

高速道路で8割使っても15,000km超えたら急にコーナーで違和感が出ます。
ミシュランのパイロットロード4は、スポーツツーリング用途に特化したバイク用タイヤです。新開発のシリカを配合したコンパウンドにより、-5度から45度という幅広い路面温度域で高いグリップ力を発揮します。
参考)ロゴ
つまり全天候対応ということですね。
このタイヤの最大の特徴は、独自のトレッドパターンにあります。中間バンク付近はウェット性重視で溝が多めに設計され、エッジ部はグリップ重視でスリックライクという構造です。サイプ(細い切れ込み)と貯水ホールを一体化したXST+テクノロジーを採用しており、ウェット路面での排水性能が極めて高くなっています。
実際のテストでは、ウェット路面でのフルブレーキングにおいて「ドライ路面と変わらない接地感で止まれる」という評価を得ています。カーカスには高弾性低収縮ポリエステル(HMLS)を採用し、レーヨンの剛性とナイロンの耐久性を兼ね備えた構造となっています。
ハンドリングは軽快で接地感がしっかりあるのが特徴です。タイヤ自体の重量も軽く、独特のトレッドパターンが接地感の良さや温まりの早さに貢献しています。高速域での直進安定性も十分で、どんな速度域でも安定感としなやかさが変化せず、ギャップ吸収性に優れた上質な乗り心地を実現しています。
ツーリング中の急な雨でも安心して走れます。
パイロットロード4には、標準モデル・GT・TRAILという3つのスペックが用意されています。それぞれ異なる用途や車種に最適化された設計となっており、適切な選択が重要です。
参考)BMWバイクのツーリングに最適なタイヤ ミシュラン パイロッ…
標準モデルは、中型から大型スポーツツーリングバイク全般に対応する汎用性の高い仕様です。接地感と軽快なハンドリングのバランスが良く、幅広い車種に対応します。
ROAD4 GTは、重量車向けに特別にチューニングされたモデルです。2AT(デュアル・アングル・テクノロジー)という特殊構造を採用し、通常のラジアルカーカスにバイアス構造の良さを加味しています。パイロットロード3から15%も剛性アップしながら上質な乗り心地を実現しており、重量車でのタンデムツーリングに最適です。
GTが適合するのは重量車だけです。
BMW R1200RTやK1300GT、K1600シリーズなどの大型ツアラーに推奨されています。FZ-8のような中型バイクにGTを装着すると、サイドウォールが硬すぎて乗り心地を損なう可能性があります。
参考)Reddit - The heart of the inte…
ROAD4 TRAILは、ビッグオフローダー向けに開発されたモデルです。オンロード走行が多いアドベンチャーバイクに適しており、標準モデルとは異なる耐久性と走破性を持ちます。
各スペックで構造が最適化されているため、車種の重量や用途に合わせた選択が必要です。間違った選択をすると本来の性能を発揮できず、むしろマイナスになることもあります。
参考)https://blog.reira-sports.com/?p=6550
パイロットロード4のウェット性能は、このタイヤの最大の強みと言えます。フロントセンターには、サイプと貯水ホールを一体化したXST+という独自技術が採用されています。
サイプのエッジは面取り加工されており、摩耗が進んでもハンドリング特性が変化しづらい設計です。これにより、タイヤライフ全体を通じて安定したウェット性能を維持できます。
実走テストでは驚異的な結果が出ています。
ウェット路面での指定速度からのフルブレーキングテストにおいて、「ドライ路面と変わらずに普通に止まれる」という評価を得ました。
テストライダーからは「接地感も変わらない。
雨には強い」というコメントが寄せられています。
中間バンクで使用する部分は排水性の高い設計となっており、ツーリング中の雨でも安心して走れる性能を持っています。前作のパイロットロード3よりもグルーブ(溝)の配置を最適化し、サイプを除けば溝は短くなっていますが、その分接地面積が広くなっています。
スクーター用のパイロットロード4では、白線などの滑りやすい路面状況でも優れたグリップ力を発揮することが確認されています。これは二輪タイヤにとって重要な安全性能です。
ツーリング先での突然の雨に遭遇した場合、タイヤのウェット性能が生死を分けることもあります。ROAD4なら通常走行からの急ブレーキでも安定した制動力を得られるため、危険回避の選択肢が広がります。雨天走行が多いライダーや、天候の変わりやすい山岳ルートを走る場合は、このウェット性能の高さが大きなメリットになるでしょう。
パイロットロード4の寿命は、使用条件によって大きく変動します。公称値では、パイロットロード3と比較して耐摩耗性が20%以上向上しています。
参考)ミシュラン パイロットロード4:17,000Km走行後: 徒…
実走行データでは、17,000kmを走行した例が報告されています。このケースでは走行の約8割が高速道路使用で、フロントタイヤは中心のスリップサインが出そうな状態まで摩耗しました。リアタイヤはまだスリップサインが出る雰囲気はなかったものの、手で触ると中心部が平らになっていることがはっきりわかる状態でした。
15,000kmまでは特に違和感なく走行できます。しかし15,000kmを超えた辺りからコーナーを曲がる時に違和感が出始め、17,000kmを超えると普通に走っている時でも安定感に欠けるようになります。
つまり限界は15,000km前後です。
特徴的なのは段べりの発生です。パイロットロード4の横溝は独特の形状をしており、高速道路中心の使用では段べりが生じやすい傾向があります。タイヤ端の溝は100%残っている一方で、中心部だけが極端に摩耗するという偏摩耗が起こりやすいのです。
別のユーザーからは13,000kmで履き潰したという報告もあります。使用環境や走行スタイルによって寿命に幅があることがわかります。
参考)https://ameblo.jp/xylitol-plus/entry-12000390808.html
摩耗限界に近づくと性能が急激に低下するため、スリップサインが出る前でも15,000km前後で交換を検討すべきです。特にコーナリング時の違和感や直進安定性の低下を感じたら、見た目に溝が残っていても交換のサインと考えましょう。タイヤ交換の費用は前後で3万円~5万円程度ですが、性能が落ちたタイヤでの走行は事故リスクを高めます。
パイロットロード4は幅広い車種に対応しますが、バイクの特性によって相性の良し悪しがあります。特にスーパースポーツ系との組み合わせでは注意が必要です。
YZF-R1にロードスマート4(ダンロップのツーリングタイヤ)を装着したケースでは、「相性が最悪」という評価が出ています。R1の乗り味を全て殺してしまい、見た目も合わないという結果でした。これはR1が最初に装着していたRS11(ブリヂストンの公道用スポーツタイヤ)がランクの高いタイヤだったため、ツーリングタイヤへの変更で余計に乗りづらくなったと考えられます。
参考)https://note.com/ryrider20220509/n/n1f8ae7ddf3b5
相性が悪いだけで、タイヤが悪いわけではありません。
一方、XJR1300やSV400のような車種には、パイロットロード4は推奨されています。低温から高温域まで安定したグリップ力を示し、十分すぎるウェット性能と毎日乗るには妥協できないコンフォート性を持つため、優れたビジネスタイヤとも言えます。
参考)https://blog.reira-sports.com/?p=19073
TRX850では、パワー3からROAD4に変更した結果、意外にも接地感はROAD4のほうが高く、ハンドリングはマイルドになったという報告があります。
目指す方向性にピッタリだったとのことです。
参考)https://blog.reira-sports.com/?p=19390
BMW R1200RTやK1300GT、K1600シリーズなどの大型ツアラーには、ROAD4 GTが最適です。重量車でのタンデムに耐える高剛性と優れた乗り心地を両立しています。
選び方の基本は、自分のバイクの用途と特性を理解することです。峠やサーキットでのスポーツ走行が中心なら、ツーリングタイヤよりもスポーツタイヤを選ぶべきです。通勤や長距離ツーリングが主な用途で、雨天走行も多いなら、ROAD4の全天候性能が大きなメリットになります。タイヤ専門店やバイクショップで、自分のバイクと使用目的を伝えて相談すれば、最適なタイヤを提案してもらえるでしょう。
ミシュラン公式サイト - PILOT ROAD 4の詳細スペックと適合車種一覧
バイクブロス - プロライダーによる詳細なインプレッションレポート

MICHELIN(ミシュラン)バイクタイヤ PILOT ROAD4 リア 190/55ZR17 M/C (75W) チューブレスタイプ(TL) 038350 二輪 オートバイ用