクラシックラインです。ボンネビルをベースにしたシリーズで、レトロなスタイリングと現代的な性能を両立しています。今号では複数モデルを横断した形でインプレが行われており、ネオクラシック系に興味があるライダーには参考になる情報が多く掲載されています。
HONDA CL250 Eクラッチ は、ホンダが独自開発した「Eクラッチ(電子制御クラッチ)」を搭載したモデルです。Eクラッチは、通常の MT操作に電子制御を組み合わせ、停車時や発進時のクラッチ操作を自動でアシストする技術です。手の握力や反応速度が落ちてきた中高年ライダーにとって、疲労軽減と安全向上の両面で注目度が高い技術です。MTの楽しさはそのまま、という点も評価されています。
これは使えそうです。
特に CL250 Eクラッチは、長いキャリアを持つライダーが「いつまでも乗り続けるための選択肢」として真剣に検討できる一台です。今号の試乗インプレでは、実際の公道での挙動や操作感についてのリアルな評価が掲載されています。
Fujisanのモーターサイクリスト最新号ページでは、目次の全詳細と定期購読の申し込みが可能です。