

GoProをバイクに付けると、カメラが保証対象外になる場合があります。
バイクにオンボードカメラを取り付けて走行動画を撮るとき、一番最初にぶつかるのが「どの機種を選べばいいかわからない」という壁です。スペック表を眺めても数字が多すぎて判断できない、という声はよく聞きます。ここでは、バイク用途に限定して本当に見るべき項目を4つ整理します。
まず確認すべきは、解像度とフレームレートです。現在の主流は4Kで、フルHD(1920×1080)の4倍の情報量を持ちます。4Kであれば後から一部をトリミングしてもまだフルHD相当の画質が出るため、編集の自由度が大きく上がります。フレームレートは「fps(1秒あたりのコマ数)」で表されます。60fps以上あれば、高速走行中の風景もブレなく記録でき、120fps以上ならスロー再生も可能です。基本は4K/60fpsを目安にするとよいでしょう。
次に重要なのが手ぶれ補正の方式です。手ぶれ補正には「光学式(OIS)」と「電子式(EIS)」の2種類があります。光学式は物理的にレンズを動かして補正するため高性能ですが、バイクの継続的な振動が原因で補正機構が破損するリスクがあります。Appleは公式サポートページで「iPhoneをバイクに取り付けることは推奨しない」と明記しており、実際にiPhoneのカメラ修理案件の中にはバイク取り付けによる光学式手ぶれ補正の破損が含まれています。アクションカメラを選ぶ場合は、電子式またはソフトウェア補正を採用しているモデルが安心です。つまり、方式の確認が条件です。
防水・防塵性能も外せません。バイクは雨天でも走ることが多く、通常の降雨よりはるかに強い水圧を受けます。防水規格は「IPX〇」で示され、数値が高いほど強力です。バイク用途なら少なくともIPX7(水深1mで30分)以上を目安にしましょう。
最後が風切り音対策です。バイクで走行中は常に強い風を受けるため、マイクが風にさらされると音声がほぼ使い物になりません。ウインドガード(風防)が付属しているか、または外部マイク端子で別途マイクを接続できるモデルが望ましいです。音声にこだわるなら、カメラ選びと同時にマイク環境まで考えておくと失敗しません。
参考:バイクの振動によるiPhoneカメラ破損のリスクについて、Apple公式の見解が確認できます。
Appleサポート:iPhoneのカメラとバイクへの取り付けについて
カメラの取り付け位置によって、撮れる映像の雰囲気がまったく異なります。これを知らないまま購入すると「思っていたのと違う」という結果になりがちです。主に3つの取り付けパターンがあります。
①ヘルメットマウントは、最もよく使われる方法です。頭頂部・サイド・チンガード(顎部分)の3か所に取り付けられ、それぞれ映像の雰囲気が変わります。頭頂部は見晴らしのよい俯瞰気味の映像になり、チンガードはF1のオンボードカメラに近い視点で臨場感が高いです。ライダー目線で自分が見ているものが撮れるため、ツーリングの「体験」を伝えるのに向いています。ただし、ミラー確認などで頭を振るたびに映像も揺れるので、街中では落ち着きのない動画になりやすい点は頭に置いておきましょう。
②ハンドル・ミラーマウントは、バイクのハンドルバーやミラーステーにクランプで固定する方法です。常に進行方向を向いた安定した映像が撮れます。ヘルメットマウントと違い視線移動で画が揺れないため、走行ルートをしっかり記録したいときや、ドライブレコーダー代わりに使う場合に適しています。バイクが傾くと映像も傾く点が特徴で、それをバイクらしさと感じるかどうかは好みによります。これは使えそうです。
③バックバーは、腰から上方向に棒を伸ばしてカメラを背負わせるように固定する方法です。真後ろ上空からライダーを追いかけるような映像が撮れ、ドローン撮影のような非日常感が出ます。「どうやって撮ったの?」と驚かれる映像を作りたい場合に効果的です。Insta360の360度カメラを使うとステッチ(継ぎ目処理)でスティックが消えるため、まるで空中に浮いているような絵になります。
取り付け位置の選択は、「何を伝えたい映像か」から逆算するのが基本です。複数のマウントを試しながら自分のスタイルを探す楽しさも、バイク動画の醍醐味の一つといえます。
バイクの振動問題は、オンボードカメラを使ううえで最も見落とされがちなリスクの一つです。特にiPhoneや光学式手ぶれ補正搭載スマートフォンは、バイクのエンジン振動によってカメラモジュールの手ぶれ補正機構が破損するケースが報告されています。修理費用はiPhone 12シリーズで5万円前後になることもあり、知らないまま使い続けると痛い出費になります。
この問題の原因は、エンジンが発生させる特定の周波数帯の振動にあります。光学式手ぶれ補正は、人間の手の細かいブレを補正するために精密な可動部品を内蔵していますが、バイクの継続的な振動はその可動部に過負荷をかけます。アクションカメラの多くは電子式またはソフトウェア式の手ぶれ補正を採用しているため比較的安全ですが、それでも長時間の連続振動による内部部品への影響はゼロではありません。バイク対応を明記しているモデルか、メーカーへの確認が原則です。
振動対策の具体策として有効なのが、防振ダンパー(振動吸収マウント)の使用です。シリコン素材のダンパーをカメラとマウントの間に挟むことで、バイクからの振動を大幅に減衰できます。2,000〜3,000円程度で購入でき、カメラ保護とともに映像のブレ改善にもつながります。GoProやInsta360対応の製品が多数あるため、カメラ購入と同時に一緒にそろえておきましょう。
また、バッテリーの持ち時間にも注意が必要です。バイク走行中はカメラが常時録画状態になることが多く、一般的なアクションカメラのバッテリーは4K録画で60〜90分程度しか持ちません。日帰りツーリングでも半日以上走るなら、予備バッテリーを2〜3個用意するか、バイクのUSB電源から給電できる機種を選ぶことを強くおすすめします。
SDカードの選び方を間違えると、せっかく撮影した動画が記録されていない、または途中でブツ切れる、という事態が起きます。容量だけ見て安いカードを買ってしまうのが典型的な失敗例です。
バイクのオンボードカメラに使うSDカードで最も重要なのは、書き込み速度です。4K動画は1分あたり約500MB〜1GBものデータを生成します。この大量のデータをリアルタイムで書き込めない低速なSDカードを使うと、録画が途中で止まったりコマ落ちが発生したりします。目安として「V30(ビデオスピードクラス30)」以上、つまり最低書き込み速度30MB/s以上のカードを選ぶことが条件です。
容量については、4K/60fps録画で128GBが約3〜4時間分に相当します。日帰りツーリングなら128GBで足りることが多いですが、360度カメラ(8K録画)を使う場合は1日でいっぱいになることもあります。その場合は256GBまたは512GBを用意するか、撮影中にデータを定期的に移す運用を組み合わせましょう。
カードブランドの信頼性も重要で、SanDisk(サンディスク)やSamsung(サムスン)のエンデュランス(耐久)シリーズは連続記録を前提とした設計になっており、アクションカメラやドライブレコーダー用途向きです。Insta360やGoProの公式サイトでも推奨カードが案内されているため、購入前に一度確認しておくだけで無駄なトラブルを防げます。
| 解像度 | 1時間あたりの容量目安 | おすすめ容量 |
|---|---|---|
| フルHD(1080p) | 約6〜10GB | 64GB〜 |
| 4K/30fps | 約25〜30GB | 128GB〜 |
| 4K/60fps | 約40〜50GB | 256GB〜 |
| 360度(8K) | 約80〜100GB | 512GB〜 |
走行動画をそのままSNSやYouTubeに投稿すれば問題ないと思っているライダーは少なくありません。しかし、法律面での注意を怠ると、投稿した動画が原因で思わぬトラブルに発展するケースもあります。
まず確認しておきたいのがプライバシーと肖像権の問題です。走行中の映像には、他の車のナンバープレート、歩行者の顔、店舗の看板などが映り込みます。ドライブレコーダーの録画自体は「一般的に盗撮やプライバシー侵害にはあたらない」とされていますが、その映像をSNSに公開して特定の個人が識別できる状態で晒した場合は、肖像権侵害や名誉毀損に該当する可能性があります。投稿前に映像の内容を確認し、顔やナンバープレートにはぼかし処理を入れるのが基本マナーです。
次に速度超過などの違反行為が映り込む問題があります。走行動画に明らかな速度超過や危険運転が映っていると、それ自体が証拠になりえます。投稿した動画が拡散し、当局への通報につながった事例も国内外で報告されています。「かっこいい走り」を見せたい気持ちはわかりますが、自分の走りを客観的に見直すきっかけとしても、オンボードカメラの録画映像は活用できます。
ドラレコ機能との兼用については、事故時の証拠保全という観点から非常に有効です。多くのアクションカメラはループ録画に対応しており、SDカードの空きがなくなると古い映像から自動的に上書きされます。このドラレコ的な使い方をする場合は、事故の際に映像が消える前に速やかにSDカードを取り出して保全することが大切です。日々の走行で「直前○分だけが常に残っている」という安心感は、いざというときに非常に心強いです。これも知っておくと得する情報です。
参考:バイク用ドライブレコーダーの映像をSNS投稿する際の法的な注意点をわかりやすく解説しています。
多くのライダーが普通のアクションカメラしか選択肢に挙げない中、360度カメラをオンボードとして使う方法は、映像表現の幅を一気に広げる選択肢です。360度カメラは前後左右すべてを同時に記録するため、撮影後に「後から好きなアングルに切り替え」ができます。
具体的なメリットは、撮影時に画角を気にしなくていいという点です。通常のアクションカメラでは、カメラの向きや角度をあらかじめ決めてから走り出さなければなりません。しかし360度カメラならバイクに取り付けてスタートすれば、前方も後方も左右の景色もすべて録画済みです。後からスマホアプリで視点を動かして、最も印象的なアングルを選んで書き出せます。意外ですね。
Insta360 X5(実売価格8万4,800円)やX4は8K解像度で360度撮影が可能で、360度全周録画でも一部を切り取った映像が4K相当の画質になるよう設計されています。バイクのヘルメット頂点に取り付ければ、走行中の空や山の稜線、後方から迫る景色まで一気に収録できます。
また、インビジブル自撮り棒(映像処理でスティックを消す機能)を使うと、バイク後方の高い位置から追いかけているように見える「空撮風」映像が撮れます。ドローンを持ち込めない場所でも唯一無二の映像が作れる点は、コンテンツとして差別化したいライダーにとって大きな武器になります。
ただし、8K録画はデータ量が膨大で、1時間録画すると80GB以上になることもあります。SDカードの選定と編集用PCのスペックも合わせて確認しておきましょう。512GB以上のmicroSDカードに加え、動画編集ソフトも4K/8K対応のものが必要になります。余裕を持った準備が基本です。
参考:360度カメラをバイクに使うメリットと、Insta360シリーズのマウント方法が詳しく紹介されています。
Insta360公式ブログ:バイク乗りに最適なカメラとマウント方法

双向通話wifi機能 小型カメラ 隠しカメラ【150°広角 4k画質 9時間連続録画 暗視 動体検知 自動警報 】 20日待機 256カード対応 遠隔操作 スパイカメラ 小型監視カメラ 小型防犯カメラ 2000mAhバッテリー iPhone/Android対応 上書き録画 盗撮 証拠撮影 屋内/玄関/屋外 操作簡単 日本語取扱付き ブラック