

空気圧を下げすぎるとスリップダウンのリスクが大きくなります。
DIABLO SUPERCORSA V3 SC2は、FIM世界スーパーバイク選手権(WSBK)で開発された最新のレーシングコンパウンドを採用した溝付きレーシングタイヤです。最新WSBK由来の形状と構造により、ボディー剛性向上と俊敏性を獲得しています。
このタイヤの最大の特徴は、スリックショルダーエリアを採用している点です。深いバンク角でのグリップ性能が向上し、サーキット走行での限界性能を高めています。
最新アングルジオメトリを用いた新「フラッシュ」パターンを採用し、グリップ性能、耐摩耗性、横Gの安定化を実現しました。新たなコンパウンドを採用し、全体のバランスを整えた最高峰のタイヤという位置づけです。
価格は120/70 ZR 17サイズが30,100円、180/55 ZR 17が44,500円、190/55 ZR 17が46,000円となっています。
つまりハイパフォーマンスタイヤです。
SC2コンパウンドは、ブレーキング時の強性感を重視する設計になっています。コーナーの突入勝負でタイヤが負けてしまうことを防止する特性を持ち、ブレーキング時とターンイン時に安定性を感じる設計です。
このコンパウンドは低温時用として設計されており、路面温度が8℃~55℃までの幅広い範囲で使用可能です。低温時はアスファルトが硬く荒れた路面になりやすいため、コンパウンドを物理的に硬質化することでグリップしながら耐久性を確保しています。
SC2は非常に高い耐久性と強度を持つコンパウンドで、スプリントにもエンデュランス・レースにも使用可能です。最適な路面温度は22℃以上となっており、50℃までは素晴らしい性能を発揮します。
SC1と比較すると、SC2はライフが約2倍程度長く、安定的に長期練習をこなせる特性があります。
グリップはSC1に迫るタイムで走れます。
参考)https://ameblo.jp/activate-10r/entry-12471019581.html
タイヤウォーマーを使用する場合、70℃から80℃で40分以上加熱し、HOTの状態でフロント2.4~2.5キロ、リア2.1~2.2キロが推奨されています。COLDになった状態ではフロント2.1~2.3キロ、リア1.7~1.9キロです。
ウォーマーなしで自走でサーキット走行をする場合、COLDでフロント2.1、リア1.9が推奨値です。速いライダーはCOLDでフロント2.3、リア1.7を好む傾向があります。
空気圧を下げすぎてしまうと、走り始めと周回を重ねた状況でのグリップフィーリングの差が大きくなり、スリップダウンのリスクが大きくなってしまいます。この情報を得た読者がリスクを回避しやすくするには、デジタル空気圧計を使用して正確な測定を行うことが重要です。
温間で多くのライダーがフロント2.1bar、リア2.0barくらいで使用している事例が報告されています。標準空気圧から0.1barずつ慎重に試していくことが推奨されます。
参考)ピレリ スーパーコルサSP V3 サーキットでの空気圧
SC2とSC1では、そもそもフロントとリアで選択基準が異なります。他社のソフト、ミディアム、ハードの考え方とは全く異なるアプローチです。
フロントタイヤでは、SC1はコーナリング時のトラクションを重視する設計で、コーナリング時に安心してスロットルを開ける準備ができています。SC2はブレーキング時の強性感を重視する設計です。
リアタイヤでは、SC1は柔らかくグリップが強いですが冷感時は向きません。SC2は中間的な特性で冷感時も使用可能です。
SC3が最もロングライフとなります。
参考)ピレリのディアブロSCシリーズにあるSC1,SC2,SC3の…
SC1のリア・コンパウンドは驚異的なグリップを提供し、路面温度が20℃~45℃のスプリント・レースに最適です。SC2コンパウンドはSC1と比較して幅広い路面温度に適応します。
タイヤ交換を検討中のアマチュア・レーサー、長丁場のスプリント・レース、エンデュランス・レースにとってはSC2が良い選択となります。
SC1とSC2は、タイヤウォーマーの使用を前提に設計されています。最もソフトなコンパウンドであるSC1とSC2は、優れたパフォーマンスを発揮しますが、効果的に使うためにはタイヤウォーマーが必要です。
参考)公道走行もできるレーサータイヤ「ディアブロ スーパーコルサ …
夏場以外はウォーマーが必須で、ウォーマーがない場合は走行の8割は熱入れだと割り切る必要があります。タイヤウォーマーを使用すると、走行開始直後から最大性能を引き出せます。
参考)error
冬季や寒冷時のレース、荒れたアスファルトでの使用にはSC2が最適です。
耐久性能が高いためです。
ウォーマーなしで使用する場合、走行始めにしっかりタイヤを温める必要があり、慎重な操作が求められます。この場面では、最初の数周は控えめなペースで走行し、タイヤ表面温度を徐々に上げていくことが安全策です。
DIABLO SUPERCORSA V3 SC2は公道走行可能な溝付きレーシングタイヤですが、雨天時には極端にグリップが低下します。雨が降り始めから滑り出し、ハーフウェットも完全ウェットも性能が大幅に低下します。
参考)【スーパーコルサSP V3インプレ】ZX-25Rでジムカーナ…
ウェット路面では、温度依存性が高くツーリングタイヤのように低温でも柔軟性を維持できないため、公道向けとはいえ苦手な部分があります。気温が下がったり雨が降ったりする異常状況では注意が必要です。
公道での使用を検討している場合、天候や路面状況を慎重に見極める必要があります。ツーリングタイヤは温度が低くてもタイヤが柔らかい状態を維持できるコンパウンドで、荷重がかからなくてもグリップしますが、SC2はそうではありません。
ウェット路面での走行リスクを回避するには、雨天時は走行を控えるか、オールウェザータイヤに履き替える選択を検討することが賢明です。どういうことでしょうか?
サーキット専用製品であるDIABLO SUPERCORSA SC V4は、サイズに応じてサーキット用の空気圧で使用できるように設計されています。
レーストラック専用製品です。
V3はV2から12年ぶりのモデルチェンジとなり、全面的に刷新されました。コンパウンド自体の組成を変化させることで、全く新しいグリップ向上の結果に至っています。
フロント・リア共に剛性感が確実に上がっており、前後共にもっとしっかりしたイメージになりました。ブレーキングで潰せないというレベルではなく、ブレーキングでフロントから行く気がしないという評価を得ています。
リアタイヤに関しては、V2のグリップより遥かにグリップし、ライフに関してもV2より格段に向上しています。42LAP走行後も見た目には摩耗しているが、まだまだグリップしているという報告があります。
フロントタイヤには若干のサイズ変更があり、幅で2mm程太くなっています。外径も走った感じでフロントが高く感じるという評価です。
確実に正常進化のV3で、気難しくならずに誰でも使える使いやすさのまま進化しています。
つまり扱いやすさが維持されています。
実際のサーキット走行では、B枠での42LAP走行で0秒台の周回、クリアが取れれば59秒中盤で走行できた事例があります。
グリップの持続性が伸びている証拠です。
路面温度25℃前後、外気温25℃前後の条件下でSC1が使用された記録もあり、部分ウェット状態でも走行可能です。
ただし完全ウェットは避けるべきです。
参考)梨本塾 リザルト&レポート : 2022年度 第4回 梨本塾…
適正な温度範囲内で使用すれば、SC2は高い安定性を発揮します。最適な路面温度は22℃以上で、50℃までは素晴らしい性能を発揮します。
タイヤ性能を最大限に引き出すには、路面温度と外気温の両方をモニタリングし、SC2の適正範囲内であることを確認することが重要です。この確認のために、サーキットの路面温度情報を事前にチェックするか、赤外線温度計を携帯することが役立ちます。
ノーセットで使えるタイヤという評価もあり、セットアップを詰めていけば今まで以上にその先まで行ける感じです。
使いやすさが魅力です。
スピードスター公式サイト
DIABLO SUPERCORSA V3 SC2の詳細スペックと推奨空気圧の具体的な数値が記載されています。
ピレリ公式製品ページ
最新のレーシングパフォーマンスとコンパウンドの技術的な背景について詳しく解説されています。

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