

高速道路の長距離ツーリングで疲れにくいのは重量が軽いバイクだと思っていませんか?実はVストローム1000は247kgと重量級ですが、ツーリング疲労は軽量スポーツバイクより少ないんです。
スズキVストローム1000 DL1000は、1037ccのV型2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーツーリングバイクです。最高出力101馬力、最大トルク10.2kgf・mを発生し、低回転域から力強いトルクを発揮します。
このエンジン特性が生み出すのは、街乗りから高速道路まで幅広いシーンで扱いやすい走行性能です。特に高速道路での安定性は秀逸で、時速100kmでのクルージングでも余裕があります。エンジン回転数は約4,000rpm程度に収まり、振動も少なく快適です。
つまり長距離ツーリング向きということですね。
燃費性能も優れており、実燃費は約18~22km/Lを記録します。タンク容量20Lと合わせると、無給油で約360~440km(東京-名古屋間相当)の走行が可能です。ツーリング時の給油回数が減るため、より自由なルート選択ができます。
トラクションコントロールシステムは3段階の調整が可能で、雨天走行時や未舗装路での安心感を高めます。電子制御が介入するタイミングも自然で、ライダーの意図を妨げません。
スズキ公式サイト - Vストローム1000の詳細スペック情報
Vストローム1000の大きな魅力は、長距離ツーリングに特化した豊富な装備です。標準装備のパニアケースステーに専用ケースを取り付けると、片側37L×2個で合計74Lの収納スペースを確保できます。これは2泊3日分の荷物を余裕で積載できる容量です。
シート高は850mmで、日本人の平均的な体格でも足つき性は良好です。座面は幅広く設計されており、長時間座っても疲れにくい形状になっています。実際のオーナーレビューでは、5時間以上の連続走行でも快適という声が多数見られます。
防風性能も高いです。
標準装備の大型スクリーンは、身長170cm程度のライダーなら胸元までしっかりカバーします。高速走行時の風圧を効果的に逃がすため、首や肩への負担が軽減されます。スクリーンは工具なしで高さ調整が可能で、体格や好みに合わせて4段階の調整ができます。
グリップヒーターとシートヒーターは上位グレードに標準装備されています。冬季ツーリングでの快適性を重視するなら、これらの装備があるモデルを選ぶと良いでしょう。気温5度以下の環境でも、厚手のグローブなしで快適に走行できます。
LED式のヘッドライトは視認性に優れ、夜間走行時の安全性を高めます。配光パターンも適切で、対向車への眩惑も少ないです。
Vストローム1000は2014年に日本で発売が開始され、その後複数回のマイナーチェンジを経ています。2017年モデルからはトラクションコントロールシステムが全グレードに標準装備となり、安全性が向上しました。
2020年モデル以降は、電子制御サスペンション「SHOWA EERA」を搭載したXTグレードが追加されています。このサスペンションは走行状況に応じて減衰力を自動調整し、より快適な乗り心地を実現します。価格は約20万円高くなりますが、頻繁にタンデムツーリングをする方には価値があります。
どのモデルも基本性能は高いです。
中古車市場では、2017年以前のモデルが60~80万円、2018年以降のモデルが80~110万円、2020年以降のXTグレードが120~140万円程度で取引されています。
新車価格は約130~160万円です。
年式選びで重要なのは、自分の使用目的とメンテナンス履歴の確認です。主に舗装路でのツーリングが中心なら、2017年モデル以降であれば十分な性能を持っています。中古車を検討する際は、定期点検記録簿を必ず確認しましょう。走行距離3万km以上の車両は、チェーンやブレーキパッドの消耗品交換時期が近い可能性があります。
購入前に試乗することをおすすめします。体格によってはシート高や車体の幅が合わない場合もあるため、実際にまたがって確認することが大切です。
大型バイクの維持費は気になるポイントですが、Vストローム1000は比較的抑えられます。
年間維持費の内訳を見ていきましょう。
まず自賠責保険は年間約7,000円、任意保険は年齢や等級によりますが年間3~8万円程度です。35歳以上で無事故歴が長い方なら、年間3万円台も可能です。
車検費用は2年ごとに必要で、基本料金は約4~6万円です。消耗品交換が必要な場合は追加で2~4万円かかります。タイヤ交換は走行距離1.5~2万kmごとに必要で、前後セットで約4~5万円です。ツーリングメインで年間1万km走行する場合、1.5~2年に1回の交換になります。
オイル交換は6,000kmまたは1年ごとに推奨されており、1回あたり約5,000~7,000円です。年間1万km走行する場合、年2回の交換で約1~1.4万円になります。
年間維持費は約20~30万円が目安です。
ガソリン代は走行距離と燃費によりますが、年間1万km走行で約7~8万円(ハイオク180円/L、燃費20km/L計算)となります。レギュラーガソリンでも問題なく走行できますが、メーカー推奨はハイオクです。
駐車場代は地域により大きく異なりますが、都市部では月額1~3万円、地方では5,000~1万円程度が相場です。これは年間6~36万円の差になるため、居住地による影響が大きいと言えます。
突発的な修理費用に備えて、年間5万円程度の予算を確保しておくと安心です。電装系のトラブルや転倒時の外装修理など、予期せぬ出費に対応できます。
Vストローム1000のオーナーが特に注意すべきメンテナンスポイントをご紹介します。
長く快適に乗り続けるための重要な情報です。
チェーンのメンテナンスは定期的に行いましょう。約500~1,000kmごとに清掃と注油が必要です。特にツーリング後や雨天走行後は、早めのメンテナンスが錆び防止につながります。チェーンの張り具合も重要で、適正な遊びは25~35mmです。
冷却水の点検は半年に1回が推奨されます。ラジエーターの液量が減っている場合、どこかから漏れている可能性があります。冷却水は2年または4万kmごとの交換が基本ですが、色が濁っていたら早めの交換が必要です。
バッテリーの寿命は約3~4年です。
冬季に長期間乗らない場合は、バッテリーを外して室内保管するか、トリクル充電器を使用すると寿命が延びます。バッテリー上がりを防ぐため、2週間に1回は30分以上走行することをおすすめします。
ブレーキフルードは2年ごとの交換が推奨されています。吸湿性が高く、古くなると沸点が下がりベーパーロック現象のリスクが高まります。山道での長時間の下り坂走行が多い方は、定期交換を守りましょう。
エアクリーナーの清掃は1万kmごとが目安ですが、未舗装路を走行する機会が多い場合は5,000kmごとの点検が望ましいです。エアクリーナーが詰まると燃費が悪化し、エンジン性能も低下します。
タイヤの空気圧は月1回チェックしましょう。適正空気圧は前輪250kPa、後輪290kPa(1人乗車時)です。空気圧が低いと燃費が悪化し、ハンドリングも不安定になります。ツーリング前には必ず確認することが大切です。
これらのメンテナンスを怠ると、思わぬトラブルや修理費用につながります。定期的な点検で、安全で快適なツーリングライフを楽しみましょう。

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